シチリア島(シシリー)はイタリアのおすすめ観光地！行き方やお土産も紹介

ブーツの形で表されることが多い、イタリア半島のつま先部分のすぐ先にある、地中海に浮かぶ大きな島がシチリア島です。様々な歴史的建物が点在するシチリア島の、おすすめの観光地を7つご紹介します。

美しい青い海と乾いた地中海気候に育まれたシチリア島は、イタリアに行くなら外せない、マストな観光地です。

ランク付けするのも難しい、どこも素晴らしい観光地ですが、まずは７位から４位をご覧ください。

シチリア州の州都でシチリア島最大の都市パレルモは、毎日のように世界中から観光客が訪れる、人気の観光地です。

モンレアーレ大聖堂やパレルモ大聖堂など、大きな歴史的建造物はもちろん、街中に普通に建っている歴史的銅像なども見逃せません。

中でも特におすすめなのがマッシモ劇場。シチリア産の建築資材や装飾品をふんだんに使い、建築家もパレルモ出身というこだわりの劇場。1897年5月に建てられた、ヨーロッパで3番目に大きいオペラ劇場です。

正面の大階段は「ゴッドファーザーPart3」で使われ大変有名になりました。現在もオペラなどの公演が開催される、現役の劇場は必見です。

イオニア海に面した街カターニアは、パレルモに次いで2番目に大きいシチリア島の都市です。カターニア大聖堂や、世界遺産にも登録されている美しい街並みとともに、現在も活発に活動している火山、エトナ山も人気の観光地です。

「世界でも一番活発な火山」とも言われるエトナ山では、活発な噴火活動の痕跡が見られるツアーもあり、人気を集めています。

地形を生かした良質なぶどうも生産されていて、この地で作られるワインを求めるワイン好きの観光客で賑わうワイナリーもあります。

シラクーサは、シチリア島に築かれた街と、イオニア海に突き出したオルティージャ島からなる、人気の観光都市です。

シチリア島に古代ギリシャ人の植民地が作られていた時代、中心都市として繁栄した街でもあります。古代ギリシャとの深い繋がりを持つシラクーサは、古代ギリシャ時代の遺構や劇場など、壮大な遺跡の残る観光都市として世界中から多くの観光客を集めています。

アグリジェントは、海の向こうにアフリカ大陸が見えるほど、シチリア島の南海岸に位置します。

市街地に広がる、古代ギリシャ時代の神殿跡は「神殿の谷」と呼ばれる観光スポットです。神殿は、柱だけが残っているものなど不完全な形ではありますが、その大きさと荘厳さは、残った部分からでも想像できます。

また、壊れた遺跡が転がっている、広大な谷の様子も必見です。

見所の多いシチリア島の中でも人気の観光地、ベスト3を発表します。街そのものが遺跡のような、見応えのある場所や海が上がっています。シチリア旅行を計画する時の参考にしてください。

谷に囲まれた街ラグーザは、世界遺産ヴァル・ディ・ノート後期、バロック様式の街のひとつです。1963年の大地震のあとに作られたスペリオーレという上の街と、イブラという下の街に分かれています。

それぞれの街に入るために作られた３本の橋と、両方にある大聖堂が見所です。

シチリア島のほぼ中央、標高約1000ｍの丘の上に位置するエンナという街は、「天空の街」と呼ばれています。

イタリアで最も標高が高い県庁所在地のエンナは、13世紀に建てられた中世の城、ロンバルディア城が有名です。螺旋の石段を登った塔の上から眺めるエンナの街は、まさに天空という言葉がふさわしい絶景です。

日本のコマーシャルに使われたこともある、奇跡の透明度を誇る海を持つファヴィニャーナ島は、シチリア島トラパニ県の西にあるエガディ諸島のひとつです。

島にあるたくさんの入江や洞窟などで、美しいエメラルドブルーの海遊びが楽しめます。実際に見て、その透明度の高さに驚いてください。

イタリア半島の南に位置する島シチリアは、地中海気候で乾燥した温暖な観光地です。朝と夜の気温差が大きいシーズンもあるので、簡単に羽織れるものを持参することをおすすめします。また、陽射しもきついので、サングラスはマストです。

マフィアを連想させるシチリアですが、島全体が危険なわけではありません。小さな街などはのどかで人も親切ですが、パレルモやカターニアというような大きな街には危険も潜んでいます。すりなどの軽犯罪に巻き込まれる観光客も少なくはないので、事前情報などもよく確認してから出かけましょう。

シチリア島へは、イタリア本島のローマやミラノから、飛行機やバス、フェリーなどでアクセスできます。意外と時間のかかるシチリアへのルートは、夜行のフェリーを使うと、寝ている間に移動できて便利です。

東京からシチリア島に直接アクセスする場合は、パレルモかカターニア行きの航空便があります。最低一度の乗り換えが必要で、１６時間以上かかる長旅になるので、イタリア本島やフランスなどの旅行に組み込んで行くのもおすすめです。

シチリアは温暖な地中海気候で、5月から10月の夏と11月から4月の冬の２シーズンに分けられます。

旅行のベストシーズンは、4月から10月。乾燥した日差しの強い日も多いので、日焼け止めやサングラスなどは必需品です。一方、朝晩はひんやりする日もあるので、羽織るものを一枚用意すると良いでしょう。

冬の10月から3月は雨や寒さが厳しい日も多くなるので、このシーズンに行く場合は防寒着もしっかり用意しましょう。

街並みと一体に、歴史的建造物が建ち並ぶシチリア島。後悔させない素晴らしい旅が出来るおすすめエリアです。イタリアの他、フランスからも行きやすいシチリア島に、ぜひ行ってみてください！