旧野木病院とは栃木にある廃病院!歴史・心霊現象・怖い噂や場所を紹介
旧野木病院は、栃木にある心霊スポットとして有名な廃病院です。廃業以来手が付けられていないので、今では廃墟と化しています。そのため、廃墟ツアーや心霊スポット巡りを楽しむ人たちのスポットとなっています。旧野木病院の噂や心霊現象などについてご紹介します。
目次
栃木にある「旧野木病院」について紹介!
栃木の旧野木病院は、全国いたるところで見られる、廃墟と化した心霊スポットの中の一つの建物です。栃木では三大廃病院の一つと言われ、廃墟マニアや心霊ツアーを楽しむメッカの一つとして有名な場所です。
この記事では、栃木の旧野木病院にまつわる数々の噂や、恐ろしい心霊現象などをご紹介致します。出かける際にはそれなりの慎重な考えを持ち、くれぐれも面白半分で訪れることは避けるようにしてください。
旧野木病院とはどんな場所?
栃木の心霊スポットとして知られる旧野木病院とは、一体どのようなところなのでしょうか。
栃木の三大廃病院の1つ
栃木にはさまざまな心霊スポットがありますが、その中に「三大廃病院」と言われる3つの病院があります。一つは栃木市都賀町木にあった都賀病院で、二つ目は小山市にあった東洋診療所です。そして3つ目が今回ご紹介すつ旧野木病院です。
栃木市の都賀病院はすでに解体されましたが、小山市にある東洋診療所は閉業後解体されることなく、未だそのままの姿で残っているようです。
20年以上放置されている
栃木の三大廃病院の一つの旧野木病院は、1980年代に建設されたと伝えられています。そして、2000年頃にはすでに栃木の心霊スポットとして知られていました。
20年以上もの長い間、旧野木病院が手が付けられることなく、そのままの状態で残された理由は定かではありません。ずっと放置され廃墟となったことにより、今では廃墟マニアや心霊ツアーを楽しむ人たちの格好の場所になっています。
建物の外観はコンクリートがむき出しになり、いかにも人が近寄りがたい雰囲気を漂わせています。また内部に至っては、壁のいたるところに落書きがされ、ゴミがあちらこちらに廃棄されています。
また、廃墟内で誰かが暮らしていたかのような異臭を放つ寝具や、タバコの吸い殻などが散乱しています。
旧野木病院の歴史について
旧野木病院には、さまざまな異なる噂が流れています。そんな旧野木病院の歴史について見ていきましょう。
元々は精神病院だった噂がある
旧野木病院は、かつては精神病院だったという噂があります。精神病院と耳にすると、なぜか怖いイメージを抱く人がいるでしょうが、それにまつわるさまざまな噂やエピソードは後ほどご紹介致します。
また、一方で産婦人科だったともいう説が流れています。正しい情報がないので、はっきりしたことは分かっていません。
建設途中だったとの噂も
旧野木病院は、建設途中で工事がストップされ、実際には稼働することがなかったとも言われています。
しかし、旧野木病院を訪れた人の中には、以前はカルテのようなものが散乱するのを見かけたとの目撃情報があります。また、建設途中の病院にあることが考えられない、ベッドがすでに設置されていたとの目撃情報もあります。
現在では、病院内にカルテもベッドも見ることができません。しかし、建設途中の病院にそれらのものがあったとはなんとも腑に落ちない話です。
近くには同じ名前の病院がある
旧野木病院から4kmほど離れた場所には、同じ名前の野木病院があります。こちらは廃墟とは程遠く、現在総合病院として開院している現役の病院です。旧野木病院とは全く関係がないので、訪れる際には間違わないようにしてください。
旧野木病院で噂がある心霊現象3選!
廃墟と化した旧野木病院には、心霊写真が撮影できるとか幽霊を目撃したなどの、さまざまな心霊現象が報告されています。いずれもあまり経験したくない怖い心霊現象ばかりです。その中から、主な心霊現象を3つご紹介致します。
①心霊写真が撮れる
旧野木病院で写真を撮影すると、ほかの心霊スポット同様に数々の心霊写真が撮影できることで知られています。
撮影した時には、その場に自分たち以外誰もいなかったのにもかかわらず、人の格好をした幽霊が写っていたという恐ろしい写真。また、こんな真っ暗な廃墟では決して撮影ができないであろう、怪しい光が写り込んで不思議な写真など、その種類はさまざまです。
奇妙な現象は写真だけにとどまりません。ビデオ撮影により多くの心霊動画も撮れています。このような心霊写真が撮影できるからといって、興味本位でカメラを構えることはできる限り慎みましょう。
②女性の幽霊の目撃
廃墟の旧野木病院では、女性の幽霊を目撃したと言う情報が多数寄せられています。その女性は複数ではなく、いつも同じような女性だということです。そこで、女性の幽霊の目撃情報を一つご紹介致しましょう。
廃墟ツアーをするある集団が、肝試しのため旧野木病院を訪れたそうです。すると、入院患者が着るような白い服を身に付けた女性を見かけました。
その時集団のメンバーは恐怖を感じましたが、そのまま肝試しを続けました。全ての館内をひと通り回り旧野木病院を後にしようとしたその時、再び先ほどの白い入院服を着た女性が現れたとのことです。
一度ならずとも二度も同じ女性の幽霊に遭遇したので、その集団は肝試しどころの気分ではありません。一刻も早くその場から立ち去ろうと、命からがら逃げていったそうです。
③声や音が聞こえる
旧野木病院では、不思議な声や音が聞こえる心霊現象が後を絶ちません。声についてはいずれも女性の声で、叫び声やすすり泣く声、苦しそうに呻く声など、女性の声の種類はさまざまです。
また、旧野木病院内で電話すると、妙な雑音が入り込んで会話ができなくなるという噂があります。その雑音によく耳をすませると、雑音というよりも老人の声のように聞こえるそうです。
そのほか、旧野木病院は廃墟にもかかわらず電話の音が鳴り響くという噂があります。その時、病院を訪れた全てのメンバーが、自分の携帯電話が鳴ったのかと思い確認したところ、いずれにも着信記録はなかったそうです。
その音は携帯電話のような電子的な音ではなく、どちらかといえば昔懐かしい黒電話のベルのような音だったということです。以前病院に設置されていた電話が、音を立てたのでしょうか。真相は明らかではありません。
旧野木病院の怖い噂5選!
廃墟となった旧野木病院は、心霊スポットであることを裏付けるような、数々の恐ろしい噂話しが存在します。いずれも噂であるため、その真意は明らかではありません。しかし、旧野木病院が心霊スポットと言われるための説得力がある噂ばかりです。
①人体実験をしていた噂
人体実験は、一般的な病院では決して行われてはならない行為です。しかし、ここ旧野木病院では、重度の入院患者に対して、薬物の投与による人体実験が行われていたという噂があります。
精神状態が普通ではない患者に、まだ承認されていない薬剤を投与し、その薬の効果の有無を確かめていたとのことです。
承認されていない薬を投与するのですから、その効果のほどは全く未知数です。人体実験などやってはいけない行為ですが、運よく病気が治ればそれに越したことはないかもしれません。
しかしながら案の定、患者によっては口から泡を吹いて苦しんだり、薬の副作用により重度の疾患に見舞われてしまったという例もちらほらあったそうです
②患者が自殺した噂
旧野木病院は、精神患者の治療にあたる病院だったと言われています。以前、母親とその男の子が病院を訪れました。男の子には重い精神疾患があり、その治療をしてもらうために旧野木病院を訪れたそうです。
診察の結果、その男の子は専門的な治療が必要だということで、病院に入院することとなりました。その間、治療に専念する意味もあり、母親との面会は一切禁じられていたようです。
しかし、入院中しっかりと治療が行われていれば問題なかったのでしょうが、実は、男の子は医師や看護師からひどいいじめにあっていたとのことです。そのため、男の子はあまりにも醜いいじめに耐えかね、自殺を図ろうとしました。
その事実を知った母親は病院に駆けつけ、この世をはかなみ病院の屋上から一緒に飛び降り自殺したそうです。ただし、旧野木病院は、飛び降り自殺するにはあまりにも低層だったため、即死することなく2人は一命をとりとめたようです。
患者がそのような状態であれば、治療するのが病院の責任です。しかし、病院側は一切治療にあたることなく、瀕死状態の2人をそのまま放置し続けたとの噂が流れています。
③ゴミと靴が一緒に放置
旧野木病院には、ゴミと一緒に大量の靴が放置されていたという目撃情報があります。その靴は決して新しいものではなく、かなり年月が経った古いものばかりです。病院という靴屋でもない場所に、なぜこれほどまでに大量の靴があるのでしょうか。
誰が何のためにそれほどまでの靴を放置したのか、その理由ははっきりしていません。何故か、人によってはそのような靴など見かけたことがないと証言する人もいます。
そのような意見の相違から、靴があるということ自体が事実とな異なり、単なる噂だけという話もあります。
その靴がある部屋には、何故か誰かが寝泊まりしたような形跡があるとのことです。それにより、これらの靴は、廃墟と化した病院に寝泊まりしていた人のものだとも言われています。
④白装束の集団の噂
廃墟と化した旧野木病院には、深夜になると何か儀式のようなことをおこなう白装束の集団が現れるという、身の毛がよだつ目撃情報があります。その集団が実在するものなのか幽霊なのかは定かではありません。
たまたまその白装束の集団を見かけた人が、興味本位でその場に落ちていた石を投げつけたそうです。すると、彼ら全員がこちらを振り返り、鎌を持って襲いかかってきたという恐ろしいエピソードがあります。
その心霊現象のような噂により、旧野木病院には白装束の幽霊が住み着いていると言われています。もし興味本位で旧野木病院を訪れ白装束の集団を見かけても、決して石など投げて挑発するような行為はしてはいけません。
⑤地下室がある噂
廃墟の旧野木病院には、秘密の地下室が存在するという噂があります。その地下室は、旧野木病院を建設する際につくられたと言われています。しかし、そのような噂があるにもかかわらず、地下室に繋がる階段がどこにあるのかは今も分かっていません。
この地下室では、先ほど述べた人体実験がおこなわれていたとか、重度の精神異常者が閉じ込められていたなどの、恐ろしい噂が飛び交っています。
とは言うものの、実際に旧野木病院を訪れた人による地下室の目撃情報や、その地下室に入ったとの証言が見当たりません。
また、地下室の場所が特定するのに有効な、病院を建設する際の見取り図も発見されていないことから、秘密の地下室は単なる噂に過ぎないとも言われています。
旧野木病院の場所と行き方は?
旧野木病院へは、JR宇都宮線の野木駅から車で8分ほどの場所に位置しています。山深い場所ではないものの大通りからは離れたところに建っているので、目的地をカーナビに設定して慎重に出かけましょう。
病院の周囲の道は整備されておらず、病院の目の前に車を止めることができません。少し離れた場所に車を停めて、多少荒れた道を歩いて進んでいきます。
昼間なら問題ありませんが、旧野木病院を夜間に訪れる際には街灯がないので、あたりを照らす懐中電灯などを持参することをおすすめします。
また、先ほどご説明したように、旧野木病院の近くの場所には、同じ名前の野木病院があります。訪れる際には間違わないようにしてください。
住所 | 栃木県下都賀郡野木町佐川野190 |
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アクセス | JR宇都宮線「野木駅」から車で約8分 |
旧野木病院にくれぐれも面白半分で訪れないように!
旧野木病院についてご紹介致しました。栃木にある旧野木病院は、栃木の心霊スポットとして有名な廃墟と化した廃病院です。
病院にたどり着く道が整備されておらず、さまざまな心霊現象や噂が絶えない病院です。そのため、訪れる際には決して遊び半分の気持ちで出かけないようにしましょう。
また、心霊現象に遭遇した場合には、挑発をする行為は避け、少しでもその場から静かに立ち去ることが肝心です。