相島は福岡の猫島で有名！観光スポットやアクセス方法を紹介

猫島はたくさんありますが、相島は福岡から簡単に訪れることができる、猫たちが自由に生活している猫島です。今回は、猫島として多くの観光客が訪れる相島のおすすめスポットやアクセス方法をご紹介します。

相島は福岡から船ですぐに訪れることができる、たくさんの猫たちが暮らす猫島です。交通アクセスも良いので、気軽に日帰りで相島に行くことが可能です。猫に癒されたいと思ったら、すぐに出かけて猫たちと触れ合える相島には、たくさんの魅力がつまっています。

相島には、小学校や中学校もあり、現在約270人の島民が暮らしている島です。実際にフェリーで相島に渡る船は、観光客と島民でいっぱいになることもあります。また、相島は猫だけでなく、釣り客にも人気となっている島です。 

相島は猫島スポットとして有名になっていますが、小さな島の中に約150~200匹の猫がいるといわれています。船を降りると、猫たちがお出迎えしてくれるので、すぐに猫たちと仲良くなることができる島です。 

猫を探すことなく、猫たちの方からすり寄ってくるので、猫好きにはたまらない猫島です。島の中を歩いていると、後からてくてくと散歩についてくる猫や、道の側溝に隠れてじっと見ている猫など、色々な性格の猫たちと触れ合うことができます。

島というと遠いイメージがありますが、相島は福岡の博多駅から簡単に赴くことができる猫島です。JR博多駅からは、普通電車や快速でJR福工大前駅に行きましょう。約15分から20分でJR福工大前駅に着くことができます。

また、JR福工大前駅以外にも、JR新宮中央、そして西鉄新宮からも、コミュニティーバスがでています。船の時間に合わせて発着してくれるので、時間のロスがなく移動できます。約15分から20分で相島フェリー乗り場前まで連れていってくれます。料金は100円というところも魅力的です。

相島のフェリー乗り場には、車でアクセスすることも可能です。フェリーターミナルの海沿いの広い敷地が駐車場になっているので、そこに車を停めて相島に渡ることができます。

かなり広い駐車場ですが、船の発着時間近くになると駐車場が混雑します。時間に余裕を持って駐車場に向かいましょう。駐車場は、30分無料、そして12時間まで300円、24時間以内は500円となっています。

相島フェリー乗り場からは、フェリーで約20分で相島に到着します。船の一階は座席の部屋となっていて、たくさんの座席が用意されているので、座ってテレビを見ながら20分の船旅を楽しむことができます。

また、フェリーの2階デッキにのぼると、潮風を感じることができる、吹き抜けの座席が用意されています。心地よい潮風を感じながら、相島の猫島に思いをはせることができます。このフェリーは往復券がありません。片道460円となっています。

相島までのフェリーは、生活物資を運ぶことを優先としています。そのため、場合によっては一般荷貨物が断られることがあります。釣りなどで大きな荷物を持ち込む際には、余裕を持ってフェリー乗り場に到着するようにしましょう。

また、悪天候になると、フェリーが欠航になることもあります。島民の足としてのフェリーですが、命に係わるような天候の際にはやむをえない決断だと言えます。加えて、ゴールデンウィークなどにさしかかると、船の定員オーバーにより乗船できないこともあります。早めに切符を購入しましょう。

また、フェリーの時間帯が季節によって異なることがあります。フェリーは4月から9月は一般的に一日6往復で、10月から3月が一日5往復しかありません。フェリーの時間を前もって調べておかないと、フェリー乗り場でかなり待つことになります。事前に調べてから出かけましょう。

歩いて回ると約2時間という小さな相島ですが、楽しみ方はそれぞれ人によって違ってきます。相島でおすすめの楽しみ方をご紹介します。

相島の楽しみ方で一番の人気は、何と言っても猫と触れ合うことでしょう。船を降りたら出迎えてくれる猫たちや、あちらこちらでのんびりと時間を過ごしている猫たちをじっくりと観察できますし、なでてあげることも可能です。

ただし、猫には縄張りがあるので、猫を移動させることがないように、観光マップなどで注意されています。また、猫の生態を壊す恐れもあるので、エサやりは禁止です。遠くから猫たちを観察したり、近寄ってきた猫を撫でたりして、猫たちを怖がらせることなく触れ合うことができます。

かわいい猫を見つけたら、写真を撮って思い出に残すことができます。猫が自由きままに寝転がっていたり、散歩をしてる様子を写真に収めて、後からじっくりと猫たちのかわいらしい仕草を見ることも可能だからです。

相島には猫のボスである「コムギ」がいます。このコムギは茶色の猫で、周りの猫よりちょっとだけ体が大きめです。コムギを探してまわるのもいいかもしれません。島の人に尋ねると、コムギの場所を知っていることもあります。

相島は漁業の島なので、釣り客も大勢やってきます。特に、港の外側に浮かぶ、浮き波戸では、たくさんの魚が釣れるので人気のスポットとなっています。自分の釣り竿や釣り道具を片手に、多くの人が訪れる有名な島なので、釣り体験がしたい人にもおすすめの島となっています。

島を散策して回るのも、相島の楽しみ方のひとつです。相島のレンタサイクルがあるので、船を下りたらまずそこに向かいましょう。相島観光案内所は、船を下りて左側にすぐみえるので、そこに行くとレンタサイクルの手続きができます。利用申請用紙が渡されるので、住所や氏名、そして電話番号を書くだけでOKです。

レンタサイクルの利用は次のようになっています。電動自転車は2時間1,000円、延長1時間につき1,000円プラス。そして普通の自転車は2時間500円、延長1時間につき500円プラスとなっています。

貸し出し時間は3月~10月は、10:00~17:00、そして11月~2月は10:00~16:30となっています。観光案内所でレンタサイクルの利用方法を詳しく知ることができます。

手続きが済んだら、早速レンタサイクルに乗って出かけましょう。少しのアップダウンはありますが、気持ちよく島を回ることができます。夏の日差しの強い日は、帽子やサングラス、そして水分補給を忘れないようにしましょう。

フェリー乗り場付近には、自動販売機があるので、そこで余分に水分をゲットしてから出かけることをおすすめします。途中には自動販売機がない観光名所もあります。

歩いて島を観光するにしても、自転車で回るにしても、相島で見ておきたい観光スポットは同じです。ぜひ相島に来たなら、見ておきたい観光スポットをご紹介します。

フェリーからも見ることができる「鼻栗瀬」は、ぜひ見ておきたい観光名所です。中央にぽっかりと穴があいた岩は、島からもはっきりと見ることができます。

鼻栗瀬、通称めがね岩までは、自転車でアップダウンのある道を走ることになりますが、同時に絶景が見られるスポットなので行く価値があります。県指定文化財に指定されている、高さ20m、周囲100mの岩なので、すぐに見つけることができます。

相島の中でも、不思議な古墳として知られる「相島積石塚群」も、見ごたえのある観光スポットです。島の東北に位置する場所にある国定史跡で、4世紀から7世紀につくられたものとされています。

全国的にも珍しい、石を積み合わせてつくった古墳なので、ぜひ見ておきましょう。また、この相島積石塚群あｈ、壊れやすいものなので、怪我がないように注意しながら見てください。

相島の滝段は、断崖絶壁になっている場所です。崖の上にたつと、一面の海を見ることができ、地球の大きさを知ることができるという人もたくさんいます。また、途中からは、湧き水が流れている滝のような場所も見ることができます。

湧き水は、2段、3段と流れていることから、滝段という名前が付けられたようです。実際に滝段を見れば、その美しさを知ることができるでしょう。この滝段は島の観光名所として知られていますが、断崖絶壁の滝段は足元が悪いので、観光の際には注意が必要です。

漁業の島である相島には、美味しい新鮮な魚料理がたくさんあります。相島を訪れたのであれば、ぜひ味わってほしいグルメを2選ご紹介します。

「島の駅あいのしま」の1階にある食堂で、島民の人もご用達になっています。とれたての新鮮な魚料理が自慢料理となっていて、お昼の時間帯にはいつも大勢のお客や島民の人達で賑わっています。

人気メニューは、やはり「刺身定食」です。季節によって刺身の内容は変わりますが、新鮮さはお墨付きです。また、魚のすり身が入った「ラブコロッケ」も見逃せません。この「ラブコロッケ」は、島の形がハートをひっくり返した形に近いことから、名前が付けられたそうです。

ユニークな店名の「さかなのしっぽ」も、相島で新鮮なお寿司がいただけるお店として人気です。ボリュームたっぷりの海鮮丼や、新鮮なお寿司をほおばれば、相島に来てよかったと思える思い出のひとつになることでしょう。

店内は落ち着いた空間になっていて、座席数は14席となっています。14:00にはしまってしまうお店なので、お昼時間の早い時間がねらい目です。午前中の内に島に渡った人だけの特権ともいえるお店です。

福岡県の相島の魅力をご紹介しました。福岡県の都心から簡単に行ける、アクセスのよい島なので、猫に癒されたいと思った時にすぐに出かけることができます。また、美味しいグルメもあるので、出かけた際にはぜひいただいてみましょう。

島民の人が実際に住んでいる島なので、島民の人へのマナーを重視しながらも、気ままに過ごす猫たちを観察できます。