アメリカの治安の悪い都市ワーストランキング!アメリカ州の危険地域を紹介
アメリカは世界中の憧れを集めた国です。アメリカ内の治安はエリアごとにも多少の違いがあり危険地域も存在しています。一方で観光がしやすい治安が良い地域もあるでしょう。アメリカの治安が悪い都市を中心にチェックし旅行に向いているエリアもチェックしてください。
目次
アメリカの危険な都市・地域をランキングで紹介!
銃社会のアメリカは、日本よりも圧倒的に治安が悪い国というイメージがつけられることもあります。しかし、2019年12月現在、アメリカは基本的には治安が悪い国ではありません。
外務省の発表によると、全土において危険レベルがついていません。ただ、場所によっては殺人などの凶悪犯罪が起きています。銃を使った強盗事件が多発している地域もあります。
基本的には治安が悪い国ではありませんが、その中でも治安が不安定だと思えるぐらい事件が勃発している都市もあるのです。アメリカを旅行したい人に向けてアメリカの地域ごとの治安を紹介します!
アメリカの治安の悪い都市ワーストランキング【第20位~第16位】
アメリカで治安が悪い都市の20位~16位を紹介します。このエリアではどんな犯罪が多いのかも見ておきましょう!
第20位.オクラホマ州タルサ
のどかな風景が多いオクラホマ州の中でも比較的都市部であるタルサは、暴力事件が多いため治安が不安視されています。夜中に寝ていると宿泊場所のドアを何者かに叩かれていたという人もいます。
また、宿泊先のドアを急に開けられたという被害もあります。住居に侵入して物を盗むという犯罪も多く観光客も狙われることがあるでしょう。
第19位.カンザス州ウィチタ
航空機産業が有名だったり、食品加工工場が多い都市です。カンザス州の最大の都市とも言われています。あまり日本人には知られていないため観光に訪れることもない可能性も高いでしょう。
しかし、この地域で多いのは婦女暴行です。他にも窃盗事件も多々起きています。治安が悪いと言われる地域の中でも、特に暴行事件が目立つので注意しましょう。女性の一人歩きはとても危険なのでやめてください。
第18位.ニューヨーク州バッファロー
カナダとの国境付近にある都市です。カナダは比較的治安が良い国なので、カナダの影響で治安が悪いというのはほぼないでしょう。
しかし、治安が悪いために富裕層が郊外に出てしまい、廃墟化されたエリアもあって雰囲気もとても悪いでしょう。
車がボコボコにされたり、タイヤが盗られたりなどのトラブルも多く発生しています。車内に荷物を載せていると、窓ガラスを割られて盗まれる可能性もあるでしょう。
第17位.イリノイ州シカゴ
シカゴは、人気都市の1つですが、特にダウンタウンから遠いエリアは危険があります。銃による事件が多発しているエリアなので、行くと巻き込まれて負傷する可能性が高いので注意してください。ダウンタウンでもスリなどの窃盗は多くあります。
電車内や駅周辺においても治安が不安定で窃盗事件が多発しています。また、ユナイテッドセンター付近や、チャイナタウン付近のエリアも犯罪発生率が高いと言われています。
人気がいない場所や、裏路地などには入り込まないようにしてください。麻薬による犯罪や、性犯罪なども起きているため夜間の一人歩きもしないようにしましょう。
第16位.テキサス州ヒューストン
発展が見られる都市で、日本人も暮らしています。しかし、殺人事件も多く、暴力事件なども多発している治安が比較的悪い地域としても有名です。
強盗や恐喝や窃盗事件の他、空き巣なども発生しています。特に、サードワードという地域では、事件が多く恐喝されることもあるでしょう。相手が武器を持っていることが多く危険です。
大きな空港があったり、バスや電車も発達しているため、便利がいい都市ではあります。経済発展もしているものの、夜間になるとかなり治安が悪くなるので気をつけましょう。
アメリカの治安の悪い都市ワーストランキング【第15位~第11位】
アメリカの治安が悪い都市15位~11位です。行きたいと思っている都市がある場合は、どの都市の治安を詳しくチェックしましょう!
第15位.ミネソタ州ミネアポリス
歓楽街があり、麻薬などの犯罪が多い場所です。また、エイズの感染も問題になっています。歓楽街で風俗に行く人や、麻薬の注射器での感染も考えられます。
強姦においては、アメリカ国内でも多い都市です。財産を狙った犯罪も起きているため、色んな犯罪に警戒しなければならない危険エリアです。
実は、昔は治安が良いと言われていた地域でもあります。そのため、治安が良いと信じて訪れる人もいるでしょう。今の治安をしっかりと調べて訪れる必要があります。
第14位.アラスカ州アンカレッジ
田舎町の1つなので、のどかな雰囲気で犯罪も少ないように思えますが、実は治安が悪い都市です。ここは、若者も多く、男性が女性よりも多い場所です。過去に比べて犯罪発生率は低下していますが、治安が良くなっているわけではありません。
多い事件には、強盗や傷害、暴行があります。また、冬は暗くなるのが早いため治安の悪化を促し、犯罪率が高くなっています。
特に、マウンテンビュー地区やスピナード地区は近づかないようにしましょう。夜は酔っ払いによる犯罪も起きています。
第13位.テネシー州ナッシュビル
犯罪が増加している都市です。ここでは、銃や武器を使用した犯罪や、強姦がとても多く起きています。また、犯罪組織がいるエリアもあり、銃や薬物の密売も行われています。
人通りが少ない場所や、夜になると路上強盗や車上強盗、車上荒らしなども多発しています。また、住民同士のいざこざも多く喧嘩が勃発することもあるでしょう。
治安改善のために警察が動いているため、今後の治安改善の期待はできるものの、今のところは危険が潜んでいます。
第12位.ルイジアナ州ニューオリンズ
パレードなどの人が集まるイベントなどで銃撃事件が起きています。また、ギャングが存在する都市で、ギャング同士が対立して抗争することもあるでしょう。
さらには、強盗や強姦、殺人、傷害事件などは増えています。観光客が巻き込まれるトラブルもあるので危険都市と考えていたほうがいいでしょう。
フレンチクォーター内は比較的安全ですが、それ以外の場所は夜間には近づかないのがベストです。スリなどの窃盗にも気をつけてください。
第11位.カリフォルニア州オークランド
治安の悪化が心配されている都市の1つです。特にウエストオークランドは治安が悪いと言われる地域です。オークランドで起きている凶悪事件には殺人事件があり、殺人事件が多いエリアなのです。
一時期は、全米ナンバー1の治安の悪さとも言われていました。暴力犯罪も多々起きており、アメリカに住んでいる現地の人でもオークランドは治安が悪いと認識しています。
比較的安全と言われているニューヨークに比べると、倍近くの犯罪が起きている地域です。人が多いニューヨークに比べて倍以上の犯罪があるというのは、それだけで治安の悪さを示していることになるでしょう。
アメリカの治安の悪い都市ワーストランキング【第10位~第6位】
アメリカで治安が悪いと言われている都市10位~6位を紹介します。20位ぐらいに選ばれた都市の治安が良く思えるほど治安が悪いと感じる都市もあります。
第10位.インディアナ州インディアナポリス
自動車産業のイメージが強い都市ですが、経済が衰退したことで貧困層が増えました。そのためか、犯罪発生率が高くなっています。
薬物犯罪、銃を使った犯罪も増えました。この地域では、犯罪を犯して捕まった人がまた犯罪をすることが多いため、犯罪者の抱えている問題が解決されないままでいることも問題になっているでしょう。
また、暴行事件から殺人事件に発生した事件も多発しています。婦女暴行事件も多いため、女性の一人旅はここではしないようにしてください。
第9位.カリフォルニア州ストックトン
農地のイメージが強い都市です。しかし、財政難が問題になり破綻した都市でもあります。財政難により犯罪が増え、警察不足も起きました。
殺人事件は少ないものの、起きています。ストックトンで多い事件は暴行や強盗です。時には性的犯罪もあるので危険です。
貧困がとても問題になっている都市なので、貧困層は貧困線以下の人が多く、都市の雰囲気にも影響を与えているでしょう。
第8位.ニューメキシコ州アルバカーキ
バルーンフェスタがあるアルバカーキには、観光客が集まる時期もあり活気付いているように見えるでしょう。しかし、雇用率が悪く教育水準が低い地域でもあり、ここでは暴力事件が多発しています。
貧富の差が激しいために起きている事件もあります。アルバカーキに行ってしばらく滞在していたら、殺人事件や強盗、窃盗事件など何かしらの事件が毎日起きていると言われています。
また、ホームレスも多いため治安をより悪くしているでしょう。警察の人手不足も不安視されています。警察の人手不足ということは、治安が悪いのに環境整備ができないことを意味しているのです。
第7位.オハイオ州クリーブランド
都市の全体が治安が悪いわけではないものの、一部の治安はとても悪いと言われています。10年近く監禁されていたという事件もクリーブランドで起きました。
ここは、貧困層が集中している地域があったり、教育水準が低い地域もあります。ドラッグなどの薬物犯罪や、暴行犯罪なども多々起きています。
貧困や教育不足により、犯罪が起きているのはアメリカの国としての大きな問題でもあります。このエリアは、アメリカの問題点を多く持っているのです。
第6位.ミズリー州カンザスシティ
一時期はマフィアの存在がこの地域を牛耳っていたと言われるほど治安が悪化していました。現在はマフィアも少なくなっているものの、富裕層が郊外に移動したことにより治安が不安視されています。
薬物の違法取引き、違法のナイトクラブ、暴行事件なども多かった背景があり、現在でも治安がそんなに回復していません。
ギャングやマフィアが少なくなっても、事件が起きているため、血の気が多い人が集まることも考えられます。
アメリカの治安の悪い都市ワーストランキング【第5位~第1位】
アメリカの治安が悪いと言われている都市の5位~1位です。ここに選ばれる都市は、とても治安が悪いため、観光でもあまり訪れないほうがいいでしょう。
アメリカに在住している人も治安が悪いために近づかないエリアです。
第5位.ウィスコンシン州ミルウォーキー
アフリカ系アメリカ人が多い都市です。ウィスコンシン州の中でも、ミルウォーキーは発展し、工業が盛んなエリアです。しかし、貧困層による犯罪が多発しています。
ギャングも多くいて抗争も起きています。貧困層によるストライキや、観光客を狙ったスリなどの窃盗も多発しているため、大いなる注意が必要です。
ここ最近、治安が悪化した都市でもあります。殺人事件も多くなっている地域です。
第4位.テネシー州メンフィス
治安が悪いとずっと懸念されている都市です。一時期は警察の動きで治安が改善傾向にもありましたが、現在はまた不安視されています。ここは、殺人や強盗、強姦の事件が多く起きています。
また、ギャングも存在し、ギャング同士の対立や抗争もあります。ギャング組織による薬物や銃器の密売もあるので、雰囲気も怖いと感じる都市でしょう。
第3位.ミシガン州デトロイト
犯罪発生率がとても多くアメリカ国内で最も治安が悪い都市の1つです。デトロイトでは、再開発ができておらず廃墟になっているエリアには危険が潜んでいると言われています。殺人や強盗、強姦の危険性があるでしょう。
また、デトロイトは財政難に陥っており、生活が困窮している人や仕事が満足にできずに低賃金で困っている人もいます。そのため、スリや窃盗にも注意が必要でしょう。
治安が安定している地域もありますが、デトロイトで危険な地域は多くの犯罪が起きているため、危険地域を把握した行動をしてください。
第2位.メリーランド州ボルチモア
殺人、強盗、傷害、性的暴行、窃盗などの事件がとても多い都市です。また、2015年にはボルチモア暴動というものが起きています。これは、黒人男性が刃物を持っていたために白人警官に逮捕されたことがきっかけで起きました。
黒人男性に対して暴力的にも見える逮捕の仕方をしたために、黒人男性が亡くなったのです。ボルチモアは黒人が多く住んでいることから警察の扱いに対して住民が激怒したのです。
住民が警察や国に対して不信感を高めている都市なので、暴動が激しくなることもあり危険です。観光中に暴動に巻き込まれると負傷することもあるため近づかないことです。
第1位.ミズーリ州セントルイス
セントルイスでも白人警察官が黒人男性を射殺したことで暴動が起きています。アメリカでは、人種差別と捉えられたことに対しては暴動が激しく起きるのです。また、貧困層も多くいます。
セントルイス内での貧富の差も激しく、貧困層が多い地域は薬物犯罪や、銃犯罪というのが多々起きています。高級住宅街付近は比較的安全ですが、それ以外は犯罪が毎日のようにあると考えてください。
一部はスラム街になっており、暴力事件も増えています。殺人の発生率は減ってはいるものの、国内でも高い水準なので治安の悪さの原因になっているでしょう。
アメリカの治安の良い都市ランキングTOP7
アメリカ内で特に治安が安定している都市について紹介します。有名都市が多く、人気の観光都市も多々あるため、旅行のときには是非ここで紹介する都市を中心に訪れることをおすすめします。
第7位.マサチューセッツ州ボストン
アメリカの有名都市の1つであるボストンは、比較的治安が良い地域が多く安定しています。街並みが美しいため、昔ながらのアメリカを感じたい人も訪れるでしょう。
ボストンでは、様々な犯罪が減少傾向にあります。しかし、銃を使った犯罪は増えているので注意も必要です。ただ、強盗事件は大幅に減っているため観光客の危険度も下がっていると言えるでしょう。
第6位.テキサス州エルパソ
メキシコの国境が近い地域なので治安が不安視されることもあるでしょう。メキシコ麻薬戦争などの影響があるのではないかとも言われています。しかし、そんなに治安が悪い場所ではありません。
アメリカ国内の犯罪率に比べると、3割近く犯罪が少ないと言われています。しかし、2019年には銃乱射事件が起き、死亡した人もいます。治安は良好ではあるものの、銃を使った事件が横行する可能性があることも覚えておきましょう。
第5位.カリフォルニア州ロサンゼルス
ハリウッドで人気の都市であるロサンゼルスは、比較的治安が良く、観光するのも楽しい場所です。ロサンゼルスでは、普通に観光している分には危険な目に遭う可能性が低いため、日本人旅行者も多くいます。
ダウンタウンやサンタモニカなどでは、貧困層が多くホームレスがいたりと治安が悪い雰囲気を醸しだしているエリアも確かにあります。また、スラム街もあるのでそこには立ち寄らないようにしてください。
ロサンゼルスは有名観光地を巡り、危険と言われているところに行かなければとても安全に過ごすことができます。外国人観光客も多く、賑わっている都市でしょう。
第4位.ネバダ州ラスベガス
カジノとか夜の街のイメージが強いラスベガスですが、治安は良好です。特に観光エリアでは治安が良いと言われているため、観光目的でラスベガスを楽しむ分には心配しすぎる必要はないでしょう。
しかし、チャイニーズシアター周辺ではスリなどの窃盗に気をつけなければなりません。ストリップ大通り沿いは治安がとても良く夜でも安全と言われているので、そういうエリアを観光するようにしてください。
ダウンタウン地区などでは、麻薬や窃盗も多くなります。警察による警戒も強くなっていますが、気をつけましょう。
第3位.カリフォルニア州サンノゼ
アメリカ国内で、日本人が多い場所です。犯罪発生率も下がっている場所なので旅行に向いている都市でしょう。日本人向けの飲食店もあるので、過ごしやすいエリアです。
ただ、車を狙った窃盗などが起きている都市でもあるので、荷物への警戒心は高めてください。さらには、詐欺も多発しています。あまり人の話を信用しないことが大切です。
殺人事件も0ではありません。アメリカ国内ではとても治安が良いですが、日本よりは警戒心が必要だと思って過ごせば問題ないでしょう。
第2位.カリフォルニア州サンディエゴ
とっても治安が良いと言われているサンディエゴは、昼間は一人歩きもできるほど安全と言われています。殺人事件などの凶悪犯罪は、アメリカ国内でも少ないと見ることができるでしょう。
しかし、サンディエゴは人気がある都市で、観光客も多く訪れます。そのため、空港などでのスリや置き引きという窃盗事件には注意しなければならないでしょう。
夜間の治安は不安が残るため外出は控えたほうがいいですが、それ以外は比較的安全な観光を楽しむことができます。ラホヤダウンタウンなどのエリアは、サンディエゴ内でもさらに治安が良いと言われています。
第1位.ニューヨーク州ニューヨーク
意外にもアメリカ国内でとても治安が良いのがニューヨークです。ニューヨークは世界的にもアメリカにとっても大都市であり治安が悪いとアメリカの面子も丸つぶれになるでしょう。そのため、警察による治安維持にも力が入れられています。
ただ、アメリカは銃社会なので、日本以上の警戒は必要です。銃による事件が起きることもあります。しかし、夜も比較的人が多く賑やかであり、日中の治安も問題ないでしょう。
スリや窃盗被害も注意していれば防げるはずです。女性だけのグループでも昼間は歩いて過ごすこともできるほど治安は良好です。
アメリカ旅行は治安が悪い地域に注意しよう!
アメリカは危険が多い国というイメージもあれば、自由で世界一大きな大都市で人々も充実した生活を送っているというイメージもある国です。そう考えると、アメリカは両極端のイメージを持たれていることが多いでしょう。
そのイメージ通り、治安が良い都市と悪い都市に綺麗に分かれています。基本的には経済発展していて、教育水準が高い都市は治安が良いでしょう。また、富裕層が多い都市も治安が安定しています。
しかし、一方で貧困や教育に問題がある地域には暴力や性犯罪、麻薬犯罪、殺人事件も勃発しています。エイズが心配となるエリアもあるほどです。アメリカを旅行するときは治安が良い場所を堪能するようにしましょう!