伊計島のビーチは沖縄観光の人気スポット!行き方や周辺情報も紹介
沖縄の伊計島は、手つかずの自然が残る穴場スポットの離島です。海水浴やシュノーケルを楽しめる美しいビーチ、沖縄の歴史・文化を学べる史跡などたくさんの見所があります。伊計島のビーチの情報やおすすめ観光スポットなどをまとめてみました。
目次
沖縄の伊計島のビーチの魅力を紹介!
日本屈指の観光地・沖縄には石垣島や宮古島などたくさんの離島があり、沖縄本島に引けを取らないほどの人気を博しています。しかし、遠方の離島に行くためにはフェリーや飛行機に乗らなければならず、到着に時間がかかるのが難点です。
短時間で行ける離島をお探しなら、伊計島がおすすめです。那覇空港から車で1~2時間ほどの距離にある伊計島は、沖縄の離島観光にうってつけのエリアと言えるでしょう。
そこで今回は、沖縄・伊計島のおすすめビーチや観光スポットなどをまとめてみました。沖縄の観光スポットに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
伊計島ってどんなところ?
伊計島(いけいじま)は、沖縄のうるま市に属している離島です。沖縄本島中部・勝連半島の北東約10kmの位置に広がる周囲7.49kmの島で、現地では「イチジマ」の呼び名で知られています。
1982年に伊計大橋が開通して以後、沖縄本島から平安座・宮城島を経由して車で行けるようになりました。島内の人口は200~300人程度と非常に少ないですが、2016年にカドカワグループが通信制のN高等学校沖縄伊計本校を開校したことで話題を呼びました。
リゾート地として開発が進む他の離島に比べ、今なお美しい景観がそのまま残っているのが特徴的。沖縄本来の自然を堪能したい方にとって、理想的な環境と言えます。
伊計島のビーチの楽しみ方
伊計島は沖縄の離島の中でも穴場的スポットであり、観光旅行客はそれほど多くありません。広々としたビーチを独り占めしているような開放感を満喫できるのは、伊計島ならではの魅力です。
まずは、沖縄・伊計島のビーチのおすすめの楽しみ方を紹介していきます。
透明感抜群の海でマリンアクティビティ
伊計島のビーチでは、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しめます。底が見えるほどの透明感を誇る伊計島の海に潜れば、かわいい魚たちと海中で直に触れ合えます。
各種アクティビティ用品のレンタルにも対応。料金は、60分4,000円~10,000円程度。プロのインストラクターがサポートしてくれるので、初心者の方でも安心してマリンスポーツに挑戦できます。
海辺でバーベキュー
伊計島のビーチでは、バーベキューパーティーも行えます。ガスや鉄板だけでなく食材まで提供してもらえるため、旅行客は手ぶらでバーベキューを楽しめます。
料金は、一人当たり300~600円程度。各種器具のレンタル代は2,000円前後で、食材をオーダーする場合は一人前1,600円が追加されます。
紺碧の青空、壮大な夕焼けを観賞しながらバーベキューをすれば、レストランでの食事とは一線を画す至高の開放感を体感できることでしょう。
キャンプも人気
伊計島のビーチには、キャンプ場も併設されています。2,000円~4,000円程度の料金でテントやテーブル・椅子などのレンタルが可能であり、本格的なキャンプを行えます。
潮風が吹く海辺でのキャンプでは、山や原っぱでのキャンプとはひと味違う雰囲気を楽しめます。穏やかな波の音を聞きながら就寝すれば、ロマンティックな夜を過ごせます。
伊計島のおすすめビーチ①伊計ビーチ
伊計島には、主に2つの人気ビーチがあります。まずは、伊計島観光の定番となっている伊計ビーチの特徴や利用料金を見ていきましょう。
伊計ビーチの特徴
伊計ビーチは、伊計島に入ってすぐ左側に見えるビーチです。比較的波が穏やかな上に沖縄県公安委員会によって制定された安全対策基準を満たしている公衆ビーチなので、小さいお子さんと一緒に海水浴を楽しめます。
伊計島総合開発株式会社が、シュノーケリングや体験ダイビングなどのサービスを提供。清掃や監視も行き届いていて、気軽に足を運べる安心感があります。
伊計ビーチの設備・料金
伊計ビーチは有料のビーチであり、入口の券売機で入場チケットを購入しないと中に入れません。
また、入場料とは別に各種利用料金も設定されていて、様々なマリンスポーツを楽しむためには数千円程度の出費が必要です。
入場料金 | 大人(中学生以上):日帰り400円、キャンプ600円 子供(5歳~小学生):日帰り300円、キャンプ400円 幼児(4歳以下):無料 |
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シャワー | 200円 |
レンタル用品 | 水中メガネ:1日300円 浮き輪:1日500円 パラソル:1日1,000円 シーカヤック:30分2,000円 貸しテント:小は3,000円~、大は2,000円~ など |
マリンスポーツ | バナナボート:1,000円~ ガラスボート:大人1,500円、子供800円、幼児無料 シュノーケル:60分4,000円 ボートシュノーケル:60分6,000円 体験ダイビング:60分10,000円 など |
バーベキュー | テント(椅子・テーブル込):小は2,000円~、大は3,500円~ ガスセット:2,000円 電気セット:500円 クーラールーム:7,000円~ 食材等:一人前1,600円 |
伊計ビーチの基本情報
伊計ビーチは宮城島を通過して伊計島に入った所にあり、沖縄本島からのアクセス性抜群です。
4月~10月の時期なら毎日開放されていますが、マリンスポーツ等に参加したい場合は事前に予約しておいた方が良いでしょう。
住所 | 沖縄県うるま市与那城伊計405 |
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電話番号 | 098-977-8464 |
営業時間・定休日 | 10:00~17:00 定休日:11月~3月 |
アクセス | 那覇空港から車で1時間 |
公式URL | http://www.ikei-beach.com/ |
伊計島のおすすめビーチ②大泊ビーチ
伊計島には、伊計ビーチの他に大泊ビーチ(おおどまりびーち)という人気ビーチもあります。ここでは、大泊ビーチの特徴や利用料金を見ていきましょう。
大泊ビーチの特徴
大泊ビーチは、伊計ビーチの北方に広がるビーチです。およそ600メートルに渡って白い砂浜が広がっており、伊計ビーチに引けを取らないほど美しいオーシャンビューを楽しめます。
伊計島の穴場スポットであり、来訪者数が少なくて遊泳に最適。また、冬場でも開放されている魅力もあります。
大泊ビーチの設備・料金
大泊ビーチも伊計ビーチと同様、有料のビーチです。施設を利用するためには、所定の料金を支払う必要があります。
入場料金 | 大人(中学生以上):500円 子供(小学生以下):300円 |
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魚のエサ | 100円 |
レンタル用品 | 浮き輪:500円~ 足ヒレ:500円 ライフジャケット:500円 パラソル:1,000円~ テント:3,000円 など |
バーベキュー | 施設利用料:18時まで大人500円・小人300円 バーベキューセット:3,000円 テント:3,000円 |
キャンプ | 施設利用料:翌日の10時まで大人1,000円・小人600円 キャンプセット:10,000円 |
大泊ビーチの基本情報
大泊ビーチは絶好のシュノーケリングスポットであり、浅瀬でも美しい小魚の群れを観賞できます。運が良ければウミガメの産卵を見られる場合もあり、定期的に足を運びたくなります。
住所 | 沖縄県うるま市与那城伊計1012 |
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電話番号 | 098-977-8027 |
営業時間・定休日 | 9:00~18:00 定休日:無し |
アクセス | 那覇空港から車で約1時間30分 |
公式URL | http://www.oodomari.com/ |
ビーチと合わせて行きたい!伊計島周辺のおすすめスポット
伊計島には、ビーチ以外にも様々な観光名所があります。遊泳する気分になれない時は、これらのエリアを巡ってみてはいかがでしょうか。
ここでは、沖縄・伊計島のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
国指定史跡「仲原遺跡」
仲原遺跡は、史跡として国に指定されている観光名所です。今から2,000年以上前の縄文時代後期に使われていた竪穴式住居が復元されています。
教科書でしか見たことがないような歴史的建築物を直に見れば、当時の人々の生活様式に親しみが湧いてくることでしょう。入場料金は無料なので、歴史に興味のある方は気軽に足を運んでみてください。
住所 | 沖縄県うるま市与那城伊計 |
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アクセス | 那覇空港から車で約1時間30分 |
神聖な場所「伊計グスク」
伊計グスクは、沖縄本島から伊計島に入ってすぐの右手側にある標高約50メートルのグスク(城郭)です。現在は伊計島とつながっていますが、かつては独立した小島だったそうです。
14〜15世紀頃の中国製陶磁器が出土しており、海外貿易の拠点であったとみられています。位牌を神主に見立てて祀った拝所もあり、現在でも地元の人々にとって神聖な場所です。
入り口が分かりづらい所にあるので、初めて行く方は事前に場所をしっかり調べておきましょう。また、満潮時には海水で入り口が塞がれるので、濡れても良い格好で行くことをおすすめします。
住所 | 沖縄県うるま市与那城伊計 |
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アクセス | 那覇空港から車で約1時間30分 |
絶景スポット「伊計大橋」
伊計大橋は、宮城島と伊計島を結ぶ全長198メートルの巨大な橋です。1982年に完成するまで地元の人々は屋慶名港から船で2時間かけて移動していたため、伊計大橋によって交通の便が大幅に向上しました。
沖縄を象徴する真っ赤な欄干が印象的。橋の上から、伊計島周辺の雄大な眺めを一望できます。
本土の高速道路に比べれば圧倒的に交通量が少ないので、のんびりたたずむことが出来る魅力もあります。ビーチの騒々しさが苦手な方は、伊計大橋の上から海や夕焼けを観賞すると良いでしょう。
住所 | 沖縄県うるま市与那城伊計 |
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アクセス | 那覇空港から車で約1時間30分 |
伊計島への行き方・アクセス
伊計島には空港が無いため、本土からの直通ルートはありません。飛行機に乗って沖縄本島の那覇空港で降りてから、車またはバスで伊計島に向かいましょう。
ここでは、沖縄本島から伊計島に行く方法を解説していきます。
車利用の場合
自動車で伊計島に行く場合、まずは那覇空港近辺でレンタカーに乗り、沖縄自動車道を進んで沖縄北ICに向かいましょう。
県道36号線を経由してうるま方面へ向かい、県道10号線の海中道路を通って平安座島→宮城島→伊計大橋と進めば1時間半程度で伊計島に着きます。
走行距離は約50km。非常に見晴らしの良い道が続きますが、よそ見をして事故を起こさないように気をつけてください。
伊計島のビーチ周辺には駐車場があるので、遊泳したい方は島内の駐車場を探さなくても直接現地に向かえます。
ただし、各ビーチを管轄している業者に入場料金を払わないと駐車場を使わせてもらえない可能性があり、観光客とトラブルになるケースもあるようです。
ちょっと海辺を散歩するだけのわずかな時間の駐車でも金銭を要求されるため、ビーチ周辺の駐車場を利用する際は注意してください。
バス利用の場合
自動車の免許を持っていない方は、バスを乗り継いで伊計島に向かいましょう。
那覇空港から明治橋を渡った先にある那覇バスターミナルにて屋慶名(やげな)線バスに乗り、屋慶名で降ります。(乗車時間は約2時間。)その後、屋慶名バスターミナルから宮城島経由のバスに乗って伊計へ向かいます。(乗車時間は約40分。)
自動車に比べて到着までに時間がかかる上に、バスの本数もそれほど多くありません。事前にバスの出発時間を調べておいた方が良いでしょう。
伊計島の離島ビーチを満喫しよう!
今回は、沖縄・伊計島のおすすめ観光スポットやビーチの情報をご紹介いたしました。
リゾート開発が進んでいない伊計島は、沖縄の天然の景観を楽しめる穴場スポットです。沖縄旅行の際には、ぜひ伊計島まで足を運んでみてください。