オタモイ海岸の心霊現象とは?巨大遊園地の謎と現在の姿を紹介
心霊スポット・オタモイ海岸とは、北海道にある美しい海岸です。実は、このオタモイ海岸には近隣にあった遊園地が大火事によって燃えてなくなってしまったという過去があります。この記事では、オタモイ海岸の心霊現象や巨大遊園地の謎と現在の姿を紹介しました。
目次
北海道の秘境•オタモイ海岸の心霊現象と謎に包まれた現在の姿!
北海道の秘境とも言われているオタモイ海岸は、断崖絶壁にある美しい海岸です。
北海道の方でもあまり知らないと答えることの多いオタモイ海岸では、多数の心霊現象が報告されています。
この記事では、北海道の秘境・オタモイ海岸の謎に包まれた現在の姿を紹介していきます。心霊スポットに興味がある方は、ぜひチェックしてください。
北海道•オタモイ海岸とは?
ここからは、北海道にある心霊スポットとしても知られているオタモイ海岸について、詳しく紹介していきます。
小樽市にある海岸
オタモイ海岸とは、小樽市にある海岸のことを言います。オタモイ海岸というと、ほとんどの日本人がその意味を想像することはできないと思いますが、「オタモイ」はアイヌ語です。
アイヌ語で「オタ」は砂浜の意味があり、「モイ」は入り江という意味があります。それで「オタモイ海岸」というのです。「砂の入り江」という意味です。
2020年現在、小樽で唯一のカタカナ地名となっているオタモイ海岸ですが、オタモイ海岸は小さな山を越えたところにあります。オタモイ海岸に実際に訪れるとわかるのですが、オタモイ海岸は断崖絶壁で、聞こえるのは打ちつける波の音だけという秘境です。
「千と千尋の神隠し」のモデルと噂
心霊スポット・オタモイ海岸には、「千と千尋の神隠し」のモデルだという噂があります。
実は、過去にはオタモイ海岸に、まるで竜宮城のような大きな「娯楽施設・巨大遊園地」があったのです。これについては、この後で詳しく説明していきます。
心霊スポット・オタモイ海岸には「千と千尋の神隠し」にも出てきたテーマパーク跡にとても似ている場所があったので、キャンプのついでにオタモイ海岸に訪れるジブリファンも多かったと言います。
道内屈指の遊園地があった
心霊スポット・オタモイ海岸には、道内屈指の遊園地があったと言われています。実際に、オタモイ海岸を散策すると、「当代一を誇った夢の里、オタモイ遊園地跡」という看板があります。
その看板には、当時のオタモイ遊園地の絵が載っていて、その絵を見るとかなり大きな遊園地だったことがわかります。
オタモイ遊園地は、昭和初期に開園し、巨大リゾート施設として人気を集めました。しかし、昭和15年・1940年ごろになると当時の日本は戦争一色となってしまったため、オタモイ遊園地に行って子供たちや家族が遊ぶという余裕はなくなったのです。
そのため、オタモイ遊園地は経営難となり、閉園に追い込まれてしまったと言われています。
シンボルは海に迫り出した「竜宮閣」
オタモイ遊園地のシンボルは、海に迫り出した「竜宮閣」です。「竜宮閣」は、崖の中腹に建てられた巨大な旅館で、建物のほとんどが海に張り出しているという、見ていて少しヒヤヒヤするような建物です。
オタモイ遊園地のシンボル「竜宮閣」には、現在の清水寺のような何本もの支柱が使用されています。オタモイ遊園地の「竜宮閣」は、清水寺を越える迫力があるとも言われていたのです。
そのほかにもオタモイ遊園地のシンボル「竜宮閣」には、まるで料亭のような大きな食堂があったことがわかっています。
先ほど、オタモイ遊園地は戦争の影響で閉園に追い込まれたと説明しました。ただ、そんな戦争も1945年には終戦を迎えます。昭和27年・1952年には、オタモイ遊園地を再開させるという動き・計画が立てられていました。ただ、オタモイ遊園地をまたしても悲劇が襲います。
オタモイ遊園地を再開させる直前に、なんと「竜宮閣」から火が上がってしまったのです。原因は、漏電でした。オタモイ遊園地は、一気に炎に包まれてしまいました。
オタモイ遊園地やオタモイ海岸は、周囲が海と崖に囲まれています。そのため、消化活動を満足にここなうこともできずに、悲しいことにオタモイ遊園地は焼失してしまったのです。
オタモイ遊園地は、この火事によって再開することを断念し、オタモイ遊園地の施設を全て解体することとなりました。
現在、オタモイ海岸付近に遊園地のようなものはあまり見当たらず、唯一遊園地があったとわかるものは「断崖の上に残った龍宮閣の礎石」と「遊歩道トンネル部分」だけとなっています。
オタモイ海岸の心霊現象
ここからは、オタモイ海岸の心霊現象について詳しく紹介していきます。
声が聞こえる
オタモイ海岸の心霊現象に、「声が聞こえる」というものがあります。
オタモイ海岸は実は立ち入り禁止となっている場所なのですが、肝試しなどで訪れる人も多く、その人たちが「誰もいないはずなのに何者かの声が聞こえた」と報告しているようです。
また、オタモイ海岸では声が聞こえるという心霊現象以外にも、海から白い手が自分を手招きしていた、空中に人が浮かんでいたという心霊現象も報告されています。
オタモイ海岸は、かなり多くの心霊現象が報告されている場所なので、夜に訪れるのは絶対に止めることをおすすめします。
オタモイ海岸が心霊スポットと言われる理由
ここからは、オタモイ海岸が心霊スポットと言われる理由を紹介していきます。
自殺の名所で多くの人が命を絶っているから
オタモイ海岸は、自殺の名所で多くの人が命を絶っています。
2011年には、JR北海道の元社長・中島尚俊氏が「オタモイ海岸」の沖合で遺体で発見されています。それ以外にも自殺者が後を絶たないため、オタモイ海岸で夜に写真を撮影するとたくさんの腕が写りこむという噂もあります。
オタモイ海岸の現在とアクセス方法
ここからは、オタモイ海岸の現在とアクセス方法について紹介していきます。
遊歩道は立ち入り禁止
現在のオタモイ海岸は、遊歩道は立ち入り禁止となっています。
オタモイ海岸の遊歩道は、落石などの危険があるため、立ち入り禁止となっています。立ち入り禁止エリアに近づくのはやめましょう。
2006年3月に起きた土砂崩れが原因で、「オタモイ海岸」にある「オタモイ地蔵尊」までの遊歩道が立ち入り禁止となってしまったのです。
オタモイ海岸で釣りをすることは可能ですが、立ち入り禁止のエリアに入ることは危険なのでやめてください。
また、遊歩道が再整備されるかどうかも調べてみましたが、小樽市が財政難のため「遊歩道の再整備は考えられていない」ようです。そのため、オタモイ海岸の遊歩道に立ち入ることができる可能性は、今後もないと考えた方が良いでしょう。
小樽駅から車で15分程度
オタモイ海岸のアクセス方法について紹介していきます。オタモイ海岸の住所は、
北海道小樽市オタモイ3丁目27です。小樽駅から、車で15分程度で行くことができます。
札幌駅からは、車で1時間ほどかかります。
ただ、オタモイ海岸に行く場合でも、先ほど説明したように遊歩道は立ち入り禁止となっているので絶対に入らないようにしてください。
住所 | 〒048-2671 北海道小樽市オタモイ3丁目27 |
---|
オタモイ海岸にはあまり近寄らないようにしよう!
オタモイ海岸の心霊現象や、巨大遊園地の謎、そして現在の姿を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。オタモイ海岸には、第二次世界大戦前後に「オタモイ遊園地」という巨大遊園地が建てられていました。
道内屈指の遊園地で、海に迫り出した「竜宮閣」というシンボルの建物もあったのですが、「竜宮閣」が漏電したことによって焼失してしまい施設は解体されてしまったのです。
オタモイ海岸は自殺スポットとしても有名で、2011年にはJR北海道の元社長・中島尚俊氏が「オタモイ海岸」の沖合で遺体で発見されました。それ以外にも自殺者が後を絶たず、オタモイ海岸は心霊現象がたくさん報告されています。オタモイ海岸にはあまり近づかないようにすることをおすすめします。