堂ヶ島天窓洞(静岡)の見どころ!美しい青の洞窟の魅力やアクセスも紹介
静岡県には「青の洞窟」と言われている堂ヶ島天窓洞という観光スポットがあります。この記事では、美しい青の洞窟の魅力・見どころやアクセス方法について紹介しました。見どころ以外にも、堂ヶ島天窓洞周辺のおすすめ観光スポットについても紹介しています。
目次
静岡の人気観光スポット「堂ヶ島天窓洞」を紹介!
静岡には「堂ヶ島天窓洞」という人気観光スポットがあります。この記事では、「堂ヶ島天窓洞」の見どころを詳しく紹介していきます。
堂ヶ島天窓洞とは?
堂ヶ島天窓洞について詳しく紹介していきます。堂ヶ島天窓洞とは、天然記念物にもなっている観光スポットです。「堂ヶ島」はその景色の美しさから、「伊豆の松島」とも呼ばれている景勝地なのです。
天窓洞は、そんな堂ヶ島にある代表的な奇勝の一つです。天窓洞の素晴らしい景色は、かの有名な与謝野鉄幹・与謝野晶子夫妻も訪れた際に短歌を読んだことで、広く知られています。
実は、堂ヶ島は数百年前は海底だった場所ということが分かっています。堂ヶ島の近くには海底火山があるのですが、海底に降り積もった軽石・火山灰が隆起して白い崖ができたのです。
実際に、堂ヶ島の上の方には塙模様が入っています。これは波で流された証拠で、堂ヶ島がある場所はかなり浅い海だったと推測されています。
この地域では、海底にたまっていた軽石が土砂崩れを起こした痕跡も見ることができるので、地層に興味がある方には見どころがとても多くおすすめです。
堂ヶ島の中は洞窟になっていて、その洞窟の天井に空いた穴から射しこむ光の美しさが有名です。この光景を目にしたい観光客が多く訪れていて、インスタ映えする写真を撮影する人も大勢います。
堂ヶ島天窓洞の基本情報
堂ヶ島天窓洞の基本情報について紹介していきます。堂ヶ島天窓洞の住所は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科堂ヶ島です。
住所 | 〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科堂ヶ島 |
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公式URL |
【静岡】堂ヶ島天窓洞の見どころ
ここからは、静岡・堂ヶ島天窓洞の見どころを詳しく紹介していきます。堂ヶ島天窓洞は見どころがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
青の洞窟と言われる幻想的な世界
国の天然記念物となっている堂ヶ島天窓洞は、青の洞窟と言われています。青の洞窟では幻想的な世界を楽しむことができます。
洞窟の天井から差し込む光
堂ヶ島天窓洞・青の洞窟の見どころは、なんといっても洞窟の天井から差し込む光です。太陽の光が洞窟の天井から洞窟の中に射し込むので、海面が光に照らされて丸く光ります。
この光景がとても神秘的で、人々を惹きつけています。太陽に照らされた海面は、とても綺麗なエメラルド色で、どれだけ長いこと見ていても飽きません。
蜂の巣のような洞窟の構造
堂ヶ島天窓洞・青の洞窟は、蜂の巣のような洞窟の構造となっているのも見どころです。堂ヶ島天窓洞は白い凝灰岩からできているのですが、地下の海蝕トンネルは蜂の巣のようになっているのです。
堂ヶ島天窓洞の内部はまるで彫刻のような光景になっているので、ぜひ一度見てみてください。
【静岡】堂ヶ島天窓洞で洞窟めぐり
ここからは、静岡・堂ヶ島天窓洞でおすすめの洞窟めぐりについて詳しく紹介していきます。クルージングや遊覧船などがあるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
絶景に感動!「クルージング」
堂ヶ島天窓洞の絶景に感動したいのであれば「クルージング」がおすすめです。堂ヶ島天窓洞のある伊豆半島は「世界ジオパーク」に認定されています。
世界ジオパークとは、ユネスコの定める基準に基づいて認定された高品質のジオパークのことで、2015年11月に堂ヶ島天窓洞は第38回ユネスコ総会においてユネスコの正式プログラムとなったのです。
世界ジオパークは2018年4月の時点で全世界に140地域にあるのですが、そのうち9地域が日本にあり、伊豆半島ジオパークがその1つです。
堂ヶ島天窓洞のクルージングでは、伊豆半島認定ジオガイドが同乗して堂ヶ島天窓洞を案内してくれます。伊豆半島の成り立ちや堂ヶ島天窓洞そのものについても詳しくジオガイドの方が解説してくれるので、とてもおすすめです。
クルージングで楽しめるコースは3つあります。堂ヶ島クルーズ・千貫門(せんがんもん)クルーズ・ジオサイトクルーズの3つがあり、堂ヶ島クルーズの所要時間が一番短くなっていて25分となっています。
堂ヶ島クルーズの料金は大人が1800円・子供が900円となっています。団体15名以上だと料金が安くなって、大人が1620円・子供が810円です。
千貫門クルーズとジオサイトクルーズの時間が長くなっていて、50分です。千貫門クルーズの料金は大人が2400円・子供が1200円となっています。団体15名以上だと料金が安くなって、大人が2160円・子供が1080円となります。
ジオサイトクルーズの料金は大人が2000円・子供が1200円となっています。団体15名以上だと料金が安くなって、大人が1820円・子供が1200円となります。ぜひ、クルージングを楽しんでください。
スリルも楽しめる「遊覧船」
クルージングもいいですが、堂ヶ島天窓洞を楽しみたいのであれば「遊覧船」もおすすめです。クルージングよりもスリルを楽しむことができるのが「遊覧船」です。
堂ヶ島天窓洞の遊覧船は、「どうがしま11」と「シーハーモニー」です。営業時間は8時15分から16時30分となっています。ただ、 波の状況等により欠航してしまうこともあるので、注意するようにしてください。
堂ヶ島天窓洞の遊覧船の料金は、大人が1600円・子供が800円となっています。所要時間は25分となっています。遊覧船で楽しめるコースは、洞窟めぐりのみとなっています。洞窟めぐりでは、神秘の洞窟を楽しむことができるので、ぜひ遊覧船に乗ってみてください。
堂ヶ島マリンの基本情報
堂ヶ島マリンの基本情報について紹介していきます。堂ヶ島マリンの住所は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060です。
アクセスですが、東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから車で100分、バスで行く場合は修善寺駅から100分となっています。
住所 | 〒410-3514 |
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電話番号 | 0558-52-0013 |
アクセス | 東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから 車で100分 |
公式URL |
【静岡】堂ヶ島天窓洞を歩いてめぐる遊歩道もおすすめ!
ここまでは、クルージングや遊覧船について紹介してきましたが、静岡・堂ヶ島天窓洞を歩いてめぐる遊歩道もとてもおすすめです。
ここからは、堂ヶ島天窓洞を遊歩道で楽しむ方法について詳しく紹介していきます。
上からのアングルでみる堂ヶ島天窓洞
上からのアングルでみる堂ヶ島天窓洞も絶景で、とてもおすすめです。遊歩道・階段をかなり登ることにはなりますが、堂ヶ島天窓洞を上からのぞくことができるポイントがあるので、ぜひ頑張って階段を登ってみてください。
遊歩道を登って上からのアングルで見る堂ヶ島天窓洞のポイントは、遊覧船で下から見上げた場所になります。天窓洞の洞窟を下からも上からもチェックしてみてください。上からのアングルでは、遊覧船も見ることができます。
遊歩道の所要時間
堂ヶ島天窓洞の遊歩道の所要時間ですが、ゆっくり歩いて約30分となっています。ただ、登っているとさほど長い道のりには感じません。
堂ヶ島天窓洞の遊歩道の道中には、東屋という名前の休憩所があります。休憩所・東屋は、「昭和天皇陛下休息の地」とも言われていて看板もあります。
この場所は、昭和29年(1954年)11月7日に、昭和天皇がここを訪れて休憩されたことから「昭和天皇陛下休息の地」と呼ばれているようです。
堂ヶ島天窓洞の遊歩道からは、亀岩(かめいわ)・蛇島(じゃじま)・三四郎島・天窓洞などを楽しむことができます。ぜひ、遊歩道を登って素晴らしい景色を楽しんでください。
【静岡】堂ヶ島天窓洞周辺のおすすめ観光スポット
ここからは、静岡・堂ヶ島天窓洞周辺のおすすめ観光スポットについて詳しく紹介していきます。堂ヶ島天窓洞に訪れた際には、ぜひ周辺の観光スポットもチェックしてみてください。
珍しいトンボロ現象「三四郎島」
堂ヶ島天窓洞の遊歩道からも見ることができる「三四郎島」は、珍しいトンボロ現象を見ることができる島です。「三四郎島」とは1つの島の名前でなく、象島(伝兵衛島)・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の総称です。
トンボロ現象の「トンボロ」とは、陸地と島をつなぐ州という意味があります。「三四郎島」は干潮になると海の中から道が現れて、陸と島が繋がるのです。そのため干潮時刻の前後2〜3時間には、トンボロが現れて島に渡ることができます。
象島と中ノ島の間にできる潮だまりは、磯遊びに最適なので子連れで楽しんでいる家族もいます。様々な生き物を見ることができる場所なので、マリンシューズなどを持って行くことをおすすめします。
ここでは、エビやナマコ・イソギンチャクを見ることができます。鮮やかなブルーのソラスズメダイやウミウシも見ることができます。ただ、トンボロは時間が経つにつれて細くなってしまいます。
そのため、トンボロが細くなってきたら海に沈んでしまう前に、すぐに引き返すようにしてください。夢中になりすぎて、時間を忘れないようにだけ注意してください。
島々を見渡す「亀岩展望地」
堂ヶ島天窓洞の島々を見渡すことができる「亀岩展望地」は、亀の背の部分まで徒歩で行ける観光スポットです。堂ヶ島の代表的なジオサイトの1つである「亀岩」は、海底火山の噴出によって引き起こされたという、水底土石流の堆積層なのです。
「亀岩」は、「洞くつめぐりコース」や「ジオサイトクルーズ」でもしっかりと見ることができます。ぜひ、「亀岩展望地」へ行って、亀岩の亀の瀬の部分まで登ってみてください。
観光にもおすすめ「加山雄三ミュージアム」
観光にもおすすめなのが「加山雄三ミュージアム」です。「加山雄三ミュージアム」の住所は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2048-1となっていて、堂ヶ島天窓洞からとても近い場所にあります。
建物の中には、加山雄三さんのヒット曲がずっと流れています。世代の方は、思わず口ずさんでしまう名曲ばかりです。
加山雄三ミュージアムにはコーヒーが無料の休憩所もあり、1階がレストランで・2階がお土産コーナー・3階がミュージアムとなっています。入場料が必要なのは3階のミュージアムだけで、レストランで提供されている料理はとても美味しいと評判です。
また、レストランで出ている料理の価格は、観光客価格ではないのでリーズナブルに美味しい料理をいただくことができます。
駐車場もあり、24時間無料となっています。加山雄三さんも年に数回「加山雄三ミュージアム」に訪れていて、サイン会などが開催されています。加山雄三さんに興味がある方やファンの方は、ぜひ「加山雄三ミュージアム」に行ってグッズなどを購入してみてください。
【静岡】堂ヶ島天窓洞へのアクセス
静岡の堂ヶ島天窓洞へのアクセス方法について紹介していきます。
堂ヶ島天窓洞へはバスで行く方法と車で行く方法があります。伊豆急下田駅からバスに乗ると、50分で行くことができます。修善寺駅からもバスが出ていて、修善寺駅からバスに乗ると90分で行くことができます。
車で行く場合は、東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから100分で堂ヶ島天窓洞に行くことができます。堂ヶ島公園無料駐車場などがあるので、近くの駐車場に車を止めて堂ヶ島天窓洞の観光を楽しんでください。
堂ヶ島天窓洞の神秘的な景色を見に行こう!
静岡・堂ヶ島天窓洞の見どころや、美しい青の洞窟の魅力やアクセス方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。静岡・堂ヶ島天窓洞には遊覧船とクルージングがあり、遊覧船では1つのコースが、クルージングでは3つのコースがあります。
それぞれ所要時間と値段、見ることができる景色が違うので、ぜひ自分にあったコースを選んで楽しんでください。また、遊覧船やクルージングを楽しんだ後には、ぜひ遊歩道を登って上からも堂ヶ島天窓洞を見てみることをおすすめします。
青の洞窟はとても見どころが多い観光スポットです。ぜひ、青の洞窟と呼ばれる静岡・堂ヶ島天窓洞の神秘的な景色を見に行ってみてください。