関西ツーリングおすすめスポット！日帰りで行ける穴場や道の駅も紹介

京都や奈良といった歴史を感じる街並み、琵琶湖や六甲山など自然豊かな景勝地、大阪市内や神戸市内のような大都会に、瀬戸内海や南紀白浜などのきれいな海と、関西には面白い、楽しいツーリングスポットが満載です。

今度の休みにすぐに出かけられる日帰りスポットから、あまり知られていない穴場スポットまで、おすすめのツーリングスポットを紹介していきましょう。

まずはツーリング初心者の方におすすめの人気ツーリングスポットを4か所ご紹介。もちろんツーリング上級者でも十分に楽しめるスポットです。

奈良県吉野山といえばなんといっても関西きっての桜の名所。かの豊臣秀吉も愛した桜を見にツーリングというのも乙なものです。ただし、桜のシーズンは観光客が多く、しかも交通規制もかかることからツーリングには不向き。

桜のシーズンを避けるとこの周辺は一気に穴場スポットに。吉野川から吉野山に向かって、神社仏閣などを見学しながらのツーリングもオススメです。

京都府と滋賀県の県境、大津市から北上し、比叡山頂に向かうのが比叡山ドライブウェイです。比叡山ドライブウェイのおすすめポイントは、何といってもアクセスの良さ。大阪市内からでも約1時間、京都駅あたりからなら約30分で着く近さが魅力です。

比叡山に向かういわゆる峠道ではありますが、コーナーも勾配もさほど急ではないため、初心者でも安心してツーリングを楽しむことができます。

展望台からの夜景も人気ですので、関西に住んでいる方であれば、一度は行っていただきたいツーリングスポットになります。

京都市北西部、京都市内から山間を抜けて日本海へ至る国道162号線。ここが周山街道になります。周山街道もあまり起伏や勾配はなく、信号が少ないことから非常に走りやすい人気のツーリングスポットになっています。

美山周辺にはかやぶき屋根の集落が残っており、絶好のフォトスポット。疾走感を味わいたい方におすすめのツーリングスポットといえるでしょう。

国道371号線、奈良県高野町の奥の院交差点から、奈良県田辺市龍神村の龍神温泉に至る道が高野龍神スカイラインです。適度な勾配やコーナリングが続く峠道で、バイクツーリングを満喫するには最高のスポットといえるでしょう。

龍神温泉は筋肉痛などにも効能がある温泉ですので、日帰り温泉ツーリングを楽しみたい人にも人気のコース。関西に住んで、バイクに乗っている以上、一度は走っておきたいスポットです。ちなみに冬季は路面凍結のため閉鎖となりますのでお気を付けください。

大人数でのツーリングも楽しいですが、一人で自由気ままに走るツーリングこそがバイクツーリングの楽しみ方かもしれません。そんなソロツーリングにおすすめのスポットを4つ続けてご紹介しましょう。

奈良県大和高田市にある高田千本桜も、吉野山同様に桜の名所として有名です。高田川沿いに桜並木が植えられており、桜のシーズンは走っているだけで非常に気持ちのいいツーリングスポットになります。

高田千本桜は、バイクで走れば、恐らく5～10分ほどで通過してしまう短いスポット。そこで桜のシーズンにオススメのコースとしては、高田千本桜を北から南下します。近鉄南大阪線の踏切を越えたら左斜め前方へ（県道132号線）。

突き当りの国道166号線を右折し、道なりに進むと国道168号線となりますのでそのまま南下。五条市の「三在」交差点を左折して、川沿いをまっすぐいけば吉野山のふもとに着きます。つまり、簡単な道順で2つの桜の名所を回るツーリングが可能ですのでおすすめです。

ここまで峠道や桜の名所などを中心に紹介してきましたが、関西にも当然ですが海があります。ツーリングということであればおすすめは明石海峡大橋を越えて淡路島へ至るルートでしょう。

明石海峡大橋のような、海上の長い橋は、車よりバイクで渡るのがおすすめ。海風を感じたり、海のニオイを感じたりしながらゆっくりと渡ると非常に気持ちいいルートになります。

明石海峡大橋で淡路島に着くと、いきなり道の駅「あわじ」がありますので、おいしい魚料理などを堪能してもいいでしょう。

兵庫県のツーリングスポットといえばやはり六甲山でしょう。六甲山には様々な峠道があり、それぞれ特徴的な道路ですので、どこを走ってもツーリングを楽しむことができる人気のスポットになります。

六甲山方面で注意したいのは、バイク通行禁止の道路や、土日祝日のみバイク通行禁止の道路が複数存在すること。一例を挙げると、裏六甲ドライブウェイはバイク土日通行禁止、再度山ドライブウェイはバイク終日通行禁止ですのでご注意ください。

滋賀県民がバイクを購入すると、「とりあえず琵琶湖一周」がお決まりのコースともいわれています。琵琶湖全体を一周すると6～8時間ほど、琵琶湖大橋より北側の北湖のみを一周するのであれば約5時間程度で回れるでしょう。

琵琶湖一周のお楽しみといえば、景色を楽しむのはもちろんですが、琵琶湖周辺に10軒以上ある道の駅めぐり。ちょっと休憩や食事など、休みたい時にすぐに道の駅が見つかるので、ソロでも楽しいツーリングが可能です。

関西に住んでいても、ちょっと調べないと分からないような穴場のツーリングスポットを紹介しましょう。ソロで気ままに行ってみるのもよし、仲間とワイワイ行くのもよしのツーリングスポットばかりです。

京都府の最北端、丹後半島にある石造りの灯台になります。この灯台をツーリングスポットとして紹介するのは、大阪市内から行っても、京都市内から行っても、神戸市内から行っても山を越えて行くことになるからです。

バイクツーリングの醍醐味は、ワインディングのある峠道や、海風が気持ちいい海岸線を走ること。つまり経ヶ岬灯台を目指すと、その両方を楽しめるということになります。これが穴場スポットの所以です。

ちなみに京都市中心部から約2時間、大阪市中心部から約2時間30分、神戸市中心部から約3時間で行けますので、関西の都市部から日帰りでも十分楽しめる距離といえるでしょう。

大阪府と京都府、奈良県の県境が集中している交野市にある星のブランコ。ブランコといっていますが、公園にあるブランコではなく、大きな吊り橋のことになります。「府民の森　ほしだ園地」にある大きな吊り橋で、大阪府内でありながら広大な自然を感じられる観光スポットです。

ここは2府1県の境ということもあり、関西地方の各方面から行きやすいというのがポイント。特に京都方面、奈良方面から向かうと、国道とはいえある程度ワインディングのある道路を通りますので、ツーリングとしても楽しむことができます。

ツーリングとハイキングを同時に楽しめる、穴場日帰りスポットと覚えておいてください。

関西に住んでいる以上、一度は見ておきたいのが滋賀県マキノ高原のメタセコイア並木でしょう。春はまぶしい新緑、夏は暑さを凌げるほどの深緑、秋には美しい紅葉を楽しみながらツーリングをすることができます。

位置的に琵琶湖の北西側にあり、琵琶湖からも遠くないことから、琵琶湖一周ツーリングの際に寄り道するのもいいでしょう。

日本全国に数か所あるメタセコイア並木の中でも屈指の人気を誇る並木道だけに、ツーリングの穴場として紹介できるのも今だけかもしれません。

バイクツーリングの楽しみのひとつとして挙げられるのが、地元の食材や名産品を楽しむこと。バイクの運転で疲れたら、ちょっと休憩できるのが道の駅です。関西にある道の駅から、特にバイク乗りに人気の道の駅をご紹介しましょう。

序盤に紹介した周山街道に繋がる道の駅が「美山ふれあい広場」です。周山街道やかやぶき屋根の並ぶ街道が、ツーリングコースとして人気スポットのため、この道の駅にも多くのバイク乗りが集まっています。

おすすめは「美山のめぐみ牛乳工房」で楽しめるソフトクリームやジェラード。特に暑い時期には行列ができるほどの人気ですので、ぜひ一度味わってみてください。

兵庫県の瀬戸内海沿いを通る国道250号線（はりまシーサイドロード）は、バイク乗りやサイクリストに人気のツーリングロードになっています。この250号線沿いにあるのが「道の駅みつ」。海沿いだけに海鮮が評判の道の駅です。

海岸沿いの道の駅らしく、水遊びのできる海岸に隣接しており、ゆっくり遊ぶこともできることで人気。ツーリングの途中で休憩する穴場的なスポットといっていいでしょう。

兵庫県の舞子から明石海峡大橋を渡ると着く淡路島。淡路島自体バイクツーリングに最適なワインディングロードが多く、ツーリングスポットとして人気です。そんな淡路島の入り口、明石海峡大橋を渡ってすぐのところにある道の駅が「あわじ」です。

淡路島の道の駅らしく新鮮な海鮮を使った料理が人気ですが、あえておすすめしたいのが「淡路牛バーガー」。淡路牛を使用したハンバーガーで、特にオニオンフライが一緒に挟まれているハンバーガーが人気です。

紀伊半島のほぼ中心部にあるのが道の駅「十津川郷」。奈良県の最南端にある「十津川村」は、その面積が日本最大（北方領土を除く）の村として有名です。この道の駅十津川郷はそんな十津川村のほぼ中央部にあります。

道の駅十津川郷に行くには、和歌山方面から行っても、三重方面から行っても、大阪方面から向かっても山を越える必要があり、ツーリングコースとしても穴場のスポットになっています。おすすめグルメは「そば」。きれいな水で打ったそばは香りが高く、人気の逸品です。

和歌山市内、大阪市内から3～4時間yリ度はかかる距離ですので、あまりツーリングに慣れていない方は無理に日帰りにせず、十津川温泉でイ泊するくらいのイメージの方がいいかもしれません。

いわゆる小型自動二輪と呼ばれる50cc超125cc以下のバイク。このサイズのバイクでツーリングは可能でしょうか？　もちろん可能は可能なのですが、いろいろと気を付けないといけないことがあります。

まず小型自動二輪は高速道路に乗れません。高速道路を走行できるのは125ccを超える排気量のバイクから。125ccでは乗れないということになります。また、高速道路だけではなく、一部バイパスなども通行できない道があるので注意。

通行禁止の標識に「自二輪（125cc以下）」などという但し書きがある道路は通行できません。

125ccのバイクでツーリングに行く場合は、通れる道をあらかじめチェックしておく必要があります。もちろん125cc未満のバイクはさらに道路が限定されますのでご注意ください。

関西地方はその土地柄ツーリングに向いている地域といえるかもしれません。まず関東のような広大な平野がないこと。広大な平野がないということは、山間部までの距離が近いことを意味します。

さらに日本海、太平洋、瀬戸内海など、海沿いの道に加え、滋賀県には日本一の湖・琵琶湖があります。そのため水辺のツーリングコースも多く、その日の気分やその人の好みに合わせて、様々なルートが選べるメリットがあります。

関西地方では比較的どこを走ってもツーリングを楽しめる道が多いので、自分だけの穴場スポットを探すのも面白いかもしれません。ここで紹介しきれなかった穴場を、自分の愛車で見つけてみるのもおすすめです。

ツーリングは楽しいのと同時に、体力も必要となります。疲れた状態でのバイクの運転は非常に危険ですので、違和感を感じたら速やかに休憩をしましょう。そんな時に役立つのが道の駅。

コンビニでの休憩にやや味気無さを感じるという方は、近隣の道の駅を調べて訪れてみてください。その地の特産品などを味わえる楽しい駅がたくさんあるはずです。