カシミールカレーとは?由来・レシピやおすすめのお店を紹介
インドの雰囲気も感じられるカレーとして、日本に定着しているカシミールカレー。上野の老舗インドカレー店から生まれたカシミールカレーは、印象的な色と味わいで今も多くの日本人から支持されています。今回は、そんなカシミールカレーに関する情報を取り上げましょう。
目次
カシミールカレーについて紹介!
本格的なインド料理として、日本に定着しているカシミールカレー。独特の色合いや辛味で、病みつきになってしまう人が多い人気カレーです。今回は、そんなカシミールカレーのおすすめのお店や手作りする方法などを、細かく紹介したいと思います。
カシミールカレーについて詳しく知りたい人は、ぜひ最後までしっかり確認してください。
カシミールカレーとは?特徴や味は?
カシミールカレーとはどのようなカレーなのか、イメージできない人もいるでしょう。カシミールカレーとは、東京の老舗カレー店デリー上野店で生まれたインド風のカレーです。
赤味を帯びた黒い色合いや、印象に残る強い辛味で、多くのカレーファンを虜にし続けている名物カフェーとなっています。
日本人でも違和感なく食べ進められるように絶妙な調整がされているため、多くの日本人に愛され、日本にインドカレーが浸透するきっかけにもなったのです。以下ではカシミールカレーの名前の由来について、確認したいと思います。
カシミールカレーの名前の由来
カシミールカレーとは、東京上野のカレーの名店「デリー」で誕生したインド風カレーのことを指します。名前からインドのカシミール地方の伝統的なカレーと思い込んでしまいがちですが、実はカシミール地方とは全く関係の無い、日本独特のカレーなのです。
実はカシミールカレーは、元々「マドラスカレ―」として売り出される予定でした。インドのマドラス地域で古くから親しまれていたカレーが、原型となっていたためです。しかし、印刷の工程でのミスで、「カシミールカレー」とメニュー表に印字されてしまいました。
当時の日本にはインドの地名に馴染みがなかったため、店主はそのままの形でマドラスカレーを提供し始めたのです。印刷時のアクシデントから、独特のおしゃれな響きの「カシミールカレー」という名前になったとは驚きでしょう。
カシミールカレーが食べられるおすすめのお店
カシミールカレーとはどのようなカレーか確認した後は、実際にカシミールカレーが味わえるおすすめ店を紹介しましょう。カシミールカレーを実食してみたい人は、ぜひ以下で取り上げるお店を利用してみてください。
カシミールカレーの発祥店「デリー 上野店」
カシミールカレーのおすすめ店には、「デリー上野店」が挙げられます。「デリー上野店」とは、実はカシミールカレーが生まれたお店でもあるのです。
元祖カシミールカレーは60年以上提供され続けており、現在も辛さと旨味が凝縮されているカシミールカレーを求めるお客さんで連日賑わっています。
カシミールカレーの辛さは「ホット」や「極辛」といったランクから選ぶことができ、一番人気の辛さは「極辛」です。価格は約1,000円とかなりお手頃なので、ぜひインドの雰囲気が漂う明るい店内で、気軽にカシミールカレーを注文してみてください。
住所 | 東京都文京区湯島3-42-2 |
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電話番号 | 03-3831-7311 |
営業時間・定休日 | 11:50~21:30 年末年始定休 |
平均予算 | ランチ:1,000~2,000円 ディナー:1,000~2,000円 |
アクセス | 湯島駅より徒歩3分 |
公式URL |
デリー 銀座店
元祖カシミールカレーのお店の系列店である「デリー 銀座店」も、カシミールカレーを堪能できる人気店です。約30年クラシカルなカシミールカレーを提供している老舗店で、幅広い年齢層のカレー好きから愛されています。
重厚感のある空間が広がる店内には、インド風のインテリアがおしゃれに設置されています。そのため、インドらしさを感じながら、リラックスしてカシミールカレーを楽しめるでしょう。
また、デリー銀座店では月替わりの創作カレーメニューも人気です。厳選した旬の美味しい食材をたっぷり使った月替わりカレーは、カシミールカレーと並ぶ人気を誇っています。興味がある人は、ぜひ月替わりカレーも注文してみてください。
住所 | 東京都中央区銀座6-3-11 西銀座ビル3階 |
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電話番号 | 03-3571-7895 |
営業時間・定休日 | 平日11:30~21:30 土日祝11:50~21:30 年末年始定休 |
平均予算 | ランチ: 1,000~2,000円 ディナー: 1,000~2,000円 |
アクセス | 有楽町駅から徒歩7分 |
公式URL |
デリー 東京ミッドタウン店
気軽にカシミールカレーを食べてみたい人には、六本木エリアで営業している「デリー 東京ミッドタウン店」がおすすめです。ナチュラルな雰囲気のお店で、看板メニューのカシミールカレーのテイクアウトも可能となっています。
カウンター席が多めとなっているので、1人でじっくりカシミールカレーを味わいたい人にもおすすめです。
また、ミッドタウン店では、季節のサラダや香ばしいタンドリーチキンが、カレーとセットになるメニューも人気です。
住所 | 東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン地下1階 マーケットストリート内 |
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電話番号 | 03-5413-7278 |
営業時間・定休日 | 11:00~21:00 年末年始定休 |
平均予算 | ランチ: 1,000~2,000円 ディナー: 1,000~2,000円 |
アクセス | 六本木駅から徒歩8分 |
公式URL |
カシミールカレーのレシピと作り方
カシミールカレーは本格的なインドカレーなので、家で再現することは難しいのではと思う人は多いでしょう。
しかし、実はカシミールカレーのルーはカシミール発祥のお店「デリー上野店」から販売されています。そのため、具となる食材を用意すれば、家でも気軽に作ることができるのです。まず、カシミールカレーを作る前に、具となるジャガイモと鶏肉の下処理を行っておきましょう。
ジャガイモは少し大きめにカットすると、よりカシミールカレーらしく仕上がります。鶏肉にはフォークで適度に穴を開けて、調味料が染み込みやすくしましょう。
そして、ジャガイモは4分ほどレンジで加熱します。その後、手頃な大きなの鍋に全ての材料を入れて炒めたら、パックのルーを流し入れましょう。しばらく煮込み、塩コショウで味を微調整したら完成です。
カシミールカレーは通販で購入もできる!
店頭でしか購入できないと思われがちなカシミールカレーですが、現在では通販でも気軽に購入することが可能です。カシミールを考案したお店「デリー」では、オンラインショップを開設しています。
オンラインショップではカシミールカレー以外の、人気インドカレーメニューやサイドメニューも購入できるので、ぜひ確認してみてください。また、カシミールカレーのルーの実も販売されているので、カシミールカレーを家で作りたい人にもおすすめです。
日本人に愛されるカシミールカレーを自分なりに楽しもう
今回は、上野の有名老舗インドカレー店「デリー」で生まれた、カシミールカレーについて詳しく紹介しました。カシミールカレーは、その独特の黒さと鋭い辛さで、現在では日本のインドカレーの代表格となっています。
エキゾチックな魅力が詰まっているカシミールカレーに興味がある人は、ぜひ今回取り上げた情報を参考に、カシミールカレーを堪能してみてください。