三十三間堂の御朱印・御朱印帳の所用時間や場所は?種類や値段も紹介
京都の三十三間堂は、御朱印や期間限定の御朱印帳があるということでとても人気です。御朱印の種類や御朱印長の種類、値段について紹介します。さらには、アクセス方法や年中行事についても詳しくまとめましたのでチェックしてみてください。
目次
三十三間堂の御朱印・御朱印帳について紹介!
三十三間堂は京都府京都市東山区三十三間堂廻町にある仏堂で、正式名称は蓮華王院本堂と言います。この記事では、三十三間堂の御朱印や御朱印帳について詳しく説明していきます。
三十三間堂で御朱印を貰いたいという方は、ぜひ参考にしてください。
三十三間堂へのアクセス
三十三間堂の住所は、京都府京都市東山区三十三間堂廻り657です。京都駅から三十三間堂までの距離は直線距離で1キロほどなので、アクセスはかなりしやすい場所にある仏堂になります。
京都駅から三十三間堂へは、市バスが便利です。市バス100,206,208系統に20分ほど乗って、博物館三十三間堂前バス停で下車してください。バス停からすぐの場所に三十三間堂があります。
京都駅から電車で三十三間堂まで行く方法は、JR奈良線に乗って東福寺駅で京阪本線に乗り換え、その後七条駅で下車してください。七条駅から7分ほど歩くと三十三間堂に着きます。
京都駅から三十三間堂へ電車で行こうとすると、距離はそこまでないのに乗り換えが多くなって面倒なので、やはり市バスが便利になります。京都駅からタクシーを拾うと10分ほどで着き、1000円前後の料金がかかります。
三十三間堂の営業時間と入場料
三十三間堂の営業時間は4月〜11月15日が8時~17時となっています。入場料は一般が600円、高校生・中学生が400円、子供が300円です。
3月〜11月16日の営業時間は、9時~16時となっています。入場料は4月〜11月15日と変わりません。三十三間堂は年中無休でやっていますが、受付終了は30分前なのでご注意ください。
時期 | 時間 | 料金 |
4月1日〜11月15日 | 8時~17時 | 一般600円 高校・中学400円 子供300円 |
11月16日〜3月31日 | 9時~16時 | 一般600円 高校・中学400円 子供300円 |
三十三間堂の御朱印が頂ける場所と受付時間は?
ここからは、三十三間堂の御朱印が頂ける場所と受付時間について説明していきます。三十三間堂で御朱印を頂きたいという方はチェックしてから行くようにしてください。
御朱印の場所
三十三間堂で御朱印を頂けると場所は、三十三間堂の内部・中央にあります。神社や寺院で御朱印をいただく場合、入口や外で頂くことが多いですが、三十三間堂は内部なので注意してください。
場所を詳しく説明すると、三十三間堂の内部に千手観音立像・風神雷神像・二十八部衆立像があるのですが、千手観音座像の近くに納経所がありそこで御朱印が頂けます。
三十三間堂の観音様や仏様に十分にお参りしてから御朱印を頂くようにしてください。
御朱印の受付時間
三十三間堂の御朱印の受付時間は、三十三間堂の営業時間と同じになります。
御朱印を頂く時には300円かかるので、お金を用意して御朱印を頂きたい場所の御朱印帳を開き、納経所で受付の方に「御朱印をお願いします。」とお金と御朱印帳を渡しましょう。
三十三間堂の御朱印は、押し印・手書きの墨字の御朱印となっています。とても味わい深い御朱印です。御朱印を受け取ったらお礼を言うようにしましょう。
三十三間堂の御朱印の種類や値段
ここからは、三十三間堂の御朱印の種類と値段について説明していきます。三十三間堂の御朱印は1種類ではないので、こちらをチェックしてみてください。
洛陽三十三札所観音巡礼第17番札所の「大悲殿」
三十三間堂は、洛陽三十三観音巡礼の札所の1つです。
洛陽三十三所観音巡礼とは、平安時代末期に後白河上皇が巡礼が困難な西国三十三所観音霊場に変えるものとして、平安京の京域内にある観音仏の中から定めたのが起源といわれています。
洛陽三十三所観音巡礼は、応仁の乱などによって社寺の焼失や荒廃があったため衰退してしまいました。しかし、江戸時代に再興されて、2005年には改めて札所を定め今の洛陽三十三観音巡礼が完成しました。
洛陽三十三札所観音巡礼第17番札所の「大悲殿」は、大いなる慈悲の力で救済する観音菩薩を祀るお堂のことを言います。
「大悲殿」の御朱印を頂く時の料金は300円です。
洛陽三十三札所観音巡礼第17番札所の「御詠歌」
洛陽三十三札所観音巡礼第17番札所のもう1つの御朱印は、「御詠歌」です。
御詠歌とは寺々を巡拝する人がそこの仏をたたえてうたう歌で、三十三間堂の御詠歌は「数ふれば長き三十の三つの間に御法の声は数勝りして」というものになっています。
「御詠歌」の御朱印を頂く時の料金は300円です。
三十三間堂の御朱印帳の種類や値段
ここからは、三十三間堂の御朱印帳の種類や値段について説明していきます。
三十三間堂オリジナルの御朱印帳
三十三間堂にはオリジナルの御朱印帳があります。三十三間堂の御朱印帳には、本堂がデザインされていてとても素敵です。三十三間堂の御朱印帳の色は2種類あって、赤と紺があるため好きな色を選んでみてください。
三十三間堂の御朱印帳の値段は、1000円です。
先ほども説明したように、三十三間堂は洛陽三十三所観音霊場の札所でもあるので、巡礼用の御朱印帳を用意することをおすすめします。
三十三間堂で期間限定の御朱印帳
ここからは、三十三間堂の期間限定の御朱印帳について説明していきます。春限定のものと秋限定のものがあるため、三十三間堂の期間限定の御朱印帳が欲しい方はぜひチェックしてみてください。
春限定の2種類の御朱印帳
三十三間堂の期間限定の御朱印帳で春限定のものは、桜のイメージである淡いピンクのものと、うぐいす色の2種類があります。通信などで販売はしていないので、三十三間堂に足を運んだ人しか手に入れることはできません。
そのため、毎年春限定の御朱印帳が発売される2月頃に三十三間堂に足を運んで、手に入れてください。販売されているか不安な方は実際に三十三間堂に問い合わせると良いです。
三十三間堂の春限定の御朱印帳の値段は、1000円です。
秋限定の2種類の御朱印帳
三十三間堂の期間限定の御朱印帳で秋限定のものは、「紅葉」と「イチョウ」の2種類があります。この2種類の中では、毎年「イチョウ」の方が人気で、すぐに売り切れてしまうようです。
欲しい方は、三十三間堂に早めに行って手に入れることをおすすめします。販売は10月頃からなので、自分が行くときにまだあるか不安な方は問い合わせてみると良いでしょう。
三十三間堂の秋限定の御朱印帳の値段は、1000円です。
三十三間堂の行事と見どころを紹介!
ここからは、三十三間堂の行事と見どころを紹介していきます。三十三間堂に行って行事にも参加したいという方は、チェックしてみてください。
1月中旬に行われる「通し矢」
三十三間堂では1月中旬に「通し矢」という行事があります。「通し矢」は晴れ着や袴姿の新成人の男女が、長いお堂にそって矢を的に当てる競技大会です。
三十三間堂の本堂西側の軒下で行われるのですが、長さ約121メートルの距離を南から北に直径1メートルの的を狙って矢を射通す競技です。ただ、最近は60メートルの距離に矢を放つようになっています。
境内は晴れ着の選手で溢れ、毎年成人式のような華やかさとなるため、全国ニュースでも報道されています。「通し矢」に出ることが夢だったという新成人の人も多いようです。
「通し矢」自体は、江戸時代から行われている歴史的な競技大会です。「通し矢」は、江戸時代に全国から集まった武士が、三十三間堂で1日に何本矢を通したかを競ったのが始まりと言われています。
当日は三十三間堂が無料開放され、病気に効く聖水を授かる楊枝(やなぎ)のお加持もとても人気となっています。興味がある方はぜひ足を運んでみてください。
3月3日の「春桃会」
三十三間堂では3月3日に、「春桃会」という行事があります。
三十三間堂なので「三」が重なる3月3日に、桃の法会が行われているのです。「春桃会」は女性の病気や災いを避けるための法会で、限定の女性専用「桃のお守り」も授与されます。
3月3日は、三十三間堂の拝観料は無料になり、境内にはテントのなかで雛うどんやお寿司が食べられる場所もあります。興味がある方は、こちらもぜひ足を運んでみてください。
4月8日の「花まつり」
- 三十三間堂では4月8日に、「花まつり」という行事があります。仏教での「花まつり」とは「お釈迦さまのご生誕をお祝いする日」で、お釈迦さまの誕生日である毎年4月8日の前後に宗派に関係なく全国の寺院や地域でお祝いされているのです。
- 花まつりでは甘茶の接待が行われますが、この甘茶は八大竜王がお釈迦様の誕生を祝って産湯に甘露を注いだことに由来しています。
- 4月8日には、ぜひ三十三間堂の「花まつり」に参加して、お釈迦様のご生誕をお祝いしてください。
11月末頃の「紅葉狩り」
三十三間堂では、毎年11月末頃に紅葉が見頃になるため、この時期に「紅葉狩り」をする方は多いです。三十三間堂の紅葉は、本堂周辺と境内中心部の庭園で見ることができます。
紅葉している木の本数自体はそれほど多くないのですが、綺麗な紅葉はとても人気です。三十三間堂の紅葉がどれくらい色付いたのか知りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、色づき具合を確認する手段はありません。
そのため、三十三間堂の紅葉を一番色付いた時に見たいという方は、京都中心部の紅葉の色付き具合を確認すると良いでしょう。
その他行事一覧
毎月1日 観音経読誦会
毎月17日 大般若転読会
1月1日 修正会(新春祈願)
2月3日 節分会(福豆授与)
2月11日 初午祭(古札供養)
5月3日 開山忌(御影奉掛)
5月14日 五月会
8月23日 地蔵盆法要(菓子供養)
12月8日 成道会(三問一答)
時期 | 行事 |
毎月1日 | 観音経読誦会 |
毎月17日 | 大般若転読会 |
1月1日 | 修正会(新春祈願) |
2月3日 | 節分会(福豆授与) |
2月11日 | 初午祭(古札供養) |
5月3日 | 開山忌(御影奉掛) |
5月14日 | 五月会 |
8月23日 | 地蔵盆法要(菓子供養) |
12月8日 | 成道会(三問一答) |
三十三間堂の御朱印帳で期間限定のものは早めに手に入れよう
三十三間堂の御朱印や御朱印帳の種類・値段について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
三十三間堂では2種類の御朱印を頂くことができ、値段は300円です。御朱印を頂く場所は、他のお寺や神社とは違って内部になるので迷わないようにしてください。
御朱印帳は通常販売しているものが1種類、春限定の御朱印帳が2種類、秋限定の御朱印帳が1種類あるため全部で5種類あります。春限定の御朱印帳は毎年2月頃から販売され、秋限定の御朱印帳は毎年10月頃から販売されています。
春限定の御朱印帳は、「淡いピンク色」のものと「うぐいす色」の2種類です。秋限定の御朱印帳は「紅葉」と「イチョウ」の2種類で、毎年「イチョウ」が人気ですぐに売り切れてしまうので欲しい方は早めに行くようにすると良いでしょう。
御朱印帳は通信販売をしていないので、三十三間堂に足を運んで手に入れてください。
三十三間堂では年中行事がやっていますが、営業時間は4月〜11月15日と3月〜11月16日で違うので注意が必要です。4月〜11月15日の営業時間は8時~17時で、3月〜11月16日の営業時間は、9時~16時となっています。
入場料はどの時期でも変わらず、一般が600円、高校生・中学生が400円、子供が300円です。三十三間堂は年中無休でやっていますが、受付終了は営業終了時間の30分前なのでご注意ください。
三十三間堂へのアクセスは、京都駅から行くのであれば市バスが便利です。市バスで行く場合は、市バス100,206,208系統に20分ほど乗って、博物館三十三間堂前バス停で下車してください。
京都駅から三十三間堂まで電車で行くこともできるのですが、距離はそこまででないものの、電車だと乗り換えが多くなります。また、市バスであればバス停で下車してすぐ三十三間堂に行けますが、電車だと駅から徒歩で7分ほど歩く必要があります。
京都に行った際には、心を落ち着かせてくれる場所である三十三間堂にぜひ行ってみてください。