渋谷駅の喫煙所は？駅周辺や渋谷区でタバコが吸える場所も紹介

再開発を進め生まれ変わろうとしている渋谷駅周辺。まだまだこれからさらに景色が変わっていく段階ですが、それでも1日10,000人を超す人たちが訪れにぎわいを見せている街。

そんな渋谷でタバコを吸える場所は、愛煙家であれば覚えておきたいところです。喫煙が社会の常識になりつつある今だからこそ、マナーを守るために知っておいた方がいいでしょう。

渋谷駅周辺の喫煙状況について見ていきましょう

令和元年（2019年）4月から「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」が施行された渋谷区。さらに過ごしやすい街にすべく、方向性を定めています。

タバコに関しては「屋外の公共の場所では喫煙をしない」「タバコは決められた場所のみで吸うことができる」という「渋谷区喫煙ルール」を定めています。

渋谷区内の道路、公園、広場やその他屋外の公共の場所が、終日禁煙と定められた場所です。ただし、マンション内に併設された公園や店舗の敷地など、屋外であっても私有地内は規則対象外となっています。

渋谷区に委託された指導員が、それぞれのエリアで巡回しています。もし、禁煙エリアで喫煙した場合は、過料2,000円の罰金を科せられるのがルールです。

対象となっているのはタバコ葉を使用するものすべてで、通常のタバコの他、IQOS、glo、Ploomなど加熱式タバコも含みます。ただしタバコ葉を使用しない、電子タバコは規制対象外です。

渋谷駅西口とハチ公口から駅からでるとすぐに、街の象徴ともいえるスクランブル交差点の前へいくことができます。

交差点を渡り右へいけば公園通り、直進すればセンター街、左へいけば道玄坂、ガード下をくぐっていけば渋谷ヒカリエ方面と渋谷の中心地のどこへでもすぐにいけるのが西口とハチ公口です。

まずはそんな渋谷のスタートとしてふさわしい、渋谷駅西口からハチ公口のそばにある喫煙所から紹介していきましょう。

以前は渋谷の待ち合わせで有名な、ハチ公のそばに喫煙所がありましたが、子供やお年寄りが利用するということから撤去。現在、もっとも駅に近い喫煙所はモヤイ像の奥にあります。

全部で8個の大きな吸い殻入れがあり、壁際にコーヒーなどの自販機が2台あります。JRへの乗車もそばの階段を上ればすぐ、東急、京王バスのターミナルのそばということで多くの喫煙者が利用している喫煙所です。

ハチ公前からスクランブル交差点を道玄坂方面に渡った、歩道の角にある喫煙所。京王井の頭線の渋谷駅のマークシティ側から出てTSUTAYA方面に向かいスクランブル交差点の手前にあります。

以前はTSUTAYA前にもありましたが現在は撤去されたため、スクランブル交差点周辺で唯一の喫煙所となっています。20名ほどが入れるスペースに区切られた中に、複数の大型吸い殻入れが置かれている喫煙所です。

若者の街渋谷のシンボルでもある渋谷109。正面から右手の階段を上がったところに、ベンチのある喫煙所があります。ドリンクとタバコの自動販売機がある意外な穴場です。

おしゃれに自信がない人でも、店内を通るわけではないので安心していくことができます。109営業時間と同じく10時から22時まで利用可能です。

公園通り方面へ向かう途中の角にあるのが、西武渋谷店。そのA館8階のレストラン街に、喫煙所があります。レストラン街が営業している、11時から23時まで利用可能です。

渋谷モディ9階のレストラン街にも、喫煙所があります。平日11時、土日祝日は8時から23時まで利用可能です。食事目的の人がほとんどのため、喫煙所が混みあうことはありません。

渋谷ヒカリエがランドマークとなっている、渋谷駅東口エリア。再開発によってオフィスも増え、宮益坂には昭和の名残のある店もまだ残っています。そんな大人の雰囲気をもつ、渋谷駅東口エリアの喫煙所を紹介します。

渋谷駅東口をでて、宮下公園方面へ向かって横断歩道を渡った角にあるビックカメラ渋谷東口店本館前の喫煙所。ここがJR利用の場合、駅からもっとも近い喫煙所となります。

15人前後が入れるスペースで、ビルには映画館も入っていることから鑑賞後の一服に最適な場所です。

渋谷駅東口をでてすぐ正面にある渋谷ヒカリエ。館内は禁煙ですが、7階のカフェレストランフロア、8階ライフスタイル雑貨フロア、11階の会議室横にスモーキングルームが併設されています。

ショッピングや食事の際の利用はもちろん、ゆったりと過ごすことができる喫煙所なので、タバコを吸うだけでも利用価値ありです。とくに、7階のカフェレストラン街は23時まで使用できるのは、愛煙家にとってうれしい場所といえるでしょう。

渋谷109から右手へ進む道が文化村通り。以前は渋谷東急本店があったことから、「本店通り」と呼ばれていた道です。現在は大型店と小型店が軒を連ね、にぎわいを見せています。そんな、文化村通りの喫煙所を紹介しましょう。

文化村通りのH&Mの横に、吸い殻入れがひとつだけの屋外喫煙所があります。多くの人が行きかう場所だけに、周囲への配慮が必要です。混みあってはいても、吸い終わったタバコはしっかり吸い殻入れへ入れましょう。

文化村通りの右側の歩道を進んでいくと、品揃えが豊富なタバコ屋があります。そのお店の、販売カウンターの隣が喫煙所です。3人から5人ぐらいでいっぱいになってしまう狭さですが、タバコを買いすぐに吸えるメリットがあります。

渋谷を代表する百貨店は、「本店通り」という名称は消えても存在感を失っていません。その東急百貨店本店の8階レストラン街に、喫煙室があります。レストラン店内は全面禁煙となっていますが、愛煙家のためにスペースを作っています。

基本的にレストランの付属施設なため、混みあうことはありません。レストラン街の営業時間の、11時から22時30分まで利用可能です。少し駅から遠いですが、渋谷ヒカリエ前から無料の送迎バスが15分間隔ほどで巡回しています。もちろん食事やショッピングなど百貨店利用でなくても使用できます。

映画や絵画、演劇が楽しめる芸術の館Bunkamura。館内は禁煙となっていますが、1階に喫煙室が設けられています。こちらは無料で利用可能。芸術を楽しむ場所だけに、ゆっくりと時間が流れているような館内。一服する間だけでも、その雰囲気に浸ってはいかがでしょう。

渋谷109の左側を上がっていく坂が道玄坂。映画館やグルメスポットがあり、1日中多くの人でにぎわっているエリアです。そんな道玄坂周辺でタバコが吸える喫煙所を案内していきましょう。

道玄坂を上がり、裏渋谷通り国道246号線方面への道に分かれる交差点にある道玄坂上交番。そこから横断歩道を渡った向かい側の角に、屋外喫煙所があります。ファーストフードなど食事処が多く、昼食時などには食後の一服をする人たちが多く集まっている場所です。

カラオケルーム歌広場渋谷道玄坂店の向かい側にある、会議室やイベントスペースの貸し出しを行っているフォーラム8。利用者でなくても、4階の喫煙所を使用することができます。

9時から21時まで利用可能。係員は常駐していますが、4階は大ホールのあるフロアなため、普通に出入りができます。入りにくい雰囲気だからこその喫煙穴場スポットといえるでしょう。

大きなバスターミナルがあり、青山方面、横浜方面へ向かう車が行きかう国道246号線。その道に架かる道玄坂歩道橋の下に、大型吸い殻入れが1つ置かれたシンプルな喫煙所があります。

車道は混雑することの多い国道246号線ですが、歩道はオフィス街の間にコンビニがあるぐらいで歩行者は少なめ。屋外にあるシンプルな喫煙所でありながら意外にのんびりできるためか、愛用している人も多いといいます。コンビニでコーヒーを買い、休憩がてらの一服をするにはピッタリの空間となっているようです。

道玄坂のTOHOシネマズを通り過ぎて、左の路地を曲がると京王井の頭線の西口へ行くことができます。その手前にあるのがミニストップ道玄坂2丁目店です。

以前はコンビニの前に吸い殻入れがある事ことは普通でしたが、近年撤去が進み置いてある店は少なくなりました。渋谷のコンビニも例外ではありませんが、こちらは裏通りということもありまだ残されています。

今後撤去の可能性はありますが、タバコの販売もしているコンビニということもあり愛煙家としては継続しておいてほしいところです。

渋谷の街でもっとものんびりと、だれに遠慮することもなくタバコを吸えるのがMOVE LOUNGE 渋谷。タバコを販売しているJTが運営する、センター街の真ん中にある喫煙所です。

受付があり、ここで免許証などの提示をし年齢を確認してもらわなければなりませんが、それ以外は手続きなしで利用できます。テーブルにイス、空気清浄機も設置。無料とは思えないほど、カフェのような雰囲気を漂わせている喫煙所です。

愛煙家であれば、夏は涼しく冬は寒さをしのげるメリットもあり、休憩するだけでなく仕事をする人も見受けられます。

屋外だけでなく、店内禁煙の場所も多くなり愛煙家には肩身の狭い時代になっています。とくに多くの人が集まる都市は、その傾向が強いといえるでしょう。

ただ、そんな中でも渋谷は他の都市よりも喫煙所を各所に設け、愛煙家との共存を図っている街だといえそうです。それだけの気配りをしてくれている街だけに、マナーを守り決められた場所でタバコを吸うことが、気遣いに対する返礼となるでしょう。