東寺(京都)の御朱印・御朱印帳の授与時間や場所は?種類や値段も紹介
京都の東寺では、御朱印・御朱印帳が授与できるようになっています。しかし、御朱印帳が授与できる場所や時間について把握していますか。本記事では、東寺の御朱印・御朱印帳の授与時間や場所・種類や値段についてもご紹介していきます。
目次
京都の東寺の御朱印・御朱印帳について紹介!
東寺(とうじ)は、京都の観光名所であり京都を代表するお寺になっています。約1200年前に建てられ、1994年に世界遺産に登録された国立寺院になっています。そして、東寺では御朱印・御朱印帳が授与できるようになっています。
御朱印とは、お寺などで参拝者に向けて押印される印章のことを言います。御朱印には、参拝した日付・寺院名などが書かれています。御朱印帳に御朱印を押印してもらうことで、参拝した証になるのです。
そして、御朱印を押印してもらうためには、御朱印帳が必要になります。御朱印帳は色んな場所で販売されており、自分好みのものを入手できるようになっています。京都に来たら、東寺で御朱印を押印してもらいましょう。
東寺の御朱印・御朱印帳の授与時間や場所は?
東寺境内には、いくつもの建物があり無料で拝観できる場所と有料の場所があります。無料で拝観できるのは、御影堂・食堂になります。有料で拝観できるのは、金堂・講堂・五重塔になっています。
また、拝観時間も場所によって異なりますので、確認してから拝観する必要があります。まず、開門時間は、午前5:00~午後5:00までになっています。金堂・講堂の拝観時間は、午前8:00~午後5:00(午後4:30受付終了)までです。
宝物館・観智院の拝観時間は、午前9:00~午後5:00(午後4:30受付終了)までになっています。東寺では、9種類の御朱印がありますが、全て同じ場所で授与できるようになっています。授与できる時間も、基本的に東寺の拝観時間内になります。
ここでは、東寺の御朱印・御朱印帳の授与時間や場所についてご紹介していきます。御朱印には少し時間がかかる為、余裕を持って時間内に受付するようにしてください。
場所 | 授与時間 |
食堂(じきどう) | 午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30) |
東寺にある食堂は、納経所になっており、毎月21日には四国88ヶ所巡りを再現したお砂踏みも行われている場所になっています。
また、写経もできるようになっているので、興味があれば挑戦してみるのもいいかもしれません。写経の受付時間は、午前9:00~午後3:00までになっています。
東寺の御朱印の種類と値段一覧
東寺の御朱印は全部で9種類あります。ここでは、東寺の御朱印の種類と値段一覧についてご紹介していきます。
金堂の薬師如来の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、金堂の薬師如来(やくしにょらい)の御朱印です。薬師如来は、背中に7体の化仏がある七仏薬師如来と言われています。そして、薬師如来の右側には日光菩薩、左側には、月光菩薩があります。
また、薬師如来の台座には十二神将が並んでいます。十二神将とは、薬師如来を守り、薬師如来の願いを成就する役割があると言われています。
金堂の薬師如来の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
都七福神の毘沙門天の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、都七福神の毘沙門天(びしゃもんてん)の御朱印です。毘沙門天は、宝物堂の中にある鎧を着た仏像です。もともとは、平安京の入り口にある羅生門の楼上に祀られており、都を監視していたと言われています。
その為、毘沙門天は目を見開いた迫力のある形相になっています。しかし、平安時代末期に東寺に運ばれてきたのです。東寺で祀られるようになってからは、財運・福徳の神様としてご利益があるとされています。
都七福神の毘沙門天の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
真言宗十八本山の弘法大師の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、真言宗十八本山の弘法大師(こうぼうたいし)の御朱印です。真言宗十八本山の弘法大師とは、空海のことです。空海は、真言宗を開いた人物です。
真言宗は宗派だけで18種類もあり、それぞれのお寺のことを真言宗十八本山と言います。この真言宗十八本山は、全国18種類にあり巡礼コースとしても人気があります。そして、その中の1つが東寺の弘法大使というわけです。
弘法大使の御朱印は、東寺を代表する御朱印になっており、東寺に来たらまず授与しておくべき御朱印と言えます。
真言宗十八本山の弘法大師の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
御影堂の不動明王の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、御影堂の不動明王(ふどうみょうおう)の御朱印です。不動明王は坐像になっており、右手に剣・左手に羂索を持ち、火焔が不動明王を囲んでいます。
見た目は恐ろしいですが、大日如来(だいにちにょらい)の化身なのです。また、東寺の不動明王は空海の念持仏だった為、秘仏になっており、拝観することはできません。しかし、御影堂の南側から参拝することでご利益があるとされています。
御影堂の不動明王の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
観智院の虚空蔵菩薩の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、観智院の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の御朱印です。観智院は、真言宗の勧学院として学びの場となっていました。その中で本堂に祀られているのが虚空蔵菩薩です。
虚空蔵菩薩は全部で5体あり、蓮の花で作られた台座に乗っています。そして、獅子・象・馬・孔雀・迦楼羅、それぞれの鳥獣の上に鎮座しています。虚空蔵菩薩は、智慧の仏と言われており、学力向上・合格祈願のご利益があるとされています。
観智院の虚空蔵菩薩の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
鎮守八幡宮の南無八幡大菩薩の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、鎮守八幡宮の南無八幡大菩薩(なむはちまんだいぼさつ)の御朱印です。東寺の鎮守八幡宮は、八幡神と女神が祀られており、日本最古の神像になっています。
この八幡神と女神は空海が彫って祀ったと言われており、平安時代に起きた薬子の変を鎮めたとも言われています。
鎮守八幡宮の南無八幡大菩薩の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
西国愛染十七霊場第8番の愛染明王の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、西国愛染十七霊場第8番の愛染明王(あいぜんみょうおう)の御朱印です。愛染明王は、観智院に祀られています。そして、愛染明王の見た目は鬼のような形相をしており、肌は赤く炎に包まれた仏像になっています。
また、愛染明王の梵名はカーラと言います。カーラとはサンスクリット語で、赤い色という意味です。この愛染明王は、煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)の仏とされています。本来、煩悩とは人間の欲や怒りなどで、悟りを開くのに必要ないとされています。
しかし、煩悩を無くそうとしても、余計に自分の欲が強くなってしまいます。そこで、煩悩をそのまま転化させることで幸せになれるという教えが煩悩即菩提なのです。
西国愛染十七霊場第8番の愛染明王の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
京都十三仏霊場第12番の大日如来の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、京都十三仏霊場第12番の大日如来(だいにちにょらい)の御朱印です。大日如来は東寺にある講堂に祀られています。講堂は、密教を広める為に空海によって作られた建物だと言われています。
講堂の中には21体の仏像が祀られており、その中心に大日如来があります。そして、密教の教えを分かりやすく人々に伝える為に、言葉でなく視覚的な表現をしたのです。
それが立体曼荼羅(りったいまんだら)です。立体曼荼羅は巨大な21体の仏像からなっており、圧倒的な存在感があります。
京都十三仏霊場第12番の大日如来の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
洛陽三十三観音第23番の十一面観音菩薩の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、洛陽三十三観音第23番の十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)の御朱印です。十一面観音菩薩は、東寺の食堂に祀られています。
もともとは千手観音菩薩でしたが、火災によって消失した為、修復後に十一面観音菩薩になりました。そして、十一面観音菩薩の周りには四天王があり、十一面観音菩薩を護っています。
洛陽三十三観音第23番の十一面観音菩薩の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており料金は300円です。授与時間は午前9:00~午後5:00(受付終了午後4:30)までになっている為、余裕を持って受付するようにしてください。
限定の御朱印
東寺で授与できる御朱印は、全部で9種類ですが、限定の御朱印もあります。それは、梵天(ぼんてん)と帝釈天(たいしゃくてん)の御朱印です。
毎年、10月下旬から12月上旬まで「紅葉ライトアップと金堂・講堂の夜間特別拝観」が開かれており、その際に授与できるようになっている限定の御朱印なのです。ライトアップされた東寺と紅葉も楽しむことができます。
限定の御朱印が授与できる場所は、食堂になっており、料金は御朱印帳と御朱印代を合わせて2500円になっています。授与時間は、午後6:30~午後9:30(受付終了時間午後9:00)までです。
東寺の御朱印帳の種類と値段一覧
御朱印帳の種類は1つではありません。御朱印帳は、その神社の由緒・伝統などからデザインされたものが多く存在します。そして、東寺でもそういったものからデザインされた御朱印帳が4種類あります。
ここでは、東寺の御朱印帳の種類と値段一覧についてご紹介していきます。是非、自分好みの御朱印帳を選んでみてください。
定番の「桜模様の御朱印帳」
東寺の御朱印帳は、「桜模様の御朱印帳」です。桜模様の御朱印帳は、東寺の定番のデザインになっています。御朱印帳全体に桜模様が入っている為、可愛らしいデザインになっており、特に女性に人気のある御朱印帳です。
渋めの「亀模様の御朱印帳」
東寺の御朱印帳は、「亀模様の御朱印帳」です。亀模様の御朱印帳は、全体的に落ち着いた雰囲気の御朱印帳になっています。紺色の生地の上に、小さい亀模様が全体的に入っており、特に年配の男性に人気のある御朱印帳です。
上品な印象の「桜と石松模様の御朱印帳」
東寺の御朱印帳は、「桜と石松模様の御朱印帳」です。桜と石松模様の御朱印帳は、上品な印象の御朱印帳になっています。
ベースの生地は、グレー・黒の2種類から選ぶことが可能です。そして、ベースの生地全体に石松模様が描かれており、その上に桜の花びらが舞っているようなデザインです。
紅葉シーズンにおすすめ「紅葉柄の御朱印帳」
東寺の御朱印帳は、「紅葉柄の御朱印帳」です。紅葉柄の御朱印帳は、紅葉シーズンにおすすめの御朱印帳になっています。紅葉模様が全体的に入っており、東寺に合っているデザインと言えます。
御朱印帳の種類 | 値段 |
桜模様の御朱印帳 | 1600円(大)・1300円(小) |
亀模様の御朱印帳 | 1600円(大)・1300円(小) |
桜と石松模様の御朱印帳 | 1600円(大)・1300円(小) |
紅葉柄の御朱印帳 | 1600円(大)・1300円(小) |
京都の東寺には御朱印・御朱印帳がたくさんある
今回は、京都の東寺の御朱印・御朱印帳についてご紹介しました。ご紹介した通り、東寺には様々な御朱印があり、御朱印帳の種類も豊富になっています。是非、自分好みの御朱印を授与してみてください。