伊良部島(沖縄)は宮古島にある人気観光地！おすすめのビーチやカフェも紹介

伊良部島は、沖縄の離島宮古島の北西約5kmほどのところにに位置する、人口約5000人の有人島です。西側にある下地島とは、川のような幅の狭い入江で隔てられているだけなので、地図上ではほとんど一つの島のように見えます。

東シナ海に浮かぶ伊良部島は、宮古島とは伊良部大橋でつながっているので、離島といえどアクセスは簡単。海が綺麗なことでは世界でも指折りの宮古島にあって、さらに美しい海が人気の観光地です。

伊良部島では、現実のものとは思えないくらい、どこまでも青く澄んだ海が訪れる人を出迎え、魅了します。

下地島と合わせ、島の周囲を海に囲まれた伊良部島は、公式な海水浴場から地元の人たちだけが知る秘密の穴場まで、どこもかしこもビーチだらけ。観光客は、どこのビーチの行けばいいかと迷ってしまうほど。

どのビーチもおすすめといえばおすすめ。「宮古ブルー」の海に囲まれた伊良部島でハズレのビーチなどありえませんが、ビーチにはそれぞれ特徴があります。伊良部島でとくに人気の高いビーチについてご紹介しますので、好みのビーチを見つけてみてください。

「中の島ビーチ」は、満潮時でも比較的水深が浅く、家族連れにもおすすめ。下地島にあり、シュノーケリングにもおすすめのビーチです。むしろ、「中の島ビーチ」の最大の魅力は、海の中にあるといっても過言ではありません。

伊良部大橋開通以前はまったく知られていなかった穴場のビーチなので、まだまだ美しいサンゴ礁が残っており、たくさんのカラフルな魚たちを間近に見ることができます。

およそ250年前の巨大地震で打ち上げられた巨岩がゴロゴロと転がる「佐和田の浜」は、特徴的で美しい風景が有名な人気の観光スポット。とくに水平線に沈む夕日は素晴らしく、沖縄一の夕日の絶景スポットともいわれています。

「佐和田の浜」は、伊良部島の北西から、下地島の北東にかけて続く穏やかなビーチで、ふれあい公園があり、波も少なくかなり遠浅なので、家族連れの海水浴や、水遊びに最適です。

伊良部島の人気ビーチランキングでは、常に上位に名前があがる「渡口の浜」。伊良部島の南側、下地島との境目近くにあるビーチで、透明度が抜群に高い「宮古ブルー」の海に、弧を描く白い砂浜が約800mに渡り続き、海水浴やシュノーケリングが楽しめます。

水平線まで遮るものが何もない開放的な景色は圧巻。綺麗とか、美しいという言葉では言い尽くせないほどです。

伊良部島の北部、白鳥崎と展望台「フナウサギバナタ」の間にある海へ続く階段「シンビジ」は、まさに隠れ家的な観光スポット。険しい道を抜けた先にある「シンビジ」は、容易にはたどり着けませんが、苦労して行っただけの価値はある神秘的な場所です。

海に落ち込むように伸びた階段を下ると、そこには透明に煌めく美しい海と絶景が待っています。

「シンビジ」への小路を通過してさらに先へ進み、伊良部島周回道路の北の端あたりまで行くと、そこにあるのが、白鳥崎の岬です。荒々しい外洋に面した白鳥崎は、ダイナミックな景観が人気の観光スポットです。

一帯は西海岸公園として整備されており、海を間近に感じながらの散策も楽しめ、海岸まで行くこともできます。崖の上から眺める夕陽はつとに美しく、絶好のビュースポットになっています。

伊良部島は美しいビーチはもちろん、絶景や伊良部島にしかない施設など、人気の観光スポットもたくさんあります。ビーチだけじゃない、伊良部島でぜひ訪れてほしいおすすめの観光スポットをご紹介します。

1771年に起こった「八重山地震」いわゆる「明和の大地震」で流されてきた「帯岩」は、高さ約12ｍ、周囲約60ｍ、重さは数十トンにも及ぶ巨岩で、津波除け、海難除け、家内安全などの民間信仰の対象となっています。

地震や津波の恐ろしさを今に伝える「帯岩」は、人気の観光スポットでありながら厳粛で神聖なムードに満ちています。

「通り池」は、下地島の西側にある、直径75ｍと55ｍ、深さ45ｍと25ｍの、大小2つの池で、伊良部島の人気観光スポット。2つの池は、地上から見るとそれぞれ独立した別の池に見えますが、水底で繋がっています。

外洋からも通れるため「通り池」と名付けられたこの場所は、世界中のダイバー垂涎のダイビングスポット。ほかではなかなか目にすることができない珍しい海洋生物もたくさん棲息しています。

宮古島と伊良部島を繫ぐ伊良部大橋が開通したのは2015年1月31日のこと。それまでは船で渡るしかなかった伊良部島に、車や自転車、徒歩でもアクセスできるようになり、観光客が激増し、伊良部島人気は一気に高まりました。

青い海の上を走る伊良部大橋は、車窓からの見晴らしも抜群で、ドライブには最高のコースです。伊良部大橋は、全長3540m橋で、通行料金がかからない無料の橋としては、日本最長を誇ります。

旅客機の飛行訓練場として、航空ファンには知られた「下地島空港」。目の前で繰り広げられる離発着は迫力満点で見ごたえ十分です。滑走路そばの桟橋、通称「17エンド」は新たな絶景スポットとして人気急上昇通です。

伊良部島で一番高い所にある「牧山展望台」。町のシンボル「サシバ」は翼を広げたような形の展望台は子供にも大人気。宮古島はもちろん、晴れていれば池間島、来間島まで一望できる「牧山展望台」は、伊良部島観光では外せない絶景ポイントです。

展望台といえばもう一つ、白鳥崎とともに西海岸公園として整備されている「フナウサギバナタ」も人気の観光スポット。「サシバ」をリアルにかたちどったビジュアルはちょっと怖いですが、眼前に広がるコバルトブルーの海は壮観です。

伊良部島には美味しい料理が食べられるカフェや食事処もたくさんあります。伊良部島で観光客だけでなく、地元の人にも人気のおすすめの食事スポットはこちらです。

海に囲まれた伊良部島のおすすめ料理といえば、新鮮な海の幸をふんだんに使った海鮮料理。漁港の目の前にある「魚市場いちわ」では、器から溢れんばかりに海鮮を盛った「桶盛りシリーズ」が人気です。

「伊良部そば かめ」は、古民家を利用した趣のあるお店で、場所はわかりにくいですが伊良部島名物の「伊良部そば」を味わうなら島内随一の人気店です。

白いテラス席から青い海と近くの下地島空港の航空ショーが眺められる「BOTTA」。自慢の本格ピザときりっと冷えたワインで、外国のリゾートにいるような贅沢なひと時が楽しめます。

島ならではの食材を使った、ここでしか食べられない料理が評判の「島ごはん 琉宮」。宮古牛、アグー豚、島魚、庭で栽培した完全無農薬のハーブなどを使った、オリジナリティあふれる創作料理はどれも絶品です。

伊良部島出身のオーナーが、伊良部島ならではの味をと考案したバーガーが人気の「Hamburger＆Bar insula」。シイラや、伊良部島伝統のなまり節製法を応用したチキンを使ったハンバーガーは、旅の記念にぜひおすすめの一品です。

伊良部島にあるホテルサウスアイランドの1階にあるカフェ「氷家CAFE IRIE」。伊良部島や宮古島で収穫された新鮮な果物や野菜を使ったオリジナルドリンクやスイーツがいただけます。とくにおすすめは、旬の果物を使ったかき氷。南国の暑さを吹き飛ばしてくれます。

伊良部島でお土産を選ぶなら、下地島にある「下地スーパー」がおすすめです。こぢんまりした庶民的なスーパーですが、ここでしか手に入らない、とっておきのお土産が手に入ります。

伊良部島土産の一押しは、下地スーパー限定、伊良部島産の黒糖を使った「黒糖アイス」です。ここでしか手に入らない限定品はお土産にぴったり。お店で一つ一つ手作りしているの、売り切れになってしまうこともよくある人気商品です。

伊良部島の名物パン「うずまきサンド」は、ご当地パンファンには加工のお土産です。手作り感満載の素朴なおやつパンで、しっかり甘い昔ながらの懐かしい味がします。地元の人にとっては子どものころから馴染んだおやつですが、観光客にとってはここでしか手に入らない、とっておきのお土産です。

伊良部島では、12月から3月初旬までが冬に当たり、どんよりとした天気が続き、雨も多いです。泳ぐにも適さないので、真っ青な宮古ブルーの海を楽しみたいなら、観光に適したシーズンではありません。

6月から10月中旬は夏真っ盛り。晴天が続き、マリンレジャーにはぴったりのシーズンですが、平均気温は32℃を超え、紫外線も強烈です。それを考えると、気持ちよく観光するには、3月中旬から5月にかけての春か、11月の秋が最適。

とくに10月下旬から11月にかけてはまだ泳ぐこともでき、観光客も少ないのでおすすめです。梅雨に当たる5月から6月は天気が変わりやすく、雨もよく振ります。ただし、雨の後はカラッとした青空が広がり、観光もできます。

ここにご紹介した以外にも、伊良部島には素敵なビーチや観光スポット、美味しいグルメがたくさんあります。奇跡なように美しい伊良部島で、自分だけのとっておきのビーチやグルメを探してみませんか。