甲府駅近くサドヤワイナリーを見学しよう!おすすめのワインも紹介
甲府駅近くにあるサドヤワイナリーをご紹介します。サドヤワイナリーは大正6年に創業した、甲府駅からアクセス抜群の老舗ワイナリーです。こちらでは、ワインが入った樽やワインをつくる昔の機械がある地下セラーの見学が楽しめます。合わせて、美味しいワインの試飲もできます。
目次
甲府駅近く「サドヤワイナリー」で大人の社会科見学!
山梨県甲府市にある甲府駅近くのサドヤワイナリーに出かけませんか。甲府駅近くにあるサドヤワイナリーでは、大人の社会見学として人気の地下見学ツアーが楽しめます。
この記事では、そんな甲府駅近くのサドヤワイナリーのおすすめツアーや、おすすめのワイン、アクセス方法などをご紹介していきます。ぜひあなたもおすすめの見学ツアーに参加してみませんか。
甲府とは?
今回ご紹介する甲府駅近くのサドヤワイナリーがある甲府についてご説明します。
山梨県の県庁所在地
甲府は、山梨県の甲府盆地に位置する山梨県の県庁所在地です。戦国時代には武田信玄の城下町として発達。甲府駅の駅前には、武田信玄立派な銅像が鎮座していて、甲府駅を利用した人はみたことがあるのではないでしょうか。
歴史が感じられる甲府城や甲斐善光寺、世界的に有名な絵画に出会える山梨県立美術館、甲府の観光名所として知られる昇仙峡など、甲府は多くの見どころにあふれています。
日本の果物王国
甲府がある山梨県はフルーツ王国としてその名が有名です。特にぶどう・もも・すももは国内最大の生産量を誇っています。
近頃では、国内のみならず海外へもたくさんのフルーツが輸出され、海外からも大きな人気を博しています。
甲府盆地のいたるところには、桃やぶどうの木が栽培され、美味しい果物を求めて県内外から多くの人たちが足を運びます。
サドヤワイナリーとは?
それでは、山梨県の甲府駅近くにあるサドヤワイナリーの歴史についてご説明します。
大正6年創業の老舗ワイナリー
今は甲府駅近くにあるサドヤワイナリーの始まりは、100年以上も昔の明治時代までさかのぼります。明治42年(1909年)、江戸時代に創業した「油」の佐渡屋が、洋酒やビールなどの代理店のサドヤ洋酒店として新たなスタートを切ります。
そして大正6年(1917年)、6代目の今井精三がワインの醸造・販売を手がけるサドヤを創業したのがサドヤワイナリーの始まりです。まだ食の欧米化はほど遠い当時の日本において、サドヤが現在の立派なワイナリーに成長するまでには、さまざまな苦労の過程を経験します。
ワインづくりを始めた今井精三は、長男である友之助にフランス語を習わせます。そして、フランスワインの文化を積極的に吸収しようと努力します。このことから、精三のフランスワインへの熱い想いがひしひしと感じられます。
昭和初期にぶどうの自家栽培を決断
精三がフランスに興味を持った理由は、フランスでは気候に合ったさまざまなブドウが栽培されていたり、ワイン専用のぶどうによって醸造がされていること、そしてそれがフランスの特産になっていることが大きな理由です。
昭和になれば日本には欧米文化の影響が色濃く出て、その影響で日本の食文化が欧米化していくだろうという予測もあり、昭和初期にはぶどうの自家栽培をおこなうことを決断しました。
その後、フランスからぶどうの苗木を日本に送ってもらい、なんとか甲府へとその苗木を運び込みました。そして、1936年にはその苗木でのぶどうの栽培に見事成功しました。
「シャトーブリヤン」の誕生
当初、つくられたワインの売れ行きは厳しいものでしたが、多くの外人が通うレストランなどでの取り扱いが始まったことで、少しずつ広がってゆきました。
戦火により醸造場が全焼するという被害を克服して、やがて念願である極上のワイン「シャトーブリアン」が誕生しました。
シャトーブリアンは、サドヤが長年の歳月を費やして完成させた日本を代表するワインです。私たちがこのシャトーブリアンを味わう際には、今までの歴史に想いを馳せながらゆっくりと味わいましょう。
サドヤワイナリーの見学方法と流れ
甲府駅近くのサドヤワイナリーでは、醸造場・貯蔵庫がある地下ワインセラー見学ツアーをおこなっています。ワインの試飲もできるお楽しみのツアーです。
樽貯蔵庫や貯蔵用タンク内部に設けた展示室など、ワインに必要なぶどう栽培や、ワインづくりに関するさまざまな展示を見学できます。もちろんワインの試飲だって楽しめます。
日常の喧騒から離れた時間が止まったような空間で、ワイン好きにはたまらない貴重な時間を過ごしてください。山梨観光の思い出としても貴重な体験ができます。
見学は3日前までに予約必須!
甲府駅近くのサドヤワイナリーの見学ツアーに参加するには、3日前までにあらかじめ予約をする必要があります。ツアー時間は30分から40分ほどです。
甲府駅近くのサドヤワイナリーの公式ホームページには、見学の予約フォームがあります。そこに代表者の名前・フリガナ・電話番号・メールアドレス・見学人数・見学希望日を第3希望まで入力して送信すれば完了です。
定員は各回8名までで、料金は1人1000円。中学生以下は無料です。地下は日光の光が入らないので、地上よりも5度から10度ほど気温が低くなっています。寒さが気になる人は、羽織るものを1枚持参することをおすすめします。
プレミアムツアーにも参加できる
なお、甲府駅近くのサドヤワイナリーでは、60分と通常の見学ツアーよりも長めに設定されているプレミアムツアーもおすすめです。試飲用ワインの種類も多いのが魅力です。参加費は1名2000円で、20歳以上の大人が対象です。
スタッフの案内で地下セラーへ
まずは、スタッフの案内のもと地下セラーへと進んでいきます。地下への階段を下るとまるで映画の1シーンのような現実離れした空間が広がります。やはり地下ということもあって、暗くてひんやりとしています。
創業当時使っていた樽熟庫やワインづくりに必要な機械、かつてタンクとして使っていた部屋など、普段では滅多にお目にかかれない珍しいものの数々が見学できます。
ワインに詳しいスタッフによる、丁寧な解説付きで案内してくれます。気になることがあったらなんでも気軽にたずねてみましょう。
樽熟庫には、ワインが入った大きな樽がずらりと並んでいます。1樽には222リットルのワインが詰められていて、ワインの瓶に換算すると約300本にも相当する量です。
樽詰めされたワインは日付順に並べられています。丹精こめて栽培された自家農園のブドウを熟練の職人によって絞られ、白は1年、赤は2年樽で熟成させます。
樽詰めされたワインの次には、瓶に詰められた大量のワインが貯蔵されています。これらのワインは再度瓶に詰め替えられて出荷されるとのこと。
また、非常に珍しい非売品のヴィンテージワインも見られます。ヴィンテージワインには多くのホコリを被っていて、歴史の重さが感じられます。ホコリをかぶるのは、温度や湿度がしっかりと保たれている証拠とのことです。
創業1世紀を超える老舗ワイナリーの地下セラーは、まるで風格のあるアートのような佇まいを醸し出しています。時間が逆戻りしたかのような独特な空間で、サドヤのワインの歴史について深く学ぶことができます。
ワインの試飲もできる!
見学ツアーの楽しみは、何と言ってもワインの試飲です。スタート地点でアルウィンブティックに戻れば、ワインの試飲タイムの始まりです。
試飲できるワインは、どの銘柄になるのかお楽しみです。歴史に想いを馳せながらじっくりと味わってみましょう。そのワインの特徴やワインに合う料理など、気になることがあれば積極的に質問しましょう。
なお、車を運転するドライバーやお酒が飲めない子供には、このあとご紹介する「美味 ぶどう液」というぶどうジュースがおすすめです。一度飲んだらまた飲みたくなるような、豊かな香りと濃厚な味わいが楽しめます。
ワインの試飲で使ったグラスは、見学ツアーのお土産としてお持ち帰りが可能です。特別な樹脂でできているので、割れにくいのが特徴です。
ショップでお土産選び
ツアーの最後は、これまでのツアーに想いを馳せながら、ショップでお土産探しを楽しみましょう。気になるワインがあれば300円からテイスティングができるとのこと。お気に入りのワインを買って帰り、美味しい食事と一緒に心ゆくまで満喫しましょう。
サドヤワイナリーのおすすめ商品
甲府駅近くのサドヤワイナリーでは、多くの種類のワインが醸造されています。それらの中から甲府駅に近いサドヤワイナリーのおすすめ商品を4つご紹介致します。
①シャトーブリヤン 赤
「シャトーブリアン 赤」は、サドヤの自家農園でつくられたカベルネソーヴィニョン種を使ったワインです。果実の華やかな香りと樽の香ばしい香りが複雑に絡み合い、長い時間余韻を楽しめます。
グラスに注ぐと、カシスやブラックベリーなどの果実の香りと樽香が複雑に絡みあって、鼻を刺激します。
口当たりは力強く、豊かな果実の風味と木樽由来のフェノール分により、ワインの味にしっかりとした厚みが感じられます。控えめでありながらも、しっかりとした風味が感じられる優雅な味わいのワインです。
飲む際には、あらかじめ16℃から18℃ほどにすると、ワインの味わいの深さやまろやかさが感じられます。
ハンバーグやローストビーフ、ミートローフなどの肉料理にデミグラソースを添えたメニューにピッタリです。また、しっかりとした味付けのすき焼きや、うなぎの蒲焼などの和食にも相性が良い赤ワインです。
②オルロージュ 赤
「オルロージュ 赤」は、山梨県産マスカット・ベーリーAを主原料にしたサドヤ唯一の赤ワインです。マスカット・ベーリーAだけでが感じられない豊かな余韻を、おしゃれに楽しみたい女性におすすめできるワインです。
軽快な飲み口でありながらも、完熟したカベルネ・ソーヴィニヨンの風味やタンニンの持つ独特な滑らかさが感じられます。
オルロージュとは、フランス語で時計を意味します。2種類のぶどうの品種や飲み手と造り手を意味する「2つの時計」が重なり合って、新たな時を刻むといった想いが込められて名付けられた赤ワインです。
オルロージュ赤は、14℃~17℃で飲むと軽快でありながらも豊かな余韻を長く楽しめます。赤ワインが苦手な人でも、優しい口当たりで美味しく飲めます。
オルロージュ赤は、醤油やみりんを使用した煮物や鮪、鰹などの赤身の刺し身などに和風メニューにおすすめです。また、ハンバーク、ハッシュドビーフなどの、ブラウンソースをふんだんに使った食事にもピッタリです。
③オリウエ 甲州シュール•リー
「オリウエ 甲州シュール•リー」は、甲府盆地の北西部に位置する、山梨県韮崎市穂坂地区で収穫された甲州種を100%使ってつくられた白ワインです。
山梨県韮崎市穂坂地区は高品質な醸造用ブドウの産地として名高い地域で、標高が高く冷涼な気候のため涼やかで爽やかなワインが完成しました。甲斐国を感じられるフレッシュな辛口の味を存分に楽しんでください。
④美味ぶどう液
「美味ぶどう液」は、サドヤワイナリーが提供する、子供から大人まで人気の極上ぶどうジュースです。なんとリピート率80%を超えるほどの人気ぶりです。
酸化防止剤を一切使っていないので、子供でも安心して飲めます。一度飲んだら病みつきになること間違い無しの濃厚ぶどうジュースの味が堪能できます。
氷をたっぷり入れたグラスにそのまま注いで飲めば、美味しく味わいます。また、炭酸で割ったり、カクテルなどで利用しても最高です。酸化防止剤不使用なので、開封後はなるべく早く飲みきることをおすすめします。
サドヤワイナリーへのアクセス方法
甲府駅近くのサドヤワイナリーに出かける前にあらかじめ知っておいていただきたい、アクセス方法などの甲府駅に近いサドヤワイナリーの基本情報をご紹介致します。
甲府駅から徒歩約5分
甲府駅近くのサドヤワイナリーへは、公共交通機関を利用するならJR中央本線「甲府駅」から徒歩約5分とアクセス抜群です。また、車で訪れるなら中央自動車道「甲州昭和IC」から車で約20分で到着です。
甲府駅近くのサドヤワイナリーには、無料駐車場が用意されているので、マイカーでも安心して出かけられます。また、サドヤワイナリーまで歩いて1分〜2分ほどの第2駐車場が完備されているので満車でも大丈夫です。
ただし、車を運転する人は、見学ツアーへの参加はできますが、サドヤワイナリーでの試飲ができないのでご注意ください。
住所 | 山梨県甲府市北口3-3-24 |
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電話番号 | 0120-25-3108 |
営業時間・定休日 | 10:00~18:00 ・年中無休(年末年始除く) |
料金 | 大人 1000円 中学生以下 無料 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | ・JR中央本線「甲府駅」から徒歩約5分 ・中央自動車道「甲州昭和IC」から車で約20分 |
公式URL | サドヤワイナリー |
甲府駅近くのサドヤワイナリーに出かけよう!
山梨県の甲府駅近くにあるサドヤワイナリーをご紹介しました。サドヤワイナリーでは、約40分ほどで地下セラーが見学できるツアーが人気です。
ツアーの最後にはお楽しみの試飲が楽しめたり、ショップでお気に入りのワインを探してお土産を買うことができます。
甲府駅からのアクセスが抜群で、駐車場も完備されているので、甲府駅や甲府観光を兼ねて気軽に出かけましょう。