水鏡天満宮は福岡のパワースポット！御朱印･お守り･横丁グルメも紹介

大宰府県立自然公園や玄海国定公園など、自然を楽しめる観光スポットが多い福岡には、神社仏閣の観光名所も多く存在しています。中でも、水鏡天満宮は福岡市の中央に位置する歴史ある神社として観光客から人気を集めているのです。

今回は、福岡でトップクラスの人気を誇るパワースポット「水鏡天満宮」について、詳しく紹介しましょう。

国内外から多くの参拝客が集う水鏡天満宮とは、どのような観光スポットなのでしょうか？以下では、水鏡天満宮の基本情報を取り上げたいと思います。水鏡天満宮に興味がある人は、ぜひ注目してみてください。

水鏡天満宮は、福岡市の中央に位置する賑やかな街「天神」にある人気パワースポットです。巨大なビルやショッピング施設などが立ち並び、常に人通りが多い天神の中で、ほっと一息入れることができる癒しの神社として人気です。

学業成就の神として名高い菅原道長を祀っているため、受験シーズンには全国の受験生たちが参拝に訪れています。福岡藩主黒田長政が福岡城の鬼門を守るため、元々は今泉にあった水鏡天満宮を、現在の位置に移動させたという逸話もあります。

そのため、歴史ファンからも注目を浴びているのです。

パワースポットの神社を参拝する際には、必ず御朱印帳を用意する人もいるでしょう。福岡のおすすめパワースポットである水鏡天満宮でも、社務所で申し出ることで御朱印を貰うことができます。

ただし、御朱印を貰いに行く前に必ず参拝を済ませましょう。ちなみに、初穂料は300円となっています。また、社務所では小さめで上品なデザインの学業成就のお守りが販売されています。

カラーバリエーションが多く、デザインはシンプルなので、どのような場所にも違和感なくつけられるでしょう。また、水鏡天満宮のシンボルである「鷽」（うそ）をモチーフにした木像のお守りも購入可能です。

災厄を幸いに変えてくれるご利益のある可愛いお守りなので、興味がある人はぜひ購入してみてください。

菅原道長が、左遷されショックを受けている自分の姿を、静かな川の水面に写して悲しんだという逸話が残る水鏡天満宮。古くから地元の人々の間でも親しまれてきた水鏡天満宮には、全国からの参拝客を楽しませる見どころがたくさんあります。

以下では、そんな水鏡天満宮の人気スポットを、具体的に取り上げていきましょう。

水鏡天満宮で参拝客から特に人気のスポットには、「天神様の撫で牛」が挙げられます。水鏡天満宮の主祭神である菅原道長は牛好きで、死後は牛車で丁寧に大宰府からお墓のある安楽寺まで運ばれました。

この逸話から、福岡の神社仏閣では菅原道長の遺体を運んだ牛たちを御神牛として敬っています。水鏡天満宮ではその御神牛をモチーフにした石像を、境内にたくさん安置しているのです。

穏やかな牛の姿を忠実に再現した見事な石像は、撫でると健康や学業に関するご利益を受けることができるとされています。様々な表情やポーズをしているので、ぜひ1つ1つの像をよく見比べてみてください。

重厚感のある鳥居を抜けた先には、高貴な雰囲気を漂わせる池があります。その池の周辺には椿がたくさん植えられており、椿の開花シーズンである冬には、艶やかな赤い椿と池のコラボレーションが楽しめるのです。

静かな水面に椿の花が浮かんでいる様子は特に美しく、多くの参拝客を魅了しています。椿の深緑の葉や空の青、水鏡天満宮の朱色の本殿の色のコントラストも魅力的でしょう。

水鏡天満宮の敷地内には、くすの木が多く植えられています。本殿の近くにある大きなくすの木の樹齢は、何と約300年とされているのです。

全国でも貴重なくすの木であるため、福岡市から保存樹木と天然記念物と認められ、地元の人々が大事に守っています。立派なくすの木の傍では、自然の癒しパワーも得られるでしょう。

雄々しい雰囲気の「狛犬」も、水鏡天満宮の見どころでしょう。朱色の門の前で参拝客を迫力のある表情で睨みつけている1対の「狛犬」は、ブロンズ製の立派な銅像です。

水鏡天満宮をあらゆる邪気や魔物から守ってきた守護神として、大切にされています。戦争中に町中の金属製品が軍部に強制回収された際、この狛犬も回収されてしまいました。

しかし、戦後に地元の人々が力を合わせ、狛犬を復活させたという感動的な逸話も残っています。

水鏡天満宮のおすすめスポットには、「鷽像」も挙げられます。狛犬の丁度隣に安置されている可愛い「鷽」（うそ）の石像で、「鷽」は水鏡天満宮を守る神鳥です。幸運を運ぶ鳥ともされているため、像の前で拝む参拝客も多いのです。

社務所で販売されているこの鶯を模った可愛い木製のお守りは、毎年買い替えることで一年分の災いが嘘になり、福に転じるというご利益に与れるとされています。

水鏡天満宮には、ファンキーな赤いニット帽が特徴的なお稲荷様も安置されています。神社の西に位置する「荒木田稲荷社」の守り神であり、鳥居や神社の本殿と共に人気のインスタ映えスポットとなっているのです。

繊細で本物の梅を忠実に再現している梅の彫刻も、水鏡天満宮のおすすめスポットでしょう。梅の彫刻が施されているのは、神社仏閣の建物の木柱の露出している「木鼻」と呼ばれる部分です。

菅原道長が梅を愛したことから、水鏡天満宮では「木鼻」に梅の彫刻が施されています。厄除けや開運といったご利益があるとされているので、ぜひ見つけたら拝んでみてください。

朱色と黒のカラーリングが美しい本殿は、水鏡天満宮の最大の見どころです。繊細な彫刻も施されており、長時間眺めていても飽きないでしょう。本殿の手前側には御神門があり、その門も日本独特の鮮やかな美をイメージさせる朱色です。

参拝の作法を示す貼り紙があるので、安心して参拝できます。

水鏡天満宮を参拝した後は、福岡の人気グルメが集まる横丁「博多名物うまかもん通り」でお腹を満たすことをおすすめします。以下では、水鏡天満宮から近い人気グルメスポットを詳しく紹介しましょう。

ノスタルジックな雰囲気に浸りつつ、美味しい家庭的な料理とお酒を楽しめる「ゆめ屋」は、水鏡天満宮近くの人気の居酒屋です。手頃な価格でバリエーション豊かな家庭料理や豪華な定食などを食べることができます。

特にランチの日替わり定食はコスパ抜群と、地元の人々からも愛されています。提灯が飾られたレトロな外観も魅力的です。

水鏡天満宮近くのおすすめグルメ店には、大坂生まれの餃子専門店「チャオチャオ天満宮横丁店」も挙げられます。その本格派な餃子の美味しさと、リーズナブルさで多くの参拝客を惹きつけているのです。柚子胡椒餃子やチーズ餃子、スティック型の餃子など珍しい餃子も楽しめます。

水鏡天満宮周辺で美味しい魚介のおつまみと共にお酒が飲みたい人には、居酒屋「だるま屋」がおすすめです。九州産の食材を使用した郷土料理や、名物の新鮮なサバの刺身を手頃な価格で楽しめます。

座敷の数も充実しているので、大人数でも安心して利用できます。

水鏡天満宮の近くでは、さらに観光を楽しい思い出にできるおすすめスポットも充実しています。以下では、水鏡天満宮近くで人気の観光スポットを2カ所厳選して取り上げましょう。

水鏡天満宮と一緒にぜひ巡りたいおすすめ観光スポットには、特徴的な外観の「アクロス福岡」を挙げます。イベントホールやギャラリー、飲食店などが入っている大型商業ビルで、緑化されている居心地のよい屋上には、福岡市を一望できる巨大展望台があるのです。

植物で覆われている階段のような形の屋上は、アスレチック遊具のように登ることができます。

日本生命の九州支店として、東京駅を建築した名匠「辰野金吾」によって明治時代に建てられた「赤煉瓦文化館」も、水鏡天満宮周辺のおすすめスポットと言えます。花崗岩と赤レンガで紅白の鮮やかな色味を出している重要文化財です。

建物内にはカフェもあり、明治のハイカラな雰囲気をじっくり楽しめます。

多くの神様が祀られている水鏡天満宮に参拝する時には、正しい手順を守るようにしましょう。まず鳥居をくぐる前に一礼を忘れず、手水舎で手と口を洗います。その後参道を通りますが、中央は神様の通り道とされているため、端を歩きましょう。

お賽銭を入れた後は二礼二拍手一礼で参拝したら完了です。水鏡天満宮には小さな社がたくさんあるので、ぜひ1つ1つ丁寧に参拝してみてください。

 死後「天満大自在天神」と名付けられ、初めて神となった菅原道長を祀る水鏡天満宮。椿が咲き誇る池や300年生きるご神木など、風流かつインスタ映えするスポットも多くあります。

付近には観光を盛り上げてくれるスポットも多くあるため、福岡のパワースポット巡りを予定している人は、ぜひ水鏡天満宮に参拝してみてください。