阿嘉島は沖縄から日帰りで行ける！観光スポットやグルメを紹介

国立公園に指定されている「阿嘉島」の観光スポットやグルメ、アクセス方法など紹介していきます。

沖縄本島から40Kmほどの距離にある阿嘉島は、国立公園に指定された「慶良間（ケマラ）諸島」を構成する島の1つです。島の周囲は約11kmの小さな島なので、車を使わず島内を回ることができ、沖縄からフェリーで日帰りできる手軽さも、人気の理由の一つです。

また、阿嘉島は映画「マリリンに逢いたい」のロケ地になった島で、「ケラマブルー」と呼ばれる海は、様々な青のグラデーションが感動的な美しさです。

阿嘉島へは沖縄との間に定期船が運行されており、高速船またはフェリーで往復することになります。沖縄本島の泊港から阿嘉港までは高速船「クイーンざまみ」で約50分～1時間10分、フェリー「フェリーざまみ」で約1時間30分の船旅です。

高速船・フェリーの予約、チケット販売は座間味村役場那覇出張所（電話098-868-4567）で取り扱っています。

手つかずの自然が多く残る阿嘉島のおすすめ観光スポットを紹介していきます。

阿嘉大橋は、慶留間島と阿嘉島を結ぶ橋です。阿嘉大橋の上からはケラマブルーの美しい海を見下ろすことができ、その海の透明度に驚かされる必ず訪れたい観光スポットです。運が良いと海の中を泳ぐウミガメの姿を見る事もできます。

阿嘉港から約400mほどの距離にある前浜ビーチは小石が多いので海水浴には向きませんが、ゆっくり散歩したり、青い海を眺めるにはちょうど良いビーチです。夕方になるとひょっこり現れる「メラマジカ」に遭遇することもあります。

阿嘉港から約1.1km離れたところにあるのが「ヒズシビーチ」です。人口的なものが何もなく、豊かな自然に囲まれたビーチの砂浜にはサンゴや貝殻が、またビーチの後ろにはアダンの木が生い茂っており南国ムードを味わえ、ニシバマビーチに次ぐ人気のビーチです。

阿嘉島からのサンセットがとてもきれいだと人気のビーチですが、観光地として手入れされていないため、トイレや売店はありません。ヒズシビーチでもシュノーケリングはできますが、サンゴ礁や魚はニシバマビーチよりも少なめですし、シャワーなどの施設がないので、泳ぐよりも眺めるて過ごすのがおすすめのビーチです。

阿嘉港から約1.6km離れた「ニシバマビーチ」はシュノーケリングやダイビングスポットとして人気のビーチです。浅瀬ではサンゴ礁や熱帯魚が見れます。トイレやシャワーが完備されているので観光客には便利なビーチです。

ニシバマビーチの上には展望デッキもあり、さらに山の上には展望台もありますので、海に浸かって遊び、展望デッキから眺めて阿嘉島の海を堪能できます。

「天城（あまぐすく）展望台」は集落から一番近く、阿嘉港から歩いても行けるため、人気の観光スポットです。展望台からは慶留間島や渡嘉敷島、久場島、阿嘉大橋、そして豪快な地形の「サクバル奇岩群」も見渡せます。  

1998年に公開された「マリリンに逢いたい」のマリリンの恋人、シロの像は阿嘉港のすぐ目の前にあります。阿嘉島観光前に映画を観ておくと良いでしょう。

クシバル展望台は阿嘉港からは車を使った方が良い、少し離れた場所にありますが、阿嘉島で最西端に位置する展望台として密かな人気があります。サンセットの眺めはとても素晴らしく、また満点の星を眺めるのも最高です。

日帰りですと星を眺めるのは難しいですが、夕日でしたら可能ですので、車が手配できるか、ツアーに参加できるなら、ぜひ足をのばしてみてください。

阿嘉島には公営のバスが走っていませんので、島内での移動は基本的にレンタサイクルや歩きになります。前に紹介したニシバマビーチなどは自転車で簡単に往復できる距離にありますが、このクシバルビーチは山を越えていくため自転車ではかなり困難です。

ですが逆に観光客がまったくおらず、穴場のビーチと言えます。沖には島もありますが、大きなビーチですので一人でシュノーケリングは少し危険です。島内のツアーを利用するか島民の方と一緒に行くのが良いでしょう。

阿嘉島には民宿以外にもビーチを眺めながら地元の食材を使った食事が楽しめるカフェや、地元の人と交流ができるバーもあります。

前浜ビーチに面しているはぁなカフェは、普通の家の庭のような場所で営業しています。はぁなカフェの名物は島豆腐を使ったスムージーです。種類はグアバ、アセロラ、モラベリー、マンゴー、パッションフルーツの5種類です。きれいな海を眺めながら飲む南国フルーツを使ったスムージーは格別です。

海の青さと赤や黄色など色鮮やかなスムージーはとてもフォトジェニックですので是非挑戦してみてください。スムージー以外にも、食事はビザやパスタなどがありますので、ちょっとお腹が減った時の軽食としても利用できるカフェです。

前浜ビーチに面したカフェ&バーです。ランチからディナーまで通しで営業しているので、時間を気にせず利用できて便利なお店です。メニューは豊富で、沖縄そばからハンバーグ定食やステーキまで食べられます。どれもおいしく、ボリューム満点だと人気があります。

BEACH HOUSE AKAでは、ビーチグッズのレンタルもしており、シャワー完備なので、海からあがってそのままお店に行っても大丈夫です。夜はバーとして営業しており、満点の星や波の音を楽しみながら南の島を満喫できます。また、阿嘉島では珍しく生のオリオンビールが楽しめるお店であります。

戦前の民家を改造して営業しているバーです。6席のバーカウンターと畳の上のテーブル席があります。親戚のお家を訪ねたような落ち着ける場所で、本格的なカクテルが飲めると人気のお店です。

島の住民も来店するので、地元の方との交流も楽しめます。フェリーが欠航してしまい日帰りできなくなった場合には、落ち込まずにお店に立ち寄ってみてください。南国独特の朗らかさに包まれ、フェリー欠航のストレスなんて忘れられます。

阿嘉島と言えばケラマブルーの海ですが、ただ海水浴をするだけではない、日帰りでも満喫できる、阿嘉島でのおすすめの過ごし方を紹介します。

ケラマブルーの海は泳ぐだけでもその海の透明さを実感できますが、さらに海に潜ってみると感動はひとしおです。世界有数の透明度で知られる阿嘉島の海の中はサンゴ礁やカラフルな熱帯魚が楽しそうに泳いでいます。また、運が良ければウミガメに出会うことも可能です。

シュノーケリングやダイビング道具はレンタルでき、先ほど紹介したBEACH HOUSE AKAでも取り扱っています。また、ダイビング未経験者でも安全に海に潜れるよう、体験ダイビングを行っている会社もありますので、折角の機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

潜るだけでも物足りない、もっとアクティブに阿嘉島の海を楽しみたい、という人なら、シーカヤックを漕いで無人島を巡るツアーに参加してみてはいかがでしょうか。ほとんどのツアーの場合、シーカヤックで無人島へいき、シュノーケリングを楽しむこともセットになっています。

どれも3時間程度のツアーなので沖縄からの日帰りでも十分ツアーに参加できます。

阿嘉島は小さな島ですので、クシバルビーチやクシバル展望台まで回らなければ、レンタカーを手配する必要はありません。島巡りならレンタサイクルで回ることをおすすめします。ほとんどの観光スポットは徒歩またはレンタサイクルで十分だと言えるでしょう。

島の手つかずの自然やケラマブルーの海を眺めながらこぐ自転車はただのサイクリングでは味わえない解放感を満喫できるでしょう。レンタサイクルはストア&民宿辰登城（電話：098-987-3557）またはレンタルショップしよう（電話：090-1179-2839）で扱っています。

いつも忙しい毎日を過ごしているなら、観光でもあえて何もしないというのもおすすめの過ごし方です。阿嘉島の集落は東西に細長くなっており、その東橋に阿嘉港があり、集落の真ん中に前浜ビーチ、そして西橋の先にヒズシビーチがあります。前浜ビーチは紹介したとおり、集落のどこから向かっても徒歩1分でビーチに出る事ができる近さです。

この前浜ビーチ沿いにはパーラーや飲食店などが並んでいますが、パーラー近くにある吾妻屋のベンチがのんびり座って海を眺めるのにおすすめです。他にもベンチだけなら静かな場所に点在しています。

飲み物を片手に、好みのベンチに座って時間が経つのも忘れてのんびり海を眺めるのもおすすめの過ごし方です。観光で訪れても、あくせくと観光スポットを回らず、ただのんびりと海を眺めて過ごす、というのも素敵ではないでしょうか。

手つかずの大自然とケラマブルーの海を堪能できる阿嘉島は、沖縄本島から気軽に日帰りできます。沖縄まで観光に来たのなら、もう一足のばして訪れてみてはいかがでしょうか。