アフリカを観光しよう！おすすめの観光地や有名スポットを紹介

公式には54の国から成り、12億人を超える人々が暮らすアフリカ大陸。今なお手つかずの自然が残るアフリカ大陸は、野生動物の楽園であり、人類発祥の神秘の地でもあります。

そんなアフリカ大陸には、ほかの先進諸国やリゾート地にはない魅力が満載。アフリカでしか味わえない感動が、たくさんあります。アフリカ観光で、ぜひ訪れてほしいおすすめのスポットを厳選してご紹介します。

せっかくのアフリカ観光で、ここを見逃したらきっと後悔する有名スポットばかりですので、アフリカ観光を計画する際にはぜひ参考にしてください。

アフリカ大陸の北西部に位置し、ジブラルタル海峡を挟んですぐ目の前にスペインが控えるモロッコ。スペインやフランスの支配を受けた過去の歴史から、今でもその影響が色濃く残っています。

モロッコは、異国情緒あふれる貿易都市、世界遺産にも登録されている古い街並みや建造物、美しい自然など、見どころ満載の魅力的な国で、観光国家としても、近年めざましい成長を遂げています。

街中が涼やかなブルーに染め上げられた「シャウエン」。SNSで有名になるまでは、観光客が訪れることなどほとんどなく、ガイドブックやインターネットのサイトにも載っていませんでしたが、今ではフォトジェニックな街として、モロッコ随一の人気の観光スポットになっています。

「シャウエン（Chefchaouen）」は、山間にある小さな街なので鉄道が通っておらず、アクセスはよくありませんが、神秘的な青い街並みは、息をのむほど美しく、一度は訪れる価値があります。

世界遺産にも登録されている旧市街地の「フェズ」。複雑な街並みは、かつて王都があったころの名残で、外敵の侵入を防ぐために迷路のように入り組んでいます。

伝統産業である皮をなめして染色する「タンネリ」の工房がいたるところにあり、街中に漂う染料の匂いに、ふと、古の時代へ迷い込んだような錯覚に陥ります。

モロッコでは、古い邸宅を改装した「リヤド」という宿泊施設が有名で人気がありますが、「フェズ」にも有名な「リヤド」がいくつもあり、観光客の人気を博しています。

モロッコでおすすめの観光地は、まだまだたくさんありますが、とりあえず最後に、アフリカ大陸の10の国々、西サハラを含めると11国にまたがる有名な「サハラ砂漠」をご紹介します。

アフリカ大陸のおよ3分の1を占める「サハラ砂漠」は、地球上でもっとも広大な砂漠で、その面積は、アメリカ合衆国に匹敵するほどです。モロッコにおいては、国土の60％を占めるます。

「サハラ砂漠ツアー」はいくつもありますが、モロッコで人気があるのは、ラクダに乗って日の出を見に行くツアーです。往復1時間、ラクダに乗っての観光を堪能できるのはモロッコだけです。

アフリカ大陸最南端に位置する南アフリカ共和国。独特の生態系を持った自然あふれる国です。虹の国（Rainbow Nation）とも称される南アフリカ共和国は、ダイナミックな景観が楽しめる有名なスポットがたくさんあります。

南アフリカ共和国の立法府がある首都ケープタウンのシンボル、「テーブルマウンテン」は、山頂がテーブルのように平らになった標高約1086mの山です。360℃の大パノラマを楽しめる、回転式のケーブルカーで山頂まで登ることができます。

山頂からの絶景が有名で観光客に人気ですが、ケープ州特有の植物を観察しつつのトレッキングもおすすめです。

世界有数のダイヤモンドの産出国として有名な南アフリカ共和国。南アフリカ共和国のダイヤモンドの歴史がわかる博物館「ザ・ビッグ・ホール」は、数ある南アフリカの共和国の人気観光スポットの中でも、とくにおすすめの場所です。

博物館の最大の目玉が、人間の手によって掘られた穴としては世界最大のダイヤモンド採掘跡「ビッグ・ホール」。深さは393m、周囲は1.6kmにも及ぶ大きさは、気が遠くなるほどです。

絶滅の危機に瀕しているアフリカペンギンを間近で見ることができる「ボルダーズビーチ」は、ケープタウンからのアクセスもよく、人気の観光地です。まだあまり知られてはいませんが、海岸線を少し歩けば、ペンギンがよく歩いている、こぢんまりとしたビーチに出ることができます。

「ナマクワランド」は、南アフリカ共和国の北ケープ州に位置する半砂漠帯に広がる一帯です。普段は砂と岩に覆われた荒涼とした地域ですが、8月の中旬から10月（現地の春）にかけてのわずかな期間だけ、4000種類ともいわれる花々が咲き乱れ、一面に色鮮やかな花の絨毯が広がります。

まったくの自然によって生まれる花畑は、まさに「奇跡の花園」、「神々の花園」の名にふさわしい神々しさで、訪れる人を魅了します。

アフリカ大陸の北東の端にあるエジプトは、古代文明発祥の地の一つ。もちろんエジプトにも、エジプトならではの有名な観光スポットがたくさんあります。

エジプトに行ったなら、絶対に見過ごせないのがピラミッド。むしろ、ピラミッドを見るためにエジプトに行くといってもいいくらい、目玉の観光スポットです。

とくにギザ砂漠にある「クフ王のピラミッド」、「カフラー王のピラミッド」、「メンカウラー王のピラミッド」は、ギザの三大ピラミッドと呼ばれ、スフィンクスと合わせてエジプトのシンボルになっています。

古代文明の遺跡がたくさん残るエジプトは、遺跡巡りだけでも何日もかかるほどですが、エジプトの首都にしてアフリカ大陸最大の都市「カイロ」も、見逃せないおすすめの観光スポットです。

ピラミッド観光の拠点にもなるカイロには、エジプトの秘宝が展示された「エジプト考古学博物館」もあり、歴史好き、考古学ファンには垂涎の的です。

ナミビア共和国は、アフリカ大陸の南西部に位置します。ドイツや一部イギリスの植民地とされ、第一次大戦後は南アフリカ連邦の支配下にありましたが、1990年に独立を果たしました。

観光地としてはまだそれほど有名ではありませんが、野生動物が多く生息する自然豊かなナミビアは、アフリカ観光でぜひ訪れてほしいおすすめの国です。

世界遺産に登録されている「ナミブ砂漠」は、西は大西洋沿岸、北はアンゴラとの国境に達し、南は南アフリカの北端にまで広がる海岸砂漠です。世界最古の砂漠は絶景の宝庫。

遮るものが何もない空と、照りつける太陽、どこまでも続く砂漠が織りなす、予測不可能な大自然のパノラマを心ゆくまで堪能できます。中でも目玉は高さ300mもの大砂丘が群れをなすソサスブレイは必見です。

ソサスブレイと並んでナミブ砂漠観光の人気スポットとなっているのが、「デッドフレイ」です。見渡す限りの砂漠に、黒く立ち枯れた木が延々と続く光景は、死の沼地の名に相応しく、ぞっとするほどの美しさを湛えています。

アフリカ観光でおすすめの国、最後にご紹介するのは、アフリカ大陸の南東、沖へ約400kmのところにある、西インド洋上に浮かぶマダガスカル島と周辺の島々からなる島国マダガスカル共和国。

そして、雄大で壮麗な風景と多様な野生生物で知られる、アフリカ南部に位置する内陸国ジンバブエ共和国です。壮大な自然に恵まれたアフリカ大陸の中でも屈指の豊かな自然環境に恵まれた両国は、一度は見ておきたい地球の神秘の宝庫です。

マダガスカル島にある「アシタベ・マンタディア国立公園（Andasibe-Mantadia National Park）」は、マダガスカル島でしか目にすることができない固有種の動植物をすぐそばで見ることができるおすすめのスポット。野生動物の命の営みを肌で感じられます。

ザンビアとジンバブエの国境に位置する「ヴィクトリアの滝」は、ナイアガラの滝、イグアスの滝と並んで「世界三大瀑布」に数えられています。現地では、古くからの言葉で「雷鳴轟く水煙」という意味の「モシ・オ・トゥニャ」とも呼ばれ、三大瀑布の中でも圧倒的な水量を誇ります。

豊かな水量が生み出す周囲の深い森林には多くの動植物が生息し、独特の生態系を形成しています。

自然の迫力と活気に満ちたアフリカ大陸は、国によって、地域によってさまざまな顔を持ち、訪れるものを圧倒します。アフリカ大陸踏破は無理かもしれませんが、1か国だけでも十分に訪れる価値があります。

科学文明や時間に追われる生活に疲れたら、雄大なアフリカ大陸を旅してみませんか？きっと新しい自分に出会えるはずです。