タプロームはカンボジアの世界遺産!遺跡の見どころや周辺ホテルを紹介
アンコールワット遺跡群の一つであるタプローム。自然と一体化しつつあるその遺跡には非常に多くの見どころがあります。この記事では、そんなタプロームの見どころや観光に訪れる際のおすすめのホテルについて紹介します。カンボジア旅行を予定している人は参考にしてください。
目次
カンボジアにある世界遺産「タプローム」を紹介!
カンボジアを代表する観光スポットの一つに「アンコールワット」があります。その「アンコールワット」の周辺に遺跡群がある、ということをご存知でしょうか。その遺跡の中の一つに「タプローム」という世界遺産があります。
この記事ではそんな世界遺産にも登録されている「タプローム」の魅力やアクセス方法などを紹介します。カンボジアへの旅行を予定している人は是非参考にしてください。
そもそもタプロームとは?
世界遺産にも登録されている「タプローム」ですが、聞いたことがない、という人も多いかと思います。そこでここでは、そもそも「タプローム」とはどういう遺跡なのか紹介します。
アンコールワット周辺にある遺跡群の1つ
アンコールワットは世界的にも有名な為、知っている人も多くいるでしょう。そのアンコールワットの周辺には60以上もの遺跡群があります。アンコールワットとは9世紀から15世紀にかけて東南アジアで発展したクメール王朝時代の遺跡です。
仏教寺院として建てられた
タプロームは12世紀に仏教寺院として建設され、後にヒンドゥー教の寺院に改修されたといわれています。そのため、遺跡の至る所に仏教の名残が見られます。仏教とヒンドゥー教二つの特徴が色ごく残されている貴重な遺跡です。
トゥームレイダーの撮影に使われた
トゥームレイダーとは2001年に制作された、主人公である「ララ・クロフト」が世界各地にある遺跡で冒険を繰り広げる、というアクション・アドベンチャーです。アンコールワット遺跡はそんな映画の撮影の舞台としても使用されたことがあります。
タプロームの見どころを紹介!
タプローム遺跡は現在ではそのほとんどが崩壊しています。しかし、今なお高い人気を誇るのは様々な魅力があるためです。ここではそんなタプロームの見どころについて紹介していきます。
遺跡を飲み込む「カジュマル樹木」
カジュマル樹木に飲み込まれそうになっている、ところもタプロームの見どころの一つです。カジュマルとは亜熱帯から熱帯地域に分布するクワ科の植物で、大きいタイプで20mを超えるものもあります。
タプロームはそんな巨大な樹木に飲み込まれそうになっているのです。樹木を撤去して遺跡を保護する、という運動も考えられましたが、自然の雄大さの尊重として現在では遺跡を保護するような運動は行われておりません。
無数の財宝がはめ込まれていた「エコーの祠堂」
タプロームの中央祠堂の付近にはエコーが響くとされる祠堂があります。声はもちろん、胸を叩くことでも音が反響する、不思議なエコーが響く祠堂で人気が高い場所の一つです。建設当時は無数の宝石や財宝が壁や天井にはめ込まれていたそうです。
しかし、現在ではそのような財宝は残っているはずもなく、ぽっかりと穴が空いているだけ、となっています。
根の中にある「デヴァター像」
デヴァター像とは女性をモデルにした石像で、一つ一つ表情や形が異なります。当時の踊り子や女官などがモデルとされていたらしく、その美しい姿に癒されるでしょう。しかし、現在は大半が修復がままならないほどまで崩壊してしまっています。
また、残されているデヴァター像も木の根っこに覆われてしまい、全体像が見られる像はほとんどありません。
タプローム周辺で宿泊におすすめのホテル3選!
タプローム観光を楽しむにはタプロームから近い場所にあるホテルに宿泊することをすすめします。ここからはそんな、タプローム周辺で宿泊できるおすすめのホテルを3選で紹介します。
綺麗で過ごしやすい「リンナヤ アーバン リバー リゾート」
タプローム遺跡から車で約30分という距離にあるホテルが「リンナヤ アーバン リバー リゾート」です。カンボジア国内でも発展している都市であるシェムリアップのほぼ中央に位置しています。
カンボジア様式の家具や薄型テレビや様々なアメニティがそろっている過ごしやすいホテルです。また、自転車のレンタルやレンタカーなどもできるため、タプロームへ非常に行きやすくなっています。タプローム観光を予定している人にはおすすめのホテルです。
住所 | Acha Sva Road, Street 20 |
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電話番号 | +855 63 967 755 |
アクセス | シェムリアップ国際空港から車で約20分 |
雰囲気の良いホテル「ヘリテージ スイーツ ホテル」
「ヘリテージ スイーツ ホテル」もシェムリアップ州の中央付近にあるホテルで、ベンツでの空港からの送迎、部屋は広くプールやサウナが完備されており、食事もおいしく、日本人でも安心して食べることができます。
しかし、日本語が通じるスタッフがいないため、ある程度の言葉を理解しておく必要があります。英語は通じるため、英語が喋れる人にもおすすめのホテルです。全体的に高級感があり、雰囲気も良いため、観光にはおすすめのホテルです。
住所 | Wat Polanka, Slokram Village |
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電話番号 | +855 63 969 100 |
アクセス | シェムリアップ国際空港から車で約20分 |
モダンでおしゃれなホテル「シンタ マニ ホテル」
「シンタ マニ ホテル」は内装がモダンでおしゃれなホテルとして高い人気があります。全体的に落ち着いた雰囲気に包まれており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。スタッフのサービスの質も高く、多くの人から高い評判があります。
アンコールワット遺跡にも近くタプロームへの観光の人には特におすすめのホテルです。
住所 | Shinta Mani Angkor Junction of Oum Khun and 14th Street |
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電話番号 | +855 63 964 123 |
アクセス | シェムリアップ国際空港から車で約20分 |
タプロームの行き方は?
カンボジアを代表する観光スポットの一つであるアンコールワット遺跡群ですが、どのように行くのがおすすめなのでしょう。ここからはそんなタプロームを含むアンコールワット遺跡群へのおすすめの行き方について紹介します。
空港からホテルまでの移動方法
タプロームへの観光の際にはシェムリアップ国際空港が拠点となります。しかし、空港からシェムリアップ市街までは公共交通機関がほとんどなく、タクシーやトゥクトゥクなどを利用する必要があります。
トゥクトゥクやバイクタクシーを利用する際には料金メーターがないため料金交渉が必要となるため、言葉が分からない人にはおすすめしません。そのため、空港からホテルまではタクシーを利用することをおすすめします。
また、ホテルによっては送迎してくれるホテルもあるため、送迎を利用することも移動手段の一つです。
ホテルから遺跡までの移動方法
ホテルから遺跡までの移動手段ですが、基本的になんでも構いません。ホテルのスタッフに相談すれば移動手段を確保してくれることもあるため、自分で移動手段を決めにくい、という人はホテルのスタッフに相談してみましょう。
また、遺跡群を回る際にも移動手段を確保する必要があるのですが、これはトゥクトゥかカーチャーターを利用することをおすすめします。レンタサイクルを利用する手段もありますが、ホテルから遺跡までの往復で30km以上は走ることになるため、あまりおすすめしません。
住所 | Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap |
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営業時間・定休日 | 7:30~17:30・無休 |
料金 | 1日券・37$ 3日券・62$ 7日券・72$ |
アクセス | シェムリアップ中心地から車で約30分 |
所要時間 | 最低でも2日は必要 |
自然と共存するタプローム遺跡を見に行こう!
タプローム遺跡は樹木に浸食されかけている珍しい遺跡です。そんな遺跡には、かつて栄えていた頃の歴史や自然の雄大さなど、様々な見どころがあります。また、遺跡観光の拠点となるシェムリアップの街からの移動手段もあり、比較的容易に移動することができます。
カンボジアを代表する観光スポットの一つのため、カンボジアに訪れた際には是非タプローム遺跡に足を運んでみてください。