イタリアの有名なお菓子!伝統スイーツやおすすめの焼き菓子も紹介
日本でも人気のスイーツの中には、イタリア伝統の有名なお菓子がたくさんあります。イタリアのお菓子を買いたいなら、どんなスイーツがおすすめなのでしょうか?この記事では、イタリア伝統でおすすめの有名なお菓子をご紹介したいと思います。
目次
イタリアのお菓子を買うならこれ!
イタリアはスイーツが美味しいことで有名なグルメ大国です。お菓子の名前を聞いて初めて、これもイタリア発祥だったのかと気付くこともあります。そこで今回は、イタリア伝統でおすすめのお菓子をご紹介していきましょう。
イタリアの有名なお菓子7選
グルメでおしゃれな国イタリアには、美味しくて有名なお菓子がたくさんあります。イタリアのお菓子を楽しみたいなら、まずは最も有名なスイーツを知ることからスタートです。ここでは、イタリアで有名なお菓子を7つ見てみましょう。
1.ティラミス
最初にご紹介するイタリアで有名なお菓子は、言わずと知れたティラミスです。ティラミスはマスカルポーネチーズを使ったフラフワのクリームとココアパウダーが特徴の絶品スイーツです。メディアでも紹介されて大ブームとなり、日本でも定番のスイーツとなりました。
ティラミスというイタリア語には、「私を元気づけて」という意味があります。その名前の通り、滑らかなクリームとリキュールの甘味がみんなを笑顔にさせてくれます。ティラミスはカフェやスーパーでも売られているので、どこでもイタリア気分が味わえます。
2.パンナコッタ
次におすすめするイタリアで有名なお菓子は、パンナコッタです。パンナコッタは、生クリームを使った少し硬めのプリンのようなお菓子です。パンナコッタの上にはストロベリーやラズベリーなどのソースがかかっていて、見た目にも可愛い人気のスイーツです。
イタリア語でパンナには生クリーム、コッタには煮詰めるという意味があります。プリンよりも生クリームを多く使っているので、濃厚で溶けるような食感が楽しめます。チョコレートソースなどお好みのトッピングができるので、お土産や手作りにもおすすめです。
3.カンノーリ
イタリアで有名なカンノーリは、旅行に出かけた時におすすめしたいスイーツです。カンノーリは、筒状に揚げたパイ生地にリコッタチーズのクリームが入ったお菓子です。シチリア島の名物として、イタリアでは洋菓子店やパン屋などで見つけることができます。
カンノーリは映画ゴッドファザーにも登場するほど有名で、世界中の人に愛されてきました。日本ではイタリアンレストランや通販などでパイ生地のカンリーノを食べられます。カスタードクリームなど色んなカンノーリがあるので、食べ比べしてみるのがおすすめです。
4.ジェラート
イタリアンジェラートは、日本でも有名なフィレンツェ発祥のスイーツです。イタリアンジェラートは、さっぱりと爽やかな味わいが楽しめるアイスクリームのようなスイーツです。フルーツ果汁や水を使うので、見た目がきれいで低カロリーなのも人気の理由です。
ジェラートというイタリア語には、凍ったという意味があります。空気を含む量を少なくした作り方なので、低カロリーでも濃厚でコクのある口当たりを楽しめます。夏の暑い日に、歩きながらおしゃれにアイスを食べたい時にはぴったりです。
5.カントゥッチ
カントゥッチは、見た感じクッキーのようなイタリアで有名なお菓子です。普通のクッキーに比べると少し固い食感で、ガリガリと食べるのが特徴です。小麦粉や卵などシンプルな原材料を使うので、イタリアの家庭でも作る人が多い有名なお菓子です。
カントゥッチというイタリア語には、「小さな歌」という意味があります。みんなで歌を歌いながら楽しくカントゥッチを食べている風景が目に浮かぶようです。アーモンドやピスタチオをトッピングすれば、コーヒーやジェラートにも合う美味しいお菓子になります。
6.ババ
次にご紹介するイタリアで有名なお菓子は、ババという名前のスイーツです。ババはナポリで有名なお菓子で、シロップが染み込んだブリオッシュ生地のパンのようです。お土産としては不向きですが、ナポリで有名なお菓子を楽しみたい方にはおすすめです。
ブリオッシュ生地のパンがラム酒のシロップをたっぷり含んでいて、食べる時に染み出してとても良い香りがします。地方によってはリモンチェッロというレモンリキュールを使ったババもあります。日本では少ないので、ナポリ旅行に行った際におすすめのお菓子です。
7.スフォッリャテッラ
イタリアで有名なスイーツには、スフォッリャテッラという焼き菓子もあります。スフォッリャテッラというイタリア語には、「ひだを何枚も重ねた」という意味があります。その名前の通り、パイ生地が貝殻のように重なったきれいな見た目と食感を楽しめます。
スフォッリャテッラはアマルフィーの修道院で評判となり、ナポリで有名になったと言われています。サクサクしたパイ生地の中に、リコッタチーズやカスタードクリームが入っているのが特徴です。ナポリのカフェやレストランなどで見つけることができます。
イタリアの伝統的なお菓子10選
イタリアには日本ではそれほど有名ではないけど、人々に愛されている伝統のお菓子がたくさんあります。ここでは、イタリアで長年愛されている伝統的なお菓子をご紹介します。イタリア通やイタリア人へのお土産としてもおすすめで必見です。
1.パンドーロ
イタリアで誰もが知っている伝統的なお菓子と言えば、パンドーロがあります。パンドーロは、イタリアのクリスマスには必ず必要と言われる伝統的なパン菓子です。パンドーロには卵とバターが原材料に使われていて、フワフワの生地とバニラの香りを楽しめます。
パンドーロは、ロミオとジュリエットで有名なベローナ地方の伝統的なお菓子です。11月後半になると至る所で売られているので、毎年イタリアの冬の風物詩となっています。クリスマスシーズンには箱の詰め合わせもあるので、お土産にもぴったりのパン菓子です。
2.パネットーネ
パネットーネという伝統的な発酵菓子パンも、イタリアでおすすめの伝統的なお菓子です。パネットーネの生地には、レーズンやオレンジピールなどのドライフルーツが使われています。「大きなパン」という意味の名前通り、ドーム型をしているのが特徴です。
パネットーネはミラノの伝統的なお菓子で、パネットーネ種と呼ばれる酵母が使われています。長期保存ができる発酵菓子パンなので、クリームやワインと一緒に少しずつ楽しめます。クリスマスの時期になると、見た目の綺麗な菓子パンが多く売られています。
3.メコリン
イタリア伝統でおすすめのお菓子には、メコリンもあります。メコリンは、ヴァッレ・ダオスタ州が発祥と言われています。見た目はパネットーネのようですが、ミルクとレーズンを使ったシンプルな原材料が特徴となっています。
メコリンの生地にはラム酒が使われていて、ミルクと共に爽やかな香りを楽しめます。アルプスが育んだミルクが豊富な地方ならではの伝統のお菓子と言えます。クリスマスの時期になると多くのお店で販売されているので、冬の時期にはおすすめのお菓子です。
4.トッローネ
トッローネというお菓子は、ナッツ類を豊富に使って作られた伝統的なお菓子です。1400年代にミラノ近くのクレモナで有名になり、長年にわたり愛されてきました。卵白やハチミツが使われていて、ほどよい甘みとナッツの食感がとても美味しいです。
イタリアではナッツ類の生産が盛んなため、地方によって色々とアレンジしたトッローネが楽しめます。お店によっては、トッローネにチョコレートをトッピングしたお菓子も売られています。ナッツが大好きな方にはぜひおすすめしたいイタリア伝統のお菓子です。
5.ビッショラ
イタリア伝統でおすすめのお菓子には、ビッショラがあります。ビッショラは、パネットーネと同じロンバルディア州が発祥と言われるお菓子です。ナッツ類やイチジクなどがたっぷり入っているので、バラエティー豊かな美味しさを楽しめます。
原材料には精白小麦粉やライ麦粉が使われていて、少し茶色い見た目をしています。クルミやレーズンを使ったビッショラもあるので、好みに合わせて選ぶことができます。日本では取り扱いが少ないので、イタリア旅行でぜひ試してみたい伝統のお菓子です。
6.トロンケット
トロンケットは、北イタリアで長年愛されている伝統的なお菓子です。トロンケットは、ピエモンテ州が発祥と言われています。イタリア語で「小さな木の幹」という意味があり、暖炉で使う薪をイメージしたお菓子となっています。
トロンケットには、マスカルポーネチーズやマロンクリームが原材料に使われています。ブランデーやチョコレートクリームも、甘さや香りを引き立てる大切な役割を果たしています。イタリアの暖炉の風景を思い浮かべながら楽しむのもおすすめです。
7.ゼルテン
トレンティーノ・アルト・アディジェ州で長年愛されているのが、ゼルテンという伝統的なお菓子です。ゼルテンには、種類豊富なナッツ類やラム酒が香るスパイスが原材料に使われています。ナッツ類には、クルミ・松の実・アーモンドなどがあります。
ゼルテンというイタリア語には、「たまに」という意味があります。クリスマスの時期など特別な時期にしか作らないので、ユニークな名前が付けられています。イチジクやレーズンなどのドライフルーツも入っているので、季節限定で見つけられたらラッキーですね。
8.パンドルチェ
リグーリア州が発祥と言われる伝統のお菓子には、パンドルチェがあります。パンドルチェという名前には、「甘いパン」という意味があります。パン生地の中に、フルーツキャンディーが入っているのが最大の特徴です。
パンドルチェで使われるフルーツキャンディーには、いろいろな果物やカボチャなどがあります。他にもレーズンやピスタチオ、松の実なども入っていて楽しいお菓子です。カボチャのフルーツキャンディー入りは特別なので、お土産にもおすすめです。
9.グバーナ
イタリア伝統でおすすめのお菓子には、グバーナがあります。グバーナというお菓子は、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州が発祥と言われています。カタツムリみたいな渦巻型をしているのが特徴で、カフェやパン屋でも見つけることができます。
グバーナは、アマレッティやグラッパなどのアルコールが入っている特徴があります。お酒の香りが大好きな大人におすすめの伝統的なお菓子です。レーズンなどのドライフルーツも入っているので、大人の女性でも食べやすいのが魅力となっています。
10.パンフォルテ
パンフォルテも、イタリア伝統でおすすめのお菓子です。パンフォルテは、トスカーナ州シエナが発祥と言われている伝統的なお菓子です。生地にイースト菌を入れていないので、しっとりとした食感で食べられるのが特徴です。
パンフォルテの生地には、ナッツ類やフルーツキャンディー、スパイスが原材料に使われています。アーモンドやオレンジ、ハチミツなどが入っています。ナツメグやシナモン・クローヴなど、スパイスの香りを楽しめるのも特徴です。
イタリア旅行でおすすめのお菓子のお土産3選
イタリア伝統のお菓子は日本の通販でも売られていないことが多く、旅行に行った時しか買うことができません。せっかくイタリア旅行に出かけるなら、お土産に買えそうなお菓子をチェックしておきたいものです。ここでは、お土産におすすめのお菓子を見ておきましょう。
1.Baciのチョコレート
イタリアのお土産で有名なお菓子と言えば、Baci(バッチ)のチョコレートです。ブルーのパッケージが目印のペルジーナのチョコとして人気があります。ヘーゼルナッツをソフトチョコとダークチョコでコーティングした代表的なお土産です。
Baciという名前は「キス」という言葉の複数形で、「愛のある所にはペルジーナのバーチョがある」という宣伝文句で有名になりました。イタリアを代表する愛の表現にもぴったりのお土産です。
2.ジャンドゥーヤ
お土産におすすめのイタリアのお菓子は、ジャンドゥーヤです。ジャンドゥーヤはヘーゼルナッツなど焙煎したナッツ類のペーストを使ったチョコレートです。元々はカカオの不足を補うために誕生したお菓子と言われています。
トリノの菓子店カファレル社のジャンドゥーヤが有名で、お土産にもおすすめです。ピエモンテ州ランゲ地方のヘーゼルナッツを使っていて、味わいも香りも人気があります。
3.ムリーノビアンコのクッキー
ムリーノビアンコ(Mulino Bianco)のクッキーも、イタリアのお土産におすすめのお菓子です。原材料に上質な小麦粉を使ったクッキーで、見た目が可愛いので老若男女を問わず愛されています。
ムリーノビアンコは、ビスケットが美味しいことで有名な菓子店です。こだわりのクッキーやクリームを挟んだビスケットが特に人気で、エスプレッソと一緒に楽しむのがおすすめです。
日本でイタリアのお菓子が買える所
海外旅行には行けなくても、日本にいながらイタリア伝統の美味しいお菓子を楽しむこともできます。最近では、カフェやスーパーでもイタリアで有名なお菓子が売られていることも珍しくありません。ここでは、イタリアのお菓子を簡単に買う方法をチェックしておきましょう。
カルディ
日本でイタリアのお菓子を買いたいなら、カルディで探してみるのがおすすめです。カルディは、海外のお菓子や食品を扱っている人気店です。店頭で無料のコーヒーが飲めるお店としても有名です。
カルディは全国に店舗を広げているので、最寄りのお店で気軽に立ち寄れます。店員さんも親切な方が多いので、イタリアのお菓子がないか尋ねてみましょう。店頭に無くても注文して取り寄せてくれることもあります。
ネット通販
イタリアで有名なお菓子を買いたいなら、通販で探してみるのがおすすめです。家の近所のお店が見つからなくても、通販なら全国のお店で見つけることができます。スマホから検索できるので、日本で知られていないお菓子でも探しやすいのがメリットです。
通販で取り寄せたお菓子は、手土産としてプレゼントできます。自分用のご褒美に買ったり、イタリアの味と比べてみるのも良いでしょう。イタリアで有名なお菓子だと知っているだけで、カフェタイムの気分も楽しくなります。
イタリアのお菓子を楽しもう
今回は、イタリアで有名な伝統のお菓子をたくさんご紹介してきました。日本でもよく知られた人気のスイーツもあれば、初めて聞くお菓子もあったことと思います。近所のカフェや通販で有名なお菓子を見つけられるのも嬉しいですね。今回ご紹介したイタリアのお菓子を参考にして、素敵なカフェタイムを楽しんでくださいね。