鶴岡八幡宮の見どころ!参拝方法やパワースポット豆知識も紹介
鶴岡八幡宮へ参拝に出かけませんか。神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮には、国指定の重要文化財や歴史に触れられる建造物など、足を運んでいただきたい魅力あふれる見どころがたくさんあります。そこでこの記事では、鶴岡八幡宮のおすすめの見どころや参拝方法などをご紹介します。
目次
鎌倉観光の定番スポット•鶴岡八幡宮の魅力を知ろう!
鎌倉に出かけたら誰もが訪れる鎌倉観光の定番スポット・鶴岡八幡宮。そんな鶴岡八幡宮には、国指定の文化財である本殿をはじめ、美しい自然に触れられる牡丹園など、足を運んでいただきたい魅力あふれるおすすめの見どころ・スポットがたくさんあります。
そこでこの記事では、神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮の魅力や、参拝前に知っておきたい参拝方法などの豆知識をご紹介していきます。今度、鶴岡八幡宮を訪れる際の参考にしていただければ幸いです。
鶴岡八幡宮とは?
それではさっそく、最低限知っておきたい鶴岡八幡宮の簡単な基礎知識からご紹介していきましょう。これらを知れば、鶴岡八幡宮の参拝がより楽しくなります。
日本三大八幡宮の一つ
鶴岡八幡宮は、大分県宇佐市にある宇佐神宮、京都府にある石清水八幡宮と並んで日本三大八幡宮の一つに数えられる八幡宮です。また、地域や状況によっては鶴岡八幡宮が外れて、福岡県福岡市の筥崎宮(はこさきぐう)が入るケースがあります。
そして、ここ鶴岡八幡宮の御祭神には、全国に数ある八幡宮と同様に、八幡神、または八幡三神と呼ばれる、応神天皇(おうじんてんのう)、比売神(ひめがみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)の三柱の神が御祭神として祀られています。
その中でも、応神天皇は開運・出世・勝運の神様として、仕事や縁結びなどで運を勝ち取れる神として親しまれています。また、神功皇后は、安産・子宝・子育ての神として、出産や良い子育てができるよう望む女性などから信仰されてます。
大鳥居や本殿は国指定の重要文化財
鶴岡八幡宮には、由比ヶ浜方面から数えて大鳥居(一の鳥居)、二の鳥居、三の鳥居の3つの鳥居が並んでいます。その中でも大鳥居は、国の重要文化財に指定される由緒ある鳥居で、鶴岡八幡宮の見どころの一つになっています。
創建当初は木造であったようですが、その後度重なる造り替えがおこなわれ、現在のものは石造りの鳥居となり、1668年に建てられたそうです。高さは8.5m、柱の太さは92cmにもおよび、遠くからでも一際目立つ立派なものとなっています。
また、先ほどご紹介した応神天皇、比売神、神功皇后の三柱の御祭神を祀る本殿も、国の重要文化財に指定されている、鶴岡八幡宮の見どころの一つです。初詣や日常のお参りの際には、誰もが足を運ぶあの由緒ある建物です。
参拝者がお参りをするスポットとして知られているほか、年間を通じて様々な催事が執り行われている、鶴岡八幡宮では中心となる見どころ豊富な社殿です。
鎌倉観光の中心として毎日多くの人が訪れる
鶴岡八幡宮へは、鎌倉観光の中心のスポットとして毎日多くの参拝者が訪れています。おそらく、鎌倉を訪れるほぼ全ての観光客は、鶴岡八幡宮にやってくると言っても過言ではないしょう。
特に初詣には、神奈川県をはじめ関東一円から、毎年のように約250万人もの参拝者が一年の初めの祈願のために、ここ鶴岡八幡宮にお参りにやってきます。また、多くのカップルがおめでたい挙式を執り行うスポットとしても知られています。
そんな鶴岡八幡宮には多くの見どころ・スポットがあることを忘れてはいけません。次に、鶴岡八幡宮でぜひとも記憶に留めておいていただきたい、おすすめの見どころをご紹介していきます。
鶴岡八幡宮の見どころポイント5選
鶴岡八幡宮で、ぜひとも足を運んでいただきたいおすすめの見どころを5つ厳選しました。いづれも、魅力いっぱいの見どころばかりです。
①二の鳥居から三の鳥居まで真っ直ぐ続く「若宮大路の段葛」
最初の見どころである「若宮大路の段葛(だんかずら)」は、由比ヶ浜から鶴岡八幡宮へとまっすぐに伸びる、若宮大路の真ん中にある車道より一段高くなっている参道のことです。
北条政子の安産を祈願して造られた参道と伝えられ、二の鳥居から始まり三の鳥居まで真っ直ぐに続いています。以前は、一の鳥居から続いたそうですが、横須賀線の建設により一の鳥居から二の鳥居の間の段葛は撤去されてしまいました。
今では鶴岡八幡宮のシンボルとして知れら、春には美しく咲き誇る桜、初夏には参道を色とりどりの花で埋め尽くすツツジが満開になります。その様子は、まるで花のトンネルそのものであり、ここを通る参拝者の心をワクワクさせてくれます。
②美しいアーチが魅力「太鼓橋」
次の見どころの「太鼓橋」は、三の鳥居をくぐってすぐのところにある、源氏池と平家池の間にかかる美しいアーチ型が魅力の橋です。当初は、木造で鮮やかな朱色に塗られていたことから「赤橋」と呼ばれていたそうです。
赤橋と呼ばれていた当初の太鼓橋は、1923年の関東大震災により全壊してしまいました。現在のものは、1927年に鉄筋コンクリートとなって掛け替えられたものです。
かつては、一般の参拝客でも渡ることが許されていましたが、橋の老朽化により危険が生じる可能性があることから、残念ながら現在は通行禁止となっています。しかし、その美しい姿は、橋のすぐ近くで眺めることができます。
③冬と春が見どころ「神苑牡丹園」
3つの見どころである「神苑牡丹園」は、1980年に鶴岡八幡宮創建800年を記念して造られた、年に2回開園する回遊式庭園です。境内の源平池の南側から東側へかけてのほとりに位置し、約100品種1000本ものボタンが植えられています。
鶴岡八幡宮の牡丹園は、冬ボタンが咲く1月から2月と、春ボタンが咲く4月から5月に開園します。冬ボタンでは、霜や雪からボタンを守るために藁囲いをまとった、まるで頭巾をかぶった少女のような可愛らしい風景を見ることができます。
また、春ボタンでは、冬ボタンとは異なり比較的大ぶりな花を咲かせます。そして藁囲いの代わりに趣のある和傘が被せられ、古都鎌倉ならではの風流な姿を鑑賞することができます。
詳しい開花状況などは、鶴岡八幡宮のホームページにて確認できるので、出かける際には再審に日程を確認することをおすすめします。季節になったら絶対に訪れていただきたい、鶴岡八幡宮のおすすめの見どころです。
④君が代にも登場する「さざれ石」
鶴岡八幡宮には、「さざれ〜い〜し〜の〜、いわおとな〜りて〜」と、国家でもお馴染みの4番目の見どころである「さざれ石」と呼ばれる石が安置されています。
さざれ石とは、石灰岩が長い年月の雨水により溶解され、それによって生じた乳状液が小さな石たちを集めて凝縮されてできた岩です。
このようなさざれ石は、長野県の諏訪大社、茨城県の鹿島神宮、京都府の北野天満宮など、全国各地の神社やお寺などで見ることができます。もしかしたら、あなたの近くの神社にも置かれてあるかも知れません。
ここ鶴岡八幡宮のさざれ石は、1961年に岐阜県で発見されたもので、1981年に発見者のご子息により奉納されたものです。ぜひ、あなた自身の目で、国歌にも歌われるさざれ石の姿を間近で拝んでみてください。
⑤鮮やかな装飾が美しい「本宮」
5番目にご紹介するおすすめの見どころである「本宮(上宮)」には、応神天皇・比賣神・神功皇后が祀られ、朱色の塗られた楼門をはじめ、目にも鮮やかな金色の装飾、鳥獣草木の模様が彩られています。
普段はお参りに夢中になって、あまり本宮をまじまじを見ることがないかも知れません。しかし、今度訪れた際には、これらの見どころに目を光らせて、ぜひ確認していてください。
鶴岡八幡宮の参拝方法とおすすめの巡り方
鶴岡八幡宮でのおすすめの参拝の仕方や、本殿と合わせてお参りしていただきたい摂社•末社をご紹介します。
鶴岡八幡宮の参拝は「二拝•二拍手•一拝」
お参りの際には、できることなら一の鳥居から本殿へと向かうことをおすすめします。そして、それぞれの鳥居をくぐる際には、これから神様がいらっしゃる神域へと足を踏み入れるといった、厳かな気持ちで通ることが望ましいでしょう。
参道をしばらく進むと、清らかな水をたたえた手水鉢と柄杓が用意された手水舎と呼ばれる建物があります。そこでは、お参りに先立ち、神様に失礼に当たらないように手と口を水で清めます。
そして、御祭神が祀られる神前に立ったら、まずは姿勢を正し、深いお辞儀を2回おこないましょう(二拝)。そして、かしわ手を2回打ち(二拍手)、最後に再び深く1回お辞儀をしましょう(一拝)。
境内にある7つの摂社•末社を巡る
鶴岡八幡宮の境内には、7つの摂社•末社があります。時間が許す人は、それらの社を一つ一つ巡ることをおすすめします。
源平池の東の島には、源氏の二引きの白旗が多く見られる「旗上弁天社」があります。鶴岡八幡宮創建800年の際に、文政年間の古図をもとに復元されました。源頼朝の旗上げにちなみ、こちらの源氏の二引きの白旗に願を懸ける多くの参拝者が訪れます。
「白旗神社」は、源頼朝と実朝が祀られる黒塗りの御社殿が印象的な神社です。必勝や学業成就のご利益があるといわれています。
「丸山稲荷社」は、鶴岡八幡宮では最も歴史のある室町期の建物です。本殿は重要文化財に指定され、商売繁昌を願う多くの参拝者から奉納された、鮮やかな赤い旗で囲まれています。
「若宮(下宮)」には、鶴岡八幡宮の御祭神である応神天皇の御子、仁徳天皇などの三柱の神様が祀られています。そして、「祖霊社」は昭和24年に創建され、英霊をはじめ様々な祖先の霊が祀られています。
「今宮」には、いずれも承久の乱で流された後鳥羽天皇、土御門天皇、順徳天皇の3人の天皇がお祀りされています。そのほか、境内からは離れた材木座に位置する由比若宮(元八幡)があります。
参拝前に知っておこう!鶴岡八幡宮の豆知識
参拝前に知っておくと、興味深く鶴岡八幡宮がお参りできる、ちょっと得するおすすめ豆知識をご紹介します。
本殿の「八幡宮」に鳩が2羽隠れている
本殿は、61段の石段を昇ったその場所にあり、鮮やかな朱色の楼門には、鳩が向き合った「八」の文字がかたどられる、「八幡宮」と書かれた大きな額が掲げられています。
ちょっと見ただけでは分かりにくかも知れませんが、よくよく見れば可愛い二羽の鳩の姿が見られます。今度参拝に出かけた際に、ご自身の目で確かめてみてください。
段葛は奥に進むにつれて道幅が狭くなっている
鶴岡八幡宮を語る上で外すことができないスポットである、段葛が最初に造られたのは鎌倉時代とされ、敵が攻め込まれるのを防ぐために、鶴岡八幡宮に近くにつれて道幅が徐々に狭くなっています。
現在の段葛は、その後何度も造り替えられたものではありますが、たとえ幾度となく改修がおこなわれても、この造りは踏襲されています。
鶴岡八幡宮へのアクセス方法
最後に、鶴岡八幡宮へのおすすめのアクセス方法をご紹介します。
都心からも1時間以内にアクセスできる!
鶴岡八幡宮へは、JR横須賀線を利用すれば、東京駅から約55分で到着できます。また、東海道線を利用する場合には、一度大船駅で横須賀線に乗り換える必要があります。
また、マイカーで出かけるなら、首都高速から横羽線または湾岸線経由で狩場ICへと向かいます。そして、狩場ICから横浜横須賀道路を利用し、朝比奈ICで降りたら県道204号金沢鎌倉線を鎌倉方面へ約5km走れば到着です。
鶴岡八幡宮やその周辺には駐車場が整備されていますが、日曜日や祝日などは混雑が予想されるので早めに出かけるか、もしくは公共交通機関を利用することをおすすめします。
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 |
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電話番号 | 0467-22-0315 |
営業時間・定休日 | 拝観時間 10月〜3月 6:00〜21:00 4月〜9月 5:00〜21:00 (但し時期に異なることがあるので、 訪れる際には最新の情報を確認してください) |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | ・JR「鎌倉駅」東口から徒歩約10分 ・横浜横須賀道路「朝比奈IC」から5km |
公式URL | 鶴岡八幡宮 |
鶴岡八幡宮の見どころを満喫しよう!
いかがでしたか。鎌倉市にある鶴岡八幡宮には、若宮大路にある段葛や、八幡宮の文字が書かれた大きな額がある、鮮やかな朱色の本殿、冬と春に見頃を迎える牡丹園など、魅力的な見どころ・スポットがたくさんあります。
今回ご紹介してきたこれらの見どころ・スポットを訪れて、鶴岡八幡宮の数多くある見どころを心ゆくまで満喫してください。
また、正しい参拝方法で参拝したり、合わせて、7つの摂社•末社を巡れば、気持ちが厳かになり明日からの日常生活が充実したものになるかも知れません。ぜひ、思い立ったら今度の週末にでも、鶴岡八幡宮の見どころ・スポットへと足を運んでみてください。