銀山温泉は千と千尋のモデル？おすすめの温泉宿･観光スポットも紹介

山形県にある銀山温泉をご存知でしょうか？ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと噂される場所で、多くのアニメファンにも人気のスポットです。1980年代には、テレビ小説「おしん」の撮影地にもなった場所で、毎年多くの観光客が訪れています。

「千と千尋」のモデルになったと言われる銀山温泉は、16世紀に銀山と銀鉱が発見され、江戸時代に栄えた歴史があります。まるで大正時代にタイムスリップしたような、レトロな街並みが広がっています。ガス燈に照らされた風格のある街並み、新緑、紅葉、雪景色など、年間を通じて様々な見どころがあります。

 千と千尋 のモデルになった銀山温泉は、尾花沢市に位置する山形県を代表する温泉街です。延沢銀山で働いた工夫が温泉を発見し、銀鉱が閉山した後も湯治湯として栄えました。細かな湯花を含んだ乳白色の温泉は出羽の名湯として有名になり、源泉を内湯にした温泉宿が多く建てられてきました。

銀山温泉のレトロな街の雰囲気が、「千と千尋」の湯屋にそっくりだと話題になっています。ジブリや宮崎駿監督が肯定しているわけではありませんが、アニメの世界を味わえる雰囲気です。日本の懐かしい風景と温泉街の景色が、多く人に感動を与えてくれる温泉街です。

銀山温泉の中央に流れる銀山川の両岸には、木造三階建て・四階建ての温泉宿が多く立ち並んでいます。まるでタイムスリップしたような、ノスタルジックな温泉宿の風景が広がっています。ここでは、銀山温泉周辺でおすすめの観光客にも人気の温泉宿をご紹介しましょう。

最初にご紹介する温泉宿は、重要文化財に指定されている「能登屋旅館」です。山形県銀山温泉を代表する温泉宿で、伝統的な風格ある外観を守っています。

銀山川沿いに建てられた木造の温泉宿は、「銀山温泉家並保存条例」により保護されています。銀山温泉街を紹介する写真には、必ずと言っていいほど「能登屋旅館」が紹介されています。

「旅館 永澤平八」は、ゆっくりと寛げると人気の温泉宿です。木造3階建ての日本家屋で、和風モダンの落ち着いた空間となっています。客室数は9部屋ですが、45名ほどの宴会もできます。大浴場や貸切風呂もあって、館内に置かれた小物内装は大正ロマンが感じられると人気を集めています。

寝湯で湯浴みができる温泉宿が、「仙峡の宿 銀山荘」です。銀山温泉の中では近代的な温泉宿で、大きな露天風呂から眺める景色に人気があります。

山形牛と季節の野菜をメインにした会席料理と、39度のぬるめの温泉で、滞在をのんびりと満喫できます。日常の世界から離れて、心身ともに癒されたい方に人気となっています。

美しい鏝絵を楽しめる「古山閣」は、築100年近くたつ木造建築の温泉宿です。温泉宿の離れには蔵座敷があって、日本の懐かしい雰囲気を体験できます。貸切露天風呂でのんびり過ごした後は、尾花沢牛や旬の食材を使った美味しい料理を楽しめます。古き良き時代の日本を感じたい方に人気の温泉宿です。

プライベート温泉を楽しみたい方に人気なのが、銀山温泉の「旅館 藤屋」です。雰囲気の違う5つのお風呂があって、静かで安らいだ時間を過ごせます。温泉に癒された後は、川のせせらぎを聴きながら、山形地元の食材を使った料理を満喫できます。

銀山温泉のレトロな雰囲気を楽しみたいなら、「古勢起屋別館」に人気があります。銀山温泉街の中央にある温泉宿で、木造四階建てと鉄筋五階建ての建物が一体となっています。100年近く経つ木造の温泉宿では、足音が聞こえる昔の風情が感じられます。

「味とまごころの宿 昭和館」は、和モダンな雰囲気がおしゃれな和風温泉宿です。家族で経営する温泉宿で、女将のもてなしが感じられます。銀山温泉街の中央に位置していて、ノスタルジックな街並みを自由に楽しめます。大正ロマンと昭和の時代が感じられる、銀山温泉で人気の温泉宿です。

銀山温泉街で美味しい料理を楽しみたいなら、「御宿 やなだ屋」がおすすめの温泉宿です。作り立ての料理を一品ずつ出してくれる和食懐石膳で、尾花沢牛や手打ち蕎麦が人気のメニューです。川沿いにある部屋の窓からは、銀山温泉街の川やガス灯の雰囲気を眺めることができます。

四季折々の自然を満喫したいなら、「滝と蕎麦の宿 瀧見館」がおすすめです。銀山から流れる滝を楽しめる温泉宿で、温泉に浸かりながら自然を満喫できます。温泉宿を始める前は蕎麦処だったため、尾花沢産の粉を使った美味しい出来立ての蕎麦を味わえます。

銀山温泉の「旅館松本」は、全10室の静かに過ごせる家庭的な温泉宿です。夕食はお部屋で食べるか、個室で楽しむかを選べます。木の暖かさが感じられるお風呂で、上質の温泉を楽しめます。館内にはエレベータもあるので、足の不自由な方にもおすすめの温泉宿です。

1日4組限定と特別感を楽しめるのが、「旅籠いとうや」です。宿泊できる人数が限られているので、予約が空いていたらラッキーです。大正レトロな雰囲気と美味しい食事を楽しめる温泉宿です。人数が少ないので、宿泊客一人一人への気配りが感じられる旅館です。

山形県の銀山温泉には、年間を通じて楽しめる観光スポットがたくさんあります。銀山温泉のある尾花沢市は、花傘踊りの発祥地としても有名です。夏の時期には、スイカが日本一の生産量を誇っています。ここでは、銀山温泉周辺のおすすめ観光スポットをチェックしましょう。

銀鉱山の鉱道跡を見学できるのが、国の史跡に指定されている「銀鉱洞」です。400年前に銀の採掘が行われた、当時の山道や坑道内のコースを歩いて見学できます。銀山を開発したと言われる儀賀市郎左衛門の銅像があります。銀山温泉街から銀山坑道入口まで歩く、20分・60分・90分の散策コースがあります。

温泉街の突き当たりまで進むと、落差22mの「白銀の滝」があります。滝の周辺には、銀鉱山の洞窟や滝の不動尊もあります。高倉山から流れる銀山川の滝で、滝口には「せことい橋」や石碑が見られます。白銀公園も近くにあって、浴衣姿でも散策できます。

日帰りで銀山温泉を楽しみたい方には、「しろがね湯」がおすすめです。隅健吾氏が設計したモダンな建物で、日帰り入浴を楽しめます。温泉街とは少し離れた白銀橋の近くにあって、間接照明でおしゃれな雰囲気を演出しています。

銀山温泉でおすすめの楽しみ方は、日が暮れた後のライトアップです。温泉街の川沿いは、ガス燈でレトロな雰囲気を演出しています。温泉宿の明かりでライトアップされることで、まるで「千と千尋」の世界を思わせる幻想的な世界が広がっています。

山形県の銀山温泉へアクセスするには、新幹線やバスを利用するのがおすすめです。新幹線を利用する場合、東京から山形新幹線に乗って、大石田駅で下車しましょう。東京から大石田駅までは、約3時間半ほどで到着できます。大石田駅からはバスに乗って、銀山温泉へアクセスできます。

バスを利用する場合、東京から高速バスに乗って山形駅に向かいます。山形駅からは、在来線の電車や路線バスに乗って銀山温泉へ移動できます。バスを使うと乗り継ぎが多かったり時間がかかったりしますが、一番安くアクセスできます。風景を眺めながらゆっくり旅行をしたい方におすすめです。

今回は、山形県にある銀山温泉でおすすめの温泉宿や観光スポットをご紹介しました。銀山温泉には、大正レトロな古き良き時代を思わせる温泉宿がたくさんあります。

乳白色の豊かな温泉と、地元の食材を活かした美味しい料理で、今すぐ訪れたくなったことでしょう。今回ご紹介した温泉宿や観光スポットを参考にして、「千と千尋」の雰囲気を味わって下さいね。