近鉄特急しまかぜは‪伊勢観光のおすすめ電車！人気の座席や料金を紹介

近鉄電車は、関西と東海（名古屋）を結ぶ私鉄。関西に住む人たちにとって欠かせない移動手段である近鉄電車は、人々の日常の「足」として利用されています。

一方で、近鉄電車は、エンタメ的な要素を含む移動手段としても親しまれています。 その代表格ともいえるのが、観光特急しまかぜ。移動も含めて伊勢志摩への旅行を楽しむことができる斬新なサービスと快適さが話題です。

ここでは、近鉄電車の観光特急しまかぜについて、ぜひおすすめしたい魅力をたっぷりとご紹介していきましょう。

近鉄のしまかぜは、大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅から三重県の賢島（かしこじま）駅までを走る観光特急。

電車を単なる移動手段とするのではなく、乗ること自体が目的となり、移動をする時間を楽しみにできるものとして開発されました。

近鉄しまかぜは、伊勢志摩への移動中も、また、旅の目的地に到着してからも満喫することができます。

優雅な気分を味わいながら、観光特急しまかぜならではのサービスや、電車に乗らなければ見ることができない、伊勢志摩の貴重な景色を堪能することができる、おすすめの観光特急です。

近鉄しまかぜの車両は、 近鉄50000系。車両は6両編成で、先頭車両には大きなガラスを6枚も配したハイデッカー車となっており、床が高いため、他の車両からは階段を上って入ります。

その他、カフェやサロン、個室を備えた車両もあり、バリエーションに富んでいることが特徴です。

近鉄しまかぜの目的地である三重県志摩市の賢島は、一年を通じて温暖な気候が特徴です。

近鉄しまかぜの名前は、この地に吹く爽やかな風をイメージしてつけられたもの。また、近鉄しまかぜによってたくさんの人に訪れてもらい、新たな風を吹き込みたいという願いも込められています。

観光特急しまかぜといえば、ブルーとホワイトのカラーリングが印象的です。

車体がブルーを基調としているのは、志摩の青い空をイメージしているから。ゴールドのラインを配することで「最上級」であることのプレミアム感を表しています。

「乗ること自体を楽しんでもらいたい」という思いから生まれた、近鉄特急しまかぜ。移動中から旅を楽しむことのできる仕掛けは、車両やサービスなど、随所にあふれています。ここでは、近鉄しまかぜの特徴について、詳しくご紹介します。

近鉄特急しまかぜの車両は、伊勢志摩をイメージした高級感の溢れるデザインが特徴です。天井高さは2,260mmあり、大きな窓やLED照明など、広々と明るく、車内はとても開放的。

気持ちにゆとりをもってくつろぐことのできる、プレミアムな観光特急です。

近鉄特急しまかぜでは、車両のすべてのシートがハイグレード。6両中4両ある車両では、全席がプレミアムシートです。

プレミアムシートは本革素材で、シートピッチは、1250㎜のワイドサイズ。同じく近鉄特急として運行する「アーバンライナー」のプレミアムシートが1050㎜であることに比べると、その広さがお分かりいただけるでしょう。シートは全車両で3列配置になっています。

ふくらはぎを支える電動レッグレストを装備している他、背もたれはエアクッション仕様であることなど、極上の座り心地を実現。

 座席背面に大型テーブル、ひじ掛け内の折りたたみ式テーブルが設置され、さらに、テーブル表面には天然木を使うなど、使い勝手の良さと高級感のある装備は、しまかぜならではの魅力です。

近鉄特急しまかぜは、車内の設備も充実しています。

車両にあるトイレのうち3つには、すぐそばに大きな鏡付きのパウダールームを設置。その他、車いすに対応する個室やベビーベッド、チェアを備えたトイレなど、旅を快適に楽しむことができるサービスが充実しています。

近鉄特急しまかぜでは、随所にユニバーサルデザインが採用されています。

階段の段差付近の床点字や車内の壁、手すり部分の点字表記、また、車いす対応車両や車いす専用シートなどを設置。

誰もが旅を楽しむことのできる工夫が凝らされています。

観光特急しまかぜでは、車内に専属のアテンダントが乗車しています。

アテンダントは、お客さまのお出迎えやお見送りのほか、軽食や飲料の販売など、車両専属の接客係として、私たちをもてなしてくれます。

その他、記念乗車証の配布や記念撮影の手伝いなど、楽しい旅をサポートしてくれる役割も。専属アテンダントのきめ細かいサービスで、旅をより充実したものにすることができるでしょう。

近鉄特急しまかぜの車内では、Wi-Fiを利用することができます。全車両で無線LANによるWi-Fiを使えば、旅の情報収集に役立てることができるでしょう。

また、個室では、「しまかぜチャンネル」という独自の映像コンテンツを視聴可能。「しまかぜチャンネル」では、運転台カメラによる前方・後方映像や観光情報のほか、子供向けのコンテンツもあり、近鉄特急しまかぜならではの電車旅を楽しむことができます。

近鉄しまかぜには、プレミアムシートのほか、個性的なシートもあります。ここでは、近鉄特急しまかぜのおすすめシートについてご紹介します。

サロン席は、6人で座ることのできるテーブル付きのシート。全部で3つあり、それぞれ4人から予約をすることができます。

ガラスで簡易的な仕切りがつけられた半個室になっているので、グループでの旅を楽しみたい人におすすめ。車両の天井はドーム状になっており、ゆとりのある空間で心地よく過ごすことができます。

しまかぜの3両目には、和室と洋室の個室がそれぞれ一部屋ずつあります。

それぞれの部屋は独自で室温管理ができるようになっており、除菌などに効果のある「プラズマクラスター」機能のある空気清浄機を設置。

カフェメニューを楽しみたい時は、ボタンで専属アテンダントを呼び出し、食事や飲み物を届けてもらうことができます。

3～4人での利用におすすめの和室。部屋には靴を脱いで上がります。

室内には掘りごたつがあり、大きな窓の外に流れる景色を眺めながら、仲間と語らう楽しいひと時を過ごすことができます。

壁付けになったソファとスツールでテーブルを囲みながら座る、洋風個室。小物を置いたり身だしなみを整えたりするのに便利な小さなテーブルもあり、気の合う人たちとゆったりとくつろぐことができます。

近鉄特急しまかぜの料金についてご紹介します。

乗車料金は、大人普通運賃 + 特急運賃 + しまかぜ特別車両料金の合計金額。個室（和室、洋室）を利用する場合は、1室につき1,050円必要です。

大阪難波駅から賢島までの運賃は、5040円。所要時間は、約2時間20分です。電車は、大阪府を抜けて奈良県（大和八木）を通り、三重県に入ります。

近鉄京都駅は、JR京都駅と直結しています。近鉄京都駅から賢島までの運賃は、5,680円。所要時間はおよそ2時間50分です。

電車は、京都府内を抜けて奈良県を通り、三重県に入ります。

近鉄名古屋駅から賢島駅までは、4,700円。所要時間は、路線の中では最も短い約2時間です。

愛知県から三重県に入り、賢島に到着します。

しまかぜのおすすめ設備についてご紹介します。

近鉄特急しまかぜでは、ぜひカフェを利用することがおすすめです。カフェのある車両は、2階建てのダブルデッカー。

1階席も2階席も窓際にずらりと席が用意され、窓の外の景色を眺めながらカウンターで食事やお茶を楽しむことができます。

三重といえば、有名なのが松阪牛。近鉄特急しまかぜでは、三重の松阪牛を使った牛重や牛カレーを楽しむことができます。

ほかにも、しまかぜ特製の幕の内弁当や、 三重・尾鷲の押し寿司弁当など、お弁当メニューもおすすめ。近鉄名古屋駅発着便だけの限定弁当も2種類あります。

スイーツもおすすめ。焼き菓子やシャーベットなど、しまかぜ乗車中の特別なひとときを美味しいスイーツと共に過ごすことができます。

近鉄特急しまかぜの先頭車両は、展望車両になっています。展望車両は、床面の高さがほかの車両より高く、2階に上がっていくように階段を使って入ります。

前面の大きな窓に加え、シートの横はひじ掛けの下から頭上まである大きなガラス張りになっており、外の景色や木々が間近に感じられます。

座席はプレミアムシート。ゆったりとくつろぎながら、志摩へ続く線路沿いの自然風景を満喫することができます。

展望車両から見える運転席も、マニアにはたまらない景色です。

車内に3つあるパウダールームは、大阪方面車両から数えて2両目、3両目、5両目に位置します。

パウダールームはカーテンで仕切ることができるので、化粧直しをしたりヘアスタイルを整えたりなどに役立つ、女性に嬉しい設備です。 

近鉄特急しまかぜには、オリジナルグッズがあります。ここでは、特におすすめしたいしまかぜオリジナルグッズについてご紹介します。

近鉄特急しまかぜをモチーフに作られた「しまかぜトレインストラップ」は、バッグや携帯電話など、いろいろなものにつけて携帯することのできる記念グッズ。価格は820円です。

しまかぜの車両と同じブルーとホワイトのカラーで、見るたびにしまかぜに乗った時のことを思い出すことができるおすすめのアイテムです。

「しまかぜオリジナルピンバッチ」は、「しまかぜ」とロゴの入ったものが1種と、しまかぜの車両をモチーフにしたもの2種を合わせた3個セットの商品。価格は、セットで2,000円です。

ピンバッチの入った箱にも大きなロゴが入り、ブルーと白にデザインされたこだわりぶり。パッケージも記念品として価値があります。

ホチキスの上部がしまかぜモチーフになった「しまかぜ電車型ホッチキス」は、ユニークな見た目と電車型のデザインがかわいいステーショナリー。価格は、1,020円です。

実際に使うこともできますが、オブジェとして飾っておくという人も多く、ディスプレイ用としても人気。

机の上をかわいく演出してくれる、人気のお土産です。 

近鉄特急しまかぜの乗車券の予約方法には、窓口で購入する方法とインターネットで購入する方法2つあります。

窓口では、近鉄主要駅の特急券窓口にて、乗車日の1か月前の10時30分から特急券の購入が可能です。

インターネットの場合、「近鉄電車 インターネット予約・発売サービス」 を利用します。インターネットを介した場合、①予約だけをして窓口でチケットを受け取る方法と、②支払いまで全て済ませてチケットレスで乗車する方法があります。

近鉄特急しまかぜは、伊勢志摩方面へのプレミアムな旅を楽しむための観光特急。目的地まで移動する時から旅の楽しさを満喫することができると人気です。

近鉄特急しまかぜは、ワンランク上の旅行をしたい人におすすめ。ぜひ、今回ご紹介したしまかぜの魅力やおすすめなどを参考に、伊勢志摩への旅を楽しんでください。