モンサンミシェルはフランス世界遺産の美しい修道院!歴史や観光情報を紹介
たくさんの観光名所があるフランス。その中でも有名なのが、「モンサンミシェル」ですね。一生に一度は訪れたい世界遺産と言われています。これから、モンサンミシェルに行くときに役立つ情報を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
目次
フランスの世界遺産「モンサンミシェル」について紹介!
フランス・世界遺産の1つ、モンサンミシェル。これから、モンサンミシャルについての歴史や観光情報を紹介します。
モンサンミシェルが世界遺産に登録されたのは、1979年です。「フランス観光で、モンサンミシャルに行くから事前知識がほしい」という方は、ぜひ読んでくださいね。
事前に勉強することで、観光をより充実させることができます!
モンサンミシェルってどんな場所なの?
フランス北西部・ノルマンディー地方サン・マロ湾にある世界遺産・モンサンミシェル。「モンサンミシェル」を日本語に変えると、「聖ミカエルの山」という意味になります。
モンサンミシェルは修道院の名前だと思う人がいますが、実は修道院が建っている小さい島全体の事を「モンサンミシェル」と言います。
モンサンミシェル島内へ行くには、観光インフォメーションセンターがある陸地から3つの手段で行くことができます。サン・マロ湾の干満の差は激しく、潮の満ち引きの差はなんと15mです。
満潮の時は、陸地からの移動はできなくなります。
陸地からモンサンミシェルまでの行き方
それでは、陸地からモンサンミシェルまでの行き方を紹介します。
徒歩
ゆっくり景色を見ながら、モンサンミシェルまで行きたい方は「徒歩」でいきましょう!陸地には、観光インフォメーションセンターがあります。
観光インフォメーションセンターからモンサンミシェルまで行く場合、約35分かかります。1本道なので迷うことなく、のんびり行くことができます。
ゆっくり行きたい方におすすめの方法ですね。
無料公共バス
観光時間を長くしたい方は、「無料公共バス」で行きましょう!朝7:30-0:00まで、陸地からモンサンミシェルまで無料公共バスが運行しています。
バスで行く場合の所要時間は、約12分です。乗り場には、案内がないことがあります。
陸地にあるオシャレなスーパーマーケット「 Les Galeries Du Mont-Saint Michel」の前がバス乗り場です。ここで、バスが来るのを待ちましょう。
ここにはトイレもあるので、観光前にトイレに行くこともできます。バス乗り場で待ち、バスが来たらそのまま乗れば大丈夫です。
0:00まで運行しているので、夜のライトアップを近くで見ることができますね。
馬車
ゆっくり特別な空間を楽しみたい方は、「馬車」で行きましょう!乗り場は、陸地にある観光インフォメーションセンターの隣です。
分からない場合は、観光インフォメーションセンターのスタッフに聞いてくださいね。馬車を利用する場合は、片道約25分です。
非日常な体験ができますね。
馬車利用料金 | 6€(1人あたり) |
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モンサンミシェルの歴史
それでは、世界遺産・モンサンミシェルの歴史を見てみましょう。
708年 / 聖ミカエルのお告げ | アヴランシュの町の司教だったオベールの夢に、聖ミカエル が登場。「あの岩山に聖堂を建てよ」と命じる。 なかなか建設をしないでいると、また同じ夢を見る。 3度目の夢の時に、怒った聖ミカエルがオベール司教の頭蓋 骨に指で穴をあける。 3度目の夢の後、実際に頭蓋骨に穴が開いていたことから夢 の存在を信じ、聖ミカエルのお告げ通り聖堂を建て始める。 最初の聖堂は、高さ80mほどの小さな聖堂。 |
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13世紀 / 現在の姿になる | 8世紀に小さい聖堂が出来た後、増改築を繰り返し13世紀に 現在の姿に。 |
14世紀 / 100年戦争勃発 | 14世紀、イギリスとフランスとで勃発した100年戦争。 モンサンミシェルは、城壁として使用。 そして、この時に有名なジャンヌ・ダルクが登場! イギリス軍は、干満の差が激しい為近づくことができず、 フランス軍が勝利する。 |
14世紀~ / 有名な聖地になる | 百年戦争で、勝利を収めてから有名な巡礼地として沢山の巡 礼者が聖地・モンサンミシェルへ巡礼を行う。 巡礼者の中には、潮にもまれて命を落とした者もいた。 |
18世紀 / 監獄へ | 有名な巡礼地だった場所が、フランス革命後監獄へ変わる。 モンサンミシェルは、国が没収。修道士は、追い出されてし まう。19世紀まで、監獄として利用。 |
20世紀 / 建築物の保護 | フランスでは、「過去の建築物を保護しよう」という動きが 高まり、モンサンミシェルもその1つに。 モンサンミシェルの修復が始まり、13世紀の姿を取り戻す。 |
世界遺産・モンサンミシェルは、修道院・城壁・監獄として使用されていました。
キリスト教における大天使は、ミカエル・ガブリエル・ラファエルの3人。この3大天使は、聖書や外典に現れ、神の意志を人間に伝える役割をしています。
最後の審判の場面では、天秤を持って魂の重さをはかる天使として登場します。
モンサンミシェル観光の見所と楽しみ方
それでは、モンサンミシェルに行くときの見所と楽しみ方を紹介します。半日あれば、十分に観光できます!
世界遺産・モンサンミシェルで素敵な時間をすごしましょう。
モンサンミシェル修道院の見学する
外観からも楽しめる修道院ですが、実際に内部の様子を見ながら当時の様子を思い浮かべましょう!モンサンミシェルの修道院の見学は、2時間あれば十分に観光できます。
モンサンミシェルに行くならば、修道院見学は必須です!
西のテラスやレ・ファニル通りからの絶景を楽しむ
まずは、モンサンミシェルの中でもおすすめのスポットを紹介します。ゆっくり絶景を楽しんだり、写真を撮ったりしながら素敵な時間を過ごしましょう!
西のテラス
モンサンミシェル修道院内部のおすすめの場所、「西のテラス」。ここから絶景を見ることができます。
修道院に入場してすぐ長い階段を登ります。そして、長い階段を登り切った場所が「西のテラス」です。
素晴らしい景色を眺めた後、見学へ進みましょう!
レ・ファニル通り
人が少ないのでゆっくり散策できる、「レ・ファニル通り」。ここからも絶景が楽しめます。
メイン通りの「グランド・リュ」に比べ、人が少ないのでゆっくり散策しながら絶景を楽しめます!
16世紀、城壁の守りを固める為に造られた「ガブリエル塔」が見えます。
季節や潮の満ち引きで変わる景色を楽しむ
「モンサンミシェルが、海に囲まれた姿が見たい!」という方が多いと思います。年間で満潮になる日は、約15日です。
事前に、ホームページで確認していきましょう!フランス語の潮位表のみですが、赤くなっている部分が満潮の日にち・時間です!
フランス語 | 翻訳 |
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Date = 日付 | Basse mer = 干潮 |
Pleine mer = 満潮 | Coef = 潮位 |
Matin = 朝 | Soir = 夜 |
グルメやショッピングを楽しむ
モンサンミシェルは、美味しいグルメや楽しいショップングも楽しめる場所です。少し疲れたら、カフェで休憩したりしながらゆっくり時間を過ごしましょう!
モンサンミシェルには修道院近くに、「グランド・リュ通り」があります。5分あれば歩ける小道ですが、お土産店やレストランが連なっている場所です!
モンサンミシェル観光でおすすめのグルメ・お土産
モンサンミシェルでおすすめのグルメやお土産について見ていきましょう。
モンサンミシェルの名物グルメ
旅の楽しさの1つは、現地の名物グルメ食べることですね。モンサンミシェルの名物グルメは、ふわっふわの「オムレツ」です。
ボリュームがあるオムレツですが、軽い食感なのでペロっと食べることができます。このオムレツは、メール・プラールおばさんが巡礼者の為につくったのが始まりです。
お腹が空いている巡礼者の為に、簡単に手に入る卵をメレンゲ状に大きく膨らませ大きなオムレツをつくりました。メール・プラールおばさんのつくったオムレツが、モンサンミシェルで有名になり、名物グルメになりました。
食べた人によっては、「空気を食べているみたい」という方もいますが、巡礼者の気持ちを感じながら、食べてみてくださいね!
モンサンミシェルでおすすめのお土産
旅行中に悩んでしますのが、お土産選びですね。「お土産選びで時間がかかり、観光の時間が無くなってしまった!」なんて人もいるかもしれません。
軽くて、ばらまきにもおすすめなのが「塩」です!もらった方も料理に使えるので喜ばれるお土産です。
モンサンミシェル周辺のグランド一帯で採れる無添加海水塩は、まろやかな味が特徴で現地の人も料理に使用します。塩は、お土産屋さんでも購入できますが、スーパーマーケットでも購入できます。
モンサンミシェル観光におすすめのシーズン
「モンサンミシェルに行くけど、いつがいいかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。これから、おすすめのシーズンを紹介します。
天気や天候について
「モンサンミシェル」に行くベストシーズンは、夏(6月-8月)です。日が長く、ゆっくり観光を楽しむことができます。
また、お土産店も開いているのでショッピングも楽しめます。冬だと、閉まっているお土産店も多いです。
おすすめの服装は?
石畳が多く、階段もあるので必ず歩きやすい靴で行きましょう!夏に行く場合は、直射日光が日本より強い為、日差し対策グッズが必要です。(帽子、サングラス、日焼け止めクリーム、扇子など)
また、夏でも肌寒くなることもあるため羽織るものを必ず持ち歩きましょう!
モンサンミシェル修道院の入場料やアクセス方法について
それでは、モンサンミシェル入場の時に役立つ情報を紹介します。
モンサンミシェル修道院の営業時間と入場料
モンサンミシェル修道院の見学時には、修道院入り口近くにあるチケットセンターにて日本語音声ガイドをレンタルすることができます!内部には説明が書いてありますが、日本語表記が無いため、詳しく知りたい方は、日本語音声ガイドを借りましょう!(4.5€ / 1つ)
見学の順番は、部屋に「→」が書いてあるので、その方向に進んでいきます。
モンサンミシェル修道院 | 基本情報 |
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住所 | 50170 Mont Saint-Michel |
営業時間 | < 1/2-4/30 > 9:30-18:00 < 5/2-8/31 > 9:00-19:00 < 9/1-12/31 > 9:30-18:00 |
電話番号 | +33 2 33 60 14 30 |
入場料 | 10€(1名あたり) |
ホームページ | モンサンミシェル修道院 / ホームページ |
事前に入場券を購入できる?
チケットセンターが混雑する場合があるので、事前にチケットを購入しておくことをおすすめします。日本語で購入できる「GET YOUR GUIDE」がおすすめです。
予約が完了すると、予約確認書がメールにて届きます。そして、修道院入り口にいる係員に予約確認書のQRコードをスキャンしてもらうだけで、入場できます!
モンサンミシェル修道院への行き方
フランス国内を旅しながら、モンサンミシェル修道院へ行く方が多いのではないでしょうか。国内旅行の移動手段としておすすめは「FLIXBUS」です!
パリからモンサンミシェルに行く場合、直行バスがあるので乗り換えの心配もなく乗車できます。また料金も片道30€ほどなので格安で行くことができ、おすすめです。
移動時間は約5時間ですが、景色を見たり観光前にゆっくりできる時間をすごせますね。予約完了書にQRコードがあるので、それを見せれば乗車できます。
ツアーで行くのがおすすめ!
「個人で行くけど、行き方が不安」「説明を聞きながら行きたい」「世界遺産になっているし、詳しく知りたい」という方におすすめなのが、ツアーです!VELTRAでは、フランスの色々なツアーを開催しています。
英語が得意な方は、英語ガイドのツアーを選択しましょう。自分の理想のツアーに出会えるはずです。
ガイドの話が聞きながら、思う存分モンサンミシェルの観光を楽しみましょう!
モンサンミッシェルで素敵な思い出をつくろう!
世界遺産・モンサンミシェルについて紹介しました。モンサンミシェルでゆっくりしたい方は、陸地にあるホテルにて1泊しましょう!
1泊すると、観光客が少ない朝にのんびり散策したり、美しい夜のライトアップを楽しむことができますね。修道院・城壁・監獄の歴史があるモンサンミシェル修道院で、当時の様子を想像しながら見学したり、買い物を楽しんだり、グルメを楽しんだり、楽しいもこと尽くしです。
「一生に一度は訪れたい世界遺産・モンサンミシェル」で素敵な時間をすごしましょう!