関東の最恐心霊スポットランキング！ヤバい廃墟など怖い場所を紹介

日本の総人口の約30％が集中している関東地方は、グルメやファッション等あらゆる文化の発信地です。心霊スポットと呼ばれるエリアも各地に点在していて、怖いもの好きな方々がSNSを介して肝試しの情報を共有し合っています。

そこで今回は、関東の心霊スポットをランキング形式でまとめてみました。廃墟や不気味なトンネルに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

関東＝都会というイメージが強いですが、探せば各地に薄気味の悪い廃墟が存在しています。取り壊されずに放置されている廃墟を見ていると、いかにも幽霊が潜んでいそうな恐怖を感じます。

まずは、関東の心霊スポットランキングの第16位～第13位を見ていきましょう。

飯能廃診療所（飯能病院）は、東飯能駅から徒歩10分ほどの場所にある心霊スポットです。

正式名称は「蓮江病院」。住宅街の一角で開業していた整形外科医院だったようですが、何らかの理由で閉院し、大量の植物が生い茂る廃墟となってしまいました。

医師が住んでいたと見られる住居エリアには仏壇や位牌なども残されていて、屋内に人の気配を感じた、2階の窓から誰かがこちらを見ていた、などの心霊現象が報告されています。（2018年に建て壊され、現在は更地。）

大友ビルは、群馬県前橋市の県道127号線沿いに建っている心霊スポットです。

綺麗なビルが立ち並ぶ大友町の一角に、ボロボロに老朽化した異様な廃墟があります。かつてこのビルに住んでいた女性が病死してミイラ化した状態で発見されたと言われており、それ以後女性の幽霊が出るともっぱらの評判です。

イメージが悪すぎてテナントの借り手が現れず、現在では地元のホームレスや反社会的勢力がたむろっている怖い場所として嫌忌されています。

オレンジハウスは、千葉県の利根川近くにある心霊スポットです。

1982年（昭和57年）頃に住人が一家心中したという噂があり、業者が解体工事を実施しようとすると必ず不慮の事故が起きて中止に追いやられると言われています。

ボロボロになった襖、ガラス、便器などが残存していて、昼間でも怖い印象を受けます。遊び半分で入ると後悔すること必至です。

ケンちゃんハウスは、宇都宮の東北自動車道近くにある心霊スポットです。

かつて、ケンちゃんと呼ばれていた精神疾患の少年が家族を惨殺したという噂があり、住み手のいなくなった家屋が廃墟になったと言われています。

他にもいろいろな怖い都市伝説が広まっていて真偽は不明ですが、鬱蒼と茂る竹やぶの中にポツンと建っている蔵には近寄りがたい雰囲気がみなぎっています。

昔から関東の心霊スポットはオカルト系のテレビ番組で何度も紹介されてきた経緯があるため、全国的にも高い知名度を誇っています。怖いもの見たさで、関東の心霊スポット巡りをしている観光客も珍しくありません。

続いては、関東の心霊スポットランキングの第12位～第9位を見ていきましょう。

平将門の首塚は、千代田区の三井物産本社ビル傍にある心霊スポットです。

自ら「新皇」を名乗り国家に反逆する平将門の乱を起こした将門は、朝廷軍に敗れて斬り落とされた首を京都五条河原に晒されました。しかし、強い恨みを残した将門の首は故郷に向かって飛んで行き、大手町の御手洗池に落下したと言われています。

以後、疫病の流行や首塚移転時の不審事故などが多発しており、日本三大怨霊の一つとして挙げられています。平将門の首塚は関東屈指の心霊スポットであり、参拝時の無礼な振る舞いは厳禁です。

ホテル藤原郷は、群馬県の利根川近くにある心霊スポットです。

1959年（昭和34年）の藤原ダム竣工に合わせて創業。地上3階・地下1階の大型温泉施設であり、バブル期には売上が2億を超えるほどの人気を誇っていました。

しかし2004年に温泉偽装問題が発覚し、売上が急減。最終的な負債総額が1億円を超え、2007年に倒産しました。放置された建物は廃墟となっており、幽霊が集まる廃ホテルとしてメディアでも頻繁に取り上げられています。

青い家は、埼玉県の鎌倉通り沿いにある心霊スポットです。外壁に蔦が多くまとわりついていたため、「蔦の家」と呼ばれることもあります。

木造2階建てのおしゃれな民家ですが、かつて墓地だった土地の上に建てた家屋だったために心霊現象が続出。霊障に悩まされた挙句の果てに、住人の妊婦さんが首を吊ったと言われています。その後、周辺で心霊現象が相次ぎ、バリケードで封鎖されるほど荒れ果てた廃墟となりました。

なお、2011年頃に建て壊されて現在は更地になっています。

油井グランドホテルは、千葉県油井の森林地帯にある心霊スポットです。

ラブホテルから経営転換した割烹料理店「ホテル活魚」が1998年（平成10年）に廃業。廃墟となっていた跡地で2004年に女子高生の死体遺棄事件が発生し、現在では立ち入り禁止区域となっています。

以後、数多の幽霊が出没すると噂される心霊スポットに定着。霊能者ですら怖いと語る関東屈指の危険地帯として有名です。

いわくつきの心霊スポットは、怖いだけでなく史跡としての文化的価値を体感できます。過去にどのような経緯があって幽霊の噂が飛び交う心霊スポットとなったのか、自分なりに考察しながら廃墟を回っていると探検家になったような気分を味わえます。

ここでは、関東の心霊スポットランキングの第8位～第5位を見ていきましょう。

八王子城址は、北条氏照が築城した関東屈指の山城跡です。

天正18年（1590年）6月23日、豊臣秀吉の関東制圧作戦の一環で前田利家・上杉景勝軍に攻められ落城。北条氏滅亡の切っ掛けとなりました。

女子供までもが駆り出されるほどの激戦の中で、多くの婦女子が自分の喉に短刀を当てて御主殿の滝に身を投じました。北条氏の怨念が今なお残っており、落城日の時期になると幽霊が現れると噂されています。

虹の大橋は、神奈川県の宮ヶ瀬湖にかかっている長さ約330メートルの橋です。逆ローゼタイプのアーチ状になっていて、雄大な山々や花々を観賞できる景勝地として知られています。

同時に自殺の名所としても悪名高く、橋から湖に飛び込んで命を絶つ方が少なくありません。現地には飛び込み防止のフェンスや注意書きの看板が設置されていますが、抑止効果は十分とは言えない模様。

橋の周辺で亡くなられた方の幽霊が出ると言われており、全国的な心霊スポットとなっています。

旧善波トンネル（善波隧道）は、神奈川県の国道246号線脇にある伊勢原市と秦野市をつなぐトンネルです。富士山を一望できる観光名所として人気ですが、心霊スポットとしても有名です。

1965年（昭和40年）年9月、バイクに乗っていた高校生の準一君が旧善波トンネルにて対向車のトラックと衝突して死亡する交通事故が発生。その後、このトンネルの周辺で少年の幽霊が出るとの噂が広まり、「もう死なないで準一」と書かれた看板とお地蔵様が供養として建てられました。

その看板は1989年に撤去され、現在は残っていません。怖いというより悲しい心霊スポットと言えるでしょう。

東京湾観音は、千葉県冨津市の東京湾沿いに建っている高さ56mの観音像です。1961年に、実業家の宇佐美政衛氏が平和祈念と戦没者の慰霊を目的として建立しました。

観音像の胎内には324段のらせん階段があり、大人500円・中高生400円・小学生300円の料金で拝観できます。

富士の絶景を一望できるほど展望台の景色が格別。まるで天上界に導かれるように高所から飛び降りる自殺者が多く出たため、平和の象徴となるべき観音像が皮肉にも心霊スポットとなってしまいました。

関東の心霊スポットランキングも、残りはあと4つとなりました。気になる心霊スポットは見つかったでしょうか？

それでは、関東の心霊スポットランキングの第4位～第1位を見ていきましょう。

伽椰子の家は、神奈川県の田浦変電所の近くにある心霊スポットです。

90年代後半の時期に「湘南田浦ニュータウン」という都市開発計画が発足したものの、諸事情によりプロジェクトが中止に。その結果、立ち退いた住人たちの家屋だけが廃墟化して残り、ゴーストタウンT、田浦の廃村と呼ばれる心霊スポットとなりました。

女の幽霊が出るという噂から、ホラー映画・呪怨にちなみ「伽椰子の家」と名付けられました。2019年2月に取り壊され、現在は立ち入り禁止区域になっています。

新三郷トンネルは、新三郷駅から徒歩10分ほど歩いた所にある心霊スポットです。

采女トンネル（采女ガード）とも呼ばれており、かつて墓地だった土地の上にお祓いをせずにトンネルを建てたため、様々な心霊現象が起きると噂されています。

女の幽霊が出る、壁から無数の手が伸びてきてあの世に引きずり込む、などの怖い話が広まっていて、日中でも不気味な印象を受けます。

千駄ヶ谷トンネルは、明治神宮外苑の近くにある全長61メートルのトンネルです。

東京オリンピックが開催された1964年（昭和39年）に造られたものですが、仙寿院の墓地の下をくぐる不遜な構造になっていて、関東屈指の心霊スポットとして有名です。

車で通ると長い髪の女の幽霊が上から落ちてくる、車体に無数の手形が付く、など怖い話の定番的な噂が広まっていて、都外からも肝試しに来る観光客が少なくありません。

終わらない葬式の家は、茨城県土浦市の国道6号線近くにある心霊スポットです。「権東の家」、「荒川沖の廃墟」とも呼ばれています。

もともとは2階建ての民家でしたが、何らかの理由で住人がいなくなり廃墟と化しています。しかも、黒帯が付いたままの遺影が置かれていたことから、葬式中に住民が消失したとの噂が立ち、それが理由で「終わらない葬式の家」と名付けられました。

屋内には当時の生活感を連想させる家具類がそのまま残されていて、一家を襲った悲劇に心が痛みます。

関東の心霊スポットは総じて老朽化しており、いつ倒壊するか分からないほどボロボロになっています。迂闊に上層階に足を踏み入れると、事故に巻き込まれて大怪我をするかもしれません。

関東の心霊スポット巡りをする際は、なるべく中に入らず遠くから外観を見るだけにとどめておいた方が無難です。

今回は、関東の心霊スポットをランキング形式で紹介いたしました。

様々な文化のトレンドを生み出している関東地方には、時の流れから取り残された不気味なスポットもたくさんあります。

普通の観光名所に飽きた方は、友達と一緒に心霊スポットに足を運んでみてはいかがでしょうか。