琵琶湖(滋賀)に浮かぶ島を観光!竹生島や沖島などの見どころを紹介
日本最大のパワースポットとも名高い琵琶湖は、滋賀県に在る日本最大の面積の淡水湖です。この記事では、琵琶湖にある竹生島や沖島など全部で4つの島の基本情報や名所・観光スポットなどを紹介していきます。また、4つの島へのアクセス方法も紹介しています。
目次
琵琶湖に浮かぶ4つの島を紹介!
琵琶湖には、全部で4つの浮かぶ島があります。この記事では、琵琶湖にある4つの島の名所や見どころ・アクセス方法を紹介していきます。また、琵琶湖のパワースポットについても紹介をしていきます。
滋賀の定番スポット「琵琶湖」
琵琶湖は、滋賀県の定番観光スポットとして人気の場所です。日本最大の面積と貯水量を誇る淡水湖としても有名で、周囲241km・最大深水約104m・面積669.26㎢の大きさがあります。
近畿地方でも、観光地として人気の京都からも電車で約30分でアクセスができるため、京都観光を終えて琵琶湖へ立ち寄るという人も多くいます。
琵琶湖の島①竹生島(ちくぶしま)
ここでは、琵琶湖の島の1つめとして、竹生島(ちくぶしま)の基本情報と見どころを紹介していきます。
竹生島の基本情報
「竹生島(ちくぶしま)」は、琵琶湖の北部にあります。「竹生島」は、琵琶湖国定観光特別保護区・国の名勝および史跡にも指定をされています。湖岸から約6kmほどの沖合に浮かぶ「竹生島」には重要文化財が数多くあります。
また、「竹生島」は島全体がパワースポットとして全国的に有名な島です。島には、都久夫須麻神社(竹生島神社)や西国三十三所三十番の宝厳島がありご利益を授かろうと訪れる人が多くします。
竹生島へは上陸時に拝観をする場合に、拝観料として大人500円、小人300円が必要となります。
所在地 | 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町 |
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入場料 | 大人500円、小人300円 |
公式URL | 竹生島(滋賀・琵琶湖観光情報サイト) |
竹生島の見どころ
島全体がパワースポット、そして重要指定文化財が多くある「竹生島」には見どころがたくさんあります。ここから、竹生島の見どころを紹介していきます。
宝厳寺
宝厳寺(ほうごんじ)は、竹生島の船着き場から拝観料をおさめて石段を登っていくことで参拝することができます。本堂へ続く165段は「祈りの階段」との呼ばれ、階段を登りきると「宝厳寺本堂」に着くことができます。
聖武天皇が行基をつかわしたことで、開基したのが始まりだと伝えられています。本尊は「大弁才天(弁財天)」で、江の島と並んで日本三大弁天の一つとしても有名です。400年前のものといわれている頭に鳥居をかかげられた「大弁財天」は訪れたら、ぜひ見てみてください。
宝厳寺で授与じていただける「弁天様の幸せ願いダルマ」は、ダルマの中に願い事をいれて奉納するとご利益があるといわれ、その可愛い見た目からも人気があります。
宝物殿拝観料:大人 300円 小人 250円
住所 | 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664−1 |
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電話番号 | 0749-63-4410 |
アクセス | ●長浜・彦根・今津の各港より、汽船約25分~40分 |
公式URL | 宝厳寺 |
都須夫麻神社
「都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)」は、重要文化財である「宝厳寺舟廊下」から行くことができます。「宝厳寺舟廊下」は、豊臣秀吉の御座船「日本丸」を再利用して作られています。お寺から神社へ続くという面白い造りで移動することができます。
、竹生島神社の御祭神は市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)(弁財天)「宇賀福神(うがふくじん)」「浅井比売命(あざいひめのみこと)」「龍神」です。
竹生島一番の絶景ポイントである「龍神拝所」は 土器(かわらけ)に願い事を書いて、鳥居に向かって投げて土器(かわらけ)が鳥居をくぐると願いが叶うといわれています。
住所 | 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1665 |
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電話番号 | 0749-72-2073 |
アクセス | ●長浜、彦根、近江今津より出航している観光船を利用 |
公式URL | 都須夫麻神社 |
竹生島へのアクセス
竹生島へのアクセス方法について紹介していきます。竹生島は基本的に各港から観光船でアクセスすることになります。港は3か所ありますのでアクセスしやすい場所から行きましょう。
・長浜港から行く場合は、JR「長浜駅」から徒歩約10分で長浜港へ向かい、竹生島行き観光船で約30分です。
・今津港から行く場合は、JR「近江今津駅」から徒歩約5分で今津港へ向かい、竹生島行き観光船で約25分ほどです。
・彦根港から行く場合は、JR「彦根駅」からバスで約20分で彦根港へ向かい、竹生島行き観光船で約40分となります。
琵琶湖の島②沖島(おきしま)
ここでは、琵琶湖の島2つめとして、沖島の基本情報と見どころについて紹介をしていきます。
沖島の基本情報
沖島は、堀切港から町営の通船が1日12便運航しており、10分ほどで着くことができます。沖島は、琵琶湖にある他の島とは違い唯一の人が暮らしている島で日本で唯一、人が暮らしている湖上の島です。人口は約300人ほどで漁業が盛んな沖島は琵琶湖と深く結びついた暮らしがあります。
所在地 | 〒523-0801 滋賀県近江八幡市沖島町 |
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公式URL | 沖島(近江八幡市公式サイト) |
沖島の見どころ
沖島は、徒歩でひと回りしても2時間程度の島なので、上陸後にゆっくりと散歩気分で歩いて散策を楽しむことができます。
島内には猫がたくさんいて、あちこちで猫をみることができます。島の歴史をしれる「おきしま資料館」や、奥に進むと「奥津島神社」もあります。「奥津島神社」は、藤原不比等が会場交通の要として重きをおいて建立した神社です。
「奥津島神社」は、島内の高台にあるので島の集落が見渡せる絶景スポットなので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
沖島へのアクセス
沖島へのアクセス方法について紹介していきます。
電車を利用する場合は、JRびわこ線「近江八幡駅」で下車するのが便利です。「近江八幡駅」北口からバスを利用していくことのが便利です。所要時間は、「近江八幡駅」から堀切港まで約30分、堀北港から沖島には約10分となっています。
滋賀県の隣駅から京都までは約70分、大阪からは約100分でアクセスすることができます。
琵琶湖の島③多景島(たけしま)
ここでは、琵琶湖の島3つめ多景島(たけしま)について紹介をしていきます。
多景島の基本情報
「多景島(たけしま)」は、島を眺める方向によって多様な景色を見せることで、この「多景島(たけしま)」という島名を持っています。
多景島は、周囲約600mの小さな島で、島全体が日蓮宗見塔寺の境内となっています。釈迦断食行像や、見晴らし岬、誓いの御柱などがあります。
島全体は、 花崗岩(かこうがん)で、できていますが江戸時代に彦根の荒神山から土をは運んで木々を植えられました。それまでは、竹で覆われていたため竹島と呼ばれていました。また、定期船以外で入島する場合は、入島料(760円)が必要となります。
所在地 | 〒522-0057 滋賀県彦根市八坂町 |
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公式URL | 多景島(滋賀県観光情報サイト) |
多景島の見どころ
多景島の見どころは、たくさんあります。島の周りを船で一周すると多景島は見る角度によって全く違う島に見えて、幅広い島に見えたり、狭くて小さい島に見えたりと不思議で面白い島となっています。
島内は、蓮宗見塔寺の境内となっているため神の島とも呼ばれています。霊夢山見塔寺という立派なお寺があり、明暦元年(1655年)に開いた日蓮宗のお寺です。お寺なので御朱印をいただくことができますが、住職はいないため公式サイトに記載してある見塔寺別院 の連絡先で伝える必要があるので注意が必要となります。
ほかにも、高さが約10m、幅7.2mある題目岩があり「南無妙法蓮華経」の文字が彫られています。元禄5年(1692年)に、日靖上人が命綱にぶら下がりながら三年の歳月をかけて刻まれています。
多景島へのアクセス
多景島へのアクセス方法を紹介していきます。車でのアクセスする場合は、最寄りの名神高速道路は彦根ICです。彦根ICからオーミマリン彦根港まで11分、彦根駅からなら8分で着くことができます。
駐車場は無料で使用することができます。オーミマリン彦根港から船に乗って多景島まで20分となります。船の出発する時間があるため、調べてから計画を立てていただくことをおすすめします。
電車でのアクセスする場合は、最寄り駅は彦根駅になります。彦根駅から無料シャトルバスを利用してオーミマリン彦根港に行くことができます。注意点として、無料シャトルバスが運行していない日があるので公式サイトで運行について確認をするよういしましょう。
琵琶湖の島④沖の白石(おきのしらいし)
ここでは、琵琶湖の島4つめ沖の白石(おきのしらいし)について紹介をしていきます。
沖の白石の基本情報
沖の白石(おきのしらいし)は、大小4つの岩が連なって水面からでているため、島よりも岩場のような雰囲気です。また、琵琶湖にある4つの島の中で一番小さな島です。
「白石」の由来は、午前中はネズミ色の岩が、日が西に傾くにつれて徐々に白く変わるところから「白石」と呼ばれるようになったと伝えられています。
所在地 | 〒520-1233 滋賀県高島市 |
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公式URL | 沖の白石(高島市公式サイト) |
沖の白石の見どころ
沖の白石の見どころは、4つの岩の一つの大きさが湖面の下におよそ100mの姿を隠しているということです。地上に見えるのは大きな岩のほんの一部分のみで、琵琶湖のほぼ真ん中に位置しているため要石のような雰囲気があります。
岩が連なってなりなっている島のため、上陸することができませんが、船で近づいてみたときは迫力に圧倒されます。また、琵琶湖の奥底からそびえ立つ岩壁はパワースポットとしても有名です。
沖の白石へのアクセス
沖の白石へのアクセス方法について紹介をします。
沖の白石は、上陸ができないため船の上から見学する形となります。観光船は、巡航クルーズ船や観光船などがあるため沖の白石を見学するときに利用しましょう。また、周囲が岩場となっているため天候が悪いときなどは運航休止の場合もありますので、あらかじめ公式サイトなどで確認をしておきましょう。
琵琶湖の島を1日で全制覇!
4つの島を一つずつ巡るのに毎回観光船を乗って戻ってというのは大変です。琵琶湖には、4つの島を1日で全て巡ることができる方法がありますので紹介していきます。
ぐるっと琵琶湖島めぐりツアー
ぐるっと琵琶湖島めぐりツアーとは、琵琶湖にある4つの島を効率よく巡ることができる、1日で全部制覇できるツアーです。
大津港を9時30分に出港をして、「沖島」で50分の散策時間、「多景島」で30分の散策時間、「竹生島」で30分の散策時間、「琵琶湖大橋港」で30分のフリータイムとなっています。18時に大津港へ帰港となります。
昼食には特製の「ぐるっと特製弁当」が用意されているので滋賀ならではの美味しい季節の食材を琵琶湖を眺めながら食べることができます。
ぐるっと琵琶湖島めぐりツアーでは、観光ガイドも同行しているため各島の歴史や景色の案内もしてくれるので、前知識がなくても楽しくことができます。
琵琶湖汽船
琵琶湖汽船は、琵琶湖で遊覧船の運航などを行っています。1日かけて琵琶湖の島を巡る「ぐるっとびわ湖島めぐり」をはじめとして複数のクルーズを行っています。
「ミシガンクルーズ」は初めての琵琶湖観光におすすめ
初めての琵琶湖観光の人におすすめなのが、琵琶湖の代表的な大型遊覧船に乗船して巡る「ミシガンクルーズ」です。ミシガンは琵琶湖の南側を周遊する外輪船で、船内では音楽やイベント・料理などを楽しむことができます。
4階のスカイデッキからは琵琶湖の景色を360度の絶景パノラマを楽しむことができ、四季折々の琵琶湖の自然が楽しめます。
「ミシガンクルーズ」はミシガン80(所要時間80分)、ミシガン60(所要時間60分)、ミシガンナイト(所要時間120分/60分)があります。出航時間も変わりますので、あらかじめ時間を調べてから予約を行うことをおすすめします。
パワースポット巡りにおすすめ!「竹生島クルーズ」
琵琶湖のパワースポット「竹生島」へのクルーズを楽しみたい人には「竹生島クルーズ」の利用がおすすめです。
今津港と長浜港から乗車することができ約30分で「竹生島」に着くことができます。「竹生島」に上陸後はフリータイムが75分あるため、宝厳寺や都須夫麻神社などをゆっくりと参拝することができます。
琵琶湖にあるパワースポット「竹生島」に行きたいという人は、ぜひ利用してみてください。
琵琶湖汽船公式URL |
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琵琶湖の島めぐりで滋賀観光を楽しもう!
琵琶湖に浮かぶ4つの島を紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。琵琶湖の島には歴史ある神社や島民の人々の暮らしに触れられるスポットがたくさんあります。琵琶湖は滋賀県の観光には外せないスポットなので、ぜひ訪れてみてください。