アメリカの入国審査!質問内容や厳しい空港・ESTA申請や自動審査も紹介
アメリカの入国審査は厳しいという話を聞いて不安なる方は多いです。この記事では、アメリカの入国審査での質問内容や特に入国審査が厳しい空港について詳しく説明しました。その他にも、ESTA申請や自動審査についても紹介しています。
目次
アメリカでの入国審査が心配!
テレビで、アメリカの入国審査で空港の別室に連れて行かれたという芸能人の話を聞いて、アメリカの入国審査は厳しいと知って不安に思う方も多いです。
この記事では、厳しいアメリカでの入国審査が心配な方のために、入国審査の時にされる質問とその回答を詳しくまとめました。
アメリカの入国審査でされる質問と回答例6選!
ここからは、アメリカの入国審査でされる質問と回答例を6つ紹介していきます。アメリカの入国審査が心配な方は、ぜひチェックしてから入国審査に臨んでください。
①滞在の目的
まず、アメリカの入国審査では「 What’s the purpose of your visit?」と聞かれます。これは日本語で、「渡航目的・滞在の目的は何ですか。」という意味になります。
回答例は主に2つです。「Sightseeing.(観光です。)」「Business.(ビジネスです。)」
これ以外の目的であれば、自分で調べて英語で言えるようにしておきましょう。学生ビザを取得せず、観光ビザの範囲内で現地の語学学校に通う方もいますが、そういった場合は観光目的と答えておいたほうが良いです。
②滞在期間
アメリカへの滞在の目的を聞かれたのであれば、次にはアメリカでの滞在期間を聞かれます。
英語では「How long will you be staying? (滞在期間はどれくらいですか。)」「How many days will you be staying?(何日滞在する予定ですか)」と聞かれるので、滞在期間について英語で答えてください。
その他にも、「How long are you going to stay?(どれくらい滞在する予定ですか。)」「How long will you stay in this country?(この国にどれくらい滞在しますか。)」という表現の質問もあります。
不安な方は、「How long」「How many days」という文頭の言葉を聞き逃さないように頑張ってみてください。
回答例は、「One week.(1週間です。)」「Until July 1st(7月1日まで)」などになります。
③滞在先
アメリカでの滞在期間を聞かれたのであれば、次にはアメリカでの滞在先を聞かれます。
英語では「Where will you be staying? (滞在先はどちらですか。)」「Where are you staying?(どこに泊まりますか。)」と聞かれるので、滞在先を英語で答えましょう。
別の言い方で、「Have you booked/reserved any accommodation?(宿泊施設の予約はしていますか。)」と聞かれることもあります。
回答例は、「At the ○○.(○○ホテルです。)」「 Staying ○○ hotel in ○○.(○○にある○○ホテルです。)」「At my friend's house.(友人宅です。)」などです。
もし、言葉に詰まってしまうようだったら、滞在先のホテルが分かる書類を見せるようにしましょう。それで、滞在先がここなんだと分かってくれます。
またアメリカの旅行中は、1ヵ所にとどまらずに色々な宿に泊まることもあるかと思いますが、ここでは到着日に泊まる宿の情報を伝えれば問題ないので安心してください。
④職業
アメリカでの滞在先を聞かれると、次は職業について聞かれることが多いです。英語では「What's your occupation? (職業は何ですか。)」と聞かれるので、職業について英語で回答しましょう。
回答例は、「Businessman.(会社員です。)」「Sales person.(営業職です。)」「Homemaker.(主婦です。)」「Student.(学生です。)」などがあります。
この中に自分の職業を表す言葉ない場合は、入国審査中に焦らないためにもあらかじめ自分の職業が英語でなんというのか調べておきましょう。
⑤どこから来たのか
そして、最後の質問ではどこから来たのかを聞かれます。英語では、「Where are you coming from? (どちらからお越しですか。)」と聞かれます。
英語でどこから来たのか答えましょう。回答例は、「From Tokyo.(東京です。)」「From Fukuoka.(福岡です。)」「From Nagoya.(名古屋です。)」などです。
⑥何を言っているのか分からない質問の時
アメリカの入国審査中には、相手が英語で何を言っているのか分からない時も出てきます。そんな時には、英語で「Excuse me?(すみません。)」「Could you repeat that?(もう一度言っていただけますか?)」と伝えましょう。
同じ質問を繰り返してくれるはずです。
⑦帰りのフライト予約はあるか?
アメリカは不法就労に厳しいので、帰りのフライト予約はあるかどうかについても聞かれることがあります。
英語では、「Do you have a return ticket?(帰りのチケットはありますか?)」「Do you have a return ticket?帰りの航空券はお持ちですか。)」となります。
この場合は、チケットを持っているのであればチケットをみせると良いです。帰国便の予約確認表を見せるのも良いでしょう。
また、「Yes. I have reserved a return flight on July 1st(はい。7月1日に往路の便を予約しています。)」などと答えると良いです。
アメリカに入国する際には、必ずしも帰国便を予約していないと入国できないわけではありません。ただ、こうした質問があるということは頭に入れておきましょう。
回答時のコツは?
入国審査の回答にはコツがあります。回答は文章にする必要はなく、単語だけでも十分です。日本人の場合英語に自信がないと、声が小さくなってしまうこともあります。
ただ声が小さくなってしまうと、返って怪しまれてしまって入国審査の方のあなたを見る目が厳しいものになります。そうなると正しい英語を話していても、別室に連れていかれることもあるのでとにかく自信を持って大きな声で簡潔に伝えましょう。
また、英語への苦手意識が強いため、話していて文章が長くなってしまう方もいます。文章が長くなってしまうと、入国審査の方に英語の意味が伝わらずに、別室に連れてかれてしまうことがあります。
そうならないためにも、英語への苦手意識が強い方ほど、英単語だけで簡潔に伝える練習をしておくと良いでしょう。
また、英語の質問が理解できていないのに、適当に返事をするのも絶対にダメです。質問と答えがまったく噛み合わないと嘘をついていると思われてしまうこともあるので、質問が聞き取れなかった場合はもう一度質問を聞きましょう。
職業を聞かれて「無職です」と答えてしまうのも、危険です。移民局は不法就労に敏感のため、無職と答えてしまうと不法就労のためにアメリカに来たのではないかと疑われることがあります。
そのため、無職だったとしても職業を聞かれた時には、日本に帰国する意思があることを伝えるようにしてください。フリーターだったとしても、「part-time worker.(アルバイトをしています。)」と伝えましょう。
一番大事なことは、はっきりと簡潔に相手に伝えること、嘘をつかないことです。
アメリカで入国審査が厳しい空港は?
では、アメリカではどの空港が入国審査に厳しいのでしょうか。調べてみたところ、アメリカは9.11のテロ以降、基本的にすべての空港で入国審査が厳しくなっていました。
そのため、アメリカのどの空港でも正しい回答が必要になるということは覚えておいてください。
ちょっとした誤りで別室へ行くことも
また、入国審査の回答の際に、ちょっとした誤りをしたことで別室へ連れていかれることもあります。
全体的に厳しい入国審査を行うアメリカの空港では、回答に違和感がある場合や長期間滞在などの場合は別室に連れていかれることがあります。
別室の連れていかれたのであれば、そこでは聞かれたことに素直に答えるしかないことないので、しっかりと質問を聞いて答えるようにしてください。
アメリカ入国審査の前にESTA申請をしよう!
ここからは、ESTA申請のことについて詳しく説明していきます。
ESTAの申請方法
ESTAとは、アメリカ電子渡航認証システムのことを言います。ビザ無しでアメリカに入国しようとしている場合は、ESTAが必要になってくるので発行しておきましょう。
ESTAの申請方法ですが、ESTA公式サイトから発行が可能です。サイトの指示に従って項目を記入すれば5分程度で完了します。料金は14ドルです。
その他のサイトでESTA登録をすると高額な料金を請求されることもあり、高額な料金を取られてしまうこともあるので注意してください。必ずESTA公式サイトから発行しましょう。
ESTAの審査確定までには72時間ほどかかる場合もありますので、アメリカに渡航する3日前までには申請しておくと良いです。
90日以上滞在の場合はビザが必要
アメリカに90日以上滞在する場合はビザが必要になります。ビザの取得方法は、ネット上であればe-VISA(電子ビザ)、大使館、領事館で取得することができます。
アメリカ自動入国審査端末APCは条件が合えばおすすめ!
最近では、アメリカも入国審査をスピーディーにするために「アメリカ自動入国審査端末APC(通称APC)」というものを導入しました。
ここからは、アメリカ自動入国審査端末APC(APC)について詳しく説明していきます。
使える条件は?
アメリカ自動入国審査端末(APC)の利用は無料で、事前登録などの必要はありません。アメリカ自動入国審査端末(APC)を利用することができる人は、以下の人たちです。
アメリカ市民、米国法定永住者、カナダ市民、ESTAを利用する旅行者、B1 / B2またはDビザで入国する旅行者、ESTAを取得して2回目以降の入国者
また、アメリカ自動入国審査端末(APC)はアメリカ全土の空港にあるわけではありません。そのため、アメリカ自動入国審査端末(APC)対象者であっても、空港に端末がない場合は使うことができません。
日本人であれば基本的に、アメリカ自動入国審査端末(APC)は2009年以降にアメリカへの渡航歴がある人が対象になります。そのため、初めてアメリカへ渡航する場合は、通常の入国審査をすることになるということを覚えておきましょう。
アメリカの入国審査をクリアしよう!
アメリカの入国審査の質問内容やその回答、入国審査が厳しい空港などについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
アメリカの入国審査では、基本的に聞かれる質問は同じなので、事前に答える内容をチェックしておくとスムーズに終わります。
ESTAについても紹介しましたが、ESTAとはアメリカ電子渡航認証システムのことを言います。ビザ無しでアメリカに入国しようとしている場合は、ESTAが必要になってくるので発行しておきましょう。
ESTAの発行は必ず公式サイトから、アメリカに渡航する3日前までに申請しておくようにしましょう。高額料金がかかってしまう偽サイトもあるので十分に注意してください。
最近では、アメリカも入国審査をスピーディーにするために「アメリカ自動入国審査端末APC(通称APC)」というものを導入しました。
ただ、日本人の場合は基本的に、アメリカ自動入国審査端末(APC)は2009年以降にアメリカへの渡航歴がある人が対象になります。そのため、初めてアメリカへ渡航する場合は、通常の入国審査をすることになります。
アメリカでは9.11のテロ以降、どの空港でも入国審査が厳しいものになったので、英語が苦手でもはっきりとした声で簡潔に相手に伝えるようにしましょう。簡潔な英単語で答えれば、まず入国審査は大丈夫です。