ジャックジュナン(パリ)の人気チョコレート！日本で買う方法や通販も

チョコレートはどれも同じではないのか、と思いがちですが、ジャックジュナンのチョコレートを食べたら「本物のチョコレート」を味わうことができます。

  「パリに行くたび必ず購入するチョコレート」「ジャックジュナンへ来るためにパリにきたの」そんなチョコレートマニアが足を運ぶジャックジュナンのチョコレートは、オーナーのジャックジュナンの数々のこだわりから成り立っているスイーツです。 

ジャックジュナン(Jacques Genin)とは、 正式名称は 「Jacques Genin fondeur en chocolat（ジャック・ジュナン フォンダン・ショコラ）」 たくさんのスイーツ店があるフランスの中で、人気のショコラトリー(チョコレート店)です。

店名のジャックジュナンはオーナー兼ショコラティエ(チョコレート職人)のジャックジュナンから由来しています。

チョコレートマニアなら名前を知らない人はいないというくらい有名で、魅力のあるスイーツとはいったどのようなものなのでしょうか。

今回は、ジャックジュナンのおすすめ人気スイーツの紹介と共に、オーナーであるジャックジュナン氏のことやパリの店舗へのアクセス方法について詳しく書いていきますよ。

 ジャックジュナンは2008年にパリのマレ地区北側にオープンしたチョコレート店です。店舗は二階建てになっていて、一階はブティック、二階にはアトリエ(製作所)が入っています。二階で製作したチョコレートやキャラメルがすぐに店頭に並ぶのでできたてを味わうことができます。

(1階にカフェスペースがありましたが、2019.5月中旬に閉められ、現在はテイクアウトのみとなっています。)

店舗は外観、内装がクリーム系で統一されているのがとてもお洒落な雰囲気です。建物は17世紀の建物を2年かけてリノベーションしており、歴史を感じる建物ですよ。

ジャックジュナンのオーナーでありショコラティエであるジャックジュナン氏は、フランスでもトップクラスのショコラティエですが、元々はプロのショコラティエではありませんでした。

ジャックジュナン氏がパティシエとして働き始めたのは33歳の頃、世界的に絶大な人気を誇る「 La Maison du Chocolat( ラ・メゾン・デュ・ショコラ )」で働き、2008年に 「Jacques Genin fondeur en chocolat（ジャック・ジュナン フォンダン・ショコラ）」をオープンさせました。

ラ・メゾン・デュ・ショコラで働いた経験と独創的なアイディアで特別なチョコレーヲを生み出すジャックジュナン氏は手仕事にこだわり、「自分は田舎者で職人、だから手仕事にこだわって、ただ美味しいモノを届けたい」と言い毎日アトリエで作業をしています。

ジャックジュナンの商品はシンプルなテイストのチョコレートが多いんです。使用するフレーバーの材料はすべて生のものを使用しているため、本来のフレーバーの味や香りを消さないように特徴を引き立てる手法で作られています。

また、ジャックジュナン氏はチョコレートをいれるＢＯＸにもこだわりを見せていて、アルミメタル製のオリジナルＢＯＸは他のブランドでは見ることのないもの。

これは見かけを重視したわけではなく、ショコラの性質を考えチョコレートの天敵である「湿度」や移り香防止に考案されたものなんです。こうしたこだわりがジャックジュナンの人気を高めているんですね。

ジャックジュナンのチョコレートはヴァローナ社にクーベルチュール発注をしていて、オリジナルクーベルチュールを取り寄せています。

ヴァローナ社はフランス最大のクーベルチュールメーカーで、ジャックジュナン氏がパティシエを務めていたラ・メゾン・デュ・ショコラにも提供しているんです。

そんな、一流の素材と技術が組み合わさった最高のチョコレート味わうことができるのがジャックジュナンのチョコレートです。

今回は、数種類あるチョコレートの商品の中でもおすすめの3品を紹介します。

ボンボンショコラはジャックジュナンの定番商品としてお土産にもおすすめです。ベースはブラック、プラリネ、ミルクの3種類、好きなチョコを選んで箱に詰めてくれます。

 一粒一粒小さめで2.5cm×2.5cmの大きさはあっという間に食べ終わってしまいます。フレーバーは ハニーガナッシュや ミントガナッシュ、リコリスガナッシュなど豊富にあるのでお気に入りの味を見つけてみてはいかがでしょうか。

お値段はボンボンショコラ9個入で€12、kgで€120です。オンラインショップでも購入することが可能で9個入りの値段が3491円、36個入りの値段が7520円です。チョコレートは常温で2週間日持ちしますよ。 

ショコラショーは聞き馴染みのない言葉ですが、ホットチョコレートのことです。ショコラショーはパリのジャックジュナンのカフェで味わうことができます。

パリにはショコラショーが飲めるお店はたくさんありますが、チョコレートにこだわりをもつジャックジュナンのショコラショーの美味しさは群を抜いて濃厚で滑らかな味わいです。

ジャックジュナンのショコラショーは他店に比べるとかなりの満足感を味わえます、その理由は他店よりも重みがあるホットチョコレートだからです。スイーツと一緒にいただくと甘すぎるのではと心配になりますが、スイーツを合わせて飲むように甘さが計算されて作られているのでご安心ください。

ショコラショーのお値段は€6.50となります。

ショコラランペリアルは抹茶ショコラをブラックチョコレートとミルクチョコレートでコーティングした品物です。 香り高いプラリネと、高貴な抹茶のマリアージュは一度食べたらクセになる美味しさです。抹茶が使われているので少し大人な味ですね。

ショコラランペリアルのお値段は1つ€8です。オンラインショップでも購入が可能で、チョコレートが12枚入っていて値段は4696円です。 

ジャックジュナンにはチョコレート以外のおすすめスイーツもたくさんあります。 ラ・メゾン・デュ・ショコラでヘッドパティシエを務めたジャックジュナン氏だからこそ作ることができる絶品のおすすめスイーツを紹介していきます。

ヌガーは日本では馴染みのないお菓子ですが、フランスの代表のお菓子の一つなんですよ。ヌガーというのはソフトキャンディーにナッツやドライフルーツが練りこまれています。口にいれるとドライフルーツの香ばしさが広がり癖になるなります。

ジャックジュナンのヌガーは、卵白に栗の蜂蜜やアーモンド、ピスタチオなどがバランス配合されており、今までヌガーを食べたことがないという人におすすめです。お土産としても人気がありますよ。

ヌガーのお値段は130€/kgとなります。 

出会うことができたらラッキーといわれる Tarte au citron(タルトシトロン、レモンタルト)  はジャックジュナンの商品の中でも隠れた人気の商品なんです。

ジャックジュナンのレモンタルトは、2015年7月にはパリのグルメサイトでNO.1に選ばれたことがある逸品ですが、意外と周知されていません。

黄金色に焼き上げられたタルト生地にレモンソースの酸味、そこにアクセントとしてバジルがかけられたフレッシュケーキはぜひ食べたい一品。

レモンタルトのお値段は€8.00となります。

パート・ド・フリュイはみための美しさは宝石のようなコンフィズリーです。一度食べたら忘れられないと食べた人が口をそろえていうパート・ド・フリュイは果物(フリュイ)のピュレを砂糖やペクチンと煮詰めたあとに固める伝統的なフルーツゼリーです。

フルーツゼリーというと柔らかいイメージですが、ジャックジュナンのゼリーは歯ごたえのあるゼリーで一口サイズに切られています。種類も豊富でカシス、フランボワーズ、パイナップル、オレンジ、パッションフルーツのほかにも日本では少し珍しい種類のものもありますよ。

ジャックジュナンには、パート・ド・フリュイの定番の果物のフレーバーのほかに、パート・ドゥ・レギュームという新しいコンフィズリーがあります。果物の代わりに野菜を使用したパリ初の野菜を使ったコンフィズリーはパリジェンヌの心を掴んで離さない商品です。

これはジャックジュナン氏が「材料を野菜(レギューム)に置き換えても製作できるのではないか？」と、ふとした考えで作り始めたコンフィズリーです。パート・ドゥ・レギュームは食前酒とあわせたり、チーズと合わせて食後に食べてもおすすめですよ。

パート・ド・フリュイのお値段は8個入り€7.00、 90€/ kgとなります。

チョコレートに並ぶ人気商品のキャラメルは地元の人もおすすめの商品です。キャラメルのフレーバーは10種類ほどあり、キャラメルを購入する時にはテイスティングもできるので、好きなキャラメルだけを選ぶことができますよ。

パリのお店で購入する時は一粒ずつ好きなフレーバーのキャラメルを購入できます。決まった数量を購入すると専用のかわいらしい缶に入れてくれます。このキャラメルは日持ちが二週間と長いので、パリで購入後に日本へ持ち帰ることもできます。

1つずつ手作りで作られラッピングされているキャラメルは口に入れれば濃厚な風味と香りが口の中に広がります。

キャラメルのお値段は6個入りで€7.00、 110€/ kgとなります。オンラインショップでも購入ができ、キャラメル アソート14個入りで4,984円、缶入りの小さいサイズで約25～30個入ったアソートは7,891円、缶入りの大きいサイズで約50個入ったアソートは13,286円となります。

ジャックジュナンの店舗はパリにありますが、スイーツを買うのにパリにいかないといけないのか、日本で購入できる店舗があるのかなどを紹介していきますよ。

ジャックジュナンは残念ながら日本へは未上陸で店舗はありません。手仕事にこだわるジャックジュナン氏の仕事ぶりは自身の目が届く範囲で品質が落ちないように見ていることが大切としているため、今後パリ以外への進出は困難かもしれませんね。

パリに行くしか買う手段がないのかとガッカリしてしまうかもしれませんが、年に一度だけ日本で買うことができます。それが高島屋のバレンタインシーズンに開催されるイベントです。パリの店舗ほど種類は多くありませんが、日本国内でジャックジュナンのチョコレートが買えるのは嬉しい限りですね。

気を付けていただきたいのが、バレンタインシーズンの高島屋全店で買うことができないという点です。ジャックジュナンのチョコレートが購入できるのは限られた店舗のみですので、 高島屋のWEBサイトでチェックしてくださいね。

ジャックジュナンのチョコレートが販売している高島屋にまで行くことができないという方も多いと思います。そんな方には高島屋のオンラインストアでジャックジュナンのチョコレートを購入することができますよ。

ジャックジュナンで人気のボンボンショコラ、キャラメル、 ショコラ ランペリアルなどが自宅にいながら買える方法があるのはありがたいですね。

パリに行ったらぜひ、足を運びたいジャックジュナンの店舗はどこにあるのでしょうか。

実は、ジャックジュナンの店舗は3区のマレ地区と7区に店舗があるんです。本店はマレ地区となるので、今回は本店への行き方と営業時間などを紹介していきますね。

ジャックジュナン本店への行き方は、シャルルドゴール空港からパリ北駅を目指します。シャルルドゴール空港から高速鉄道を使う行き方、バスを使う行き方などがありますが、所要時間はだいたい40分から1時間ほどかかります。

高速鉄道を使う行き方の場合は、高速鉄道(RER)B線を使用、ちなみに高速鉄道の中でB線は少し治安が悪い地域を通るので、それらの地域を通過する快速を乗るようにしましょう。

パリ北駅からは地下鉄8号線に乗り換えて、 République駅もしくはFille du Calvaire駅で降ります。 République駅、Fille du Calvaire駅からジャックジュナンへは徒歩5分ほどで着きますよ。

バスを使う場合は 安全性などの問題からロワシーバスの利用をおすすめします、オペラ駅まで行き、地下鉄8号線に乗り換えて République駅かFille du Calvaire駅で降ります。

ジャックジュナンの店舗二階にはアトリエ(製作所)があります、ここではジャックジュナン氏が毎日パティシエたちとスイーツを作っています。運がよければジャックジュナン氏に直接会えるかもしれませんよ。

ジャックジュナンの店舗は、マレ地区の北側の方にあります。お店のある場所は落ち着いた地域で観光地という感じではありません。ツアーなどでなく個人でいく場合はナビアプリなどを使用しておくと店舗にスムーズに到着できますよ。

営業時間は11時00分～19時00分まで、月曜日は定休日となっているのでお気を付けください。

フランスパリで人気のジャックジュナンのスイーツをご紹介してきましたが、気になるものはあったでしょうか。ジャックジュナン氏こだわりのスイーツは一度は食べてみたい魅力がたくさんあります。

日本に店舗がなく、購入できる場所や機会が限られていますが買える機会があった際にはお見逃しなくジャックジュナンのスイーツを味わってみてくださいね。