オランダ焼きとは?秋田県湯沢市の名物お菓子の作り方や販売店を紹介
「オランダ焼き」は、秋田県湯沢市の知る人ぞ知るB級グルメです。詳細は記事の中で紹介しますが、地元で愛される「オランダ焼き」は、秋田湯沢に観光で行ったときはもちろん、ビジネスで立ち寄られた際にも、いちどは食べておきたいおすすめの一品です。
秋田県湯沢市の名物お菓子「オランダ焼き」について紹介!
今回、秋田県・湯沢市で紹介する名品は、地元湯沢では知らない者はいないソウルフード「オランダ焼き」です。秋田県といえば「横手の焼きそば」ですが、「オランダ焼き」も湯沢の地元だけでなく、秋田県民が認めるB級グルメです。
甘くふわふわしたパンケーキのような生地の中に、マヨネーズとハムという「驚きの具」が口コミで広がり、人気TV番組で採り上げられたほどです。下記では「オランダ焼き」の特徴やレシピを紹介し、さらに「おすすめの3店」をリポートします。
オランダ焼きとは?
秋田・湯沢といえばスキーのメッカですが、もうひとつ湯沢には、地元の人が愛してやまない、地元湯沢のご当地グルメ「オランダ焼き」があります。
オランダ焼きは、見た目や形は大判焼きや今川焼と「うり二つ」でそっくりですが、中に入っている「具」があずきの「あん」ではなく「ハムとマヨネーズ」なのです。
いわばハムサンドの大判焼きといえますが、厚めのハムとチョイ酸味のマヨネーズが、ベストマッチで何ともいえない「いい味」を出しています。さらに「もっちりした皮」が腹持ちもよく「おやつ」には最適といえます。
オランダ焼きの発祥や名前の由来は?
四つ割り(八つ割)にしたハムを生地にはさむ際、ハムを重ねた様子が、見た目にオランダの風車のようであったから、名前が「オランダ焼き」となったらしいです。
ならば「水車焼き」でも「風車焼き」でも良さそうですが、そこはオシャレな名前ということで、憧れのヨーロッパ風の「オランダ焼き」に、落ち着いたのではないでしょうか。
全国にあるオランダ焼きやベビーカステラとの違い
オランダ焼きは生地に「はちみつ」を入れる為、まわりの皮は「ホットケーキやベビーカステラ」と同じ食感です。食べると、「ベビーカステラ」や「ホットケーキ」のような、ほんのりとした甘さが感じられます。
しかし、カステラと決定的に違うのは、オランダ焼きには「具」が入っていることです。ハムの塩気と、マヨネーズのクリーミーな酸味、もちもちの皮が、口の中で混ざり合って、この「甘しょっぱい」味わいは本当にクセになります。
じつは、北海道と富山県にも、「オランダ焼き」という同名の「お菓子」がありますが、湯沢の「オランダ焼き」とは、似て非なるもので、こちらは、ワッフル状の焼き方をした「煎餅」です。
オランダ焼きは自分でも作れる?
ハムとマヨネーズの入った、オランダ焼きが「家庭でも作れないか?」誰しも考えることは同じです。お試しに、生地を作ってフライパンで焼いてみましょう。もちろんプロの「お店」にはかなわないまでも、近い味にはできるはずです。
オランダ焼きのレシピと作り方
下記(この章の下段)の材料を、ミキサーに全て投入して、攪拌して生地を作りますが、「量」と「とろみ」は適宣調節します。材料は他に「バターかマーガリン」「バニラエッセンス」を「好み」で入れてもおいしくなります。
あらかじめ、マヨネーズと4~8等分に切ったハムを用意し、つぎに濡れフキンをそばに置き、フライパンを加熱します。うすく油をしき、濡れフキンにフライパンを1度おき、熱を均一にして、また弱火にかけ生地を焼きます。
お好み焼きを焼く感じで片側が焼けたら、ハムとマヨネーズを生地の左側において、右側から二つ折りにします。そして生地が焼けるまで弱火で火を通し完成です。形はオランダ焼きとは違いますが、味は同じはずです。
やはり「 丸いオランダ焼きを食べたい」そういう方は、小さい「お好みやき」を2枚焼き、マヨネーズとハムを、挟むようにして焼くと上手にできます。
- ホットケーキミックス 200g
- 卵~1個
- はちみつ~おおさじ2
- ハム~適量
- マヨネーズ~適量
- 水~180cc
- サラダ油~少々
オランダ焼きを買えるおすすめのお店3選
次の章では代表的な、ここ「湯沢」でも「オランダ焼き」が美味しい3軒のお店を紹介しましょう。それぞれ、「住所」「電話番号」「営業時間」「アクセス」を記載してあります。行くときの参考にしてください。
オランダ焼きの元祖「高市青果店」
一個100円と、子供でも買える価格も、オランダ焼きの人気のひとつですが、味のほうでもオランダ焼きは、一口ほおばると、フワフワの生地に包まれた、まろやかなマヨネーズとハムがいい感じで口の中に広がります。
元祖ともいえる、「高市青果」には、オランダ焼きの他にも、たくさんのメニューがあります。オランダ焼きと並んで、主力メニューとなっている「さつまてん」、これはアメリカンドッグのウインナーを「さつまいも」に替えたものです。
ほかにも、バナナを揚げた人気の「バナナてん」もあります。オランダ焼きといっしょに購入して食べると、おなかいっぱいになるので、お腹の空いているときに、おすすめの組み合わせです。
住所 | 秋田県湯沢市表町1-1-28 |
電話番号 | 0183-73-2623 |
営業時間・定休日 | 9:00~17:00 |
値段 | 100円(1個) |
アクセス | JR奥羽本線「湯沢」駅(東口)から徒歩2分 |
公式URL | http://www.shouhoku-h.akita- pref.ed.jp/shougyou/h26hp/takaiti/top.html |
トッピングが楽しめる「山田商店」
秋田県の鹿角市に2店舗を構える「山田商店」は、オランダ焼きや他の特徴ある大判焼きがウリですが、昔ながらの「クルミ餅」や、たこ焼き、焼きそば等、軽食も食べられる「おやつ」の店です。
山田商店のオランダ焼きの特徴は、ケチャップやマヨネーズに「ほんのチョイ」マスタードが加えられ、ピリ辛の大人の味です。ピリ辛のマヨネーズとハムの組み合わせで、つい「もう一つ」と手が伸びるほどの美味しさに仕上がっています。
そのほか、お客の好みで「チーズ」のトッピングにも応じており、ぜいたくなオランダ焼きを賞味できます。
住所 | 秋田県鹿角市花輪下中島116 |
電話番号 | 0186-23-2953 |
営業時間・定休日 | 9:30~17:00 木曜日 (定休日) |
値段 | 140円(1個)*トッピングが可能 |
アクセス | 鹿角花輪駅から車で2分くらい。 鹿角花輪駅から381m |
公式URL | https://tabelog.com/akita/A0502/A050203/5007079/ |
ふわふわで美味しい「おやつの店さぬき」
オランダ焼きが食べられる次のお店は、秋田県大曲で地元に愛される「さぬき」です。秋田県立大曲農業高校が目の前にあるため、いつも学校帰りの生徒さんで賑わいます。探すときは看板が赤と白のストライプなので、遠くからでもみつけられます。
オランダ焼きもおいしいのですが、この店の人気商品は他に「コアラちゃん焼き」という焼き菓子があり、その可愛さから話題にもなって、女学生が先を争って購入していきます。
「さぬき」には中にイートインがあり、おやつを店内で座って食べられます。学校の下校時間にぶつかると学生で混み合いますが、その時間を避ければ、ゆっくりと店内でオランダ焼きを食べることができます。
住所 | 秋田県仙北郡美郷町六郷米町9 |
電話番号 | 0187-84-0784 |
営業時間・定休日 | 10:00~18:00 元旦(定休日) |
値段 | 100円(1個) |
アクセス | 大曲駅から1,696m |
公式URL | https://tabelog.com/akita/A0504/A050402/5008325/ |
湯沢の隠れ名産・オランダ焼きを食べに行こう!
これまで紹介してきたように、秋田・湯沢・大曲ではオランダ焼きが、秋田県民の食べ心をつかみ、かかせないソウルフードになっています。ぜひ秋田に立ち寄った際には、湯沢の隠れ名産のオランダ焼きを、忘れずに食べてみましょう。