北九州の治安は悪いところ？小倉など危険地域についても解説

北九州市の治安は、イメージ通り悪いと言えるでしょう。しかし、治安が悪いからといって一人歩きができない都市とか、女性だけでいると危険な都市というわけではありません。

治安が悪いといえども、日本国内であるためモラルはしっかりあり、女性の一人暮らしも多い都市です。ただ、日本レベルで見ると治安が悪いと言えるでしょう。

今回は、北九州の治安や危険地域、北九州でも安全と言われている地域について紹介します。

北九州は福岡県に位置する政令指定都市です。工業都市としても栄えており、福岡県第2の都市です。八幡製鉄所や関門海峡に面している門司港なども北九州にあります。福岡県にありながらも独立した雰囲気も持っています。

都市部には、黒崎や小倉があります。小倉は小倉北区の中心部が栄えており、黒崎は八幡西区の中心部が賑わっているのが特徴です。

山口県の下関市と北九州の門司は非常に近く隣接しています。また、福岡県の筑豊地区の近くでもあります。博多弁とは少し違う北九州弁を話すのも特徴でしょう。

北九州は、福岡市民も認める治安の悪さですが、なぜ北九州は治安が悪いと言われるのでしょうか。福岡県全体を見ても、一番事件が発生しているのは福岡市中央区です。

しかし、北九州の小倉は警察官も治安の悪さに驚いているほど治安が悪化することがあります。北九州の治安が不安視される理由について見ていきましょう。

福岡県は、暴力団の本拠地が多い県です。北九州には、全国的に知れ渡り、力が大きいと言われている工藤会があります。暴力団が事件を起こしたときに北九州が話題になることもあるでしょう。

暴力団の本拠地があるというのは、いつどんな事件が勃発するのか分からないところがあります。そのため、北九州自体の治安を脅かすのです。

ただ、北九州市民によると、北九州の暴力団は一般市民を標的にはしないとも言われています。これは噂でしかないので信憑性がどこまであるのかは分かりません。暴力団が存在するのは確かなので注意はしておきましょう。

北九州はかなりヤンキーや暴走族が多い都市です。昔から歴史があるかのようにヤンキーや暴走族が存在しています。北九州の成人式はヤンキーや暴走族が荒らすことも有名です。

北九州では、ヤンキーや暴走族がいるのは普通のことにもなっています。そのため、他県から来た人は、治安が悪い場所だと再認識することでしょう。

暴走族が単車で暴走している姿を見たり、コンビニにヤンキーがたむろしている姿を見ることも多くあるはずです。派手な集団がいたらヤンキーの可能性もあるでしょう。

福岡県は、全体的に在日外国人の人数が多い県です。しかし、福岡県内でも多いのが北九州です。一番は水巻町という北九州にある地域です。2番目は北九州に近い行橋市です。

さらに、北九州市小倉北区や、北九州市戸畑区なども在日外国人が多くいます。福岡の在日外国人は、多くが中国人や韓国人、朝鮮人です。

在日外国人が多いと、その国との情勢が悪化したときや、日常生活のモラルの違いなどから治安が悪くなることもあるでしょう。

福岡県は、全国的に犯罪発生率が高い県です。1番は福岡市中央区、2番は福岡市博多区、3番は北九州市小倉北区が犯罪発生率が高く治安が悪い地域です。

中でも北九州市では、凶悪な犯罪が多く見られます。暴行事件なども多発している都市です。また、女性に対する暴行なども起きています。

犯罪発生率からすると、福岡市内のほうが高いですが、危険な犯罪というと北九州のほうが多い可能性もあるでしょう。

北九州で起きた事件の中でも凶悪な事件について紹介します。北九州では、発砲事件があったとか、暴行事件があったなどのようなニュースは多く流されています。

その中でも、凶悪で残虐的な事件について見ていきましょう。

2002年に発覚した事件です。被害者を監禁し、洗脳し、被害者同士で殺害させたとても卑劣な事件です。被害者でもあり生存者でもある女性が脱走したことで事件が判明しました。

主犯の男性は日頃から虚言壁があり、自分の支配下に人を置き、虐待するのは日常茶飯事でした。この事件では7人の人物が殺害されています。自分の妻や母親、子供などを殺さなければならない状況に主犯の男性が追いやったのです。

主犯の男性は死刑が確定しています。また、主犯の男性には子供がいます。その子供は自分が親になることへの不安など、この事件によるトラウマを抱えているのです。

北九州市小倉北区で1979年に起きた事件です。この事件は2人の犯人が存在しています。言葉巧みに病院の院長を騙し、スナックで監禁しました。院長の家族に2000万円の現金を要求しています。

その後、院長が命乞いをしたにも関わらず首を絞めて殺しています。さらに死体をバラバラにし、大分県国東半島の海にバラまいたのです。漁師が死体の一部を見つけたことで事件が発覚しました。

大分県国東半島はとてものどかで事件もあまり起きない治安が良い場所です。その地域をこのような形で汚し、人の命を奪った2人には死刑が確定し執行されました。

北九州と聞いただけで治安が悪いと感じる人もいますが、北九州にはより治安が悪い地域があります。危険が多い地域でもあるので、どの地域か紹介します。

若松は、美味しい食べ物があることで有名です。しかし、田舎町でありヤンキーが多いことでも知られています。中学校が荒れているために、子供に私立の学校を受験させる親もいるくらいです。

また、夜になると人通りがなくなることもあり、危険に満ちています。公園や駅周辺は注意したほうがいいでしょう。

つきまといをする不審者がいたり、若松に在住している女性が殺害される事件も起きました。

小倉北区は、北九州内でも最も治安が悪い地域でしょう。小倉北区で起きた凶悪な殺人事件もあります。また、暴行や暴力事件が多く学校から帰宅している女の子に対して大人2人で暴行する事件も起きています。

さらには、女性をわざと転倒させたり、女性の顔を殴るという事件も小倉北区で起きています。軽犯罪ではなく、被害者が負傷するような犯罪が多いため、この地域は非常に危険が多いでしょう。

小倉北区には、繁華街もあります。若者も多く集まり、活気があるのですが事件が多いのも事実です。

八幡西区は、住宅街があり学校や病院なども存在しているため一見治安が良いように感じるでしょう。この地域には、ヤンキーが多いことが挙げられています。また、不審者やつきまとい、公然わいせつなどの事件も起きています。

小倉に比べると八幡は落ち着いている地域だと思う人もいますが、一部の地域は治安が不安定であることも知っておきましょう。

治安が悪くて怖い都市のイメージばかりがついている北九州にも、安全な地域は存在しています。北九州の人口の多さを考えると、日常生活を送るための治安は比較的整っていることを示してもいるでしょう。

実際に北九州では、普通に暮らすことは可能です。しかし、できるだけ事件性が少ない地域で暮らしたいという人もいるでしょう。どの地域がおすすめなのかチェックしてください。

北九州市八幡東区は、かつてスペースワールドがあった地域です。また、管営八幡製鉄所という世界遺産まである場所です。薬局やイオンモールなど生活するのに便利な施設も多くあります。

近年、発展してきていることから夜でも明るい地域になっていることが治安をさらに良くしているでしょう。また、繁華街が危険な地域でもないことも治安を安定させている秘訣です。

門司区は、福岡市内や山口県民なども多く訪れる場所です。異国を感じられたり歴史を感じられる場所で、焼きカレーや赤レンガが有名です。門司港レトロは何度訪れても趣深さに感動するでしょう。

門司区と言えば、街並みが美しく、ゴミなども落ちていないことが挙げられます。そうした一面が治安の良さを物語っています。ゆっくりとした時間が流れているようにも感じられる素敵な地域です。

小倉は危険というイメージがありますが、その中でも小倉南区は比較的治安が良い地域です。小倉南区は、教育レベルが高いことや、高級住宅街があることで知られています。

そのため、北九州に多いと心配されているヤンキーや暴走族を見かけることも少ないのです。子育てをしているファミリー層にも人気があるのが小倉南区です。

小倉は北九州の都会です。そのため、便利が良いのですが治安が不安になるのも事実です。小倉に住みたい人におすすめされているのが小倉南区なので治安は良好でしょう。

北九州に住んでいる人全てが事件に巻き込まれるわけではありません。ほとんどの人が安全に暮らしています。そのため、実際に住んでいると治安の悪さに気づかないこともあるのです。しかし、周りから治安が悪い場所と指摘されると反対するようなところもありません。

北九州市民も北九州の治安が悪いと言われていることは分かっています。ただ、普通に過ごすことができるので、言うほど悪くないと思っているのは事実でしょう。

北九州に限らず、福岡県では「暴力団が…」とか「発砲事件が…」などのようなニュースが多々あります。聞きなれた文言のため、一回一回治安が悪いとは感じないのです。ただ、聞きなれていることが治安の悪さも物語っているのでしょう。

北九州は、福岡市内では見ることができなかったり、感じることができない北九州ならではの空気があります。福岡に旅行に来たときは、福岡市内や福岡市内近郊ばかりではなく是非、北九州にも行ってみてください。

ちなみに、上戸彩さんが出演していた「アテンションプリーズ」は北九州がロケ地になっています。上戸彩さんが絶賛する焼きカレー屋さんなどもあります。

ただ、北九州には怖いイメージを持つ人もいるのは事実です。そのため、北九州を安全に観光する秘訣について紹介します。

日本国内では、歩きスマホをしている人が多く、歩きスマホをしていてもあまり事件に遭わないのが普通です。しかし、歩きスマホをしている人同士がぶつかるというトラブルもあります。

北九州には、暴力団組員もいれば、ヤンキーや暴走族も多くいます。ぶつかると何を言われるか分からないので歩きスマホはしないようにしてください。歩きスマホをしているときに、ひったくりなどの盗難に遭う可能性もあるでしょう。

そもそも、北九州でなくても、歩きスマホはモラル違反でもあることを認識してください。人の迷惑になってしまうため、文句を言われても言い返せなくなるでしょう。スマホは立ち止まれる場所で確認したり、落ち着いて触れる場所で操作してください。

北九州で危険と言われている場所には行かないようにしましょう。やはりヤンキーや暴走族が多いことから、言われのない文句を言われて脅されることがあります。また、事件に巻き込まれることもあるでしょう。

さらに、身的被害がないにしても、公然わいせつなどをしている不審者に遭遇して怖い思いをする可能性もあります。また、北九州では暴行事件も多発しているので自分の身を守るためにも危険地域には行かないのが1番です。

八幡東区や門司区などの治安が比較的良いと言われている場所だけでも、良い観光をすることが可能です。治安が良いエリアを調べて、治安が良いエリア内での観光にすることをおすすめします。

北九州は福岡県内にある存在感が大きな都市です。工業都市でもあるため、工業に関係する建物を見ることもできるでしょう。過去には空気汚染なども指摘されていましたが、現在は落ち着いています。

しかし、治安の悪さはなかなか落ち着きを見せず、ヤンキーなどによって治安が不安定になっている地域があるのも事実です。北九州には北九州の素晴らしさがあるため、治安が悪いというのはとても残念なことでしょう。

ただ、観光できない都市とか、住むことができない都市ではありません。マナーを守って、治安に気をつけていれば、北九州の良さを実感し、北九州が住みやすい場所を感じることもできるはずです。