やな川(岐阜)で鮎料理を食べよう!名物グルメのメニューを紹介
やな川は岐阜県にある鮎料理専門店で、採れたての鮎をいろいろな料理で楽しめるため人気店となっています。この記事ではやな川で食べられる名物グルメのメニューをご紹介します。やな川の特徴やアクセス方法も合わせてご紹介するのでチェックしてみてください。
目次
岐阜にある鮎料理のお店「やな川」について紹介!
「やながわ」というと九州にある柳川をイメージしますが、今回ご紹介するのは岐阜県にある「やな川」です。「やな川」は岐阜県本巣市にある鮎料理の人気店です。鮎の宝庫と言われる根尾川の畔にあり、採れたての新鮮な鮎をいろいろな食べ方で楽しめるため、遠方から訪れる方も多くいます。
この記事では岐阜の鮎料理専門店「やな川」について詳しくご紹介をしていきます。やな川の特徴から名物グルメのメニュー、アクセス方法まで幅広くご紹介するので、岐阜旅行の際の食事場所としてぜひ検討してみてください。
「やな川」とはどんなお店?
「やな川」はどのようなお店なのでしょうか。やな川の「やな」は漢字では「梁」と書きますが、採れたばかりの新鮮な鮎を味わえる川のお食事処という意味合いになります。まずは「やな川」というお店自体の特徴について詳しくご紹介をしていきます。
シーズン中のみ新鮮な鮎料理が味わえる
「やな川」は一年中営業しているお店ではなく、6月下旬〜10月末のシーズン中のみ営業しているお店です。鮎と言えば暑い夏の風物詩でもあります。6月~7月にかけて鮎漁が解禁となり、体長12cm~15cm程度の若鮎が多く採れます。7月~8月にかけては、脂も乗って成魚となった体長20cm程度の鮎が採れます。
8月以降の夏が終わる頃になると、産卵するために川を下るので子持ち鮎が採れたり、川を下り始めた落ち鮎が採れたりします。鮎としては旬を過ぎており、卵に栄養を取られるため、身も骨もボロボロになっていることが多いですが、魚田や煮びたしにはおすすめです。
眺めの良い場所にある
「やな川」は根尾川沿いに位置しており、夏の暑さも忘れるくらい涼やかなせせらぎをゆったりと楽しめます。周りは山々に囲まれており、山々と根尾川のコントラストも素晴らしい場所にあります。
川の両岸もしくは片岸に列状に杭や石などを敷設して水流を堰き止め、誘導されてきた鮎などの魚を捕獲する仕掛けを「やな」と言いますが、根尾川の片岸にもやなが設けられており、シーズン中は鮎のつかみ取りや川遊びを楽しむこともできます。大自然の中での貴重な体験ができるでしょう。
やな川でおすすめのメニューは?
それでは実際に「やな川」で食べられるおすすめの鮎料理メニューをご紹介していきましょう。鮎をいろいろな食べ方で楽しめるので、お得感も味わえます。ぜひ自分好みの鮎料理や鮎の食べ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
鮎料理を味わうならこれ「鮎のフルコース」
鮎料理を丸ごと存分に楽しみたいなら、「鮎のフルコース」がおすすめです。鮎専門店でしかできない鮎づくしのラインナップになっており、3,850円(税込)で食べられます。付出し・鮎刺身・鮎塩焼き・鮎フライ・煮物・魚田・鮎雑炊のコースで提供されます。
コースで足りない場合は、それぞれ単品で追加注文もできるようになっています。各々の鮎料理について詳しく見て行きましょう。
①鮎のお刺身
鮎のお刺身は新鮮な鮎を存分に楽しめる食べ方です。採れたての鮎を生きたまま調理しています。鮎独特な風味が漂い、コリコリした食感とプリっとした弾力を口の中で楽しめます。
②鮎の塩焼き
鮎の塩焼きは鮎料理としては定番で、鮎と言えば鮎の塩焼きを食べないと始まらないという方も多いでしょう。川でのバーベキューなどでもよく食べられている美味しい食べ方です。皿に2匹乗っているので、そのまま豪快にかぶりつく食べ方で鮎をたっぷり楽しみましょう。
香ばしい香りとほくほくとした身の旨味をシンプルな塩味が引き立ててくれます。希望すれば自分で鮎を焼くこともできます。ヒレと尻尾には多めに塩をかけ、表を4分・裏を4分程焼くのが美味しく焼けるコツなので、ぜひチャレンジしてみてください。
③鮎の雑炊
鮎の雑炊はしめにぴったりの一品です。醤油味のおすましに鮎の身を小さくほぐして散りばめています。鮎の出汁がしっかり利いており、生姜の香りがほんのりと香るため、ほっとさせてくれる味わいです。
④鮎のフライ
鮎のフライはお皿に2匹乗っており、鮎の旨味を閉じ込めてカラッと揚げています。子供でも美味しく食べられるのでおすすめです。揚げ立てを提供しているので、サクサク感が消えないうちに早めにかぶりつきましょう。
⑤鮎の赤煮
鮎の赤煮は醤油・酒・みりん・実山椒などを入れて煮た鮎料理の一つです。鮎の甘露煮とも呼ばれています。皿に鮎が2匹乗っており、モロコの佃煮が添えられています。
鮎にしっかり甘みが染みており、どこか懐かしさを感じるような味わいを楽しめます。お土産として購入する方も多くおすすめです。夏が過ぎると腹に卵を抱えた子持ち鮎に変わり、かなり大きな鮎になるので1匹のみとなります。
⑥鮎の魚田
鮎の魚田は鮎の味噌田楽のことを言います。焼いた鮎に濃厚な味噌がたっぷりかかっており、甘辛い赤味噌は東海地方の伝統でもあります。皿に2匹乗っています。鮎の魚田となる鮎も希望すれば自分で焼かせてもらえるのでぜひチャレンジしてみてください。
やな川に訪れる際は川遊びや鮎つかみ体験もおすすめ!
「やな川」は鮎料理を提供する食事処ですが、鮎つかみ体験もでき、家族連れで楽しめるのでおすすめです。やな漁が8月1日に解禁となるため、8月1日に鮎つかみ体験もスタートとなります。シーズン中はとても混み合い鮎つかみ体験をできないこともあるので事前にお店へ連絡して確認しましょう。
根尾川に設置されているやなへ素足で入ります。そうするとやなにピチピチとしぶきをあげながら鮎が掛かってくるので、その鮎を頑張って掴み取りましょう。手で掴むと活きの良い鮎は手の中で踊り出し、アトラクション感も抜群です。小さい子供でも体験できるので、ぜひ親子でチャレンジしてみましょう。
鮎つかみ体験と合わせて根尾川では川遊びも楽しめるので一石二鳥です。普段なかなか味わえない大自然の中の清流を存分に満喫できるでしょう。
やな川の基本情報とアクセス
最後にやな川の基本情報とアクセス方法をご紹介していきます。やな川は6月下旬~10月末までの期間限定オープンということを覚えておきましょう。この期間中は無休で営業しており、朝11:00に開店します。お昼時はとても混み合うので、早めに入店できるように到着すると良いでしょう。
アクセス方法ですが、公共交通機関を使う方法をご紹介します。東京方面・大阪方面から向かう場合は名古屋駅が起点となるので、東海道新幹線の名古屋駅で乗り換えます。JR東海道本線に乗り換え、大垣駅まで行きます。大垣駅で樽見鉄道に乗り換え、神海駅で下車します。
名古屋駅から大垣駅までは約35分、大垣駅から神海駅までは50分弱となります。大垣駅は東海道本線の終点となることが多く、また樽見鉄道の始発となることから乗継はスムーズにできるでしょう。神海駅からは徒歩10分程でやな川へ到着します。
住所 | 岐阜県本巣市神海986-1 |
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電話番号 | 0581-32-5260 |
営業時間・定休日 | ※6月下旬~10月末の期間限定オープン 営業時間:11:00~20:00(金曜のみ11:00~15:00) 定休日:6月下旬~10月末は無休 |
平均予算 | ランチ:5,000円~5,999円 ディナー:5,000円~5,999円 |
アクセス | 電車の場合: 樽見鉄道樽見線「神海」駅より徒歩10分 車の場合: 東海北陸自動車道「岐阜各務原I.C」より車で約1時間 名神高速道路「岐阜羽島I.C」より車で約50分 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL |
「やな川」で鮎料理を食べよう!
鮎料理専門店「やな川」についてご紹介をしてきました。旬の鮎を存分に楽しめるお店で、鮎つかみ体験も楽しめるため、とても満足度の高い食事処です。鮎つかみ体験を家族で楽しんだ後、鮎のフルコースを食べるとより美味しく感じるでしょう。夏の岐阜旅行では鮎料理を取り入れてみてはいかがでしょうか。