東京都八王子の心霊スポットランキング！鑓水などやばくて怖い場所も紹介

現代においては都心通勤者のベッドタウンとして知られる八王子市ですが、その歴史を紐解くと、非常に血なまぐさい歴史に彩られた街であることが分かります。

戦国時代末期には、北条氏の支城・八王子城があり、豊臣秀吉の小田原征伐の際に落城。多くの庶民や武士たちが非業の最期を迎えた城としても有名です。さらに第二次世界大戦の時は、軍需工場があった関係で米軍の空襲に遭い、多くの犠牲者を出しています。

多くの人が血を流してきた街・八王子。心霊スポットが集中していても全く不思議はありません。

まずは何よりとにかく怖い心霊スポットからご紹介。繰り返しになりますが、決して興味本位では近づかないでください。

宗教団体「真の道（まことのみち）」が、水子を供養するために、この地に多数の水子地蔵を祀っていたそうです。現在その水子地蔵は撤去され、さらに敷地は鉄条網で厳重に管理されているとか。

この周辺では多くの心霊現象が確認されており、「車のフロントガラスに無数の子どもの手形がついた」ですとか、「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」などといった現象が多発しているようです。

この真の道の階段をしたから写真で撮影すると高確率で心霊が写り込み、さらにこの地に女性が長時間滞在すると、体が重くなるなど霊障とも思われることが起きることも。

豊臣秀吉の小田原攻めの際に落城した八王子城。その落城の凄惨さは地元では知らない人はいないほどです。当時城主をはじめ、八王子城の中心部隊は小田原城に参戦しており、残されたのはわずかな婦女子と領民のみ。

そんな八王子城に対し、豊臣軍は降伏を許さず皆殺しの勢いで攻め込みました。殺されることを潔しとしなかった多くの婦女子や領民は、自ら首に刃を立て、その身を城内にある「御主殿の滝」へ投げ出したとか。

戦は1日で終わったものの、滝は自害した人たちの血で溢れ、三日三晩真っ赤に染まっていたと言います。

八王子城落城の日とされる8月10日前後には、この八王子城址から馬のいななきや女性の悲鳴、鉄砲の音が聞こえると言われており、地元の人はこの前後は城址には近づかないそうです。

また、地元の住民の中には、この落城の日には赤飯を炊き、御主殿の滝を真っ赤に染めた犠牲者たちの例を弔う方も少なくないとか。

城跡の場合、八王子城址のように、悲惨な戦が行われた場所が心霊スポットとなる傾向がありますが、この滝山城址ではそこまで大きな戦は起こっていません。後に八王子城の城主となる北条氏照が城主だった当時、武田軍に攻められたものの落城はしていません。

この城址の怖いのは、それでも心霊スポットとされているところ。実際にこの城址では自殺者が多く、なぜこの城址で自殺したのか不明ともいわれています。心霊スポットというほどの歴史はないものの、何かの力が働いているとしか思えません。

ちなみにこの城址公園は桜の名所でもあり、桜の季節には多くの花見客が訪れます。そんな明るいイメージのスポットでありながら自殺の名所でもあるこの心霊スポット。ひょっとしたら最恐心霊スポットなのかもしれません。

八王子市内でもトップクラスに怖いと言われている心霊スポット。現在は使われていないトンネルになります。この旧小峰トンネルは、とにかく霊現象に遭遇する確率が高いとされ、女性の霊が出るということでも有名です。

一部ではあの宮崎勉事件の殺害現場であるとか、宮崎勉事件の被害女児の死体の一部がこのトンネルで発見されたと言われていますが、この情報はまったくのでたらめ。単に事件現場と近いだけで情報が混同してしまっているようです。

宮崎勉事件より以前からこのトンネルでは霊現象が起こっており、今でもそれは変わらないとか。現在は使われていない廃トンネルのため、車で近くまで行き、そこから15分ほど歩かなければいけない、上級者向けの心霊スポットになります。

多摩地区に住む人なら知らない人はいないという、八王子どころか多摩地区最強の心霊スポット。

道了堂とは、元々八王子名産だった絹の生糸を横浜の港まで運ぶために整備された「絹の道」の中継地点として栄えた場所でした。そんな 道了堂跡が最恐心霊スポットとなったのには3つの理由があります。

1つ目は昭和38年。当時この道了堂の堂守りをしていた81歳の女性が、この道了堂跡で殺害されるという事件が起きたこと。この女性は3人の私生児を生んだこともあり、住んでいた村ではかなり迫害をされていました。

そんな辛い人生を送ってきた女性が、80歳を過ぎてから、信仰する堂の敷地内で強盗目的で殺害されるという悲惨な最期を迎えたことから、この老婆の霊が出ると言われ始めました。

2つ目は昭和48年。当時女子大生だった女性が、不倫交際をしていた大学の助教授に殺害され遺棄されるという事件が起きます。この殺人事件の事件現場は、正確には道了堂跡から少し離れた場所なのですが、この女性の霊が出るとの噂もあります。

最後の理由が、怪談話の巨匠・稲川淳二氏の怪談です。稲川氏の怪談の中でも有名な「首なし地蔵」の話は、この道了堂跡が舞台となっています。

実際に道了堂跡に行った人の多くが老婆の霊を見たり、不思議な足音を聞いたりと心霊現象を体験。心霊現象に遭わなかった人も、その独特の空気感から長居できないスポットと言われています。

八王子の心霊スポットはまだまだあります。そんな心霊スポットをジャンル別にどんどん紹介していきましょう。まずは【廃墟編】から。

別名「サマーランド裏病院」とも呼ばれる有名心霊スポット。八王子市とあきる野市の市境にある廃病院です。あまりにも有名なため、多くの人が肝試しに訪れるため、現在では鉄条網などで囲われ、立ち入り禁止となっています。

この廃病院がいつまでも解体されないのには理由があります。かつては何度か解体が試みられたそうですが、そのたびに作業員がけがをするなどトラブルが続出。しかもけがをした作業員は皆、「髪の長い女性に首を絞められた」と答えたとか。

今ではなかなか内部に入れなくなっていますが、今でも廃病院の中には髪の長い女性がいるのかもしれません。

八王子市左入町、谷地川近くにあった廃病院・八王子中央病院。ここは院長が突然失踪し、廃病院となったと言われているいわくつきの心霊スポットです。急な廃業だったため、廃墟には多くの治療器具やベッドが残されていました。

肝試し気分で廃墟を訪れた人の中には、男性のうめき声を聞いた人や、苦しくなり動けなくなった人、車のエンジンがかからなくなった人など、不可思議な現象が多発していたそうです。

現在この廃墟はなくなり、跡地には新たにリハビリ専門の病院が建っており、心霊スポットとは縁のない地域になっています。しかし、この周辺を歩いていると妙な空気感を感じるという人もいるようです。

心霊スポットでは欠かせないのがトンネル。山地もある八王子市にはトンネルの数も多く、中には妙な噂が途絶えない怖いトンネルも存在します。

八王子、いや東京都内で心霊写真を撮りたければここへ行けと言われるほどの強力スポット。かなり高確率で心霊写真が撮れる上、そこで遭遇する霊は男性であったり女性であったりと、多数の霊がいると言われています。

この八王子1トンネルは現在使われていないトンネルで、本来は国道16号線（八王子バイパス）とまや霊園を繋ぐために作られたと言われています。トンネルに行くには八王子バイパスから鬱蒼とした雑木林を歩いていくしかありません。

ちなみにこの場所、上で紹介した最恐心霊スポット道了堂跡と同じく鑓水にあり、1kmほどしか離れていません。この鑓水という街に何か霊的なものがあるのかもしれません。

実はこちらの八王子2トンネルも鑓水にあります。八王子バイパスと交差する道路が、バイパスの下をくぐっているトンネルで、現在も普通に通行可能です。

この八王子2トンネルは、昼間に行くと何の変哲もない普通のトンネルなのですが、暗くなってから行くと一気に表情が変わります。地元のタクシーの運転手も、夜遅い時間は遠回りになってもこのトンネルは通らないそうです。

八王子2トンネルの本当に怖いのは、トンネルの脇にある現在は使われていないもうひとつのトンネル。フェンスで遮ってはありますが、多くの人がこのフェンスの向こうから何かを感じると言われています。

最初にお断りしておきますが上のインスタ画像はイメージです。インスタグラムで八王子3トンネルの画像を検索しましたが、見つかりませんでした。画像がないということは、それだけ本当に怖くて写真すら撮れない、撮ってもアップできないのかもしれません。

八王子1～3トンネルは「八王子恐怖トンネル3兄弟」とも呼ばれており、3兄弟の中で最も道了堂跡に近いのがこの3トンネルです。もちろん鑓水にあります。

現在は使われていないトンネルですが、トンネル内部は多数落書きされており雰囲気の怪しさではナンバー1と言えるでしょう。ちなみに本当に心霊写真が撮れるスポットでもありますので、決して遊び半分で近寄らないでください。

続いて紹介するは公園編。心霊スポットでもある公園の特徴は、昼間は明るく、地元住民に愛されているのに暗くなると……。というのがポイントです。

上柚木公園には野球場や陸上競技場があり、明るいうちは近隣住民の憩いの地となっています。しかし夜になると公園の表情は一変。緑が多く街灯が少ないことから公園内は暗闇に包まれ、空気感も一気に変化します。

この公園内では自殺者が発見されたという噂があり、また近隣の小学校前ではひき逃げ事件があったとも言われています。そんな死者の怨念が、夜の公園で彷徨っているのかもしれません。

第二次世界大戦の終戦間近にあった八王子空襲。この富士森公園のあった場所には多くの防空壕があり、その防空壕で多くの市民が助かったと言われています。しかし、これが本当かどうか分からなくなる事件が起こります。

戦後この防空壕を埋め立てて整備しようとしたところ、作業員が奇病に罹ったり、事故に遭ったり、行方不明になったりと不可解な事件が多発。埋め立て作業はしばらく中断されたといいます。

現在では埋め立てや整備も終わり、地域住民に愛される公園となりましたが、公園内には慰霊碑もあり、感じる人は感じるスポットとなっています。

まだまだ出てくる八王子の心霊スポット。最後はまとめることはできないものの、無視もできない心霊スポットを紹介いたします。

こちらは人気の深夜番組『月曜から夜更かし』でも紹介された心霊スポット。歩道の真ん中に突然設置されているこの電話ボックスでは、赤いコートを着た女性の霊の目撃情報が多発している。

さらに受話器を取るとうめき声が聞こえたり、子供の霊を見たという情報もあります。近くには東京霊園や、八王子城主であった北条氏照の墓所、さらに天皇家の墓所である武蔵野陵もあります。

多くの霊が集まっている地域であるのは間違いなく、霊の目撃情報が絶えないのも無理はないのかもしれません

JR西八王子駅から近い、八王子学園八王子高校のすぐ脇になる「なかよしこ線橋」。ここにはかつて学園踏切と呼ばれる踏切がありました。当時この踏切で自殺する者が多く、多くの霊の目撃情報があります。

ある自殺では、自殺者がバラバラになったものの、どうしても頭部だけが発見されませんでした。この頭部は後日近隣の学校のプールで発見され、その首は薄笑いを浮かべていたとか。

ちなみにこのプールはその後解体され今は存在しないとか。現在はこの陸橋で線路を越える形になっていますが、時折心霊体験をしたという情報も報告されています。

高尾山はそもそも霊山ですから、霊が多く目撃されても不思議のないスポットです。そんな高尾山では、写真を撮ったら首から上が写らなかったり、すれ違った人が自分と全く同じ顔だったりと、様々な情報があります。

八王子の心霊スポットをいろいろと調べてみましたが、広大な面積を誇る八王子市の全域に心霊スポットが点在しています。このことからも、八王子市自体が広大な心霊スポットと言ってもいいでしょう。

中でも最恐スポットはやはり鑓水周辺。最恐心霊スポットの道了堂跡があるのはもちろん、八王子1～3トンネルに上柚木公園も近くにあるという都内有数のスポットとなっています。

中には今はほとんど心霊現象の起きないスポットもありますが、戦国時代から第二次世界大戦にかけて多くの人が無念の死を遂げた土地だけに、油断をしてはいけません。

紹介をしておいてこんなことを言うのも無責任ですが、くれぐれも遊び半分で出かけるのはお控えください。