かもめ荘は島根の心霊スポット!宜保愛子も呪われたと言われる廃墟を紹介
全国には決して近寄ってはいけないと言われている心霊スポットがいくつもあります。かもめ荘は島根にあるそのような恐ろしい心霊スポットのひとつです。かもめ荘は今では廃墟になっていますが、近寄るとかの宜保愛子も呪われてしまったという強力な心霊スポットなのです。
目次
日本屈指の心霊スポット!島根県の「かもめ荘」
島根県にある「かもめ荘」は日本でも屈指の心霊スポットとして有名です。海を見下ろす高台の上に建っている白亜のビルですが、見るからに不気味な光景です。このかもめ荘は本当に危険な心霊スポットなので、近寄る人もほとんどいません。
かもめ荘とはいったいどのようなところなのでしょうか。
霊能者も呪われた?最恐心霊スポット「かもめ荘」とは?
「かもめ荘」が一躍オカルトの世界で名を馳せたのは、ここを訪れた霊能力者がほどなく息を引き取ってしまった事件があったからでしょう。これは、かもめ荘の祟りによるものだと騒がれました。
さらにかもめ荘については、いろいろな怖い噂が飛び交いますます日本最恐の心霊スポットと言われるようになってしまったのです。
島根県にある巨大な廃墟
島根県の出雲市には出雲大社があり、日本屈指の大社で神話の世界にも登場する由緒ある神社なのです。ところでこの出雲大社から県道29号線みさきうみねこ海道沿いに出雲御日碕灯台の方へ車で行くと、左手方向に巨大な白い建物が出現します。
海辺にある巨大なリゾートホテルのようにも見えますが、造りがやや古くさいのと人気が全くないことから、そこは危険な香りのする場所であることがすぐに理解できるでしょう。それにしても放置しておくにはもったいないスペースを取っています。
病院のようにも見えますが、いずれにしても白い巨大な廃墟として見る者に恐怖感を与える存在となっています。この廃墟に行こうとしても立ち入り禁止となっており、よほどオカルト好きの人以外は近寄りたくないと本能が嫌がるはずです。
オカルト好きには超人気のスポット
この日本海を見下ろす高台に建っている巨大な白い廃墟は、オカルト好きの人達の間で超人気になっているのです。地図上には「かもめ荘」と確かに記載されているものの、立ち入り禁止となっているため、様々な憶測が投げかけられてきました。
当然オカルト好きの人達には、この場所には霊がいると信じて、巨大な廃墟の中をさまよう霊の存在を期待しているのです。立ち入り禁止というものの、立ち入ろうとすれば簡単に行けてしまうので、禁を破って密かに立ち入った人もいるでしょう。
そのようにして心霊スポット「かもめ荘」へ立ち入って「探検」をしてきた人たちがそこで体験したさまざまな「怖い」エピソードをSNSで発信しているので、日本中のオカルト好きの仲間たちがかもめ荘に注目してしまうのです。
元は精神病院?宿泊施設?人体実験の現場?
海沿いの高台に堂々とそびえている巨大な廃墟の「かもめ荘」の正体については、いろいろな憶測があります。そもそもこの施設は何だったのでしょうか。国民宿舎だったという人もいますし、民宿に払い下げられたのだという人もいます。
それ以外にも噂は広がっており、そもそも精神病院で重度の凶暴な患者は拘束されて檻の中に閉じ込められていたという話もあります。実際に夜中に白い服を着た患者がふらふらと彷徨っているのを目撃したという噂もあるのです。
これ以外にも恐ろしい事が「かもめ荘」で起きたという話も存在します。それは、この外界から隔離された秘密の場所で人体実験をしていたのだという噂です。これはまるでイタリアの恐怖の島、ポヴェーリア島のようではないですか。
ポヴェーリア島
ポヴェーリア島はイタリアのヴェネツィアの潟(ラグーン)にある小さな島です。島は9世紀の頃からヴェネツィア共和国のもとで発展していましたが、その後ヴェネツィアへ入港する船の検疫所として使われるようになったのです。
18世紀に入ってこの島はペスト患者の隔離施設として使用されるようになり、伝染病患者を隔離する島として有名になりました。そのため死病に冒された患者がこの島で何人も命を落とし、その亡霊が島中を彷徨っているという伝説ができたのです。
さらに20世紀に入ってこの島は病院として使われました。しかし医師が患者に対してロボトミー手術や人体実験をしている、院長が幽霊に悩まされて鐘楼から飛び降り自殺をしたなどという噂が広まって、恐怖の島と言われるようになったのです。
かもめ荘の心霊現象
かもめ荘はオカルト好きの仲間たちには、たまらない場所です。さまざまな怪しい心霊現象が現われる不思議かつ恐怖の場所なのです。それでは、立ち入り禁止を破って中へ入って、さまざまな体験をしてきた人たちの話を聞いてみましょう。
①人の声や物音が聞こえる
かもめ荘へ行くと、あちこちに落書きがされているのを見つけるでしょう。これらの大量の落書きをしにここへ来た人がいるわけです。そして落書きをする時間帯といえば、昼間よりは圧倒的に夜間が多いのです。
バイクや車で乗りつけてスプレー画を描いていると、誰もいないはずなのに人の声が聞こえてくるような気がします。最初のうちは気のせいだと思っていると、はっきりと「痛いっ」とか「やめてくれ」という悲痛な叫び声まで聞こえてしまいます。
さらに、遠くでドラム缶が落ちてゴロゴロ転がるような音も聞こえるようです。このような心霊現象を体験すると、やはりかもめ荘は危ない所だったのだと、夜間に来たことを後悔するでしょう。
②心霊写真が撮れる
かもめ荘の中を歩いていると、急に冷たい空気が流れてくる気配がすることがあります。そのような時に何気なくスマホのシャッターを切ると、そこには見えてはいけないものが映り込んでいるのです。
心霊スポットではよくあることですが、霊の姿が写真の中に映ってしまうことがあります。特に何人もの霊がさまよっているエリアでは、たくさんの霊が集団で写真に写り込んでしまうこともあります。
③訪れると体調不良にみまわれる
興味本位で心霊スポットを訪問すると、霊感があまり強くない人でも身体がだるくなったような感覚にとらわれることがあります。これは霊が人に悪さをしているからなのです。人の生体エネルギーを吸い取ってしまうからだるくなるのです。
もしもかもめ荘に長時間滞在してしまうと、その分だけ霊の悪さを受け止めてしまい、体調をくずしてしまうという噂が流れています。かもめ荘は立ち入り禁止ですが、多くのオカルトマニアたちは隙を窺って潜り込んでいるはずです。
そのような人達がSNSで、やっぱり行くのではなかったというような後悔を発信しています。やはりかもめ荘は心霊スポットなので、人体へ与える影響は恐れなければならないでしょう。
④訪れた帰りに交通事故にあう
これもSNSでよく噂されていることですが、かもめ荘へ密かに侵入していろいろ探検していざ帰ろうとすると、その帰り道で交通事故に遭ってしまうのです。交通事故というのはそんなに簡単に遭うものではないでしょう。
ところが、かもめ荘からの帰りに車と衝突して大破してしまったり、ひどい時には死亡事故になってしまったりしているようです。かもめ荘のテリトリーに潜入すると心霊スポット特有の霊による「ちょっかい」が出されているのでしょう。
かもめ荘を訪問した帰りに交通事故に遭ったというSNSが複数飛び交っている以上、かもめ荘に何らかの原因があると見て注意すべきなのです。
かもめ荘で最も危険なのは「地下室」と「開かずの間」
かもめ荘の中でも特に危ないエリアと言われている場所があります。それは「地下室」と「開かずの間」です。このふたつの場所には軽々しく近づいてはいけないのです。
保養所や民宿には不相応な機械が置かれている
地下室には何に使うのかがすぐには分からないような機械が置かれているのです。そのうちにそれは人間の身体に対して影響を与えるような機械であることがわかります。しかも医療用の機械かというと、少し違うようです。
これらの機械が何に用いられていたのかについて、SNSで噂されていることは、「人体実験」をしていたのだろうということです。人間の身体を機械でどうにかしていたと考えられています。
そう言えば「痛い」とか「やめてくれ」という声が館内に響くのもその影響かも知れません。
「開かずの間」は隔離室との噂も
かもめ荘には「開かずの間」という恐ろしい部屋があるとの噂もあります。この部屋の中には精神が異常になってしまい、暴れ回る患者が隔離されていたのではないかと言われているのです。
かもめ荘が精神病院として使用されていた時に、精神病患者で凶暴性のある人を閉じ込めておいたのだと言うのです。
もしも開かずの間を開けてしまったら、その部屋の中で命を落とした霊に遭遇してしまうので、大変恐ろしい事になるとSNSでささやかれています。
霊能者•宜保愛子との関係
宜保愛子は一世を風靡した日本の人気霊能者です。子供の頃から自分に宿っている霊能力を自覚して、普通の人には見えない霊の動きなどがわかったと言われています。この霊能力を頼ってたくさんの人達が相談に訪れて有名になったのです。
昭和36年に初めてテレビに出演し、その霊能力が世間に広く知られるようになりました。1970年代中頃から日本テレビの「あなたの知らない世界」へ出演し、霊能者としての名声を高めたのです。
そしてこの「かもめ荘」に宜保愛子がかかわった結果、驚くべきことになってしまったのです。
「霊が多すぎる」と除霊を断念
宜保愛子はテレビでその霊能力を高く評価されていたので、日本中に出かけて行って除霊をすることがありました。地縛霊などを除霊してあげて、たくさんの人達から感謝されていたのです。
そして「かもめ荘」にも足を踏み入れたことがあるのです。もちろん目的は除霊でした。ところが、さすがの宜保愛子にとってもかもめ荘は難物だったようです。
しばらく努力をしていたのですが、「霊の数があまりにも多すぎて除霊は無理です」と断念してしまいました。宜保愛子ほどの霊能者をもってしてもかもめ荘の除霊は厳しかったのです。
かもめ荘を訪れた1ヶ月後に死亡
そして、かもめ荘の名を一躍高めたのが、宜保愛子がかもめ荘を訪問してから一ヶ月後に亡くなったことです。2003年5月6日に宜保愛子は胃癌のために死去したのです。
もともと胃癌に冒されていたとは言え、かもめ荘訪問直後に死亡して大騒ぎになったのです。霊能者として多くの除霊に成功した宜保愛子が、除霊を断念したかもめ荘から帰ってきて1ヶ月後に亡くなったのはやはり祟りがあるからだと言われます。
このようにして、宜保愛子の死亡と並んでかもめ荘の恐ろしさが語られるようになり、かもめ荘は日本最恐の心霊スポットだと言われるようになりました。
かもめ荘の現在と場所
いろいろな憶測を呼ぶかもめ荘ですが、今の状態はどのようになっているのでしょうか。またかもめ荘がある場所について具体的に説明しましょう。
現在も取り壊されずそのまま
かもめ荘は現在もそのまま取り壊されずに、日本海を臨む高台の上に建っています。いちおう立ち入り禁止となっているのですが、禁を破って建物に入り込んで落書きをする人が後を絶ちません。
このため、建物の内部にはあらゆるところに落書きが施されている状態です。しかしこれだけの落書きを書きにきた人がいるのですから、かもめ荘で異常な心霊体験をした人もたくさんいると言われています。
そのような人達の生の声がSNS上で飛び交って、かもめ荘の名声をさらに上げているのです。
島根県の県道29号線沿いに佇む
かもめ荘が建っている場所は、出雲大社から伸びている道路の先の県道29号沿いです。もともとこの県道は出雲日御碕灯台まで通じており、ここは風光明媚なところなので大勢の人が詰めかけます。
そして、途中に左側の高台の上にある廃墟を見て、あれは何なのだろうといぶかるのです。気の弱い人はあまり深く詮索しないほうがよいでしょう。
住所 | 島根県出雲市大社町日御碕 |
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島根県のかもめ荘は恐ろしい心霊スポット!
毎年10月になると、全国の八百万(やおよろず)の神々が、一部の留守番の神様を残して島根の出雲大社へ会議に出かけると言われています。このように全国の神々が集まる出雲大社のすぐ近くに、日本最恐の心霊スポットが存在するのです。
美しい海岸線をドライブしていると、なにやら不気味な白い大きな廃墟が見えます。これが最恐心霊スポットの「かもめ荘」となります。今までに興味本位でここを訪れた人達はかもめ荘の本当の恐ろしさに触れて、ほうほうのていで逃げ帰りました。
そのうちの一部の人は、帰り道で交通事故に遭って帰らぬ人になったようです。このような恐ろしい心霊スポットには近づかないようにしましょう。霊能者の宜保愛子もギブアップした場所なのですから。