宮崎の心霊スポット！青島の廃ホテルやホテルアイランドについても紹介

心霊スポットは、全国各地いたるところにありますが、宮崎県にも心霊スポットと噂される不気味な場所が点在しています。中には、「日本最恐心霊スポットランキング」にも顔を出す、「本当に怖い」心霊スポットもあります。

廃墟にまつわる単なる噂話なのか、曰く因縁のある場所なのか、はたまた本物のヤバイ心霊スポットなのか。宮崎県にある有名な心霊スポットについてご紹介しながら、どこまで怖いのか、検証してみましょう。

宮崎県の怖い心霊スポット、まず初めにご紹介するのは、心霊スポットとして全国的に人気の高い、「廃ホテル、廃墟編」です。南国リゾートの宮崎県には、ホテルや旅館がたくさんありますが、廃業して打ち捨てられたホテルや旅館もたくさんあります。

かつての繁栄を失い、廃墟となった建物には、異界とつながる口が開きやすいのでしょうか。

「青島橘ホテル」は、1967年開業、8階建てで、客室数は300室以上という大型ホテルで、宮崎県が新婚旅行ブームにわいた昭和40年代には、年間600万人もの旅行客が訪れていましたが、ブームが去ると客足は遠のき、1990年12月に廃業、その後ホテルは廃墟となりました。

肝試しに訪れた若者が自殺した少年の霊を見たとか、隣接する、同じく廃業した旅館「青木屋」で白骨遺体が発見されたとか、廃墟となってから約20年に渡って怖い噂が絶えない有名な心霊スポットでしたが、2009年に取り壊され、現在は再開発に向けて整備されています。

紫波洲崎城の城跡を公園として整備した「城山公園」。海岸沿いにあるとても気持ちの良い公園ですが、そこにある「仏舎利塔」付近では、戦国武士の幽霊や、女性の幽霊の目撃談がいくつもあります。

「仏舎利塔」には美しい大仏も安置されていますが、神聖な場所というより、心霊スポットとしての人気のほうが高いようです。

地元では有名な心霊スポットの「青島グリーンパーク」ですが、なぜか具体的な情報がほとんど見当たらない不思議なスポットです。もともとは宿泊施設とレジャー施設だったと思われますが、いつ開業しいつ閉鎖したのか、閉鎖の理由が何だったのか、そんな情報もありません。

廃墟となった建物などはありますが、草に覆われて安易に立ち入ることはできません。いつの間にか人影が絶えた廃墟ということから、不気味な心霊スポットとして噂が広がったのかもしれません。

そして、怖いとの噂だけはよく聞く心霊スポットなのに、では実際にどんな心霊現象があったのか？という話になると、さっぱり情報が出てこないのも不思議です。

都井岬は、宮崎県では有名な観光地ですが、廃業したホテルや旅館も多く、そのほとんどが廃墟と化しています。中でも有名なのが、1970年開業、2000年に廃業した「都井岬グランドホテル」です。

心霊現象などの噂はなく、心霊スポットというよりは、肝試しスポットとして人気があります。

三田崎健の怖い心霊スポット、続いてご紹介するのは、「公園編」です。昼間は市民の憩いの場、子どもたちの遊び場となる公園ですが、夜になると様子は一変します。昼の明るさと夜の闇の差が、何者かを呼び寄せるのかもしれません。

リゾート施設やサイクリングコースも備え、有名な観光スポットにもなっている広大な森林公園「阿波岐原森林公園」の中に、心霊スポットとして知られる「市民の森」があります。

四季折々の花が咲き誇る美しい「市民の森」ですが、公園として整備される前は自殺の名所として有名で、自殺者の霊を見たとか、誰もいないのに足音が聞こえたとか、心霊体験をする人が後を絶ちませんでした。

水辺には霊が集まりやすいといいますが、「市民の森」にある「禊池」の周りにはよくないものが寄ってくると噂になっています。

小高い丘の上にある「平和台公園」は、戦没者を弔うために作られた公園で、園内にある「平和の塔」からは、宮崎の街を一望できます。四季折々に美しい花が咲き、アスレチック広場や、はにわ園などもあり、地元の人の憩いの場となっています。

しかし、今でも戦争で命を落とし、成仏できない幽霊が彷徨っているとの噂があり、幽霊の目撃情報も数多く伝えられています。

平和の塔の近くにあらわれる女性の幽霊や、公園内にある新池で自殺した女性の幽霊は有名です。埴輪公園の埴輪が動いたり、目が光ったりするという噂もあります。

宮崎県の怖い心霊スポット、お次は「トンネル、橋編」。人通りもなく、暗いトンネルや高所で揺れる橋は、ただそこにあるだけでも薄気味悪く感じます。トンネルを出た先は、橋を渡った先は、あの世に繋がっているかもしれません。

日本の最恐心霊スポットランキングにも登場する「コツコツトンネル」こと「久峯隧道（ひさみねずいどう）」。昼でも薄暗いトンネルは、何もなくても恐ろしい気配に満ちています。

「コツコツトンネル」の名前の由来は、クラクションを3回鳴らすと霊があらわれる、女性の霊がコツコツと靴音を響かせてあらわれる、車の窓をコツコツと叩く音がするなど、いろいろ言われていますが、正確にはわかっていません。

国道218号、日之影川に架かる「青雲橋」は、水面からの高さ137m、橋の長さ410mで、国道に架かる橋としては東洋一の規模を誇っています。橋の上からの眺めが素晴らしく、たもとには「道の駅青雲峡」もあり、多くの観光客で賑わう絶景スポットです。

しかし、次にご紹介する「照葉大吊橋」と同様、その高さ故、飛び降り自殺の名所となっており、県外から死に場所を求めてやって来る人も多いです。そのため、自殺者の霊が彷徨う心霊スポットとしても有名になっています。

九州中央山地国定公園の中にある「照葉大吊橋（てるはおおつりばし）」は、全長250m、歩行者専用の吊り橋としては世界一の長さです。高さも142mあり、下を覗きこむと高所恐怖症でなくとも足がすくむほどです。

昼間しか渡ることができない有料吊り橋ですが、その高さ故有名な自殺の名所になっており、橋の途中で後ろから話しかけられ、振り向いたら誰もいなかったという幽霊の噂が絶えません。

宮崎県の怖い心霊スポット、最後にご紹介するのは「自然編」です。人の手を借りずとも、人ならざる者は、この世に何らかのメッセージを送ることができるのでしょうか。それとも、自然には、もともとこの世とあの世がつながっている場所が存在しているのでしょうか。

南国の海を見ながらのドライブが楽しめる人気のドライブスポット「堀切峠」ですが、交通事故の多発地帯としても有名です。昭和40年代には、園児を乗せた幼稚園バスがカーブを曲がり切れずに大破し、園児が死亡するという痛ましい事故も起こっています。

そのためか、「堀切峠」では子どもの幽霊の目撃談が多く、夜車で走っていると子どもの笑い声が聞こえるとか、フロントガラスに子どもの手形が残っていたというのが有名です。

「関之尾滝」は、幅が40m、高さが18mもある大きく美しい滝で、上流には「甌穴（おうけつ）」が多数あることで有名です。有名な観光名所ですが、自殺の名所でもあり、心霊スポットでもあります。とくに近くのトイレは、首吊り自殺があったせいで、今でも幽霊の目撃談が絶えません。

「関之尾滝」周辺では交通死亡事故も多発しており、事故で破損したガードレールは、何度塗りなおしても、いつの間にか血塗られたように赤く錆びてしまうといわれています。

「愛宕山」は、県内で唯一日本の夜景100選に選ばれた絶好のデートスポットですが、女性の幽霊が出る心霊スポットとしても知られています。

「愛宕山」には、30体ほどのお地蔵さまが、ぐるりと円陣を組むように並べられている場所がありますが、夜に行くと、首のないお地蔵さまが混ざっていることがあるそうです。

ドキュメンタリー映画「寒川」の舞台となった「寒川集落」は、明治期には林業で栄え、200人以上の住人が暮らしていましたが、平成に入ると限界集落となり、1989年には最後の住民も村を出たといわれていますが、実際には2010年くらいまでは人が住んでいたようです。

しかし今は廃村となり、崩れかけた家屋が点在しています。人がいなくなった寒川集落には、女性の幽霊が徘徊しているとの噂があります。

さまざまな宮崎県の怖い心霊スポットについてご紹介してきましたが、宮崎県でもっとも有名な心霊スポットだった「ホテルアイランド」についても触れておきます。

「ホテルアイランド」は、もともと病院だった建物を改装し、ラブホテルとして営業していましたが、心霊現象と思われる不思議な出来事が相次ぎ、経営者が夜逃げする形で廃業。

打ち棄てられた建物が廃墟となり、肝試しや、メディアの取材で実際に心霊現象が起きると、宮崎県きっての心霊スポットとして一躍有名になりました。しかし、倒壊の危険があるということで2005年に建物は解体。現在その姿を見ることはできません。

宮崎県の心霊スポットで遺体が発見されたとのうわさが飛び交っていますが、噂は本当です。2020年4月15日0時50分ごろ、宮崎県えびの市大河平の有名な心霊スポット「グリーンヒルズホテル」跡で、遺体が発見されました。

発見したのは県外から肝試しに訪れた20代の男性2人です。9階建ての廃ホテルを1階から探索していき、6階の客室にたどり着いたところで、ベッドに仰向けに横たわる遺体を発見しました。

遺体は腐敗が激しく、性別、年齢、死因ともに不明で、身元不明死体として事件、事故、自殺の方向で警察が捜査しています。

心霊スポットは噂先行の場合もありますが、本当に「何か」がある場合もあります。宮崎県には、冷やかしで行ってはいけない心霊スポットもあります。

例え「何か」がなくても、心霊スポットは、険しい山の中だったり、危険な場所だったりすることも多いので、決して面白半分、ふざけ半分で行かないように気をつけてください。