ベナレス(バラナシ)観光の見どころ!インドの聖地への行き方など
インド好きの人なら、知らない人はいないといわれているベナレス(バラナシ)。神聖な都市としても知られているベナレス(バラナシ)にはどのような魅力があるのでしょうか。この記事では、そんなベナレス(バラナシ)の見どころなどについて紹介します。
目次
インドの聖地ベナレス(バラナシ)の見どころを紹介!
インドの聖地ともなっているベナレスには様々な見どころがあります。ヒンドゥー語でバラナシとも呼ばれているインドの街にはインドそのものが凝縮されている、といっても過言ではありません。そんなベナレス(バラナシ)の見どころについて紹介していきます。
インドへの旅行を考えている人は是非参考にしてください。
ベナレス(バラナシ)ってどんなところ?
ベナレス(バラナシ)はインドの北部にあるウッタル プラデーシュ州にある都市で、1500ものヒンドゥー教寺院がありヒンドゥー教の聖地ともなっています。毎年100万人以上もの参拝者や巡礼者が訪れる大きな都市でもあり、観光客にも人気です。
参拝者や巡礼者専用のゲストハウスや民家などが所狭しと立ち並んでることもベナレス(バラナシ)の特徴の一つで、見どころともなっています。
ベナレス(バラナシ)観光の注意点
ベナレス(バラナシ)観光の際だけではなく、海外旅行に行く際には必ず注意しておきたいことですが、自分の身は自分で守るようにしましょう。ベナレス(バラナシ)の治安は日本と比較するとよくありません。
日本人だというだけで、金品をだまし取られたり、監禁されて金品を要求されることもあるのです。また、現地の人たちは日本人に対して、しつこく話しかけてくることもあります。そのため、観光の際には常に周りに注意を払わなければなりません。
特にガンジス川付近で突然声をかけてくるインド人には要注意です。場合によってはドラッグを勧められることもあります。
【インド】ベナレス(バラナシ)観光の見どころ
ベナレス(バラナシ)には様々な見どころがあります。ここからはそんなベナレス(バラナシ)の見どころの数々を紹介します。ベナレス(バラナシ)への観光を予定している人は是非参考にしてください。
動物とゴミが多い街中
ベナレス(バラナシ)の街中はお世辞にも綺麗とは言えません。というのも、街の至る所に牛が歩いていたり、くつろいでいたり、ゴミが散乱していたりしています。一見スラム街のような風景に映る人もいるかもしれません。
しかし、これがインドの悪いところでもあり、良いところでもあります。ベナレス(バラナシ)の見どころはそんな綺麗とは言えない、街中にあります。もちろん、ゴミや牛だけではなく、様々な露店や音楽なども楽しめます。
瞑想する人々
ベナレス(バラナシ)にはいたるところで人々が瞑想しています。瞑想にも様々な瞑想があり、体を動かした後で座って目を閉じる、Osho瞑想。何もせずにただ座り続けるだけのヴィッパサナー瞑想など、そんな様々な瞑想を行っている人が至る所にいるのです。
もちろん自分も瞑想を行うこともできるため、ベナレス(バラナシ)に訪れた際には是非瞑想を行ってみてはいかがでしょうか。
ガンジス河の沐浴風景
ガンジス川は宗教的に神聖なものとされており、川の水を浴びることですべての罪を洗い流せる、ともいわれています。そのため、ベナレス(バラナシ)では多くの人々がガンジス川で沐浴を行っています。
また、ガンジス川はインド人にとって生活の一部ともなっています。そのため、お風呂代わりに川に浸かる人や川の水で洗濯を行っている人までいます。そのため、川の水は綺麗とは言えません。沐浴を行うこともできますが、それなりの覚悟が必要です。
人生観が変わる?!【インド】ベナレス(バラナシ)の観光スポット
ベナレス(バラナシ)は外国人観光客も大勢訪れる人気の都市です。そんなベナレス(バラナシ)には外国人にもおすすめできる観光スポットがあります。ここではベナレス(バラナシ)にある、おすすめの観光スポットを紹介します。
火葬場「マニカルニカー・ガート」
マニカルニカー・ガートはベナレス(バラナシ)を代表する観光スポットの一つです。ガードとは沐浴を行うために川に降りるための階段のことで、ベナレス(バラナシ)には様々なガードがあります。
マニカルニカー・ガートは火葬場ともなっているガートで、インド中から死体が運ばれてくるため、24時間体制で火葬が行われています。つまり、人の死体が焼かれていく様子を間近で見学することができるのです。
日本とは程遠いため、衝撃的ではありますが、ベナレス(バラナシ)では日常的な光景となっています。
ブッダゆかりの地「サールナート」
ベナレス(バラナシ)の北方約10kmには「サールナート」と呼ばれる地域があります。このサールナートは仏教の四大聖地の1つで、お釈迦様が初めて教えを説いた地域ともいわれています。
現在はインド政府によって整備され遺跡公園となっており、森の中にひっそりとたたずんでいます。日本には仏教徒が多いためインドに訪れた際には一度は足を運んでみたい場所です。
聖なる河「ガンジス河」
ガンジス川はヒマラヤ山脈から流れる広大な川で、全長は約2525kmにも及びます。透明度はほぼ無く、初めて見ると、汚いと思う人もいるかもしれません。しかし、インドではこのガンジス川は神聖であり、生活の一部となっています。
宗教的には沐浴を行うことで、罪を洗い流すことができるとされており、多くの人々がガンジス川で沐浴を行っています。興味がある人はガンジス川での沐浴を体験されてみてはいかがでしょうか。しかし、沐浴を行った後は体をよく洗うことをおすすめします。
【インド】ベナレス(バラナシ)の景観スポット
ベナレス(バラナシ)には魅力的な景観スポットも豊富に存在します。ここからはそんなベナレス(バラナシ)にある魅力的な景観スポットを紹介します。是非参考にしてください。
地元民の憩いのスポット「アッシーガート」
ベナレス(バラナシ)には60以上ものガートがありますが、中でも景観スポットとして有名なガートはアッシーガートと呼ばれるガートです。南端に位置するガートで、広々としており、のんびりとくつろげるため、地元民の憩いのスポットともなっています。
メインガートとは違い、しつこい声掛けもほとんどないため、のんびりとガンジス川の川の流れを楽しむことができます。屋台なども出ているため、軽い食事を摂ることもできるおすすめの景観スポットです。
インドらしさを体感「旧市街」
旧市街はベナレス(バラナシ)の景観スポットの1つともされています。迷路のように入り組んだ細い路地が続いており、いたるところには牛が歩いていたり、道をふさぐようにくつろいでいたりしているため、牛糞もあちこちで見られます。
また、ゴミが散乱しているところもあり、お世辞にも綺麗な場所とは言えません。しかし、この風景がインドの風景です。当然地元民がこの光景を見ても気に留めることはありません。潔癖症の人にはおすすめできない場所ですが、インドを満喫したい人にはおすすめのスポットです。
ガンジス川を一望「マーン・マハル」
ベナレス(バラナシ)の中心地には王であるマハーラージャの離宮として建設された「マーン・マハル」があります。天井や壁には美しい壁画が描かれ、屋上には天文台が造られています。
ガンジス川を一望できる景観スポットとしても有名で、地平線まで続くガンジス川を見渡すことができます。また、天文台やガンジス川に関する展示室も設置されているため、興味がある人は是非訪れてみてください。
【インド】ベナレス(バラナシ)観光におすすめの寺院
ベナレス(バラナシ)には様々なヒンドゥー教の寺院があります。その一つ一つに特徴があり、人気が高い観光スポットです。ここからはそんなベナレス(バラナシ)にある、おすすめの寺院を紹介します。
真っ赤な寺院「ドゥルガー寺院」
ドゥルガー寺院は血と破壊と死を司る女神「ドゥルガー」を祭るお寺で、真っ赤な外観が特徴的なお寺です。ヒンドゥー教徒以外は本堂に入ることができないため、日本の観光客は参拝することができません。
本堂の周りを見学するだけでも、見どころがあるお寺なので、ベナレス(バラナシ)に訪れた際には是非足を運んでみてみください。また、写真撮影が禁止されているため、記念撮影などは行わないようにしましょう。
住所 | 27, Durgakund Rd, Durgakund, Anandbagh, Bhelupur, Varanasi, Uttar Pradesh 221005 |
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電話番号 | +91 99354 67417 |
営業時間・定休日 | 土曜日、火曜日4:00~0:00・無休 それ以外5:00~23:00 |
アクセス | LBS国際空港から車で約1時間 |
公式URL | なし |
日本人画家の壁画で有名「ムールガンダ クティー寺院」
「ムールガンダ クティー寺院」は前記でも紹介した、サールナートという地域にあります。仏教寺院であり、ブッダが最初に教えを説いた場所としても有名な寺院で毎年多くの仏教徒の修行僧が訪れます。
また、このお寺の壁画は日本人の画家である野生司香雪が描いたということでも有名なお寺です。ブッダの一生を描いたその壁画には感動を覚える人もいます。ベナレス(バラナシ)の郊外に位置する寺院ですが、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
住所 | Sarnath, Varanasi, Uttar Pradesh 221007 インド |
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電話番号 | なし |
営業時間・定休日 | 4:30~11:30・無休 13:30~17:30 |
アクセス | LBS国際空港から車で約45分 |
公式URL | なし |
大学構内にある寺院「ヴィシュワナート寺院」
ベナレス(バラナシ)で最も神聖とされている寺院がヴェシュワナート寺院です。ベナレス(バラナシ)のほぼ中心地に位置しており、道中には参拝用品を販売しているお店が豊富に並んでいます。参拝する際にはパスポートなどを提示しなければなりません。
多くの地元民や観光客でにぎわっていますが、ベナレス(バラナシ)で最も神聖とされている場所なので写真撮影などは一切行えません。また、寺院の関係者などから案内のために声を掛けられることもありますが、チップを支払うことになるため、ただ参拝したい、というだけなら無視しましょう。
住所 | Sarnath, Varanasi, Uttar Pradesh 221007 インド |
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電話番号 | 0542-2390550 |
営業時間・定休日 | 24時間・無休 |
アクセス | LBS国際空港から車で約40分 |
公式URL |
マハトマ・ガンディーが創設「バーラト・マーター寺院」
「バーラト・マーター寺院」は誰もが知っているガンディーが創設にかかわったとされている寺院です。広大な敷地でベンチが設置されており、のんびりと休憩することもできます。いたるところに木を彫ってできた人の顔があり、人によっては恐怖を感じる人もいます。
寺院の中に入ると、大理石で作られたインドの巨大な地図があります。完成度が非常に高く、インドの北部にそびえる山脈なども忠実に再現されています。また、インドの歴史や地理などを学習することができるため、外国の観光客から高い人気を誇ります。
住所 | Vidyapeeth Road, Cannt Road Lalapura, Chanuwasatti Chandua Chittupur, Guru Nanak Nagar Colony, Chetganj, Varanasi, Uttar Pradesh 221001 |
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電話番号 | なし |
営業時間・定休日 | 7:00~17:30・無休 |
アクセス | LBS国際空港から車で約1時間 |
公式URL | テキスト |
【インド】ベナレス(バラナシ)へのアクセス方法
インド旅行の際には首都であるデリーに行くことがほとんどでしょう。ここからはそんなデリーからベナレス(バラナシ)まで行くアクセス方法について紹介します。ベナレス(バラナシ)への観光を予定している人は是非参考にしてください。
デリーから飛行機でのアクセス方法
デリーからベナレス(バラナシ)まで行くには、インディラガンディー国際空港からラール・バハードゥルシャーストリー空港まで飛行機で移動します。その後、タクシーやオートリキシャでベナレス(バラナシ)まで移動します。
タクシーよりもオートリキシャを利用した方がリーズナブルなのでおすすめです。
デリーから鉄道でのアクセス方法
デリーからベナレス(バラナシ)まで鉄道で移動するには「ニューデリー駅」から「ムガル・サラーイ駅」まで移動します。どれだけ早くても10時間ほどかかるため、時間が限られている旅行の際は鉄道よりも飛行機を利用することをおすすめします。
「ムガル・サラーイ駅」からオートリキシャで1時間ほど移動するとベナレス(バラナシ)まで行くことができます。インドの鉄道は時間通りに運行されることがほとんどないため、予定よりも遅れることを念頭に鉄道を利用しましょう。
ベナレス(バラナシ)観光でリアルなインドを感じよう!
ベナレス(バラナシ)はインドを体感できるおすすめの都市です。また、神聖な場所としても有名であり、全国から巡礼者や参拝者が集まります。観光スポットも豊富で、一年を通して多くの観光目的の人が訪れます。
潔癖症やきれい好きな人にはおすすめできませんが、インドへの観光を予定している人は、是非ベナレスを訪れてみてください。他では経験できないような貴重な体験ができるおすすめの都市です。