赤福の賞味・消費期限は?冷凍・冷蔵保存のどっちが日持ちするのかも紹介
伊勢の名物として有名な赤福。とても美味しいのですが、賞味期限が短いことでも知られています。そこでこの記事では、赤福の賞味期限や消費期限、日持ちする保存方法などをご紹介していきます。また、赤福をアレンジしたレシピも合わせて見ていきましょう。
目次
赤福の賞味期限・消費期限について紹介!
伊勢神宮をお参りした後のお土産といったら、多くの人が伊勢名物赤福を思い浮かべるのではないでしょうか。美味しいあんこと柔らかいお餅が絶品の和菓子です。でも、賞味期限が短いため日持ちがせず、お餅がすぐに固くなったりして、本来の味が損なわれてしまいます。
だからといって、一人や少ない人数であれば、一気に全ての赤福を食べきることが難しいケースがあります。せっかくですから、日持ちがする美味しいうちに、全ての赤福を味わってしまいたいものです。
そこでこの記事では、赤福の賞味期限・消費期限や赤福を日持ちさせる方法などをご紹介していきます。合わせて、赤福が美味しく食べられるアレンジレシピもまとめてみました。正しく賞味期限や保存方法を理解して、日持ちが可能なうちに美味しい赤福を楽しみましょう。
赤福の賞味期限・消費期限は?
赤福は、柔らかなお餅をこしあんで包んだ和菓子です。伊勢神宮を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどっています。現在から約300年前に誕生した歴史があるお菓子で、三重県伊勢市のお土産として、古くからたくさんの人たちに愛され続けています。
赤福は、伊勢神宮の近くにお店を構える本店で買えます。そのほかにも、伊勢市内の支店や高速道路のサービスエリア、駅の売店などでも手に入れられます。
そんな人気の赤福ですが、賞味期限や消費期限が短いことで、あまり日持ちがしないこと知られています。果たして、どれくらいの賞味期限・消費期限があるのでしょうか。
赤福の消費期限が短い理由
赤福の賞味期限や消費期限を語る前に、まずは、賞味期限と消費期限の違いを見てみましょう。賞味期限とは、箱や袋などを開封せず、買ったままの状態で決められた保存方法を守った上で、美味しく食べられる期限を指します。
一方、消費期限は、賞味期限と同じく、買ったままの状態で決められた保存方法を守り、安全に食べられる期限をいいます。
そのこと踏まえた上で、赤福の消費期限が短い理由を見てみましょう。赤福は、密閉され容器を使わず、折箱と呼ばれるお弁当箱のような容器に直接盛られています。そのためすぐに乾燥しやすく、さらに生物であることから、消費期限が短いといわれています。
季節によって賞味期限・消費期限が変わる?
それでは、赤福の賞味期限や消費期限はどれくらいあるのでしょうか。先ほど、賞味期限と消費期限の違いをご紹介しました。実際、赤福に記載されているのは消費期限だけであり、賞味期限の記載はありません。
実は、赤福は季節によっ消費期限が異なります。記載されている赤福の消費期限を見てみましょう。赤福の消費期限は、夏期は二日間、冬期は三日間と記されています。つまり、寒い冬よりも暑い夏の方が、消費期限が1日短くなります。
したがって、実際に記載はありませんが、赤福の賞味期限についても、冬期よりも夏期の方が短いと考える方が普通です。いずれにしても、生物であり乾燥しやすいことを考えれば、1日でも早く日持ちがするうちに食べたほうが、赤福の本来の風味が楽しめるでしょう。
赤福の開封後の賞味期限・消費期限は?
それでは、赤福を開封してしまったら、どれくらいの賞味期限や消費期限があるのでしょうか。赤福本体や赤福のホームページを確認しても、開封後の賞味期限や消費期限について触れられてはいません。
それは、開封してしまえば、人によっては常温保管をしたり、冷蔵庫に入れたりと保存方法が異なります。さらに、保存時の気温や湿度などによっても、美味しく食べられたり、安全に食べられる賞味期限や消費期限が異なることが考えられます。
開封前の消費期限の短さや、一度開封すれば空気に触れてしまう容器であることを踏まえれば、開封後の賞味期限・消費期限は、夏期で半日、冬期で1日くらいと考えておきましょう。
それくらいの短い期間の方が、たとえ開封後であっても、美味しいうちに赤福が食べられる可能性があります。開封後の賞味期限や消費期限はあくまでも目安なので、それぞれの自己判断で食べる・食べないを決めてください。
赤福を日持ちさせる保存方法は冷凍がおすすめ!
このように、賞味期限や消費期限が短い赤福。保存料を使わない生物で、なおかつ、開けてしまえば空気に触れやすい折箱に入っているので、時間が経てばあっという間に柔らかいお餅が固くなり、あんこが乾燥してしまいます。
開封してしまったけれども残ってしまい、食べきれなくて捨てるのはもったいない。でも、残った赤福を美味しく食べるために、赤福を日持ちさせる保存法はないのでしょうか。
実は、赤福は冷凍保存が可能です。次に、赤福の冷凍で保存する方法や、冷凍した赤福の解答方法をご紹介します。合わせて、冷蔵保存には向いていない理由もご紹介します。
これらのことさえマスターすれば、長い期間に渡って、赤福本来の味を楽しめます。ぜひ、あなたも試してみてください。それでは、赤福をいつまでも美味しく食べるための、冷凍で保存する方法をご紹介します。
赤福を冷凍で保存する方法
まずは、赤福を折箱から取り出して、一つ一つラップに包みます。さらに、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で保存する方法です。そうすれば、買ってきたままの品質を保ちながらの保存が可能になります。
ただし、一つ一つラップに包むのが面倒だからといって、折箱ごと冷凍庫に入れるのは、あまり感心できません。
なぜなら、折箱ごと冷凍庫に入れる事で、食べる時に一つ一つ取りにくくなったり、冷凍庫から取り出した段階で、残りの分を全て食べなければならないからです。
そのためにも、たとえ面倒であっても、残った赤福は一つ一つ丁寧にラップで包むなどして、正しい方法で冷凍保管するようにしましょう。
冷凍した赤福の解凍方法
冷凍した赤福のベストな解凍方法は、やはり自然解凍です。夏場であれば、食べる前日に冷蔵庫に入れ替えれば、翌日には程よく解凍された赤福が食べられます。また、冬の寒い時期であれば、そのまま常温に戻せば問題なく、美味しい赤福が食べられます。
それでも、どうしても今すぐ赤福を食べたい。あるいは、解凍するつもりが解凍することを忘れていたという人には、電子レンジで加熱することをおすすめします。電子レンジで約20秒から30秒で解凍できます。
ただし、あまり長い時間加熱すると、あんの部分が焦げてしまうことが考えられます。また、家庭によっても電子レンジが異なるので、様子を見ながら追加で温める方が、失敗することなく赤福を温められるでしょう。
赤福を冷蔵で保存してはいけない理由
冷凍保存が可能であれば、赤福は冷蔵保存できないかと、考える人も多くいるのではないでしょうか。結論からいえば、赤福の冷蔵保存はあまりおすすめできません。それには、はっきりとした理由があります。
なぜなら、冷蔵庫が赤福の水分を吸収してしまうからです。それにより、あんこがパサパサになったり、お餅が固くなってしまいます。赤福本来の味を楽しむなら、冷蔵保存は避けて、冷凍保存することがおすすめです。
仮に冷蔵庫で保存しても、赤福には保存料が含まれていないので、劣化するスピードを抑えることが難しいことが予想されます。
そして、冷蔵庫の保存することであんこやお餅の風味が損ねられてしまうので、良かれと思って冷蔵庫に入れても、せっかくの赤福が台無しになってしまいます。冷凍保存を好まないのであれば、なるべく早く食べきることが肝心です。
お店の味をおうちでも!赤福のアレンジレシピ
残った赤福の保存方法は、冷凍保存が適していることが理解できました。でも、冷凍保存の場合、赤福を一つ一つラップに包むという手間が生じます。さらに、食べる時には、自然乾燥がおすすめなので、食べたい時にすぐに食べることができません。
また、冷蔵保存の場合は、冷蔵庫が赤福の水分を吸収するため、あんこがパサパサになったりあんこが固くなります。そのため、買った時のような美味しい赤福の味を楽しむことができません。
それなら、残った赤福にちょっと手を加えて、さまざまなレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。もちろん、解凍後の赤福でもつくることができます。また、間違って冷蔵保存してしまい固くなった赤福を美味しく食べられるレシピも含まれています。
夏季限定で味わえる「赤福氷」
暑い夏の日におすすめなのが、「赤福氷」です。抹茶のシロップと赤福のこしあん、お餅がミックスされ、和風かき氷さながらの絶妙なハーモニーを奏でてくれます。赤福を取り扱う一部のお店では、夏季限定でこの赤福氷を取り扱っています。
いつまでも置いておくと氷が溶けてしまうのはもちろん、せっかくの柔らかいお餅が固くなります。出来上がったらすぐに食べ始めることをおすすめします。
◎赤福氷のつくりかた
「材料」
・赤福:2つ
・氷:適量
・抹茶シロップ:適量
器に赤福を置き上からかき氷を入れて、抹茶シロップをかけるだけのシンプルなレシピです。かき氷の中に、後から赤福を入れるものオッケーです。氷と赤福を混ぜながら、両方の味がマッチする絶品かき氷を楽しめます。
冬季限定で味わえる「赤福ぜんざい」
寒い冬におすすめなのが、こちらの「赤福ぜんざい」です。まるで、寒い冬に温かいお汁粉を食べているかのような、ホットな気分になることができます。
こちらのレシピも、赤福を取り扱う一部のお店で提供されています。寒い日の伊勢神宮のお参りの帰りなどに味わえば、かじかんだ体や心がスーッとほぐれるのを感じられるでしょう。
◎赤福ぜんざいのつくりかた
「材料」
・赤福:2つ
・お湯:適量
こちらのレシピも作り方は超簡単です。赤福2個をお椀に入れて、適量のお湯を注ぐだけで出来上がりです。赤福のお餅はとてもキメが細かいので、ぜんざいとしても、とても美味しくいただけます。
こちらの赤福ぜんざいなら、たとえ開封後の時間が経ってしまい、多少風味が損ねられても、美味しく食べられます。ぜひ、お試しください。
賞味期限対策!簡単な赤福のアレンジレシピ
最後に、賞味期限対策に有効な、赤福を使った簡単アレンジレシピを4つご紹介します。
簡単シンプル!「赤福×アイス」
暑い夏にぴったりなのが、こちらの「赤福×アイス」です。赤福とバニラアイスを使ってパフェ風にいただきます。赤福のあんことバニラアイスを上手に絡めながら、2つがミックスした味を楽しみましょう。
◎赤福×アイスのつくりかた
「材料」
・赤福:2つ
・バニラアイス:適量
器に赤福2個とバニラアイスを乗せるだけの簡単アレンジレシピです。バニラアイスのほかにも、抹茶アイスやストロベリーアイスなど、お好みの材料で試してみてください。あなただけのオリジナルメニューを完成させましょう。
バターを塗ってのせるだけ!「赤福×トースト」
赤福とトーストの異色のコンビがミックスした味わいが楽しめるのが、こちらの「赤福×トースト」です。まるで、名古屋名物小倉トーストを彷彿とさせます。ボリュームがあるので、朝食として朝の忙しい時間でも簡単に食べられます。
◎赤福×トーストのつくりかた
「材料」
・赤福:2つ
・食パン:1枚
・バター:適量
トースターで焼いた食パンにバターを塗って、赤福2個を乗せるだけで簡単につくれるアレンジレシピです。忙しい朝にもおすすめです。厚切りパンを使えば、もっとボリュームたっぷりな朝食が楽しめます。
トッピング次第で味変も楽しめる「赤福×ヨーグルト」
赤福とヨーグルトという、一見ミスマッチとも思える材料を合わせてみました。これが意外と、思った以上に合うので、ぜひ試してみてください。お好きなフルーツなどをトッピングすれば、さらにアレンジが広がります。
◎赤福×ヨーグルトのつくりかた
「材料」
・赤福:2つ
・プレーンヨーグルト:適量
赤福2個とヨーグルトを混ぜ合わせただけの簡単アレンジレシピです。バナナなどのお好きなフルーツをトッピングしたり、グラノーラやきな粉などを合わせても美味しくいただけます。あなたの好きなアレンジを見つけてください。
日数がたっていても大丈夫!「赤福×ココア」
開封後に固くなった赤福でも使える、賞味期限対策にぴったりなアレンジレシピです。こちらも一見ミスマッチに思われますが、食べるとその味に十分納得できます。寒い冬などにぜひ試してみてください。
◎赤福×ココアのつくりかた
「材料」
・赤福:2つ
・ココア:適量
・牛乳:適量
あらかじめ、赤福はこしあんとお餅を別にしておきます。そして、こしあん・ココア・牛乳を電子レンジで温めて、最後にお餅を入れば完成です。
赤福の正しい賞味期限・消費期限を理解して赤福を味わおう!
いかがでしたか。赤福の賞味期限や消費期限、また、それらの短い理由、赤福を日持ちさせる保存方法などをご紹介してきました。
また、赤福は賞味期限や消費期限が短いですが、さまざまなアレンジレシピお活用すれば、最後まで無駄なく美味しく赤福を食べることができます。ぜひ、今回の記事を参考にして、残った赤福を日持ちをさせて、美味しく赤福をいただきましょう。