バングラデシュの治安は悪い?日本人のダッカ旅行での危険度や注意点も紹介

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バングラデシュは日本から10時間以上かかる国ですが、世界遺産もあり訪れたい国の1つでしょう。旅行するにあたって心配なのが治安です。バングラデシュでは日本人が被害を受けた事件もあります。治安がどれだけ悪いのか注意すべきことは何かについて紹介します。

バングラデシュの治安は悪い?日本人のダッカ旅行での危険度や注意点も紹介

目次

  1. バングラデシュへの旅行は危険?治安状況を知っておこう!
  2. バングラデシュとはどんな国?
  3. 外務省発表によるバングラデシュの危険度
  4. バングラデシュの治安が悪い危険な都市
  5. バングラデシュで日本人が被害に遭った事件
  6. バングラデシュを旅行する際の注意点
  7. バングラデシュは現地の治安に注意した旅行をしよう!

バングラデシュへの旅行は危険?治安状況を知っておこう!

バングラデシュ
Public_Domain_Photography

バングラデシュというと、経済成長率が高くなっているものの、まだ貧困率も高いことが問題になっています。アジアの中でも最も貧困な国の1つとしても知られています。

しかし、経済成長率に期待がかかることや、バングラデシュの歴史や自然に魅力があるため、旅行や観光でも注目されてきています。

今回はバングラデシュの治安や危険度などについて紹介します。

バングラデシュとはどんな国?

バングラデシュ
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「バングラデシュ人民共和国」は人口約1億4600万人で、労働力の豊富さに注目されている国です。首都はダッカで最大都市もダッカです。1971年にパキスタンから独立しています。

国民のほとんどがイスラム教です。ヒンドゥー教や仏教を信仰している人もいます。また、イスラム過激派も存在しています。

現在は感染症危険情報はありませんが、バングラデシュは決して衛生環境が整っているとは言えません。しかし、水資源が豊富です。教育の遅れなども問題視されていますがシュンドルボンなどの世界遺産にも注目されているのも事実です。

バングラデシュの言語

バングラデシュ
SquareMatters

バングラデシュの言語はベンガル語です。バングラデシュは過去にイギリスの植民地だった時代があります。そのため、英語が話せる人も多くいます。最近では教育機関でも英語を取り入れています。

旅行に行ったときは、英語が話せると十分でしょう。英語に関しては、日本人よりもバングラデシュ人のほうが使いこなすことができています。

日系企業があるので、日本語も通じそうですが、日本語はほぼ通じないので英語を使ったコミュニケーションを試みてください。

バングラデシュの通貨

タカ
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バングラデシュの通貨は、「タカ」です。2019年12月現在、1タカ1.29円です。空港でなら、日本円からの両替も可能なので、一度アメリカドルに両替する必要がありません。

その他の場所での両替は、アメリカドルからの両替が便利でしょう。ただ、そんなに物価が高くないので、多くのお金を両替する必要はありません。治安も不安視されているのでギリギリの額を持ち歩いてください。

また、両替のときは金額が大きい紙幣ではなく細かい紙幣にしてもらうことをおすすめします。使った場所によってはお釣りがないこともあるため最初から細かいお金を持っておきましょう。

外務省発表によるバングラデシュの危険度

危険
QuinceMedia

バングラデシュの治安は、2019年12月現在で危険レベル1と2なので基本的に悪いと言えるでしょう。連日のように凶悪な事件が起きています。殺人や爆発などのテロ事件も起きました。

また、強盗や窃盗も頻繁に起きています。さらにはデモも行われることがあり、暴動に発展することもあるでしょう。

バングラデシュでは、政府に対しての不満から政治的な闘争が行われることがあります。その意味でも治安が悪い危険な地域が多いと言えるでしょう。

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バングラデシュの治安が悪い危険な都市

バングラデシュ
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バングラデシュは、危険レベル1の地域では旅行もできると考えがちです。確かに旅行は可能ですが、注意しなければなりません。

また、危険レベル2の地域では、いつ犯罪が勃発するか分からない状況になることもあります。特に治安が悪い危険なエリアと言われている場所を紹介します。

ダッカ

ダッカ
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ダッカでは、2016年にダッカ襲撃テロが起きています。ダッカにある高級レストランが狙われ、襲撃し人質をとられ7人が殺害されました。殺害された中には日本人も含まれています。

ダッカ襲撃テロにより治安当局の取り締まりが強まり治安が改善傾向にあるものの、自爆テロや爆弾テロも起きています。ダッカはイスラム過激派がテロで狙っている場所でもあるため危険です。

モスクやショッピングモールなどの人が多く集まる場所でテロ事件は起きやすいため、よっぽど注意しなければならないでしょう。

チッタゴン

チッタゴン
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チッタゴンの危険レベルも2です。ここは、民族間の対立が起きています。反政府組織が結成され、抗争が起き死者も出ています。政治情勢により、治安情勢も変わる不安定な場所でしょう。

また、武装集団による発砲事件も起きています。発砲事件により、7人は亡くなったと言われた事件なのでとても危険です。

イスラム過激派の勢力が強くなっているため、バングラデシュの治安も危険度が増しています。

バングラデシュで日本人が被害に遭った事件

事件
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バングラデシュでは、色んな事件が起きています。中には、日本人が被害者になっている事件もあります。日本人旅行者や、日本人在住者が被害に遭った事件について紹介します。

治安が悪いと言われる国でも、実際に日本人が被害に遭っていないと、治安の悪さにピンと来ない人もいるでしょう。しかし、バングラデシュでは日本人が被害者になる事件が多々起きているため、本当に治安が悪いのを実感できるはずです。

睡眠強盗

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観光中に現地の人に声をかけられ、一緒に話していたところ夕食を食べようと誘われ、現地の人が持ってきた飲食物を摂取したところ意識がなくなり、金品を奪われるという被害があります。

日本人男性が2名一緒にこの被害に遭っているので単独行動でなくても危険ということです。犯人に渡された飲食物の中には睡眠薬が入れられていました。飲食物を渡される前に意気投合したために心を開いてしまったのです。

日本人観光客が奪われたものは、現金やクレジットカードだけでなく、スマートフォンやカメラも奪われています。睡眠薬強盗が流行しているため注意してください。

ひったくり

財布
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バングラデシュには移動手段でリキシャというものがあります。リキシャを使って移動していた日本人旅行者が、後ろから来た車に乗っていた人物からバッグをひったくられています。その時にリキシャから落ちて怪我もしました。

また、ショルダーバッグを肩にかけてリキシャに乗っていたところ、バッグを引っ張られて落下し、引きずられて怪我をして日本人もいます。貴重品も奪われた上に怪我までするとても危険な事件です。

万が一、落下した後にスピードが出ている車に轢かれていたら命の危険もあったことでしょう。バングラデシュでは、日本人は目立ち、観光客のバッグにはお金が入った財布があると重い目をつけているのです。

強盗団による襲撃

強盗
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バングラデシュで車を運転していた日本人が強盗団に襲撃され、刃物で傷つけられた上に荷物を奪われた事件があります。また、ビジネスで滞在している日本人が銀行からお金を引き出した後に強盗団に襲撃された事件もありました。

強盗団による襲撃は、昼間でも夜でも起きています。日本人被害者の中には、身体は傷つけられなかったものの荷物を失った人もいれば、身体が傷ついた上に荷物も失った人もいます。

強盗まではいかなくとも、車に乗っていたところ、石を投げられて窓ガラスを割られたという日本人被害者もいます。

バングラデシュを旅行する際の注意点

注意
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バングラデシュは、テロの危険性もあるため、できるなら現在は渡航は控えたほうがいいでしょう。しかし、比較的治安が安定してる場所があったり、日系企業に勤める日本人がいるためバングラデシュを訪れる人も少なくありません。

危険性が高いバングラデシュではありますが、注意して旅行することも可能です。バングラデシュを旅行するときの注意点について紹介します。

日本人旅行者が被害に遭っている事件や、命を落としている事件もバングラデシュでは起きています。ここで紹介する注意点以上の注意が必要だと思って現地では過ごしてください。

人気のない場所へは行かない

道
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人気がない場所では、強盗事件や暴行事件が起きやすいと思ってください。日本人在住者で、人気がない場所を歩いていたら、不審な男性に声をかけられ、つきまとわれたという人がいます。

家まで一緒に行こうとか、連絡先が知りたいなどのように断ってもしつこく付いてこられたとのことです。このトラブルは、迎えの車に乗れたためよかったものの、何をされたか分からない事件に発展した可能性もあります。

人気がない場所には、どんな人がいるか分からず治安もさらに悪くなります。観光地であっても危険性が高い場合もあるので、人がいない場所や暗い場所には余計に行ってはいけないと思って近づかないようにしましょう。

目立つ服装はしない

女性
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バングラデシュでは目立たないようにしてください。そのためにも、服装が大事です。綺麗な服装や派手な服装は控えるようにしましょう。バングラデシュは貧困が問題になっている国です。

日本では普通のファッションでもバングラデシュでは高級に見えることもあるでしょう。そのため、新しい洋服ではなく使いこんだ洋服がおすすめです。また、装飾品はつけないようにしてください。時計やピアス、ネックレスなどのアクセサリーは外しましょう。

シンプルなファッションで十分に楽しむことができます。また、バングラデシュはイスラム教なので女性の過度な露出もやめてください。肌が極力見えないファッションにしましょう。

不審な車・人に注意

車
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車や人で不審な動きをされることがあります。自分の周りを何度も訪れたり、同じ場所を行ったり来たりしながら、こちらをチラチラ見たりなど明らかに何かを狙っているのが分かる人がいるでしょう。

こういう車や人が近くにいたら注意してください。強盗犯の可能性があります。時には、武器を持って集団で強盗を行う場合もあるので危険です。武器を持っているのが普通であるほど治安が悪いため負傷する可能性もあります。

不審な車や人を見かけたら、すぐに安全な場所に避難してください。また、車に乗っているときに車につけられることもあるので、車内でも周りを警戒しましょう。車内でも治安が悪いのがバングラデシュです。

一人で行動はしない

荷物
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日本人被害者の情報を見ていると、単独行動をしていた人が被害に遭っていることが多いでしょう。時には、男性2名で行動していたのに被害に遭ったという人もいます。そのため、できるだけ多くの人数で行動してください。

女性は特に単独行動をするのは危険です。女性と子供だけの行動も危ないので男性を入れてください。また、男性だからといって大丈夫ということはありません。男性も単独や少人数行動は避けましょう。

男性にとっても治安が悪いと感じるのがバングラデシュです。犯罪を犯す人は、男性でも女性でも隙があれば狙ってきます。時には、1人対3人などのように単独に対して複数で犯行に及ばれることもあるでしょう。

公共交通機関は使用しない

バス
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バスや電車、フェリーなどの公共機関は使わないほうがいいでしょう。人が多く集まるので、スリなどの窃盗に加え、強盗が行われることもあります。また、テロ事件が起きる可能性もあるので危険です。

公共機関だけではなく、ショッピングモールなどの公共の場にも注意しましょう。治安が悪化しやすいので訪れたときに爆発事件が起きることもあるでしょう。なるべく正規のタクシーや車移動をして、公共の場での注意力も高めてください。

車に乗ったときは、施錠をしっかり行い、周りに不審な車や人がついてきていないかチェックしてください。車に乗り込むときにも周りを見て乗りましょう。

見知らぬ人から勧められた飲食物は口にしない

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睡眠薬強盗は、バングラデシュの治安を悪くしている要因です。バングラデシュでは観光客を狙って話しかけ、睡眠薬入りの飲食物を渡してくる事件が多発しています。人から勧められたものは口にしないでください。

親しげに話しかけられ、しばらく会話をして仲良くなったとしても信用しないことです。仲良くなった後に睡眠薬入りの飲食物を持ってくるという手口が多くあります。

現地では、自分で購入したものだけを口にし、飲食物から目を離したら、それ以降は口にしないようにしましょう。トイレなどで席を立ったときも戻ったら、これまでの飲食は中止し、新たに注文してください。

バングラデシュは現地の治安に注意した旅行をしよう!

バングラデシュ
OpenClipart-Vectors

バングラデシュは、治安が悪いと言われる場所が多く、一番の危険性はテロにあります。日本人が巻き込まれたテロも起きており、大きく取り上げられました。そのことから、よりバングラデシュの治安は悪いと認識されたことでしょう。

世界には、バングラデシュより治安が悪い国も存在しています。そのため、バングラデシュの治安をそこまで悪いと感じない人がいるのも事実です。しかし、実際に日本人が殺害された事件があるので油断しないでください。

バングラデシュを訪れたら、厳守しなければならないことを守り安全な観光を心掛けてください。昼も夜も犯罪に注意し、良い旅行にしましょう。いつどんなときも治安の悪さを心に留めた行動をしてください。

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