アメリカ村の最寄り駅は？大阪駅からアクセス･電車の行き方も紹介

連日多くの若者や外国人で賑わうアメリカ村。西の若者カルチャーの発信地としても知られるアメリカ村。名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「大阪に行ったらアメリカ村に行ってみたい」と考えている人も多いはず。

でも、当然ながら、大阪に「アメリカ村」という地名や番地はありません。では、アメリカ村へはどうやって行けばいいのでしょうか。

大阪にはJR、私鉄、地下鉄と多くの路線が入り乱れて走っているので、駅も多く、便利といえば便利ですが、どこへ行くにしても、慣れていない人にはアクセスがちょっとわかりにくいかもしれません。

アメリカ村へのアクセス方法はいくつかあります。最寄り駅が複数あるので、使う路線によってアクセス方法が変わります。

見所がたくさんあるアメリカ村を満喫するためにも、アメリカ村の位置関係と、アメリカ村へのアクセスの仕方をしっかりと頭に入れて、迷わずたどり着けるようにしたいものです。

現在アメリカ村と呼ばれているエリアは、元々は大阪湾から道頓堀をさかのぼって炭が運ばれてきていた炭の町。江戸時代から「炭屋町」と呼ばれ、発展していきましたが、炭の需要が減少するに従って町は衰退しさびれてしまいました。

それが1970年代になって、倉庫を改修し、当時日本人にとって憧れであった、アメリカ西海岸の文化を発信する街として生まれ変わり、人気を集めるように。その中心となったのが、通称「三角公園」、「三角ベース」とも呼ばれる「御津（みつ）公園」です。

区画の一部にできた遊び地を公園として整備した「御津公園」は、その名の通り三角形で、アメリカ村のシンボル的な存在です。

現在でも、音楽や芸能のパフォーマンスが盛んにおこなわれている場所で、ここからスターを目指す若者も多く、技や腕を競っています。フリーマーケットなどのイベントも盛んに開催されています。

アメリカ村とは、ニックネームのようなもので、一つの店や場所のことではありません。梅田を中心とするキタと並ぶ、大阪の大商業地帯、難波を中心としたミナミの中の、長堀通りから道頓堀までに広がる範囲一帯を、アメリカ村と呼んでいます。

明確に「ここからここまでがアメリカ村」と区切ることは難しく、当然、人によってアメリカ村の範囲の認識は違います。しかし、アメリカ村の中心が三角公園であるということだけは不動の認識で、アメリカ村に行きたければ、まず三角公園にアクセスすれば間違いはありません。

アメリカ村は、大まかに言ってしまえば1km四方にも満たない狭いエリアに、個性的で魅力的なお店がひしめく商業地です。門や扉があって、ここからここまでがアメリカ村と明確に定義されているわけではないので、アクセス方法もいろいろあります。

ちょっと離れた駅からでも、散歩がてら歩いてアクセスすれば、思いもかけぬ場所に面白いお店を見つけたりすることができるかもしれません。電車や路線を間違えてアクセスに失敗しても、心配することはありません。「三角公園」さえ見つけられれば、そこはもうアメリカ村の中心です。

アメリカ村へのアクセス方法はいくつかありますが、もっともアメリカ村の中心地にアクセスしやすい方法は2つです。わき目も振らず、まっしぐらにアメリカ村を目指したい人のために、最寄り駅と最寄り駅からのアクセスをご紹介します。

1つ目は、大阪メトロ御堂筋線の「心斎橋」駅を最寄り駅としてアクセスします。「心斎橋」駅には、大阪メトロ長堀鶴見緑地線も乗り入れています。

「心斎橋」駅は、地下通路で隣の駅ともつながっている巨大ターミナルで、東京で言えば「大手町」駅のような雰囲気です。とにかく駅自体が広いので、出口を間違うとせっかくアメリカ村までアクセス抜群の最寄り駅に降り立ったとしても、とんでもなく遠かったということになりかねません。

もちろん、「心斎橋」駅は東京の「大手町」駅ほど広大ではありませんが、両隣の2つの駅と連結しているので、注意が必要です。

間違って「長堀橋」駅方面に出てしまうと、アメリカ村へはかなり遠くなります。御堂筋線ならまず間違うことはないでしょうが、長堀鶴見緑地線を使って「心斎橋」駅にアクセスする場合は出口の場所に十分気をつけてください。

アメリカ村へのアクセス方法のもう一つは、大阪メトロ四つ橋線の「四ツ橋」駅から。「四ツ橋」駅も、「心斎橋」駅と地下で連絡しています。「四ツ橋」駅は、出口さえ間違えなければ、三角公園もごく近く、もっともアクセスしやすい駅です。

出口は5番ですが、一番南端の出口と覚えておきましょう。三角公園までは直線距離で100mもありません。高速道路をくぐったら、そこはもうアメリカ村です。

最寄り駅からアメリカ村までのアクセスは理解できたでしょうか。アメリカ村へのアクセスが一番簡単なのが大阪メトロ四つ橋線「四ツ橋」駅、ちょっと歩きますが、2つの路線が乗り入れて便利にアクセスできるのが大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線の「心斎橋」駅です。

では、肝心のそれら最寄りの2つの駅にはどうアクセスすればいいのでしょうか。大阪観光の拠点、「大阪」駅からアメリカ村を目指す場合のアクセス方法をご紹介します。

「心斎橋」駅に行くには、大阪メトロの御堂筋線か長堀鶴見緑地線を使いますが、大阪を東西に横切る長堀鶴見緑地線は、キタの「大阪」駅を通らないので、「大阪」駅から「心斎橋」駅へは、御堂筋線を利用します。

ところで、「大阪」駅は「東京」駅に負けず劣らずの複雑な構造です。JR、私鉄、地下鉄が乗り入れ、駅の名前も「大阪」「梅田」「大阪梅田」と紛らわしいことこの上ありません。地下鉄に「大阪」という名前の駅はないので、地下鉄を利用する際は、「梅田」駅になります。

JR「大阪」駅から「心斎橋」駅に向かうには、まず、御堂筋線「梅田」駅へ行きます。JRの改札からは徒歩で2～3分かかりますが、御堂筋口の案内看板に従って進めば、間違う心配はありません。「心斎橋」駅は「梅田」駅からは3つ目です。

地下鉄「梅田」駅から「心斎橋」駅にアクセスするには、「なもず」行きに乗車します。運賃は2区間230円。通過駅は2つで3駅目下車。乗車時間は7分です。想像していたのより、ずっと近いと感じるのではないでしょうか。

「心斎橋」駅に着いたら、7番、8番出口を使い、「心斎橋オーパ」や「ホテル日航大阪」方面に出ます。西に向かって真っ直ぐ歩き、高速道路の手前の道を2ブロック南下すれば、三角公園にアクセスできます。

駅の中心から三角公園までは直線距離で400mほど、一番近い出口からは普通に歩いて3分、周りのお店を眺めながらゆっくり歩いても5分ほどで着くはずです。

アメリカ村へのアクセス至便の「四ツ橋」駅へは、大阪メトロの四つ橋線を利用します。同じ大阪メトロではありますが、御堂筋線とは駅が違います。

アメリカ村にアクセスするために四つ橋線を利用する際の駅は「西梅田」駅です。余談ですが、谷町線の「東梅田」という駅もあるので本当にわかりにくいです。

「西梅田」駅へのアクセスですが、JR「大阪」駅から、桜橋出口を通って地下を進みます。案内板をよく見ていないと迷ってしまうかもしれませんから注意が必要です。改札が近くなってくると、床に大きく方向を示した矢印が描かれています。2分ほどの距離ですが、慣れていないともう少し時間がかかります。

「四ツ橋」駅にアクセスするためには、大阪メトロ「西梅田」駅から住之江公園行きに乗ります。「心斎橋」駅にアクセスする御堂筋線を利用したときと同じく、料金は230円で、下車駅は3つ目です。乗車時間はこちらのほうが少し短く、5分となっています。

「四ツ橋」駅の一番端の出口を出ると、アメリカ村は目の前です。三角公園へは、120ｍほどの距離です。角を一つ南へ下り、信号を左折して道なりに南東に進めばすぐです。

地下鉄でも3駅、時間にして10分以内と、大阪の中心部から心斎橋までは、けっして遠くはありません。タクシーで行くとしたら、いくらぐらいかかるのでしょうか。

「大阪」駅からアメリカ村までは意外に近く、三角公園まで距離にして約4kmです。タクシーでアクセスした場合、料金は1360円～で所要時間は16分ほど。いわゆるアメリカ村エリアは、一方通行の道も多いので、「心斎橋」駅付近で降りたほうが時間もお金もロスが少ないかもしれません。

もちろんこのタクシー料金と時間は目安です。道路交通事情や混雑具合によっても多少違いは出てきますが、一応、タクシーだとこのくらいかかると覚えておくと安心です。ただし、深夜22：00から早朝5：00まではメーターが速く回るので料金は割高になります。

アメリカ村には、アメリカ村の主のような、長く続いているお店があるかと思えば、めまぐるしくテナントが入れ替わるビルもあり、いつ行っても新鮮な驚きと発見に満ちています。

アメリカの輸入品を扱うお店、古着屋さん、古いレコードが手に入るミュージックショップ、ストリートファッションやミリタリーのファッションブランドなど、お店のディスプレイを見て言うrだけでも楽しく、時間が経つのを忘れてしまいます。

そんな中から、今回はアメリカ村の名物グルメをご紹介します。アメリカ村に行ったならぜひ立ち寄って欲しいおすすめのお店です。食い倒れの街大阪で認められた人気の味をぜひ楽しんでみてください。

粉もん天国・大阪。大阪に来たからには、「お好み焼き」や「たこ焼き」を食せずこの地を去ることは考えられません。若者が多く集うアメリカ村には、食べ歩きにぴったりのファストフードのお店がたくさんありますが、たこ焼き屋さんもその例に漏れません。

そして、アメリカ村でたこ焼きを食べるなら、アメリカ村のたこ焼き屋さんの元祖、3年連続でグルメランキングブック「ミシュランガイド」にも名前が載った、話題のたこ焼き屋さん「甲賀流」がおすすめです。

薄い出汁がきいた生地は外はカリッ、中はトロリとした口当たりで、食べ応えのあるたこが特徴です。「甲賀流」が初めての人は、ぜひオーソドックスなマヨソースで、生地の美味しさを楽しんでください。

食べ歩きには、たこ焼きを薄焼きのおせんべいでサンドした「たこせん」（230円）もおすすめです。いろいろな味がありますから、食べ比べているうちにお腹がいっぱいになてしまうかもしれません。

日本初のいちご飴専門店として、今もっとも熱い注目を集めているスィーツショップ「ストロベリーフェチ（Strawberry Fetish）」。第一号店がリニューアルした渋谷109にオープンしたのが、2019年6月。瞬く間にネットやメディアで話題となり、連日大行列の大盛況です。

新鮮ないちごをパリッとした飴でコーティングしたいちご飴は、見た目のかわいらしさはもちろんですが、みずみずしくてジューシーないちごと甘い雨のバランスが絶妙で、ありそうでなかったまさに進化形、新感覚のスィーツです。

店内はいたるところにフォトスポットがあり、インスタ映えを意識した店づくりになっています。いちご飴にさまざまなトッピングを加え、自分好みにカスタマイズできるのも人気の理由の一つです。

ここでしか味わえ何貴重ないちごを使ったいちご飴もあって、いちご好きにはたまらないお店です。

心斎橋界隈には、デパートの大丸心斎橋店や心斎橋商店街があり、道頓堀には観光名物のグリコの看板や動くカニ看板がありと、ショッピングや観光にぴったりな場所がいくつもあります。

アメリカ村を抜けて少し南に行けばそこは難波。お笑いの聖地「なんばグランド花月」や生活道具、台所用品が何でも揃う千日前道具街、大阪の台所黒門市場もすぐそばです。

日本にいち早くアメリカのエスプリを持ち込んだアメリカ村。今でも夢や理想に向かってがむしゃらな、若い情熱がむせかえるような熱気となって渦巻いています。

未来のスーパースターのストリートパフォーマンスを楽しむも良し、最先端のファッションに身を包むも良し、ハイセンスで独創的な古着を発掘するも良し、鉄板の大阪グルメに舌鼓を打つも良し、アメリカ村の楽しみ方は千差万別です。

ありきたりの観光旅行では飽き足りない人もきっと満足できるアメリカ村。大阪を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。