古宇利島ビーチは海水浴向き！ビーチサイド･駐車場･マリンスポーツも紹介

有人、無人、大小さまざまな約160もの島からなる沖縄。最大面積の沖縄本島から、唯一橋で渡ることができる離島が、古宇利島です。「沖縄版アダムとイブ」ともいえる神話が残る古宇利島は、琉球人発祥の地とも言い伝えられています。

綺麗なビーチがたくさんあることで知られる沖縄の中でも、飛び抜けて綺麗なビーチがある古宇利島。綺麗な海や、沖縄随一ともいわれる絶景を求めて、多くの観光客、旅行者が訪れます。

古宇利島（こうりじま）は、「恋島（くいじま）」が語源とされ、別名「恋人の島」「恋の島」とも呼ばれています。そのため、恋人たちの聖地にもなっており、多くの恋人たちが訪れる人気スポットになっています。

どこまでも透き通った綺麗な海と、ロマンティックな神話が残る古宇利島は、那覇からは車で1時間半ほど。本島とは2005年に開通した古宇利大橋でつながっているので、そのまま車で渡ることができます。

海水浴におすすめの綺麗なビーチがいくつもあるので、沖縄に行ったら、ぜひ訪れてほしい場所の一つです。海水浴以外にも、マリンスポーツやマリンレジャーも楽しめます。

古宇利島には、琉球人発祥の神話が残っています。曰く、遠い昔、古宇利島に天から男の子と女の子が降り、裸で暮らしており、2人は天から落ちてくる餅を食べて、幸福に暮らしていましたが、ある時餅が降らなくなったらどうしようと怯え、毎日少しずつ食べ残しては蓄えるようになりました。

ところが、2人が餅を貯えを始めたときから、餅は降らなくなり、驚き悲しんだ2人は月に向かって 「お月様、お月様、餅を恵んでください」 と祈りましたが、二度と餅は落ちてきませんでした。 

それから2人は、生きるために働くようになり、浜辺でジュゴンの交尾を見て、初めて男女の意味を知り、クバの葉で陰部を隠すようになり、今に繋がる子孫を残したといものです。

絶景で知られる古宇利島には自然が残る綺麗なビーチがいっぱい。地元の人しか知らない隠れたビーチもたくさんあります。そんな古宇利島で、観光客に人気の、海水浴におすすめの綺麗なビーチをご紹介します。

海水浴だけでなく、それぞれのビーチで楽しめるアクティビティや、ビーチの見どころもご紹介します。あなたが気になるビーチはどこでしょう。

綺麗な海はもちろん、嵐のCMのロケ地として一躍有名になった「ティーヌ浜」。CMにも登場したハート形の岩、「ハートロック」は、絶好のフォトスポットになっていて、ハートロックを背景に記念撮影をするカップルや観光客が引きも切りません。

沖縄本島に通じる古宇利大橋からは、古宇利島を突っ切った北側にあります。古宇利島随一ともいわれる綺麗なビーチで、真っ白い砂浜とブルーのグラデーションが美しく、海水浴にもおすすめですが、ビーチに降りるまでの道が整備されておらず、足元が少し不安定なのが難点です。

人気の観光地「ティーヌ浜」は、公共の海水浴場で、多くの観光客、海水浴客が訪れるため、浜の近くにも駐車場があります。ただし、超有名な人気観光スポットだけに、いつも混んでおり、週末や夏の観光シーズンは、停められればラッキーというくらい混雑しています。

とくに人気があるのは、ティーヌ浜を一望できる「ハート岩ハートのエンジェル絶景駐車場」です。駐車台数は普通車で約150台。屋外なので、車のサイズの制限はありません。障がい者車両は駐車料金は無料です。無料トイレがあり、シャワーは100円です。

その他にも、「ハートロックティーヌ浜駐車場」もあり、こちらも青空駐車場です。駐車料金は1時間300円で、1日500円。営業時間は9：30～19：00です。

ビーチへの足場が良くない「ティーヌ浜」は、子供連れの海水浴には不向きです。小さな子供がいる場合は、古宇利島に入ってすぐのところにある「古宇利ビーチ」がおすすめです。

遠浅で綺麗な海は波も穏やかで、海水浴には最適なビーチです。シャワーやトイレ、駐車場などの設備が整っているので、小さな子供がいる家族連れや、年配の方にもおすすめです。

古宇利島に入ってすぐのところにある「古宇利ビーチ」は、古宇利島観光のスタート地点でもあります。古宇利大橋を背景にした絶景は、目を見張るほどです。

近くには、古宇利島を訪れた人のほとんどが最初に足を踏み入れる、観光案内所も兼ねた「古宇利ふれあい広場」があり、無料の広い駐車場があります。「古宇利ビーチ駐車場」がいっぱいのときは、「古宇利ふれあい広場」の駐車場を使うのもおすすめです。

「古宇利ビーチ駐車場」にはトイレがあり、レンタルシャワーは200円、更衣室もあります。

複数の自然の浜がある「トケイ浜」。「ポットホール」と呼ばれる、丸い穴が開いた岩場があちらこちらにあり、印象的な景観を作り出しています。映画やMVの撮影なども良く行われる本当に綺麗な海です。

浜辺の近くまで魚が寄って来るので、初心者でも簡単に海の生物と触れ合え、シュノーケリングには絶好の人気スポットです。遠浅なので、海水浴にもおすすめですが、沖に出ると急に深くなるので注意が必要です。

「トケイ浜」は、「ティーヌ浜」の先、西寄りにあります。2つの浜はそれほど離れていないので、どちらかの最寄りの駐車場に車を停めて、両方観光することは可能です。

「円筒状空洞地形郡（ポットホール）」の眺めと、綺麗な砂浜、海水浴やシュノーケリングにぴったりの美しい海で、近年人気上昇中の「トケイ浜」。自然を多く残す浜だけに、設備は整ってはいません。

道路沿いに無料駐車場はありますが、駐車できる台数は多くありません。シャワー、更衣室は有料で500円です。少し離れればハートロックビーチの「ティーぬ浜」にも近い有料駐車場があるので、混んでいるときはそちらを利用するのがいいでしょう。

沖縄版「アダムとイブ」伝説が残る「チグヌ浜」。天から降ってきた男の子と女の子が暮らしていたとされる洞窟があります。綺麗なビーチですが、整備された大々的な観光スポットではなく、地元の人が海水浴を楽しむ隠れ家的スポットです。

海水浴は可能ですが、急に深くなっている場所もあるので、観光客が気軽に海水浴を楽しむには不向きです。海水浴より、古宇利島の伝説に思いを馳せながらのんびりと散策するのにおすすめのビーチです。

周回道路のすぐわきにある岩場を下った先にある小さな浜が「チグヌ浜」。沖縄版「アダムとイブ」伝説の残る浜として、人気上昇中です。

海になれていない人にとっては危険な浜ですので、観光客が海水浴を楽しむのはおすすめできません。とくに干潮時は足場がなくなるので注意が必要です。なので、海水浴場としての設備は整っていません。専用のトイレやシャワー、更衣室もありません。

駐車場は、徒歩5分ほどのところにある「古宇利ふれあい広場」を利用しましょう。

南国の楽園、沖縄でも屈指の綺麗な景観を誇る古宇利島。海水浴を始め、さまざまなマリンスポーツやアクティビティが楽しめる人気の観光スポットです。

毎年たくさんの観光客、旅行者が古宇利島を訪れ、綺麗な景色や海を楽しんでいますが、安全に過ごすためには、注意すべき点もいくつかあります。古宇利島の美しさ、自然の豊かさを心ゆくまで楽しむために、注意すべき点をあげておきます。

古宇利島に限ったことではありませんが、海水浴などのマリンレジャーを楽しむ際に絶対に忘れてはいけないのは、危険生物の存在です。危険生物といっても、見るからに恐ろし気な外観のモンスターとは限りません

どこにでもいるようなクラゲでも刺されると大変なことになる可能性もあります。古宇利島にビーチーには、クラゲ防止ネットなどが設けられていないことが多いので、十分注意しましょう。

古宇利島は、おすすめのビーチが多いので、訪れる人も多いです。トップシーズンは、道路は渋滞し、駐車場は満車ということも少なくありません。だからといって、路上駐車はもってのほか、絶対にしてはいけません。

古宇利島のビーチ近くの道路は、地元の人にとっては生活道路なので、路上駐車は迷惑千万です。有料だったり、目指すビーチからは離れていたりするかもしれませんが、必ず決められた駐車場に駐車しましょう。

古宇利島のビーチで楽しめるのは、海水浴ばかりではありません。古宇利島のビーチで楽しめる、マリンスポーツやアクティビティをご紹介します。

海が綺麗なことでは他の追随を許さない古宇利島のビーチ。もちろんダイビングもおすすめのアクティビティの一つです。南国ならではのカラフルな魚を目の前で見られる貴重な機会を逃す手はありません。

泳ぎが苦手な人におすすめのアクティビティは、「クリアーカヤック」。今までは海に潜らなくては楽しめなかった海中の世界を、船の上から楽しめる新しいレジャーです。

透明な素材でできたカヤックから、海中を覗く「クリアーカヤック」。古宇利島の美しい海を、誰もが気軽に楽しむことができます。

立ち漕ぎのサーフィンといった風情の「SUP（スタンドアップパドル）」。海面の揺らぎ全身を委ね、海との一体感を楽しむことができると、近年注目を集めているマリンレジャーです。特別な技術が必要ないので、初心者でも楽しめます。

奇跡のように美しいビーチが、南国の太陽に煌めく古宇利島。レンタサイクルでサイクリングも楽しめる身近な離島は、魅力満載。沖縄を訪れたら、ぜひ歩いて行ける唯一の離島古宇利島で、沖縄の海を堪能してください。