秩父へ日帰り旅行！秩父を満喫できる温泉や人気のグランピングも紹介

埼玉県秩父市は、秩父盆地の周辺を山々に囲まれた自然豊かなエリアです。美しい自然と文化価値の高い史跡に恵まれ、他の関東地域とは一線を画す雰囲気を楽しめます。

そこで今回は、東京からの日帰り旅行におすすめな秩父の観光スポットをまとめてみました。秩父観光に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

秩父市は、埼玉県の北西部に位置している地域です。秩父地方の唯一の市で、埼玉県内で最も広い市区町村でもあります。

市域の大半が国立公園に指定されていて、大量の植物が四季折々の表情を見せてくれます。東京都心から特急で約80分で行けるため、日帰り観光の旅行地として非常におすすめです。

秩父は関東地方とは思えないほど美しい自然に恵まれていて、雄大な景観と綺麗な空気を楽しめます。埼玉の奥地ながら、遠方の地域からやって来る方もいるほど観光地として魅力的です。

まずは、日帰り旅行におすすめな秩父の人気観光スポットを見ていきましょう。

PICA秩父は、秩父ミューズパーク内にある宿泊施設です。森の中に複数のコテージが点在していて、大自然の中でグランピングを楽しめます。

大浴場とサウナを完備した「樹音の湯」では、日帰り入浴が可能。（大人520円・子供210円。）日帰りのBBQヴィラもあり、森の中で炭火を使った本格バーベキューも行えます。

秩父神社は、秩父駅の近くにある秩父地方の総鎮守です。正確な創建年は不明ですが、関東でも屈指の古社のひとつに数えられています。

現在の本殿は徳川家康の命によって再建されたもので、名工・左甚五郎作の「子育ての虎」や「つなぎの龍」などたくさんの華やかな彫刻が飾られています。

12月の上旬に行われる秩父夜祭には、例年20万人以上もの参加者が集まります。秩父夜祭の屋台行事と神楽はユネスコの無形文化遺産に登録されており、屋台芝居や花火など素敵なイベントを楽しめます。

大野原駅から西に15分ほど歩くと、荒川にかかる二つの橋が見えます。国道299号が通っている橋は、1985年に竣工した「秩父橋」。その近くには、1931年に完成した「旧秩父橋」があります。

秩父橋は3代目の橋で、2代目の旧秩父橋は遊歩道として利用されています。ちなみに、1885年（明治18年）に造られた初代は、親柱2本と橋脚2基が川の中に残っています。

橋の上からは、周辺の街並みや武甲山などを一望可能。また、2011年に放送された深夜アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台としても有名で、多くのアニメファンが聖地巡礼に訪れています。

秩父は埼玉屈指の観光地であり、おすすめの名所を挙げればキリがありません。日帰り観光旅行をするなら、最低限行っておきたい場所を絞り込んでおきましょう。

続いては、日帰り旅行時におすすめな秩父の定番観光スポットを紹介していきます。

長瀞ラインくだりは、例年3月上旬～12月上旬の時期に実施されているレジャーです。親鼻橋または岩畳からスタートし、和舟に乗って荒川を下っていきます。

周辺の景色もさることながら、川の緩急や熟練の船頭さんの竿捌きを直に体感できる貴重なイベント。乗船時には救命胴衣（ライフジャケット）を着用するので、泳げない方でも安心です。

西武秩父駅前温泉 祭の湯は、西武秩父駅直結の温泉施設です。秩父名物の「祭」がコンセプトになっていて、温泉エリア・フードコート・物販エリアの3つで構成されています。

武甲山を見渡せる露天風呂、人工炭酸泉の内風呂、サウナなど様々な設備が用意されていて、日帰りでも十分にくつろげます。風呂上がりには、物販エリアで秩父名物の豆乳ソフトクリームやシュークリームを食べるのがおすすめです。

宝登山神社（寳登山神社）は、長瀞駅近くの宝登山山麓にある神社です。創建は西暦110年。山火事に遭遇した日本武尊が自分を助けてくれた神犬を祀ったことが起源と伝えられており、諸難よけの守護神として崇められています。

また、金運招福のパワースポットとしても有名で、黄金に輝く社殿で参拝すれば商売繁盛のご利益があります。山頂の奥宮にはロープウェイで移動可能。運が良ければ、山頂から荘厳な雲海を見られる可能性もあります。

秩父にもロマンティックな景勝地やテーマパークがあり、カップルのデートスポットとしても人気があります。都内でのデートに飽きたら、二人で秩父まで遠征してみるのも面白いのではないでしょうか。

ここでは、日帰り旅行におすすめな秩父のカップル向け観光スポットを見ていきましょう。

秩父ミューズパークは、秩父市と小鹿野町にまたがる長尾根丘陵に作られた市営公園です。およそ300ヘクタールの敷地内に、テニスコートや音楽堂、レストランなど多彩な施設があります。

大自然の中でアウトドアスポーツを楽しめる「フォレストアドベンチャー」は、運動好きなカップルにおすすめ。梅・サルスベリ・シャクナゲなど色とりどりの花が咲き誇る植物園や、周辺の市街地を見渡せる展望台もロマンティックで魅力的です。

三十槌の氷柱は、例年1月・2月に限定公開される奥秩父の冬の景勝地です。ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場直下の荒川河川敷に、岩清水が凍って何十本もの氷柱が形成されます。

シーズン中には、七色の照明で氷柱を照らすライトアップイベントが行われます。あまりの美しさに言葉を失うこと間違いなし。非常に寒いので防寒具が必要ですが、非日常的な空間を共有できます。

武甲酒造は、秩父駅の近くにある酒醸造所です。1753年（宝暦3年）創業の老舗酒造で、秩父谷に残存する最古の建物として知られています。

井戸や仕込蔵を見学できるサービスにも対応しており、見学後には利き酒でおいしい日本酒を飲めます。参加料金は無料。ただし、原則10名以上からの予約受付となっているので、デートで訪れる際はたくさんの仲間を誘っていきましょう。

秩父には冒険心をくすぐるようなアウトドアスポットが多く、子供と一緒に行けば最高の思い出を作れます。

ここでは、日帰り旅行におすすめな秩父のファミリー向け観光スポットを見ていきましょう。

フォレストサンズ長瀞は、荒川近くの北桜通り沿いに広がるキャンプ場です。アメリカ直輸入のトレーラーハウスとコテージが原生林の中にあり、大自然の中で家族と一緒にグランピングを楽しめます。

宿泊はもちろん、日帰りのデイキャンプにも対応。（11時～17時までのうち4時間。）小さいお子さんを安心して遊ばせられる水深の浅い水遊び場も完備。トレーラーデッキを無料で利用できるので、バーベキューも行えます。

三峯神社は、奥秩父の山中にある神社です。伊弉諾尊（いざなぎのみこと）と伊弉册尊（いざなみのみこと）を祀っていて、秩父神社・宝登山神社とあわせて秩父三社の一社に挙げられています。

一般的な神社と違い、狛犬ではなくニホンオオカミの像が置かれているのが特徴的です。勇猛かつ忠実なオオカミは、厄を祓い家内安全・夫婦円満のご利益をもたらしてくれると言われています。参拝の際には、大口真神（お犬様）への祈祷も忘れないようにしましょう。

橋立鍾乳洞は、石龍山橋立堂の敷地内にある鍾乳洞です。全長約140メートルの縦穴型の鍾乳洞で、埼玉県の天然記念物に指定されています。

鍾乳石、石筍、石柱などが入り組んでいて、非常に特異な形状になっているのが印象的。高低差が約30メートルもあり、家族で一緒に洞窟の中を探検しているようなスリルを楽しめます。

東京都心から埼玉の秩父までは約70～80kmの距離であり、日帰り観光旅行にちょうど良い場所と言えます。自動車や電車で簡単に現地まで行けるので、気分転換にうってつけです。

ここでは、東京都内から秩父方面への行き方を解説していきます。

自動車を利用する場合、関越自動車道を経由して花園ICから国道140号に向かえば、およそ1時間半前後で秩父市内に出ます。

電車を利用する場合、池袋駅から特急列車に乗れば西武秩父駅まで約80分で到着します。

思い立ったらすぐに行ける場所なので、週末の休み等を利用して日帰り観光旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

秩父は都心からのアクセスも良く、日帰り旅行でも十分楽しむことが出来ます。アニメの舞台として外国人にも人気の秩父は、注目のスポットです。

秩父に日帰り旅行に行ってみてがいかがでしょうか。