ホースシューベンドに広がる奇跡の絶景！楽しみ方や行き方を紹介

馬の形のように見える峡谷、ホースシューベンドは、コロラド川が作り出した絶景を見ることができるスポットとして有名な場所です。

ホースシューベンドには、たくさんの見どころや楽しみ方があります。ここでは、ホースシューベンドの魅力について、たっぷりとご紹介していきましょう。

最近は、メジャーなスポットとして多くの人が訪れるようになりましたが、それまでは、知る人ぞ知る穴場絶景スポットだったホースシューベンド。

SNS映えするコロラド川が湾曲した個性的な景色と、誰もが見たこがとのないような美しい自然風景が人気で、大注目の観光スポットです。

ホースシューベンドの、「ホースシュー」とは、馬の靴を意味します。コロラド川が曲がって流れるホースシューベンドの景色が、馬の靴の形にそっくりであることから、この名がつけられました。 

ホースシューベンドは、コロラド川の流れが何百年という長い歳月をかけて岩などを侵食してできたものです。

コロラド川によって生まれた偶然の風景はとても美しく、まるで芸術品を鑑賞しているよう。　

自然のパワーのすごさと、その景色を創り出すまでにかけられた時間がどれほどだったかということを想像すると感慨深く、いつまでも眺めていたい気持ちになるでしょう。

ホースシューベンドの入場料は10ドルです。駐車場は、入場料を払えば、1日停めておくことができます。

以前は、入場料や駐車場は無料でしたが、観光客が増加したことでホースシューベンドの周辺や駐車場がきれいに整備され、管理が必要になった事から有料になりました。徴収される入場料は、ホースシューベンドの環境保全に使われているとのことです。

夏のハイシーズンには、たくさんの観光客で駐車場がいっぱいになります。満車の場合、駐車場が空くまで周辺で待つか、時間をおいてあらためて訪れましょう。周辺の道路に路上駐車することは厳禁です。

ホースシューベンドは、ウェディングフォトスポットとしても人気の高い場所です。運が良ければ、カメラマンが新郎新婦の姿を収める撮影現場を見ることができるかもしれません。

スリリングな断崖絶壁の上や目下に広がるコロラド川の個性的で素晴らしい自然風景の中で、一生に一度の素敵な思い出のワンシーンを撮ることができます。

ホースシューベンドは、さまざまな楽しみ方をすることで、美しい風景をより堪能することができます。ホースシューベンドの楽しみ方のヒントをご紹介します。

ホースシューベンドは、上から眺めるとコロラド川が湾曲して流れている様子を見ることができます。この、コロラド川が湾曲している部分こそ、ホースシューベンドの最も注目すべき見どころ。

自然が作り出した景色とはわかっていても、芸術作品のように人の手が作り出したのではないかと疑ってしまうくらい、アートな眺めです。

上からコロラド川を見ることのできる場所は、高さおよそ300メートル、ビルの高さだと60階に相当するところにあります。

このくらいの高い場所から出ないと全景が見えないところが、ホースシューベンドのスケールの大きさを感じさせるでしょう。高いところが平気な人でも足がすくんでしまうほどです。 

徐々に太陽が昇り、ホースシューベンドの風景が光に包まれる様子は、多くの人が感動を覚えるシーン。少しずつ影が消え、すべてが太陽に照らされると、まるでキラキラと輝いているように見えます。

朝日を浴びながらヨガをする人の姿も。雄大な自然の中に昇る太陽は、その光が神々しく見えます。

一日を通じて様々な表情を見せるホースシューベンドは、日の沈む様子もまた絶景です。まるで、岩山の陰に吸い込まれていくように落ちる太陽を眺めながら、あたりが徐々に暗くなっていく様子は幻想的。

多くの人がSNSでホースシューベンドのサンセットの様子をアップしており、その景色の美しさが全世界に盛んに拡散されています。

ホースシューベンドはとても大きく、通常のカメラできれいに全景を収めようとするのは難しいでしょう。

すべてをきれいに収めるためには、広角用レンズを使って撮影をするのがおすすめ。広い範囲が映るレンズを使って収めた景色は、臨場感あふれる美しいものとなるでしょう。

ホースシューベンドの魅力は、断崖絶壁、スリル満点の場所から見る景色です。SNSで、スリリングな場所から写した景色が話題になっていることで、多くの若者が断崖からの撮影に挑戦しています。 

ただし、断崖は大変危険なので、十分に注意が必要です。あくまでも、安全を確保することができる場所で行うようにしてください。

柵が設置され、安全対策が取られているホースシューベンドですが、すべてに柵が取り付けられたわけではありません。

ホースシューベンドでは、毎年のように断崖からの転落事故が起こっています。あまりに崖に近づくと危険なので、断崖ぎりぎりまでは近づかず、だいぶ手前でストップするにとどめ、安全な場所で撮影をしましょう。

風が強かったり、天候が悪かったりするときには、断崖からの撮影はやめてください。

ホースシューベンドは、ガイド付きの観光ツアーを申し込むと、より一層楽しむことができます。

ガイド付きツアーは、現地でも申し込むことができますが、日本語のツアーを実施しておらず、英語のガイドしかない場合が多いです。ですから、日本で旅行を申し込んだ時に一緒にオプションとしてつける方が安心。

ホースシューベンドの歴史や知識、写真映えする撮影スポットの案内など、自分だけでは調べることのできないさまざまな魅力を教えてもらうことができます。

公式ホームページで案内しているツアーは3種類あります。

ひとつ目が、飛行機に乗って上空からホースシューベンドを見ることのできる遊覧飛行ツアー。2つ目が、ハイキングツアー。そして3つ目が、船に乗ってコロラド川をラフティングするフローティングツアーです。

それぞれ、空、陸、川といろいろな角度からホースシューベンドの表情を見ることができる、魅力的なツアーです。

ホースシューベンドに訪れたのなら、近くにあるアンテロープキャニオンにも足を延ばし見ましょう。アンテロープキャニオンまでは車で15分程度です。この2つのスポットは、まとめてツアーに含まれていることも多く、アリゾナの自然を満喫できる人気の観光コースです。

ホースシューベンドを観光する際には、気をつけなければいけない点がいくつかあります。ここでは、ホースシューベンド観光で注意したいポイントについて、詳しくご紹介していきましょう。

ホースシューベンドには、コンビニエンスストアや露店などの売店はありません。のどが渇いても途中でドリンクを買うことができないので、必ず自分で飲み物を持っていくようにしましょう。

辛になったペットボトルは、ポイ捨て厳禁。また、トレイルの途中で出たごみについても必ず持ち帰るようにしてください。

ホースシューベンドでは、急に天候が変わることがあるので注意が必要です。訪れた時は快晴で太陽の光がまぶしく感じるほどでも、突然空が曇りだし、強い風が吹いたり雨が降ったりすることがあります。

ホースシューベンドには、高い木や屋根付きの施設はなく、日差しを遮るものがほとんどありません。さらに、乾燥しているので肌が紫外線のダメージを受けやすく、UV対策が必須です。

長時間強い日差しにさらされていると、体調不良になる可能性があるので、紫外線対策を万全にして訪れるようにしましょう。

UV対策として、帽子やサングラスはマスト。その他、強い紫外線から肌を守る羽織ものがあると便利です。薄手のパーカーやカーディガン、コットンシャツ、ラッシュガードなどを持っていきましょう。

駐車場から歩くことに加え、ホースシューベンドの周辺は土屋岩がむき出しにいなっているので滑りやすいため、女性のヒール靴はNGです。

スニーカーなどの歩きやすい靴と活動しやすい服装で訪れることがおすすめです。

ホーシューベンドは、すべてに人の手が行き届いているわけではありません。それが魅力でもあるからこそ、自然そのままの姿を残してあるのです。

ですから、時には断崖絶壁であっても柵をしていないところがあります。興味本位で柵の向こうを覗きたくなる気持ちはわかりますが、危険な行為は大けがなどのトラブルにつながることがあるので、十分に注意しましょう。

観光客の増加に伴い、ホースシューベンドでは、転落事故などのトラブルが増え、死亡事故も発生しています。観光客の安全のため、2018年には、ホースシューベンドを見ることができる場所の一部に柵が設置されています。

しかし、すべてに柵が取り付けられたわけではありませんので、景色を観賞する時には十分な注意が必要です。

SNS映えを狙って、ぎりぎりまで断崖に近づく人は多いのですが、あまりに崖に近づくと危険なので、だいぶ手前でストップするにとどめ、安全な場所で撮影をしましょう。

風が強かったり、天候が悪かったりするときには、断崖からの撮影はやめてください。

海外旅行では、いくら保険をかけていても、病院にかかると莫大な金額を請求されることがあります。

言葉が通じなかったり、慣れない環境の中で何日も入院しなければならなかったりと、せっかくの旅行を楽しめなくなってしまう可能性もあるので、十分に注意しましょう。

ペイジの町から89号線を6kmほど南下した場所、ネイティブアメリカンが住むナバホ居留地のすぐ外側に位置します。 

ホースシューベンドの入り口に大きく目立った看板はなく、小さくさりげない程度のものなので、見逃さないように注意が必要です。

ホースシューベンドが近づいてくると、だだっ広い空き地が見えてきますが、それが駐車場です。よく見ると「P」と書いてあるので、チェックしましょう。

車で行く人は、駐車場に入れれば、あとは駐車場内からホースシューベンドに行くトレイルまで歩いていきます。 

ホースシューベンドまでは、駐車場から歩いておよそ20分かかります。地面は赤土で凸凹としているので、歩きやすい靴と動きやすい服装で訪れることがおすすめです。

雄大な景色が広がるホースシューベンドの眺めは「奇跡の絶景」と例えられることもあるほど、素晴らしいものです。

日本では決して見ることのできない、ホースシューベンドだからこその自然の造形美は、一生に一度は目にしたい貴重なもの。

感動体験を味わいたいという人はぜひ、ホースシューベンドに訪れて、自分の目でその景色を確かめてみてください。