スピリタス(ウォッカ)のアルコール度数は96度!ストレートで飲める?
ウォッカの一種であるスピリタスはアルコール度数が96度もあるお酒です。この記事では、度数が高いスピリタスをストレートで飲めるのか、スピリタスを飲むには注意しなければいけないことを紹介しました。スピリタスを飲む方は必ず飲み方を知ってから飲むようにしてください。
ウォッカ「スピリタス」について紹介!
ウォッカの一種「スピリタス」というお酒をご存知でしょうか?スピリタスは、世界一度数が高いお酒として有名です。この記事では、スピリタスのお酒のアルコール度数や美味しい飲み方、飲む際の注意点などを紹介していきます。
スピリタスとは?
スピリタスとはポーランドが原産地のウォッカで、世界最高のアルコール度数のお酒と言われています。ほとんどが純粋なアルコールのため、日本国内ではガソリンと同じくらいの厳重な管理をしなければいけません。
スピリタスのアルコール度数は?
スピリタスは、穀物とジャガイモを主原料として作られており、70回以上の蒸溜を繰り返すことで世界一度数の高いお酒となりました。アルコール度数は、なんと96度もあります。
アルコール度数が96度となると、ほとんどが純粋なアルコールになるため、日本国内ではガソリンと同じくらいの厳重な管理をしなければいけません。
スピリタスの原産地であるポーランドでは、スピリタスは消毒薬としても利用されているようです。ただ、北米ではあまりにも度数が高すぎるとして、販売を禁止されている州もあります。
そもそも、どうしてスピリタスのようなアルコール度数が高いお酒が作られたのかということですが、ポーランドは極寒の地で冬の寒さをしのぐためにアルコール度数の高いお酒で体を温める習慣があったようです。
他の酒類と比較!
スピリタスのアルコール度数がどれくらい高いものなのか知るために、他の酒類と比較してみましょう。
スピリタスのアルコール度数は95〜98度ですが、ビールの一般的度数は5度前後です。スピリタスと比較して、ビールはかなりアルコール度数が低いことが分かります。
その他のお酒のアルコール度数も調べてみましたが、ワインのアルコール度数は10〜15度、シャンパンは10~12度、ウイスキーは40~55度でした。
こうしてみると、やはりスピリタスのアルコール度数は桁違いに高いことが分かります。
酒の種類 | 度数 |
ビール | 5度前後 |
ワイン | 10〜15度 |
シャンパン | 10〜12度 |
スピリタス | 95〜98度 |
スピリタスはストレートで飲んでも大丈夫?
「自分はお酒に強い」と思っている方の中には、スピリタスをストレートで飲んでみたいと思う方もいます。
ただ、スピリタスはストレートで飲んでしまうと、味を感じることができません。喉が焼けるような痛みと熱しか感じることができないのです。
スピリタスをストレートで飲んで、96〜98度のアルコール度数に慣れてくると、味を感じるという人もいます。しかし、慣れるまでスピリタスをストレートで飲むということ自体が危険なので、おすすめしません。
ちなみに、スピリタスは原産国であるポーランド国内でも、ストレートで飲むことはまずないようです。
スピリタスでおすすめの美味しい飲み方
スピリタスを飲みたいという方のために、スピリタスを飲む際におすすめの美味しい飲み方をここから紹介していきます。
カクテル
スピリタスのおすすめの飲み方の1つは、カクテルです。スピリタスはとてもアルコール度数が高いため、カクテルを作って飲むことがおすすめになります。
ウォッカの一種であるスピリタスは「スクリュードライバー」「ウォッカトニック」などの、ウォッカを使用したカクテルとの相性がとても良いです。お好みのジュースやコーラで割って飲むのもおすすめで、美味しくいただけると思います。
果実酒
スピリタスを飲みたいのであれば、果実酒を作って飲むことがおすすめです。果実酒の作り方は簡単で、まず保存瓶とフルーツを用意します。保存瓶をよく洗って消毒し、その中に同じくよく洗ったフルーツを入れ、スピリタスを加えましょう。
スピリタスを使って果実酒を作るのであれば、おすすめのフルーツはオレンジやゆず・レモンなどの柑橘系がおすすめです。それ以外にも、いちごや梅の実などを使うのも良いでしょう。
果実酒は30%程度のお酒を使って作られることが多いですが、スピリタスのようなアルコール度数が高いお酒で果実酒を作ると、かなり強い果実酒を楽しむことができます。
ショットガン
ショットガンというお酒の飲み方は、ショットグラスに炭酸水(またはジンジャーエール)・スピリタスを半分ずつ注ぎ、テーブルにグラスを1度叩きつけてから飲むというものです。
ショットガンでは叩きつけることで液体が混ざり合い、叩きつけた衝撃で泡が立ちます。衝撃によってできた泡が消えないうちに、一気に飲みます。
ショットガンはストレートで飲むよりは炭酸水で割っている分飲みやすいですが、アルコール度数はそれでも高いです。ショットガンでお酒の強さを競争する方もいますが、無理はしないようにしてください。
スピリタスを飲む時の注意
スピリタスは、あまりにもアルコール度数が高いので、飲む時の注意点も多いです。ここからは、スピリタスを飲むときに注意すべきことを説明していきます。
一気飲みをしない
スピリタスを一気飲みすることは、絶対におすすめしません。スピリタスを一気飲みして死亡してしまった人もいます。最近では、YouTuberの人がスピリタスを一気飲みして倒れてしまい、そのまま死亡したことが話題になりました。
死亡するまではいかなくとも、嘔吐・昏倒してしまうことは十分に考えられ、最初の方は平気と飲みすすめていても後々かなり胸焼けします。
スピリタスを飲んだことがある方はわかると思いますが、スピリタスを飲むのは沸騰したお湯を飲んでいる感覚に近いです。ポーランドで消毒に使われるということから分かるように、薬品のような味がします。
スピリタスを飲んで嘔吐するのはまだマシな方で、嘔吐せずに倒れてしまった場合は、アルコール中毒で危険な状態です。
絶対にスピリタスを一気飲みするなどしないようにしましょう。
タバコを吸いながら飲まない
お酒を飲んでいるときに、タバコを吸いながら飲むという人は多いです。ただ、スピリタスを飲むときには、タバコを吸いながら飲むのは絶対にやめてください。
先ほども言いましたが、スピリタスはアルコール度数が96度なので、日本国内の消防法ではガソリンと同じくらいの厳重な管理をする必要があります。スピリタスを管理するためには、「火気厳禁」と表記しなければいけないのです。
実際に、スピリタスの近くでタバコを吸っていたら、タバコの火が気化したアルコールに引火してしまって大やけどを負ったという方もいます。
スピリタスを飲み終わった後にタバコに火をつけようとした人でも、服にスピリタスを知らない間にこぼしてしまっていたため、引火してやけどを負ってしまった人もいるようです。
スピリタスの引火事件は度々起きてしまっているので、スピリタスが近くにある状態では絶対にタバコを吸わないようにしましょう。飲み方にはくれぐれも気をつけてください。
冷蔵庫か冷凍庫で保存する
スピリタスは揮発性が高いため、冷蔵庫か冷凍庫で保存する必要があります。最近では、冷凍庫で保存することをすすめられることが多いです。
スピリタスはアルコール度数が96度以上と高いので、冷凍庫に入れてしまっても凍らないので、冷凍庫での保存をすすめられます。
スピリタスを飲む際は安全に心がけよう!
世界一アルコール度数の高いお酒・スピリタスや飲み方について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。スピリタスはポーランドが原産国のお酒で、アルコール度数が96度以上というものです。
そのため、ポーランドでは消毒薬として使われることもあり、日本で購入することもできますが国内の消防法ではガソリンと同じくらいの厳重な管理をする必要があります。
スピリタスの飲み方ですが、一気飲みをしないこと、タバコを吸いながら飲まないということを徹底してください。一時期、YouTuberの間でスピリタスをストレートで一気飲みすることが流行ったのですが、倒れてしまって命を落とす人もいました。
スピリタスをストレートで一気飲みすると、喉が焼けるような痛みと熱しか感じることができません。必ず、炭酸水で割ったり果実酒などにして飲むようにしてください。