紅の豚の舞台はアドレア海がモデル!イタリアやクロアチアもモデル

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スタジオジブリ映画「紅の豚」の舞台は、アドレア海がモデルと言われています。この記事では、イタリア・アドレア海付近でジブリ映画「紅の豚」の舞台となった観光スポットを紹介していきます。「ドゥブロヴニク旧市街」のおすすめの廻り方も紹介しました。

紅の豚の舞台はアドレア海がモデル!イタリアやクロアチアもモデル

目次

  1. イタリア・アドレア海はジブリ「紅の豚」の舞台?
  2. 紅の豚の舞台「ドゥブロヴニク旧市街」の歴史
  3. 紅の豚の舞台「ドゥブロヴニク旧市街」のおすすめの廻り方
  4. アドレア海周辺の「紅の豚」関連おすすめスポット
  5. クロアチアのドゥブロヴニク旧市街は「魔女の宅急便」の舞台でもある?
  6. 赤い屋根の街並み
  7. 紅の豚の舞台となったアドレア海を訪れよう!

イタリア・アドレア海はジブリ「紅の豚」の舞台?

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イタリア・アドレア海は、スタジオジブリ映画「紅の豚」の舞台になった場所です。スタジオジブリの映画「紅の豚」は、とても人気がある映画で、金曜ロードショーなどで何度も放送されている名作アニメです。

この記事では、イタリア・アドレア海付近でジブリ映画「紅の豚」の舞台となった観光スポットを紹介していきます。

アドリア海に面した「ドゥブロヴニク旧市街」

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紅の豚の舞台、クロアチアのアドレア海に面している「ドゥブロヴニク旧市街」は、中世の城塞都市がそのまま残っていて、世界遺産にも登録されています。「ドゥブロヴニク旧市街」は、その美しい街並みから「アドレア海の真珠」とも言われています。

紅の豚の舞台「ドゥブロヴニク旧市街」の歴史

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ここからは、紅の豚の舞台「ドゥブロヴニク旧市街」の歴史について詳しく紹介していきます。

海洋貿易により栄えた街

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紅の豚の舞台となったクロアチアの「ドゥブロヴニク旧市街」は、海洋貿易により栄えた街です。12世紀半ば、「ドゥブロヴニク旧市街」は海洋都市として急激に栄えていきました。

その後、14世紀の終わりにヨーロッパ中でペストが流行りました。

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ドゥブロヴニクでもペストが流行ってしまったため、疫病の蔓延を防ぐためにドゥブロヴニクでは水を大量に供給できる上水道と、排水を処理できる下水道などの施設が早くから整備されました。

ドゥブロヴニクは上下水道を整備したこともあり、ドゥブロヴニクは衛生的な街として住む人がどんどん増えていきました。ドゥブロヴニクに住む人が増えていくと同時に、産業や商業も発展していったのです。

一時は危機遺産リストに追加されたことも

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紅の豚の舞台、ドブロヴニクは世界遺産として登録されている街ですが、実は過去に何度も大地震がこの地を襲い、瓦礫の山になってしまった時期もありました。それだけでなく、クロアチアは内戦があったため、ドブロヴニクの街も破壊されてしまったのです。

ドブロヴニクを大地震が襲ったのは、1667年です。この地震は「ドゥブロヴニク地震」と言われていて、ドゥブロヴニクの全域を破壊しました。死者も約3000人にのぼったと言われています。

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その後、1991年からはユーゴスラビア内戦によって街はほぼ壊滅状態になり、瓦礫の山となってしまったのです。そのため、ドブロヴニクは一時、危機遺産リストに追加されたこともありました。

現在は、そうした悲惨な歴史があったことも分からないほど綺麗に修復されています。

現在はクロアチアの世界遺産

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ユーゴスラビア内戦を経て、クロアチアは独立を果たしました。そのため、「紅の豚」の舞台となった「ドゥブロヴニク旧市街」は、現在はクロアチアの世界遺産となっています。

紅の豚の舞台「ドゥブロヴニク旧市街」のおすすめの廻り方

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ここからは、紅の豚の舞台「ドゥブロヴニク旧市街」のおすすめの廻り方について紹介していきます。

城壁の遊歩道を散策する

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紅の豚の舞台ドゥブロヴニク旧市街は、城壁の遊歩道を散策しているだけでとても楽しい場所です。ドゥブロヴニクの城壁は全長1940メートルもあり、高さは25メートルとなっています。

遊歩道はかなりアップダウンがあり全部歩くと1時間ほどかかりますが、お城の周囲をぐるっと回ることができて、とてもおすすめです。途中で何箇所か売店もあるので、休憩や水分補給なども問題なくできます。

歩いている間に城壁の遊歩道から見える光景・景色もとても素晴らしく、アドリア海の美しい青と赤色・オレンジ色の屋根のコントラストが綺麗で、たくさん写真を撮りたくなるスポットです。

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城壁の遊歩道の入口は3か所あります。ピレ門の脇・聖イヴァン要塞・聖ルカ要塞から入ることができます。かなりの距離を歩くことになるので、スニーカーなどの靴を履いていくようにしましょう。

また、城壁の遊歩道を歩くには、入場料が必要になります。大人の入場料は50クロアチア・クーナとなっていて、日本円で800円前後となっています。オーディオガイド付きで回ることもできますが、追加で40クロアチア・クーナ(650円前後)必要になります。

こちらの入場料には、ドブロヴニク旧市街の西側にあるロヴリイェナツ要塞も含まれています。ロヴリイェナツ要塞も絶景スポットなので、ぜひ行ってみることをおすすめします。

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とにかく写真をたくさん撮りたくなるような紅の豚のおとぎの国の景色が広がっているので、事前にカメラやスマートフォンの充電や容量などを確認してから行くとよいでしょう。

また、城壁内に入る前にお手洗いを済ませておくことを、強くおすすめします。城壁内にはカフェもありますが、そこに着くまでにずっと歩かなければいけません。

途中で城壁の外へ出てしまうと、再入場することもできないので注意しましょう。

城壁からアドリア海の水平線に沈む夕日を眺める

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紅の豚の舞台の城壁からは、アドリア海の水平線に沈む夕日を眺めることもできます。日没の1時間くらい前にじょうへきに入場するようにすると、城壁からアドリア海の水平線に沈む美しい夕日を眺めることができるので、とてもおすすめです。

ただ、城壁の開放時間は季節によって異なっていて、冬の時期は早く閉まってしまうようになっているので、注意するようにしましょう。日没時刻などをあらかじめ調べてから、城壁に入場するとよいでしょう。

スルジ山から街全体を見渡す

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紅の豚の舞台、クロアチアにあるスルジ山は、クロアチアの美しい街全体を見渡すことができて、っと絵もおすすめです。スルジ山に上るには、ハイキングルートを徒歩で行く方法・ロープウェイ・タクシーなどの車で行く方法の3つがあります。

ハイキングルートは、ドゥブロヴニク旧市街西の入り口・ピレ門の外側の坂道がスタート地点となっています。

実は、スルジ山は1991年から始まったユーゴスラビア内戦・独立戦争時に、「主戦場の一つ」となっていました。

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そのため、山頂へのロープウェイは中断され、頂上の駅もコンクリートが崩れ落ちてしまって、鉄骨が折れ曲がった状態になった無残な状態で長い間放置されていました。

その後、復興に向けて動き始めた人々の力によって、2010年にスルジ山は再開されることとなったのです。

現在は、スルジ山にレストランも併設されていて、とても安全な場所になっているので安心してください。

イタリア料理を堪能する

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紅の豚の舞台ドゥブロヴニクの旧市街では、多くのお店がイタリア料理を出しています。ドゥブロヴニクの旧市街で食べるイタリア料理はどこも美味しいものばかりなので、ぜひイタリア料理を堪能してください。

海が見えるレストランなども多いですし、路地裏にもたくさんレストランがあるので、美味しいお店を探してみるとよいでしょう。

また、クロアチアはワインの名産地としても知られているので、ワイン好きの方はぜひワインを飲んでみてください。クロアチア産のビール「Ozujsko(オジュイスコ)」もとても美味しくておすすめです。

アドレア海周辺の「紅の豚」関連おすすめスポット

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ここからは、アドレア海周辺の「紅の豚」関連のおすすめスポットを紹介していきます。

ポルコの隠れ家のモデルとなった「ザキントス島」

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紅の豚の舞台ギリシャの西側のイオニア海にある「ザキントス島」には、ジブリ映画「紅の豚」の主人公・ポルコの隠れ家のモデルとなった場所と言われています。

ジブリ映画「紅の豚」の中では、ポルコの隠れ家は周りを断崖絶壁に囲まれている小さなビーチとなっていました。そのため、飛空挺でしか行けない場所として描かれていたのです。

ザキントス島の展望台から下を見ると、本当に「紅の豚」で描かれていたような断崖絶壁に囲まれたポルコの隠れ家の場所があるので、「紅の豚」ファンにはたまらない場所となっています。

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紅の豚の舞台、実際のザキントス島の断崖絶壁の場所には、座礁した船が打ち上げられています。この船は、イタリアの密輸船で、1983年に嵐にあって座礁したと言われています。

かなり前にこの場所に打ち上げられた船なので、かなり錆びついていることが分かります。ぜひ、ポルコの隠れ家を見てみることをおすすめします。

海の色もとても綺麗で、おすすめです。

ポルコが運河から飛び立つシーンのモデルとなった「ナヴィリオ運河」

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ミラノで大人気の観光スポット・ナヴィリオ地区は、近年人気が上昇し続けている観光スポットです。そのナヴィリオ地区にある「ナヴィリオ運河」は、ポルコが運河から飛び立つ紅の豚の舞台のシーンのモデルとなった場所とされています。

ジブリ映画「紅の豚」にはミラノがよく登場していて、主人公のポルコが飛行艇の修理を依頼したのがミラノのピッコロ社でした。

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紅の豚の舞台で秘密警察の監視を振り切って、運河から飛び立つシーンを覚えている方は多いと思いますが、この運河が「ナヴィリオ運河」だったのです。

紅の豚の舞台「ナヴィリオ運河」から少し歩いた中華街近くには、「 PICCOLO(ピッコロ)」と書かれた建物があるので、こちらもぜひ探してみてください。 

アドリア海に浮かぶ島々

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アドリア海には、たくさんの島々が浮かんでいます。ムラーノ島は、現在ガラス観光の島となっていますが、かつてはヴェネツィアングラスの職人が幽閉されていた町でした。

職人が幽閉された理由は、ヴェネツィアングラスの製造方法を流出させないためです。もし職人が島の外へ逃げ出してしまった場合は、その職人は死罪となってしまったようです。

また、ブラーノ島はカラフルな街並みで、見ているだけでとても面白い街です。ブラーノ島がカラフルな街並みになった理由は、「漁師さんが遠くからでも自分の家が分かるように」と色を塗っていったことにあります。

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隣近所の家の色と同じ色にならないように塗っていったら、カラフルな街並みが出来上がっていったのです。ブラーノ島は漁師の町ということで、漁の網から派生してレース細工がとても盛んになっていきました。

手作りのレースは2ヶ月以上かかってしまうこともあり、時間がかかった分とても値段が高くなっています。

クロアチアのドゥブロヴニク旧市街は「魔女の宅急便」の舞台でもある?

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ジブリ映画「紅の豚」の舞台となったクロアチアのドゥブロヴニク旧市街は、実は同じくジブリ映画の「魔女の宅急便」の舞台とも言われています。

実は、「紅の豚」の続編が「魔女の宅急便」とも言われていて、2つの作品には色々な共通点があるのです。「紅の豚」も「魔女の宅急便」も、魔法と空を飛ぶことが共通しています。

また、「紅の豚」に登場したキャラクターが、「魔女の宅急便」にも出演していることが指摘されています。「紅の豚」は1930年代の世界恐慌野時代が舞台で、「魔女の宅急便」は1980年代が舞台と言われています。

登場人物の発言も、「魔女の宅急便」が「紅の豚」の続編であることを匂わせるようなものが多いので、気になった方はぜひもう一度作品を見返してみることをおすすめします。

赤い屋根の街並み

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ジブリ映画「紅の豚」や「魔女の宅急便」でもよく出てきていた赤い屋根の街並みは、紅の豚の舞台、ドブロヴニクでよく見られる光景です。赤色に統一された屋根の並びはとても美しく、観光に訪れた人たちを魅了しています。

大地震や内戦で瓦礫の山になった状態から元の美しい姿に戻ったドブロヴニクの美しい景色を、ぜひ楽しんでください。

紅の豚の舞台となったアドレア海を訪れよう!

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ジブリ映画「紅の豚」の舞台・モデルとなったアドレア海について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。アドリア海に面した「ドゥブロヴニク旧市街」は、紅の豚の舞台となっていて、世界遺産にも登録されているとても美しい街です。

ただ、大地震やユーゴスラビア内戦によって、過去には街が壊滅的な被害を受けてしまい、一時は危機遺産リストに追加されたこともありました。現在は、そうした悲惨な歴史があったことも分からないほど、綺麗に修復されています。

ギリシャの西側のイオニア海にある「ザキントス島」には、「紅の豚」の主人公・ポルコの隠れ家のモデルとなった場所があります。映画の中の内容と同じく、断崖絶壁に囲まれたポルコの隠れ家の場所を見ることができるので、ぜひ訪れてみてください。

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