ザルツブルクの観光名所やおすすめスポット！オーストリアの音楽の街を巡ろう

偉大な音楽家モーツァルトの出身地としても知られ、「音楽の街」として呼ばれるオーストリアのザルツブルク。小さな街ながら世界遺産、映画のロケ地などがあり、観光名所がたくさん。今回は魅力溢れるオーストリアの都市・ザルツブルクの観光名所を詳しくご紹介していきます。

オーストリアのザルツブルクは、中世の街並みが今でも残っている美しい街です。さまざまな観光名所があり、1日遊んでも飽きることはありません。ここからは、ザルツブルクの観光名所の中でも、人気のあるスポットをご紹介します。

ザルツブルク中央駅から歩いて20分のところにある「ザルツブルク旧市街」は、1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。古くから栄え、教会や修道院、宮殿などが建てられ、今でもその歴史が多く残る街です。

宗教都市として発展し、イタリアとの交流がさかんだったことから、多くのバロック様式の建物が建てられ、「北のローマ」とも呼ばれてきました。現在でも、多くのバロック様式の建造物や中世時代の民家が残っています。ザルツブルク旧市街の小路を歩くだけで、何世紀も前のヨーロッパを感じられるでしょう。

ザルツブルク旧市街を見下ろせる「ホーエンザルツブルク城塞」は、ザルツブルクを訪れたら、訪ねるべき名所です。外部からの攻撃や侵入を防ぐために、1077年、メンヒスブルクの山にゲプハルト・フォン・ヘルフェンシュタイン1世がホーエンザルツブルク城を築城しました。

徒歩でもアクセスできますが、山の上にあるため、ザルツブルク旧市街から出ているケーブルカーの利用がおすすめ。レジデンス広場近くの乗り場からケーブルカーを使えば、数分でアクセスできます。

人気ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、オーストリアのさまざまな場所でロケを行いました。「ミラベル宮殿と公園」もロケ地のひとつです。

現在はザルツブルク市役所として利用されていますが、宮殿の一部を無料で見学できます。バロック建築を使った「天国の階段」や、大理石の間など見ごたえのあるものがありますので、ぜひ訪ねてみてください。 

「ヘルブルン宮殿」は、いたずら好きな大司教のマルクス・シティクスが作らせた仕掛け噴水が有名な宮殿です。庭園にさまざまな噴水の仕掛けが施されていて、庭園ツアーでは噴水の水芸を楽しみながら見学できます。水濡れ必須ですので、夏の暑い日の見学をおすすめします。

ザルツブルク旧市街地の中央にある「ザルツブルク大聖堂」は、744年に建てられたロマネスク様式の聖堂です。モーツァルトが洗礼を受けた大聖堂としても知られ、ザルツブルクの観光名所のひとつとなっています。モーツァルトが弾いたとされるパイプオルガンも残っていますので、ぜひチェックしてみてください。

「ドーム博物館」は、ザルツブルク大聖堂に併設されている博物館です。有料ですが、歴史あるフレスコ画など、ザルツブルクでしか見ることのできない宝物、美術品が多く展示されています。上質なオーストリアの文化に触れられるでしょう。

696年に創建され、ザルツブルク最古の教会といわれている「ザンクト・ペーター教会」。何度も改修を重ね、ロマネスク様式・バロック様式・ロココ様式などのさまざまな様式を取り入れた教会となっています。教会内にはフレスコ画 「十字架を背負うイエス」 「聖ペテロの生涯」などが描かれていますので、必見です。

ザルツブルクには偉大なクラシック音楽家モーツァルトの生まれた家がまだ残っています。この「モーツァルトの生家」では、モーツァルト直筆の貴重な手紙や楽譜が展示されています。

「モーツァルトの暮らした家」は、モーツァルトが17歳から7年間暮らした家です。現在は博物館になっていて、モーツァルトの生涯について詳しく知ることができます。モーツァルトが実際に使っていた楽器の展示されていますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

これまで紹介した観光名所以外にも、おすすめの観光スポットがまだまだあります。ここからは、「観光名所をほとんどまわったけれど、まだまだ遊び足りない！」という方へ、地元ザルツブルクの人にも人気のある観光スポットをご紹介します。

ザルツブルクで景色のよいスポットを探している方には、「メンヒスベルクの丘」がおすすめ。メンヒスベルクの丘からは、ザルツブルクの旧市街地とホーエンザルツブルク城塞を眺望でき、美しい街並みを堪能できます。映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地としても有名なスポットです。

ザルツブルク旧市街地には、さまざまな通りがあり、可愛らしいお店が立ち並んでいます。人気の観光名所「ゲトライデ通り」には、カフェやレストラン、雑貨屋さんなど、さまざまなお店が揃っています。それぞれのお店の看板が鉄細工で出来ていて、とても可愛らしいと評判です。

ビール好きの方に人気のあるスポット「アウグスティナー醸造所」は、1621年に誕生し、かなりの歴史を持つ醸造所です。醸造所にはビアホールが併設されていて、好きなだけビールを味わえます。シュニッツェルやウィンナーなどのオーストリアで食べておきたい軽食も販売されています。

ここからはザルツブルクを観光するときに食べておきたいおすすめのグルメを紹介します。美味しいスイーツからB級グルメまで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

オーストリア・ウィーン発祥の「ザッハートルテ」は、ウィーンでフランツ・ザッハ―が考案したチョコレートケーキ。「カフェ・ザッハー・ザルツブルク」では、オリジナルのザッハ―トルテをいただけます。お店も綺麗でゆっくりできますので、ぜひ足を運んでみてください。

ザルツブルクの山々という意味の「ザルツブルガ―ノッケル」は、ザルツブルクの郷土料理です。卵白を泡立てて作られたスフレ菓子で、ザルツブルクのレストランで食べることができます。甘いお菓子ですので、デザートが食べたいときにおすすめです。

「ボスナ」はスパイスがきいているホットドックのことで、ザルツブルクではB級グルメとして、とても人気があります。ゲトライデ通り33番の場所にある「バルカングリル」は、ザルツブルクで最も歴史のあるお店といわれていて、多くの観光客で賑わっています。

ここからは、ザルツブルクでおすすめのお土産をご紹介します。

オーストリア定番のお土産になっている「モーツァルトクーゲル」は、ザルツブルクにあるカフェ「フュルスト」で誕生したお菓子です。

どこのお土産屋さんにも、「モーツァルトクーゲル」は販売されていますが、オリジナルのものが欲しい場合には、ザルツブルクのゲトライデ通りにある「フュルスト」で販売されている青い包み紙のモーツァルトクーゲルを購入しましょう。

日本からザルツブルクへの直行便は、残念ながら出ていません。ザルツブルク空港へアクセスする場合には、フランスやドイツなどのヨーロッパの空港で乗り継ぐ必要があります。ザルツブルク空港から、ザルツブルクの街まではバスで30分ほどです。

オーストリアの首都ウィーンにいる場合には、オーストリア国鉄もしくはウエストバーン鉄道を利用すれば、主要時間2時間30分ほどでザルツブルクに到着します。

音楽の街といわれるオーストリアのザルツブルクには、たくさんの名所があります。モーツァルトの生まれた家や「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地を巡って、ザルツブルクを思い切り楽しんでみてください。