三徳山三佛寺の投入堂は鳥取県の国宝!登山のような参拝方法も紹介

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三徳山の雄々しい断崖に長年鎮座している三佛寺の投入堂は、鳥取県を代表する国宝のお寺です。参拝が登山のようになることでも有名な三佛寺投入堂は、そのダイナミックかつミステリアスな魅力で多くのファンから愛されています。今回は、三佛寺投入堂について紹介しましょう。

三徳山三佛寺の投入堂は鳥取県の国宝!登山のような参拝方法も紹介

目次

  1. 鳥取県・三徳山三佛寺の投入堂への参拝はまるで登山!
  2. 三徳山三佛寺の投入堂参拝の見どころ5選!
  3. まるで登山?三徳山三佛寺の参拝方法!
  4. 三徳山三佛寺の投入堂への所要時間・服装は?
  5. 三徳山三佛寺の投入堂へのアクセス方法!
  6. ガイド付きの三徳山三佛寺投入堂ツアーも人気!
  7. 三徳山三佛寺の投入堂に行ってみよう!

鳥取県・三徳山三佛寺の投入堂への参拝はまるで登山!

投入堂
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松葉ガニや二十世紀梨などの名産品や、雄大な鳥取砂丘などが全国的によく知られている鳥取県。そんな鳥取県では、登山感覚で参拝する三佛寺の投入堂も現在注目を集めています。

今回は、鳥取県三徳山にある三佛寺投入堂の魅力と共に、独特な参拝方法を具体的に紹介していきましょう。日本で最も参拝ルートが激しいとされる三佛寺投入堂に関心がある人は、ぜひ最後までしっかり確認してみてください。

三徳山三佛寺の投入堂参拝の見どころ5選!

投入堂
ftomiz

鳥取県の名峰三徳山の険しい崖に位置している三佛寺の投入堂。大自然と調和する荘厳な寺院であり、国宝として認められています。

参拝時には歩きにくい山道を行かなくてはいけません。しかし、投入堂の美しさや幻想的な山の景色は、道中の疲れを忘れさせるほどの感動を与えてくれるでしょう。

以下では、三佛寺の投入堂に訪れた時には、絶対に注目したい場所を5種類紹介したいと思います。参拝前に三佛寺投入堂の見どころを深く把握しておきたい人は、ぜひ注目してください。

①境内サービス「どくだみ茶」

三佛寺の本堂前では、投入堂から帰ってきた参拝客に対して、地元の名物であるどくだみ茶をふるまっています。無料でおかわり自由な嬉しいサービスなので、ぜひ利用してみましょう。

下山直後は大量の汗をかき、体内の水分が枯渇しやすいので、健康のためにも利用してください。どくだみ茶はカフェインフリーで、解毒効果や抗酸化作用が強い健康的なお茶です。

三徳山にも自生しているという「どくだみ」にも、興味が湧く魅力的なサービスでしょう。

②参拝登山の入り口「宿入橋」

参拝する際に山に入ると、すぐに目が引かれるスポットが「宿入橋」です。アーチ状の立派な朱色の橋で、神聖な山に入り、三佛寺の投入堂を参拝するという気持ちを引き締めてくれます。

宿入橋は結界とされている神秘的な橋で、その堂々とした姿からは守りのパワーを感じられるでしょう。ちなみに、その後すぐに大きな木の根が急斜面の崖を覆っている「カズラ板」というスポットが待っています。

参拝道中の難所とされている場所で、木の根っこに掴まりながら数mもの崖を登っていくのです。そのため、橋でしっかり気合を入れておきましょう。

③重要文化財「文殊堂」

三佛寺の投入堂の見どころには、文殊堂も挙げられます。重要文化財指定を受けているお堂で、参拝者は靴を脱いで実際に高台にあるお堂に入ることができるのです。お堂から見える山の景色は雄大で、過酷な山道を歩いてきた参拝者を爽快な気分にさせてくれます。

文殊堂は、室町時代に建造された舞台造りの貴重な建物です。高さ約500mの位置にあり、僅かな幅の底板しかない舞台部分からは、鳥取の山々や日本海を望むパノラマビューとスリルを楽しめるのです。

ちなみに、三佛寺の文殊堂に辿り着くには、鎖板と呼ばれる巨岩の難所を超える必要があります。垂れ下がっている鎖を頼りに大きな岩を登っていくので、ケガをしないように注意しましょう。

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④観音堂の参道「胎内くぐり」

三佛寺の投入堂で注目したい見どころには、観音堂の参道とされている「胎内くぐり」も挙げられます。三佛寺の観音堂は一度消失してしまったものの、江戸時代に鳥取藩主であった池田光仲が再建しました。

貴重な岩窟の中にあるお堂といて、保護文化財として手厚く保護されている観音堂の付近に、胎内くぐりスポットがあります。暗く細い洞窟内の通路を進むことで、生まれ変わることができると信じられているのです。

この胎内くぐりを終えた後には、すぐに三佛寺の投入堂に到着します。投入堂の参拝前に、胎内くぐりを体験しておくと、より晴れやかな気持ちに浸れるでしょう。

⑤美しい重要な日本建築「国宝 投入堂」

三佛寺の観音堂を抜けると、最大の目的地である投入堂に到着です。三徳山の荒々しい崖の上に鎮座している投入堂には、安全確保のために入ることはできません。少し離れた位置から参拝しましょう。

崖の縁にある洞窟と一体化したかのような外観の投入堂は、懸崖造りという建築様式で建てられています。平安時代に建てられたという記録が残っていますが、具体的な建築方法は解明されていません。

修験道を生み出したとされる役小角が、その特別な力でお堂を洞窟に投げ込んだというダイナミックな伝説が、名前の由来となっています。日本で最も古い懸崖造りのお堂なので、参拝後はぜひじっくりその姿を目に焼き付けてみてください。

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まるで登山?三徳山三佛寺の参拝方法!

三徳山
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 三佛寺の投入堂の参拝時には、登山に慣れていない人にとっては少々辛いと思われるような険しい道を通ります。登山のような参拝道中は、三佛寺の投入堂の最大の特徴と言えるでしょう。

三佛寺の投入堂を参拝してみたい人には、事前にしっかりと参拝方法や参拝ルートを確認しておくことをおすすめします。以下では、その参拝方法を細かく取り上げていきましょう。

①本堂で安全祈願

三佛寺の投入堂の参拝前には、参道の入り口付近で出迎えてくれる本堂で道中の安全祈願を行いましょう。三佛寺の参道を抜けたら、入山料を納経所で払います。

その後、石段を上がって境内のいくつもの立派な宿坊用の建物を見学しつつ、本堂で静かに手を合わせましょう。本堂を守る七福神の可愛らしい地蔵にも手を合わせて、幸運を祈ってみてください。

②投入堂参拝登山の受付所へ

三佛寺の本堂での祈願を済ませたら、投入堂参拝者用の受付所に向かいます。投入堂までは足場の悪い山道の参道が続くので、受付所では参拝者の安全のために厳しいチェックが行われるのです。

特にしっかり確認されるポイントは靴と服装とされています。山道が歩きにくいと思われるサンダルやヒールを履いている参拝者は、参拝を断られることもあるでしょう。

また、神聖な投入堂の場には合わないとされる派手な服装をしている人も、参拝を止められる可能性があります。参拝道中での事故の防止や、投入堂の雰囲気を守るためのチェックなので、参拝を希望する時はしっかり受けるようにしましょう。

ちなみに、受付所では登山向きの藁草履が販売されています。藁草履であれば参拝は許可されるので、靴が原因で参拝許可を得られない場合は、ぜひ藁草履に履き替えてみてください。

藁草履は下山後に記念品として持ち帰る人も多いようです。

③投入堂まで気を付けながら登山

受付所で最終チェックと必要な情報の記帳を終えると、いよいよ三佛寺の投入堂に向かってスタートします。投入堂までの参道は、かつては修験者たちの修業の場でもありました。

そのため投入堂までの参道には、カズラ板や鎖板などの、アスレチックのような難所もいくつか存在しています。頻繁に足場の安全を確認して、注意しながら進んでいきましょう。

盲目であった修験者が20段積んだ瞬間に、視力を取り戻したという伝説のある石段「開眼の二十段」は、道中にぜひ見学してみてください。

④下山は事故が多いので注意をする

三佛寺投入堂を参拝した後は、日が暮れる前に速やかに下山しましょう。しかし、下山中は気が緩みやすい上に、足を踏み外して転倒してしまいやすくなっています。

実際に下山中の事故が多いため、登った時と同じように足場に細心の注意を払いながら下山してください。下山後は必ず受付所に戻り、帳簿に下山時刻を書き入れます。参拝者には輪袈裟も貸し出されるので、輪袈裟も忘れずに返却してください。

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三徳山三佛寺の投入堂への所要時間・服装は?

登山
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三佛寺投入堂参拝には、どのような服装で行くべきか悩む人もいるでしょう。また、所要時間もしっかり把握しておきたい人も多いと思います。以下では、三佛寺の投入堂参拝にかかる時間や、相応しい靴や服装などを詳しく取り上げていきましょう。

三佛寺投入堂の参拝での心配事を減らしたい人は、ぜひ以下の点に注意して準備を進めてください。

所要時間2時間程度

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三佛寺の投入堂をじっくり参拝するには、約2時間ほど時間がかかることが予想されます。難所のある登山道を上り下りするので、登山に慣れていない場合は、所要時間がもう少し長くなることを覚悟しておきましょう。

登山に慣れている人であれば、90分ほどで参拝を終えることも可能です。しかし、ゆったりとした気分に浸ることも投入堂参拝の醍醐味なので、あまり時間を気にせず、自分の体力に合ったペースで歩くようにしましょう。

相応しい服装や靴について

登山
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三佛寺投入堂の参拝時には、服装や靴に細心の注意を払いましょう。参拝前に必ず立ち寄る受付所では、参拝時の安全や投入堂の参道を守るために、特に服装と靴が念入りにチェックされます。

ヒールや薄いサンダルなどの歩きにくいデザインの靴や、参道を傷つけやすいスパイク付きの運動靴などは避けましょう。受付所では参拝しやすい藁草履が1つ700円で購入できるので、靴に問題がある場合は履き替えることをおすすめします。

また、投入堂の参拝の際には、厳かな雰囲気に合わない派手で露出の多い服装も相応しくありません。神聖なパワーの集まる場所に訪れるということを意識して、服装を選ぶようにしましょう。

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三徳山三佛寺の投入堂へのアクセス方法!

交通
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三佛寺の投入堂には、バスや車でのアクセスがおすすめです。倉吉駅から乗車できる路線パスに乗り、「三徳山駐車場行」のバス停を目指します。約40分ほどの乗車時間を予想しておきましょう。

バス停からは徒歩約3分ほどで三佛寺の本堂に辿り着きます。また、車で向かいたい場合は、中国自動車道の院庄ICから179号線国道に降り、約50分ほど運転すると三佛寺に到着できるでしょう。

三佛寺付近には、無料の駐車場が3カ所ほどあります。バス停の近くにある広い駐車場には、トイレも完備されているので、参拝登山前にはぜひ利用してください。大型車も駐車できるので、安心して参拝に向かえます。

ガイド付きの三徳山三佛寺投入堂ツアーも人気!

ツアー
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三佛寺の投入堂をより安全、かつ知的に楽しみたい人には、ガイドが付いている「三徳山三佛寺投入堂ツアー」の利用がおすすめです。お寺周辺の宿泊施設や旅行会社などが企画運営しているツアーで、山に詳しいガイドと数人の仲間と共に安心して登ることができます。

ガイドスタッフからは三佛寺の希少な建物の歴史や、登山しやすくなる豆知識などを教えてもらえるでしょう。森林セラピストの資格を持っているガイドスタッフも存在するので、より深く三佛寺を堪能できます。

ツアーの参加には予約が必要なので注意しましょう。また、1人でも予約可能です。平均往復時間は約2時間で、ツアーの平均料金は1人約6,500円となっています。精進料理のランチサービスが付いているツアーもあるので、ぜひ様々なツアーを比べてみてください。

三徳山三佛寺の投入堂に行ってみよう!

今回は、三徳山の崖にあり、日本で一番参道が険しいとされる三佛寺投入堂について、詳しく取り上げました。ミステリアスかつ野性味のある雰囲気で、多くの人を惹きつけ続けている三佛寺投入堂。

多くの修験者達からも親しまれてきた参道は、現代人にはかなり険しく感じられますが、その魅力に触れれば参道での登山も良い思い出に変わるでしょう。三徳山三佛寺投入堂に訪れる予定がある人は、ぜひ今回紹介した情報を参考にして、参拝する準備を整えてみてください。

住所

鳥取県東伯郡三朝町三徳1010

電話番号

0858-43-2666

拝観時間・定休日

8:00~15:00 雨天時積雪時入山禁止

拝観料

大人800円 小中学生400円

駐車場の有無

有り

アクセス

倉吉駅からバスで約40分

バス停「 三徳山駐車場行 」から徒歩3分

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