福井のお魚市場！日本海さかな街のおすすめ海産物や海鮮を紹介

日本海に面した福井では、美味しい海鮮や海産物が食べられるところがあちこちにあります。ここではそんな中からお魚市場「日本海さかな街」を取り上げます。

美味しい魚を食べましょう。

さて、その福井のお魚市場「日本海さかな街」とは、どんなところなのでしょうか。実際に行く前に詳しい情報を知ってくとより楽しめますね。

福井のお魚市場「日本海さかな街」は、日本海側最大級の海鮮市場です。敦賀港直送の魚介が並ぶ鮮魚店をはじめ水産加工の店、昆布・珍味・銘菓の専門店など40数店と、海鮮丼・寿司・焼き鯖・特産品の専門店やレストランなど１７店舗の飲食店が軒を連ねています。

場内は昔ながらの雰囲気もそのままに威勢のいい売り子の声が響き、活気に満ち溢れています。観光で訪れた県外のお客さんも多く、休日にもなれば観光バスが駐車場にところ狭しと並び、人も車もひしめき合う活気あふれた空間となります。

営業時間は毎朝9時からとなっていますが、開店準備のため8時半過ぎにはほとんどのお店が開いているので、ゆったりと市場の雰囲気を味わいたい方は、早い時間から訪れるのがおすすめです。

福井のお魚市場「日本海さかな街」では、1年を通して、いろいろなイベントが企画されます。

「場内食べ歩き」イベントでは、400円でクーポン券を購入すると、厳選された7品の中から3品をクーポン券を使って購入できるイベントです。厳選された7品はどれも、福井県ならではの食材で作られており、このイベントを機会に福井の旨いものが楽しめます。

「さかな街ではしごめし」イベントは、３枚綴りのはしご券を1,500円で購入すると、はしごめし専用メニューのなかから3品選んで食べることができるお得なイベントです。

もちろん、1人で3つ食べてもいいですし、仲間で福井のお魚市場「日本海さかな街」を訪れているなら、仲間とシェアするもいいですね。楽しいお食事タイムが過ごせるイベントです。

イベントは定期的に行われている訳ではありませんが、上にあげたイベントを含めて、好評なイベントは1年の間に何度も開催されたりします。公式HPで情報が取り上げられますので、足を運ぶ前は要チェックです。

大変人気の福井のお魚市場「日本海さかな街」です。時間帯によっては混雑する時間もあります。ゆっくり買い物や食事がしたい時には、その時間帯を避けるのが賢明でしょう。

営業時間内で混雑するのは、やはりランチタイムの12:00～14:00です。買い物だけでなく美味しい海鮮を食べるのを楽しみにやってくる人が多いためです。

ランチタイムに美味しい海鮮を食べることを目的に福井のお魚市場「日本海さかな街」に行きたい人は、この時間帯は混雑することを覚悟して向かいましょう。

もし海鮮や海産物を買うことを目的にするなら、この時間帯を避ければ比較的ゆったりと買い物ができます。特に、開店すぐの時間帯はおすすめです。開店直後は品揃えが悪いと思われがちですが、そんなことはありません。お店はそれぞれ、開店時間以前に準備を整えてお客さんが来るのを待ってくれています。

それではここからは、福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめ海産物・海鮮を紹介していきましょう。福井のお魚市場「日本海さかな街」を訪ねたら、是非手に取ってみてもらいたいものを3つ挙げました。

福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめ海産物・海鮮1つ目は、「おぼろ昆布」です。  

「とろろ昆布」とよく混同される「おぼろ昆布」ですが、「おぼろ昆布」は、1枚の昆布の平面をカンナをかけるように削ったものです。削ったものを見ると帯状でひらひらした見た目です。

透けるほど薄い「おぼろ昆布」は、職人が一枚一枚手で削っています。まさに職人技です。そんな職人技で削られた「おぼろ昆布」は昆布本来の繊細で甘みのある、上品な味わいが楽しめる1品です。

「おぼろ昆布」として削る為には、肉厚で傷の少ない良質な昆布である必要があります。その為使われる昆布は等級の高いものなので、お値段は少し張りますが、食べてみるとそれも納得できるでしょう。 

福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめ海産物・海鮮2つ目は、「越前ガニ」です。

「越前ガニ」とは、福井県の漁港に水揚げされる雄のズワイガニのことを指します。越前ガニというと蟹の種類の一つのように聞こえますが、松葉ガニや加能ガニもズワイガニです。

同一種でも水揚げされる漁港、漁場によって食味が異なることからそれぞれの県でブランド名をつけていて、福井で水揚げされるズワイガニが「越前ガニ」と呼ばれます。

 「越前ガニ」の目印は「黄色いタグ」です。他県産と区別するために、越前町漁業協同組合が1997年から雄に「黄色いタグ」を付けたことが始まりです。1999年からは、福井県内に水揚されるすべての雄ガニに黄色いタグを脚につけています。2007年からは雌のセイコガニにも付けるようになりました。

 水揚げされる越前漁港や三国港は「港が漁場から近い」「蟹の生息地に近い」ということに利点があります。漁場となる越前海岸は急に深くなる海底で、それほど遠くへ行かなくても蟹の生息地に到着できるのです。

船で1～2時間で漁場に着き、蟹をすぐに港へ運んで日帰りで水揚げができるので、生きたまま蟹は競りにかけられ、新鮮さをどこよりも誇っています。

また、そんな近くで水揚げされることで価格も地元価格になり、お得に購入できるのも福井のお魚市場「日本海さかな街」の魅力です。

福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめ海産物・海鮮3つ目は「焼鯖寿司」です。

福井県には京都へと続く道「若狭街道」があります。かつて、ここを利用して日本海で獲れたさまざまな海産物を京都へ運んでいました。中でも京都の人々に鯖が好まれたため、いつしか若狭街道は「鯖街道」と呼ばれるようになりました。

運んでいる道中に、保存のために締めた鯖がちょうどよい塩かげんになったことも理由の一つと言われています。そのため今も福井県では「鯖寿司」や「鯖の浜焼き」「鯖のへしこ（ぬか漬け」）などが郷土料理として広く愛されているのです。 

鯖寿司は、ちょうどよい塩加減の鯖とごはんの相性は抜群で、好きだと言う人も多いしお寿司です。鯖寿司は、しめ鯖寿司を使うのですが、これを更に美味しくしたのが「焼き鯖寿司」と言われています。

ふっくらと脂の乗ったサバを直火で焼きあげ、大葉としょうがの酢漬けとともに棒寿司にしているのが「焼き鯖寿司」です。同じ鯖寿司という名がついていますが、食感も風味も「焼き鯖寿司」になると違ってきます。福井のお魚市場「日本海さかな街」では、「焼き鯖寿司」が人気です。

続いて、福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめグルメスポットの紹介です。3つ紹介します。

福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめグルメスポット1つ目は、魚屋直営の人気店「かに喰亭ますよね」です。

「かに喰亭ますよね」は、120席ある広々とした空間で、旬の魚介たっぷりの海鮮丼やぷりぷりホクホクのカニ料理などが味わえます。

蟹だけでも年間200トン以上を扱っており、越前ガニや越前セイコガニが水揚げされる季節は、セリにて直接仕入れ、茹でたてを提供しています。また、一年を通して品質の良いカニを安定して確保できるよう、カナダの工場と提携もしており、いつでも、ぷりぷりホクホクのカニが堪能できます。

福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめグルメスポット2つ目は、名物の浜焼き鯖を堪能できる「はまやき安兵衛」です。

「はまやき安兵衛」では、たっぷり脂の乗った肉厚の鯖を豪快に炭火で一本丸焼きにします。全てをガスで焼くことはせずに、徹底的に炭火焼きにこだわり、精魂込めて1本1本焼き上げています。炭火を使用することが芳醇な香ばしさを醸し出します。

焼き鯖以外にも、鯖寿司や福井名物のへしこなども食べられます。　

福井のお魚市場「日本海さかな街」のおすすめグルメスポット3つ目は、海鮮丼ならここと言われる「よって家」です。

「よって家」は、敦賀港や小浜港から直送された、鮮度抜群の魚介類を用いた丼で楽しませてくれるお店です。通常の海鮮丼のメニューに加え、約19種類あるネタの中から、独自で好きなものをトッピングして自分なりの海鮮丼を作ることもできます。

丼を頼むともれなく、サービスで味噌汁も付いてきますよ。 

福井のお魚市場「日本海さかな街」へ行くのに公共機関を利用する場合、最寄り駅はJR敦賀駅になります。しかし、そこから徒歩では45分程度かかってしまいます。タクシーを利用するか、およそ24分でお魚市場「日本海さかな街」とJR敦賀駅をつなぐコミュニティバスを利用するとよいでしょう。

また、車を利用する場合は、 北陸自動車道「敦賀IC」か 舞鶴若狭自動車道「若狭美浜IC」で降りれば、共に7分ほどで到着します。駐車場は広いので、駐車に困ることはありません。 

最後に、福井県内のその他のおすすめお魚市場の紹介です。2つ紹介します。

福井県内のその他のおすすめお魚市場1つ目は、新鮮魚介が安い「若狭小浜お魚センター」です。

「若狭小浜お魚センター」は、当初は料理屋・寿司屋・旅館・スーパー・水産業の人などへの卸売りが中心でしたが、時代とともに交通の便も良くなり、関西・中京方面からのお客さんが増えて、一般の人への販売も行うようになりました。

「若狭小浜お魚センター」の近くの若狭湾は、暖流と寒流が混ざり合う、日本海でも有数の漁場のひとつです。そのため魚の鮮度や価格・種類の豊富さには絶対の自信を持っています。

 福井県内のその他のおすすめお魚市場2つ目は、「中央卸売市場」です。

「中央卸売市場」とは、野菜・果実・魚類・肉類などの生鮮食料品やそのほか一般の消費者が日常生活用に必要とする食料品の卸売りをするため卸売市場法(昭和 46年法律 35号) に基づき農林水産大臣の認可を受けて、地方公共団体が開設する卸売市場です。

福井市の「中央卸売市場」では、一般の人が利用できる「ふくい鮮いちば」を開いています。新鮮な食材やグルメを楽しめるお買い物の新定番スポットとして、人気です。

絶好の漁場が近い福井のお魚市場では、新鮮な海鮮を手に入れることができます。福井のお魚市場で新鮮で美味しい海鮮を堪能しましょう。