岐阜のソウルフード!絶対食べたい名物グルメや美味しい名店を紹介
岐阜は大きな川があり山深いエリアがあったりと、豊かな食材には事欠かないグルメにはたまらないスポットです。この岐阜で人気を博してきたソウルフードは単に名物というだけではなく、多くのファンを獲得するだけの魅力があります。そんな岐阜のソウルフードを紹介しましょう。
目次
岐阜で美味しいソウルフードを食べよう!
岐阜といえば鵜飼いで有名な長良川の鮎ですが、清流と山深い大自然に恵まれた岐阜は、豊かな食材の宝庫なのです。そして長い歴史の中で育まれてきた岐阜のソウルフードは、今も岐阜の人々の食文化と心の支えになっています。
ソウルフードというのは、その地域に特有の料理、その地域で親しまれている郷土料理です。岐阜にある特別な料理はどのようなものなのでしょうか。
岐阜のソウルフードの特徴
それでは岐阜のソウルフードを探求してましょう。そもそも岐阜のソウルフードはどのように成り立っているのかを見てみます。
「美濃」と「飛騨」の2つのエリアに分かれる
岐阜県北部の飛騨地方は、標高3000メートルの飛騨山脈を擁する急峻な山岳地帯となっています。飛騨地方には平地は高山周辺の高山盆地など少ししかありません。それに対して南部にある美濃地方は、濃尾平野が広がっております。
岐阜県南西部の木曽三川つまり木曽川、長良川、揖斐川の合流地域一帯は水郷地帯が広がっていて海抜がゼロ以下のエリアもあるのです。このような岐阜県の地形の特徴を、飛山濃水と表しています。
岐阜県は地形上の特徴から美濃と飛騨に区別されますが、これはソウルフードの特徴にも表われているのです。
美濃地方では川の幸を使った料理が多い
地形の特徴でも述べましたが、美濃地方は大きな川やその支流に恵まれているので、鮎を始めとした川魚などの川の幸が豊富です。せっかく日本でも有数の清流があるのですから、そこで獲れる幸を利用しない手はないというものです。
美濃地方には川の幸を使った郷土料理がたくさんあり、今まで食べたことがない人でも新鮮な料理を食べればその美味しさのとりこになってしまいます。
飛騨地方は山の幸やジビエが人気
一方飛騨地方は日本の屋根と言われる日本アルプルの周辺にあるため、山の幸に恵まれています。さらに山に生息する野生動物を捕えて食材にするジビエも美味しいのです。ジビエは食材のくさみをとるために味噌を使うなど工夫されています。
美濃の川の幸とはまた違った美味しさを楽しめます。
岐阜のソウルフード【人気】
それでは早速具体的に岐阜のソウルフードを紹介していきましょう。岐阜の人達を元気にするソウルフードにはどのようなものがあるのでしょうか。まずは人気の高いソウルフードを紹介します。
①特産品のコラボ「中津川とりトマ丼」
脂肪が少なく、肉が引き締まっている健康な中津川産の鶏を使用し、トマトと米でどんぶり形式にする、という条件の元で開発されたのが「中津川とりトマ丼」です。鶏肉の味とトマトの味のコラボレーションが思わぬ美味しさを奏でます。
調理方法は自由なので、お店によって味が異なるのも面白いところです。是非とも、好みの味付けのお店を探してみましょう。いずれにしても、おかわりしたくなる美味しさには間違いありません。
②各務原の名産品「各務原キムチ」
各務原キムチとは、各務原市の特産の人参と、各務原市と姉妹都市になる大韓民国江原道春川市の特産である松の実を使い、「キムチ日本一の都市研究会事務局」から認定を受けたキムチの事をいいます。
その他の食材は自由なので、白菜、大根、キュウリ、ヤーコン、竹の子、菊芋、エリンギにカブ、エゴマの葉などを使い作られた美味しいキムチは、今では各務原市の名産と謳われるようになりました。
キムチを食べてハッピーになろうという願いが込められたキャラクター「キムぴー」がイメージキャラクターとして存在します。
③味噌を使った深い味わい「奥美濃カレー」
地元郡上の味噌を使い、飛騨牛や奥美濃古地鶏、美濃ヘルシーポーク、ジビエといった食材を地元・奥美濃の野菜を使って作るカレーを奥美濃カレーといいます。作り手は日々愛情を込めてカレーを作り、郡上の人情を伝えているのです。
地元民だけでなく、今では県外からのリピータ-も多い奥美濃カレーは、70種類以上のメニューがあります。どのメニューも奥の深い味わいで、一度食べたらまた食べたくなるカレーなのです。
郡上八幡へ行ったら美味しい奥美濃カレーを楽しんでみましょう。
岐阜のソウルフード【定番】
次は岐阜のソウルフードとして定番になっているものを紹介します。
①多治見市のご当地グルメ「たじみそ焼きそば」
たじみそ焼きそばは、多治見市のご当地グルメです。2010年に「多治見焼きもんコンテスト」で発案されたメニューが元になっています。定義はピリ辛味噌を使用する事と、半熟たまごがのっていて、味噌と絡めて食べられること、となっています。
その他は自由なので、お店によって様々な「たじみそ焼きそば」が存在します。食べ比べて、人情あふれるご当地グルメを堪能してみましょう。
②長良川の鮎を使っている「関あゆ丼」
清流長良川が育んだ「鮎」を手軽に食べることができる「関あゆ丼」は、関市の名物グルメであり、ソウルフードです。定義も「鮎」と「ご飯」が同じ器に入っていればよいというもので、各店舗で趣向を凝らした「あゆ丼」が提供されています。
あゆはフライにして豪快にどんぶりに突き立っているのが一般的です。
③上品な和菓子「栗きんとん」
岐阜県の山岳地方に秋が訪れると、たくさんの自然の恵みが生まれてきます。その中でも昔から良質な栗が採れる地方があり、そこでは栗を使用した和菓子がつくられてきました。美味しい栗がとれるのは中津川市や恵那市などの恵那地方です。
恵那地方の名物は地元でとれた良質の栗を使った名物「栗きんとん」となります。この地方では国産の良質な恵那栗が収穫される9月1日から翌年の1月ころまでに限定して栗きんとんを製造しています。
旬の味を大切にして作った栗きんとんだからこそ、他では食べられない極上の名物栗きんとんが味わえるのです。
恵那地方の栗きんとん
恵那地方で製造し販売されている栗きんとんは、お正月のおせち料理で食べる栗の実を甘く煮込んだものではありません。栗の実を炊いて砂糖を加え、茶巾で絞って栗のような形にしあげたものです。
恵那地方の栗きんとんはおせち料理のような、どろっとしたあんこのようにはなっていません。乾いたあんの饅頭のような形をしており、一口食べると口の中であんがくずれおちるようにホロホロと溶けていきます。
その味わいは、栗の味が口の中いっぱいに広がってしかも上品な甘さが漂うのです。一度たべたらやみつきになってしまう本当の名物の美味しさとなります。
岐阜のソウルフードが食べられる店【人気】
ここからは実際に岐阜のソウルフードが食べられる店を、順番に紹介していきます。いくらソウルフード好きの岐阜県民でも、岐阜の店ならばどこでもソウルフードを売っているというものではありません。
岐阜は人口も多く再開発も進んでいるので、今ではおしゃれな都市ですので、都会のチェーン店も増えて来ました。ただしそういう全国一律のメニューで勝負しているような店舗では岐阜のソウルフードにはお目にかかれません。
憧れの岐阜のソウルフードは、やはり昔からの店でこそ味わえるのです。それでは岐阜のソウルフードが楽しめる人気店から紹介しましょう。
①隠れ家風の老舗店「夜がらす山荘長多喜」
料理旅館「夜がらす山荘 長多喜」は、日本の原風景に出会える一棟一組の離れ宿です。四季折々の贅沢な時間を堪能できる隠れ家風の老舗店で、中津川自慢の郷土料理やご当地グルメを味わうのも素晴らしいでしょう。
住所 | 岐阜県中津川市駒場1649 |
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電話番号 | 0573-65-3133 |
営業時間・定休日 | ランチ:11時30分~14時30分 ディナー:17時~21時 定休日:不定休 |
平均予算 | ランチ:6000円~8000円 ディナー:8000円~10000円 |
駐車場の有無 | 有 |
アクセス | 中津川駅からタクシーで5分 6名以上から送迎有 車の場合は中津川ICから15分 |
公式URL | 夜がらす山荘長多喜 |
②地元に愛される名店「酒肆肴処 やまなみ」
関市のご当地グルメ「あゆソースかつ丼」から、季節によって内容が変わる、やまなみランチの代名詞「彩り椀」をはじめ、くるみ味噌を使っての「みそカツランチ」に「から揚げ定食」と大人気のメニューが勢揃いしているのが「やまなみ」です。
住所 | 岐阜県関市西本郷通4-6-16 |
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電話番号 | 0575-22-2140 |
営業時間・定休日 | ランチ:11時~14時30分 ディナー:17時~22時 |
平均予算 | 1000円~2000円 |
駐車場の有無 | 有 |
アクセス | 関ICより10分 関駅から590m |
公式URL | やまなみ |
③県外からのリピーターも多い「風見鶏」
広い店内のログハウス風レストラン「風見鶏」は、県外からのリピーターも多いお店です。人気のメニューの筆頭は「奥美濃ツインカレー」で、飛騨牛カレーとスパイシーチキンカレーの2種類のカレーを楽しめます。
奥美濃ツインカレーはミニトマトやブロッコリーのサラダにデザートには濃厚なアイスクリームまで付いて980円ですから、お得感はひとしおです。
飛騨牛のスジ肉はトロッと柔らかく、スパイシーチキンは食感がよく、二つの味をミックスして食べるのもおすすめです。郡上産の味噌が隠し味になっていて、地元のソウルフードの代表格とも言えるでしょう。
住所 | 岐阜県郡上市白鳥町中津屋929 |
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電話番号 | 0575-82-4733 |
営業時間・定休日 | ランチ:10時~14時30分 ディナー:17時~20時 定休日:月曜日 |
平均予算 | ランチ:1250円~2000円 ディナー:2500円~3000円 |
駐車場の有無 | 有 |
アクセス | 大中駅から215m |
公式URL | 風見鶏 |
岐阜のソウルフードが食べられる店【定番】
続いての岐阜名物のソウルフードが食べられるお店の紹介は、「岐阜のソウルフードといえばここ」といわれている定番のお店となります。
①栗きんとんを買うなら「すや」
木曽路の入口にある、中津川の旧家である「すや」の名物栗きんとんは、栗と砂糖のみでつくられています。素朴な味わいながら、優しいほっとする味にリピーターがたえません。秋の訪れと共に食べたくなる岐阜のソウルフードです。
「すや」が創業されたのは江戸時代の元禄年間にまでさかのぼります。この店こそが恵那地方で最初に栗きんとんを売り出した元祖といわれているのです。店名のすやというのは、もともと酢を売っていたことに由来します。
栗きんとんなどのお菓子を作り出したのは7代目当主の時代です。中津川市内に本店と西木店の2店舗があり、西木店には販売所に並んで甘味処の「榧(かや)」もあるので、情緒のあるスペースで名物の栗きんとんを味わえます。
住所 | 岐阜県中津川市新町2-40 |
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電話番号 | 0120-020-780 |
営業時間・定休日 | 9時~19時 9月から12月は8時30分~19時30分 定休日:水曜日 9月から12月は無休 |
平均予算 | 1000円 |
駐車場の有無 | 有 |
アクセス | 中津川駅より徒歩5分 |
公式URL | すや |
②定食も丼も食べられる「藤乃実」
自家製の白菜の漬物をバターで焼いて、卵を流し入れて焼く飛騨の名物ソウルフード「漬物ステーキ定食」が楽しめるお店です。その他、衣がカリッとしていて食べごたえのある名物グルメの「から揚げ定食」も人気があります。
とにかくB級グルメといわれてもなんのそので、地元の人たちから愛され続けたソウルフードを美味しく提供してきた定番の誇り高き店です。
住所 | 岐阜県飛騨市古川町上野573 |
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電話番号 | 0577-73-2126 |
営業時間・定休日 | ランチ:11時~13時30分 ディナー:17時~19時30分 定休日:水曜日 |
平均予算 | ランチ:1000円 ディナー:1000円~2000円 |
駐車場の有無 | 有 |
アクセス | 杉崎駅から527m |
公式URL | 藤乃実 |
岐阜の絶品ソウルフードを食べてみよう!
岐阜は美濃地方の川の幸や、飛騨地方の山の幸が豊富な美味しいものに溢れている魅力的なところです。そして岐阜には最近の流行のおしゃれな店も当然たくさんあるのですが、伝統を受け継いできたソウルフードの店がしっかりと息づいています。
岐阜の人たちは子供の頃から親しんできた郷土料理のソウルフードですので、おしゃれな流行のグルメも好きですがしばらくたつとソウルフードを欲するようになります。岐阜以外のエリアから観光に来た人も一口食べたらファンになる美味しさです。
岐阜のグルメ・ソウルフードは酒のつまみになるものから、ご飯のおかずとして何杯でも食べられる美味しいもの、さらには伝統のスイーツまでたくさんのジャンルが揃っています。岐阜の絶品グルメ・ソウルフードを食べたらリピーターになるはずです。