ピタヤとはドラゴンフルーツのこと?栄養やおいしい食べ方も紹介
ピタヤはドラゴンフルーツとも呼ばれる果物です。この記事では、ピタヤ・ドラゴンフルーツに含まれている栄養や、ピタヤのおいしい食べ方について紹介していきます。ハワイで人気のピタヤボウルやスムージー、そのほかのおすすめの食べ方についても詳しく説明します。
目次
南国生まれのピタヤは栄養満点のスーパーフード!
南国生まれのピタヤは、栄養満点のスーパーフードです。ハワイではピタヤが人気で、デザートのピタヤボウルを食べた経験がある方も多いです。
この記事では、南国生まれのピタヤの見た目や味・栄養・種類・おすすめの食べ方について詳しく説明します。
ピタヤはどんな果物なの?
ピタヤはメキシコ、または中南米の熱帯雨林が原産の食べ物です。ここからは、ピタヤがどんな果物なのか詳しく説明していきます。
見た目や味
ピタヤはサボテン科ヒモサボテン属の果実、つまりサボテンの実です。
ピタヤは成長していく過程でサボテンのような植物を支柱などにからませて、大きくなっていきます。その後、大きな美しい花が咲いて、サボテンの実・ピタヤがなるのです。
ピタヤの外観・見た目はトゲトゲしていて、よく龍の鱗のようだと例えられます。ピタヤを切って中身を見ると外観とはまったく違っていて白であったり赤いことが多いです。
日本で販売されているピタヤは中身が白いことが多いです。日本のスーパーでは1個400円〜600円で売られています。
また、味も派手な見た目とは想像できないほど淡白のため、ピタヤを食べても味がしないという人もいます。
ドラゴンフルーツとの違いは?
ピタヤとドラゴンフルーツとの違いですが、ピタヤはドラゴンフルーツ「そのもの」です。
ピタヤの別名がドラゴンフルーツになります。名前の由来は、ピタヤの外観・見た目が龍の鱗のようになっているからです。
ピタヤには女性に嬉しい栄養がたっぷり!
ここからはピタヤ・ドラゴンフルーツの栄養について詳しく説明していきます。
ピタヤには女性が摂取すべきおすすめの栄養や、女性に嬉しい栄養がたっぷり入っているので、ぜひチェックしてみてください。
①妊婦さんに欠かせない「葉酸」
ピタヤには、これから妊娠する女性や妊娠中の女性・妊婦さんに欠かせない「葉酸」がたっぷり含まれています。日本の厚生労働省も妊娠前の女性・妊娠中の女性は葉酸を摂取するようにとおすすめしています。
これから妊娠する女性や妊娠中の女性・妊婦さんがなぜ葉酸を取る必要があるのかというと、葉酸は母体の健康を守るだけでなく、胎児の発育に良い影響を与えると言われているからです。
それだけでなく、葉酸は胎児の先天的な障害を防止するとも言われています。そのため、妊娠中の女性の中には葉酸が含まれているピタヤを食べるようにしている方もいるのです。
他にも葉酸が含まれているフルーツはありますが、ピタヤはフルーツの中でも葉酸がトップクラスで多く含まれているので、葉酸をとりたい女性におすすめです。
②美肌に効果的な「ビタミンB群」
ピタヤには美肌に効果的なビタミンB群も豊富に含まれています。
ピタヤには100gあたり、およそビタミンB1が0.08mg、ビタミンB2が0.06mg、ビタミンB6が0.05mg含まれています。ビタミンB1は皮膚のかぶれを抑えてくれて、ビタミンB2は新陳代謝を促して、細胞を再生してくれるのです。
ビタミンB6は、食事から摂取したタンパク質からエネルギーを作ったり、筋肉や血液が作られるときに動き、皮膚や粘膜の健康維持に役立っています。こうしたビタミンB群を豊富に含むため、ピタヤは美肌に効果的と言われているのです。
③ダイエット効果も?「マグネシウム」
ピタヤにはマグネシウムも豊富に含まれていて、これは果物の中でトップクラスの量です。
マグネシウムは血液をサラサラにしてくれるため、マグネシウムを摂取すると糖分・脂質の代謝がスムーズになってダイエットにも効果があると言われています。
また、マグネシウムにはイライラを抑える効果もあります。イライラがなかなか抑えられない方はピタヤを食べるようにするとイライラする頻度が少なくなっていくことでしょう。
ピタヤの種類は全5種もある!それぞれの特徴は?
ピタヤは1種類ではなく、全部で5種類あります。ここからは5種類のピタヤについて詳しく紹介します。
①レッドピタヤ
レッドピタヤは、日本でよく販売されているホワイトピタヤによく似た見た目をしています。ただ、切ってみると中身の果肉は鮮やかな赤になっているため、レッドピタヤと言われています。
レッドピタヤの赤い果肉の色は、ベタシアニンという色素の色です。このベタシアニンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持っているため「ガンを抑制する」とも言われている成分です。
レッドピタヤは少し小ぶりな実が多く、食感はホワイトピタヤとほぼ同じになります。
②ホワイトピタヤ
ホワイトピタヤは、ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の中で最もメジャーな種類で、日本でも一番店頭に置かれているピタヤです。
ホワイトピタヤは外観の見た目は赤く、切ってみると中身は白いです。
果肉には白く、黒い種が無数に散らばっています。味はあまりしないですが、小さな種はそのまま食べることができるため、食感はキウイに似ています。
③ゴールデンピタヤ
ゴールデンピタヤは、外観の見た目は黄色でレッドピタヤやホワイトピタヤと同じ形をしています。
実を切ってみると、中身はホワイトピタヤのように白くて黒い種が無数に散らばっています。
果肉の見た目のように、味もホワイトピタヤのように淡白であっさりとしていて、とても食べやすいです。
④イエローピタヤ
イエローピタヤは、これまでに紹介してきたピタヤとは異なる見た目をしています。一番見た目がゴツゴツしていて、ホワイトピタヤしか見慣れていない方は、一見ピタヤと分からないでしょう。
イエローピタヤの外見の見た目は、ゴールデンピタヤと同じ色・黄色です。イエローピタヤの皮にはトゲが生えているので、触ることがあれば注意してください。
イエローピタヤの味は、5種類のピタヤの中で一番甘みが強いです。そのため、淡白なものではなく味のあるピタヤを食べたいという方に人気です。
⑤ピンクピタヤ
ピンクピタヤは、レッドピタヤとホワイトピタヤの中間のようなピタヤです。
ピンクピタヤの外見はレッドピタヤ・ホワイトピタヤのようになっていますが、切って中身を見ると果肉はピンクになっています。
そのため、デザートの飾りとして使われることも多いです。沖縄ではピンクピタヤの「ちゅらみやび」が栽培され販売されていますが、ホワイトピタヤの淡白ノア味ではなく味はとても濃いです。
美味しいピタヤの特徴・選び方を解説!
1個400円から600円もするピタヤを買うのであれば、美味しいピタヤを選びたい・買いたいと思うものです。美味しいピタヤを選びたいのであれば、お店に置いてあるピタヤの中で大きいものを選びましょう。
大きいピタヤのなかで手に持った時にズシリと重みを感じるものが美味しいピタヤです。またピタヤはバナナなどと違って追熟しない果物なので、新鮮なものを選ぶようにしましょう。
ピタヤの特徴である、ドラゴンの鱗のような皮に張りがあってしなびていないものが、美味しいピタヤの特徴です。
ピタヤの保存方法を解説!
ピタヤは先ほども言ったように、バナナのように追熟しないのとあまり日持ちするものではないので、買ったら早めに食べるようにしてください。
乾燥してくるとピタヤは美味しくなくなってしまうので、袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくと良いです。
ピタヤの正しい切り方を解説!
ここからは、ピタヤの正しい切り方を解説していきます。
まず、ピタヤを縦に半分に切ります。半分に切ったら、またピタヤを縦に半分に切ります。
4つにピタヤを切ったら、ピタヤの皮の部分と実を剥がしていきます。ゆっくりと剥がしていくと綺麗に皮が剥がれます。
ピタヤのおすすめの食べ方5選!
ここからはピタヤのおすすめの食べ方を5つ紹介していきます。ピタヤというとピタヤボウルが思い浮かぶ方が多いですが、他にも色々な食べ方があります。
栄養豊富なピタヤを食べたいという方は、ぜひ5つの食べ方を参考にしてください。
①ピタヤボウル
ピタヤボウルはハワイでデザートとして食べられることも多いです。
ピタヤボウルはアサイーボウルの次の流行るものとしてNHK「あさイチ」で紹介されたこともあり、ピンクピタヤを使ったピタヤボウルはフォトジェニックのため、インスタ映えすると話題になったこともありました。
ハワイではピタヤボウルを食べることのできるお店も多く、多くの人がピタヤボウルを食べています。
②ピタヤスムージー
ピタヤスムージーはピタヤを手軽に食べたい方におすすめの食べ方です。ピタヤスムージーの作り方は簡単で、まずピタヤの実をミキサーにかけてドロドロにします。そこに牛乳を入れます。
牛乳の量はピタヤが1に対して、2です。お好みでオリゴ糖を足しましょう。使用したピタヤの元々の甘さがどれくらいにもよりますが、大さじ1〜2をたしてみて味を確認して足りないと思ったらオリゴ糖を追加しましょう。
これだけでピタヤスムージーは完成です。ぜひピタヤスムージーを飲んでみてください。
③ピタヤかき氷
ピタヤをいろいろな食べ方で食べたい方には、ピタヤかき氷もおすすめです。NHK「あさイチ」では、かき氷研究所のピタヤかき氷が紹介されたことがあります。
かき氷研究所のピタヤかき氷は、ピタヤとヨーグルトを合わせたピタヤヨーグルトシロップとピタヤ以外のマンゴーなどのフルーツを合わせたかき氷となっていました。
ぜひ、かき氷研究所のピタヤかき氷を食べてみてください。沖縄でもピタヤのかき氷がよく販売されているので、見つけたら食べてみてください。
④ピタヤジャム
ピタヤをジャムにして食べるピタヤジャムもおすすめの食べ方です。ピタヤジャムを作る方法を説明していきます。皮を剥いたピタヤ1個分の果肉を用意します。ピタヤの果肉はザク切りにしましょう。
さらには、レモン汁を1/2個分、はちみつを大さじ3、グラニュー糖を50g、ラム酒を大さじ1用意します。あとは、これらの材料を鍋に入れて15分ほど煮詰めるだけです。煮詰めているとアクが出てくるので、出てきたアクは取りましょう。
使用するピタヤは5種類のうちどれでもいいですが、レッドピタヤやピンクピタヤだと色味がとても綺麗になります。ピタヤジャムはクセもなくレモン風味で、ピタヤの種のプチプチ食感を楽しむことができます。
⑤ピタヤジュース
ピタヤジュースも、ピタヤを手軽に食べたい方におすすめの食べ方です。
ピタヤジュースの作り方を説明していきます。用意するものはピタヤ(ドラゴンフルーツ)100g、牛乳100cc、ヨーグルト100g、はちみつが大さじ1です。
この食材をすべてミキサーにかけたら完成です。ピタヤジュースもピンクピタヤやレッドピタヤを使用すると、色味がとても綺麗です。
女性に嬉しい栄養たっぷりのピタヤを食べて綺麗になろう!
ピタヤの栄養や種類・食べ方について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
ピタヤはサボテンの実で、見た目がトゲトゲしていて龍の鱗のようになっているので、ドラゴンフルーツと呼ばれることもあります。日本ではドラゴンフルーツという名称の方が馴染み深いです。
ピタヤは5種類あります。ホワイトピタヤ・レッドピタヤ・ゴールドピタヤ・イエローピタヤ・ピンクピタヤですが、イエロピタヤの見た目が一番ゴツゴツしていて皮の部分にトゲがあります。
ピタヤのおすすめの食べ方は、ピタヤボウル・ピタヤかき氷・ピタヤスムージー・ピタヤジャム・ピタヤジュースです。ハワイではピタヤボウルを食べることのできるお店が多くあり、ピタヤボウルは人気の食べ方です。
ピタヤには女性の嬉しい栄養がたっぷり含まれていて、ダイエット効果のあるマグネシウム、妊娠前の女性や妊婦さんに必要な葉酸、美肌に効果的なビタミンB群の含有率が果物の中でトップクラスとなっています。
ピタヤは、日本では1個400円から600円で販売されています。
決して安いものではないし絶対に美味しいピタヤを買いたい・選びたいという方は、お店に置いてあるピタヤの中で大きいピタヤを選んで、持った時にズシリと重みを感じるピタヤを選んで購入してください。
ピタヤは、あまり日持ちがしないので購入後は早めに食べてください。ぜひ、ピタヤを食べて栄養をたくさん摂取してください。