サモアを観光!おすすめスポット・食べ物や治安・旅行の費用も紹介
南半球ポリネシアにあるサモアは、日本では体験することのできない文化やグルメ、自然風景のすばらしさを感じることのできる魅力的な場所です。サモアを観光する人にぜひ訪れてほしいおすすめのスポットをはじめ、観光に役立つ情報を余すところなくご紹介します。
目次
サモアの観光スポットや食べ物・治安について紹介!
サモアは、オーストラリアの東側、ニュージーランドの北にあるポリネシアという場所にあります。
サモアはいくつかの島から成り、主な島はサバイイ島とウポル島。 首都は、ウポル島にあるアピアです。
実は、サモアは2つある
実はサモアは、同じサモア諸島にありながら2つの国に分かれています。一つは、サバイイ島やウポル島などから成るサモア独立国。そしてもう一つが、アメリカ領サモアです。
サモア独立国は、東西に延びるサモア諸島の西側、アメリカ領サモアは東側に位置し、両国は日付変更線で隔てられています。
今回ご紹介するのは、サモア独立国。自然に恵まれ、南国ならではの美しい浜辺や青い空など、たくさんの魅力があります。
時差は4時間
サモアの時間は、日本の時間にプラス4時間。日付変更線をまたがないので、旅行で時差ボケになる可能性は少なくて済むでしょう。
サモアってどんなところ?
サモアという名前は聞いたことがあっても、実際にどんな国なのか知らないという人が大半ではないでしょうか。
ここでは、サモアという国の文化やサモアの治安、旅行や観光での注意点など、様々な点についてご紹介していきましょう。
サモアの文化について
サモアの人は踊りや歌などが好きで明るいことが特徴です。ラグビーでおなじみのハカダンスも、サモア人の伝統文化として踊られます。タトゥーを入れている男性が多いのも特徴的。
親族の絆が強く、家族が集まって行動し、近所の人はフレンドリーです。
キリスト教徒が大半
サモア独立国の国民のほとんどはキリスト教を信仰しており、日曜になると教会に礼拝に行くことが習慣づいています。
そのため、日曜はお店が休みであることが多いので、ショッピングやグルメスポットなど生きたいところがある場合は、事前に定休日をチェックしてからにしましょう。
古くから根付くマタイ制度
サモアといえば、マタイ制度が根付いている国として知られます。これは、マタイが一族の首長となって取り仕切る制度のことで、サモア人が何か行動を起こそうとするときはマタイの許可が必要です。
観光で訪れた人はマタイの許可を取らずに自由に行動できますが、もし旅行中にサモア人の家庭にお邪魔する機会があった時には、家長や一族の長には最大の敬意を払いましょう。
サモアの気候
サモアの気候は高温多湿で、年間の平均気温が26~27度と、気温の変化が少ないことが特徴です。
サモアの気候は、 乾季(5~10月)と雨季(11~4月)に分かれ、雨季には台風が発生しやすくなります。
サモアの通貨や言語について
サモアの通貨は「タラ」といい、日本円に換算すると、1タラは日本円で約40円です。
言語は、サモア語と英語が使われており、現地の人同士が会話する時にはサモア語が使われ、英語を話すことができるのは約3割ほどと言われています。
ホテルのフロントや観光地では英語が通じることが多いので、旅行者には安心です。
サモアの治安について
サモアは、世界的に見てそれほど治安の悪いところではないと言われています。ただし、首都のアピアでは、窃盗などの被害に遭うこともあるので、注意が必要です。
他の国に旅行することと同様、日本のように夜道の一人歩きは厳禁。治安が悪くない国であるとはいえ、外国人がふらふら夜遅くに出歩いていると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
男女問わず、夜遅くまで外出することは控え、ディナーやクラブを楽しんだ後はタクシーで帰るようにしましょう。
サモア観光での注意点
サモアで観光を楽しむためには、いくつか注意しなければいけない点があります。
移動はタクシーがおすすめ
サモアでの移動は、バスやタクシーが主ですが、観光客はタクシーに乗る方が安全です。バスでももちろんいいのですが、バスがちゃんと整備されていなかったり、乗り心地が悪かったりなど、日本人には驚くことが多いでしょう。
貴重品は必ず手持ちで
比較的治安がいいと言われているサモアでも、やはり犯罪には注意が必要。特に貴重品は狙われやすいので、どこに行くにも携帯しておきましょう。
バッグは前に抱えるように持つとか、ファスナーにワイヤーロックをかけるなど、防犯対策を行うと安心。
どんなに大きなホテルであっても、ホテルの部屋に貴重品を置きっぱなしにするのはやめましょう。
サモア観光におすすめのシーズンや旅行費用は?
サモア観光に出かけるには、いつがベストシーズンなのでしょうか。ここでは、旅行に役立つ情報をお届けします。
ベストシーズンについて
サモアの気候は、 乾季(5~10月)と雨季(11~4月)に分かれています。
観光をするのなら、乾季がおすすめ。雨季になると、サイクロンが発生しやすく、それに伴った自然災害が多発します。悪天候のために観光できなかったり、ツアーを中止にせざるを得なくなったりする可能性があります。
また、サモアの雨季には蚊が大量発生し、蚊が媒介するデング熱にかかるリスクも。安心してサモア観光を楽しみたいなら、リスクの少ない乾季に訪れる方が安心です。
旅行費用について
日本からサモアへ旅行する場合は、ホテルや航空券付きのツアーの場合、30万円前後が相場。
ツアーでは、サモアだけでなく、近くにあるフィジーやトンガなどもめぐる周遊ツアーを提案している場合がほとんどです。
現地の物価は、日本より若干安い程度。現地のお店では現金を使って支払うことが多いので、空港などである程度現金に換金しておくと便利です。
サモアに旅行におすすめの持ち物や服装
サモアは年間を通じて平均気温が26度~27度と高いので、日本の夏の服装でOK。男性は半袖に短パン、女性はワンピースなど、風通しのいいラフな格好がおすすめです。
紫外線対策は必須
サモアは、一年中強い紫外線が降り注ぎます。ですから、帽子やサングラス、カーディガンやパーカー、ラッシュガードなどの羽織ものがあると安心でしょう。
日本で多くの女性が差している日傘は、サモアではほとんど見かけません。首元はうっかり日焼けしやすい場所なので、ストールを巻くなど、あらゆる場所に紫外線対策をすることがおすすめです。
サモアのおすすめ観光スポット
サモアには、観光旅行におすすめのスポットがたくさんあります。ここでは、サモアに旅行したならぜひ訪れたい見どころについてご紹介します。
民族文化を体験できる「ロバート ルイス スティーヴンソン博物館」
世界的に有名なイギリスの作家ロバート・ルイス・スティーヴンソン(RLS)が人生の最後を過ごした邸宅です。RLSは、サモアの人たちに「ツシタラ(語り部)」 と呼ばれて親しまれ、晩年を過ごした邸宅が博物館として公開されています。
館内は、サモアの文化とイギリス文化が融合した、興味深いインテリア。ギフトショップもあり、お土産を買うにもおすすめです。
名称 | ロバート ルイス スティーヴンソン博物館 (Robert Louis Stevenson Museum) |
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住所 | Vailima, Cross Island Rd, Apia, サモア |
電話番号 | +685 20798 |
開館時間・閉館日 | 月曜日~金曜日 9:00~16:30 土曜日:9:00~12:00 日曜休館 |
料金 | 大人 $ST20 子供(12歳未満)$ST5 学生 $ST10 |
アクセス | アピア市街地から車で約10分 |
公式URL | http://rlsmuseum.org/ |
自然の中の天然プール「トスア・オーシャントレンチ」
サモアのウポル島の南東、海岸沿いにあるトスアオーシャントレンチは、自然の地形を生かしながら観光用に整備された観光スポット。
遊歩道を歩くと、森の中にぽっかりと天然のプールが現れます。このプールの深さは約30mあり、ハシゴが架けられていて、水面近くまで降りれるほか、飛込もできます。
プールにつながる洞窟の中には、澄んだターコイズブルーが美しい水をたたえ、目を奪われる絶景。サモアの自然の芸術を満喫できるスポットです。
名称 | トスアオーシャントレンチ (To-Sua Ocean Trench) |
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住所 | Apia, サモア |
電話番号 | +685 41699 |
開館時間・閉館日 | 月曜日-土曜日8.30am-5.00pm 日曜日12.30pm-5pm |
料金 | 大人:$ ST 20 6〜11歳の子供:10ドル6歳未満は無料 |
アクセス | 空港から車で約90分 |
公式URL | https://www.to-suaoceantrench.com/ |
火山活動でできた「ピウラ洞窟プール」
ピウラ洞窟プールは、火山活動でできた天然のプール。真水で透明度が高く、少し離れた場所から写真を撮影すれば、宙に浮かんでいるように見えるほどです。
プールは洞窟につながっており、洞窟の中へ泳いで入ることもできます。潜るときれいな色をした魚や溶岩でできた海底を見ることができ、サモアならではの自然の風景を満喫することができるでしょう。
お手洗いが併設されているので、安心して楽しむことができます。
名称 | ピウラ洞窟プール (Piula Cave Pool) |
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住所 | Apia, サモア |
電話番号 | なし |
開館時間・閉館日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | アピアから車(バス)で約40分 |
公式URL | なし |
サモア観光で食べておきたいおすすめの食べ物
サモア料理は、日本の料理とは違う、ポリネシアにある国ならではの特徴があります。ここでは、サモア料理の特徴や、現地でぜひ食べたいおすすめの料理についてご紹介します。
サモア料理の特徴
サモアでは、主食はイモや甘みのないバナナです。イモやバナナは、茹でてココナッツミルクに絡めて食べるのが一般的。また、主食ではありませんが、米やインスタントラーメンなども食べられています。
肉は、豚や鳥が主。七面鳥を食べることも多いそうです。
おすすめのサモア料理
サモアの魅力を体感するなら、現地のグルメを食べることです。おすすめのサモア料理をご紹介します。
カレー
サモアでは、よくカレーが食べられます。現地では、カレ(Kale)と呼ばれ、庶民の味として親しまれています。
カレーは日本のようにどろりとしているのではなく、スープのようにシャバシャバ系なのが一般的。中華風、だし味のような和風テイストなど、味付けはさまざまです。
ウム料理
ウム料理とは、肉や魚、イモなどをバナナの葉で包んで焼く蒸し焼き料理のことで、家庭では屋外で作られます。ウム料理作りは、伝統的に男性の仕事。調理から仕上げまですべて男性の手によって仕上げられます。
味付けは素材を生かしたシンプルなもので、サモアならではの伝統的な食事を体験することができます。
サパスイ
サパスイ(Sapasui)は、春雨の中華風スープのこと。醤油味でほんのりニンニクが効いており、あっさりとしています。
気温が高いサモアでも食べやすく、現地の人にもおなじみのメニューです。
サモアへのアクセス方法
日本からの飛行機の直行便はないので、ニュージーランドやオーストラリア、 フィジーのナンディを経由して訪れるのが一般的な方法です。
片道は、乗り継ぎなどを含むと22時間~23時間。移動で日をまたぐので、時間に余裕をもって旅行しましょう。
空港からはシャトルバスかタクシーで
ファレオロ国際空港からアピア市内までは、車やバスで約50分ほどの距離。空港発着のシャトルバスかタクシーを使うと便利です。
早朝に飛行機がつくことも多いため、空港には朝早くからタクシーがスタンバイしていますが、これに乗ると、とんでもなく高い料金を取られることもあるので注意が必要です。
ポリネシアの楽園サモアにぜひ訪れてみよう
美しい海を素晴らしい自然が織り成す景色が見どころのサモアは、ぜひ訪れたい魅力的な観光スポットがたくさんあります。
日本からサモアまではかなりの時間がかかりますが、それでも、サモアでしか体験できない文化やグルメ、周りを取り囲む壮大な自然風家は、体感する価値が高いといえるでしょう。
旅の行き先に悩んでいるなら、ぜひ一度サモアに訪れて、一生の思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。