ケイジャン料理とは?レシピや東京で味わえる人気のお店も紹介
ケイジャン料理とは、アメリカ南部ルイジアナ州のニューオリンズで生まれた料理のことを言います。この記事では、ケイジャン料理やケイジャン料理のレシピ、東京でケイジャン料理を味わうことのできる人気のお店について紹介していきます。
目次
ケイジャン料理について知ろう!
ケイジャン料理は、ジャンバラヤなどがおなじみの料理でアメリカ南部のルイジアナ州・ニューオリンズで生まれた料理です。この記事では、ケイジャン料理について詳しく説明していきます。
そもそもケイジャン料理とは?
ここからは、そもそもケイジャン料理とはどのような料理なのか、詳しく説明していきます。
アメリカ南部の料理
ケイジャン料理は、フランスやスペイン・アフリカの国の食文化が、アメリカ南部ルイジアナ州のニューオーリンズでで混ざり合って生まれた料理です。ルイジアナ州のニューオーリンズは、アメリカの中でかなり独特な文化を持っている都市です。
これは、ルイジアナ州ニューオーリンズがもともとフランス領だったことが関係しています。フランス領だったため他の州とは違った文化が生まれて、それが現在も引き継がれているのです。
料理には文化が出やすく、ニューオーリンズで生まれたケイジャン料理は、ルイジアナの伝統料理として世界中で好まれています。
「ケイジャン」という言葉は、祖先が北米東部のアカディア地方に入植したフランス人の直系で、イギリス人によってアカディアから追放され、最終的にアメリカのルイジアナ州南部に永住した人々を指しています。
アカディア人を意味する英語「アケイディアン」から「ケイジャン」に転じていったようです。
ケイジャンがフランス人の直系ということからも分かるように、ケイジャン料理にはフランス料理の要素も入っています。色々な国の歴史や文化が合わさることによって、ケイジャン料理は生まれました。
スパイスが効いた味付け
ケイジャン料理は、全体的にとてもスパイスが効いた味付けとなっています。ケイジャン料理に使われる代表的なスパイスは「ケイジャンスパイス」と言われています。ケイジャンスパイスに使われているスパイスの内容を紹介していきます。
食塩、チリパウダー、ガーリック、胡椒、バジル、オニオン、唐辛子、パプリカ、クミン、オレガノ、セロリシード、タイム、調味料(アミノ酸)
まず、パプリカはケイジャンスパイスの基本となるもので、入れすぎても問題ありません。唐辛子は、辛いのが苦手な人は少量か、除いてしまってください。クミンは入れすぎるとカレー風になるので注意しましょう。
他には、コリアンダーやガーリック・オレガノ・タイム・グローブは香りが強いスパイスになるので、好みに合わせて調整してください。シナモンが入っていることも多いです。
また、オレガノ・タイムを入れないとカレー風味に近くなることがあります。タイムやグローブはお肉や魚などの臭いを消してくれるので、臭いが気になる時におすすめです。
タイムやグローブは強烈な香りで肉や魚貝類のにおいを消してくれるものです。
ケイジャン(アカディア人)は裕福ではなかったため、野生動物を食べることが多かったのですが、その野生動物は風味・味に癖があるものが多かったと言います。その野生動物を美味しく食べるために生まれたのが、ケイジャンスパイスです。
ケイジャン料理とクレオール料理の違いは?
ケイジャン料理もクレオール料理の違いについて詳しく説明していきます。ケイジャン料理もクレオール料理は、どちらも発祥はアメリカ南部のルイジアナ州です。
ケイジャン料理は庶民的な料理ですが、ケイジャン料理は対照的で都会的な料理となっています。
クレオール料理は、お肉よりもシーフードの料理が多くなっています。ケイジャン料理とクレオール料理の違いが一番出ているのが、ルーです。
ケイジャン料理のルーはラード・オイル・小麦粉から作られているのに対して、クレオール料理のルーはバター・小麦粉から作られています。
ケイジャン料理にはトマトはほとんど使われていませんが、クレオール料理は大量のトマトを使っています。
ケイジャン料理とクレオール料理はトマトを使っているか使っていないかで見分けることができると言う人もいます。
代表的なケイジャン料理のレシピを紹介!
ここからは、代表的なケイジャン料理のレシピを紹介していきます。
人気のメニュー「ジャンバラヤ」
日本人にも好まれている「ジャンバラヤ」は、ケイジャン料理の人気メニューです。ジャンバラヤは、お肉と玉ねぎやパプリカなどの野菜をたっぷり入れて、チリペッパーなどの香辛料を入れて作られます。
パエリアがピリ辛になったような味で、クセになる味なので一度食べると何度も食べてしまうと言う方は多いです。冷蔵庫の余り物などでも作ることができるので、とてもおすすめです。
とろみのあるスープ料理「ガンボ」
ケイジャン料理の「ガンボ」はとろみのあるスープ料理です。ガンボはケイジャン料理ですが、クレオール料理風に作られることもあります。ガンボをクレオール料理風に作る場合は、トマトが使用されています。
ガンボはルイジアナにある食材でブイヤベースを作ろうとしてできた料理という説もあり、家庭ごとに作り方のバリエーションがある料理です。
ガンボの作り方ですが、チキンやソーセージを煮込んで、オクラでとろみをつけています。ガンボのとろみは、オクラのねばりから出ています。
ガンボは、ニューオリンズ近辺で主食とされているお米ともとても合うので、好まれています。お米だけでなく、パンと一緒に食べることもあります。
ガンボの語源も、アフリカでオクラを意味する「Kingombo(キンゴンボ)」から来ているという話があります。
スパイシーな味付けが絶品「ケイジャンチキン」
「ケイジャンチキン」は、スパイシーな味付けが絶品のケイジャン料理です。
「ケイジャンチキン」は、ケイジャンスパイスがたっぷりまぶされたチキンをオーブンで焼き上げたもので、とてもスパイシーなチキンです。ビールなどのお酒に合うので、お酒好きの方にとてもおすすめです。
現地の方達はケイジャンチキンを手づかみ・素手で持って食べるので、ぜひ現地流の手づかみで食べてみてください。
ケイジャンのサンドイッチ「ポーボーイ」
ケイジャン料理「ポーボーイ」は、ケイジャンのサンドイッチです。「ポーボーイ」の語源は「Poor Boy(プア・ボーイ)」から来ています。ポーボーイは、貧しい少年が食べていたことからこの名前がついたと言われているのです。
牡蠣をつかうのが元々のポーボーイで、海の食材が豊富なニューオリンズでは、牡蠣を使ったサンドイッチのポーボーイであれば安かったため貧しい少年でも食べることができたと言います。
ポーボーイは、現在ではニューオーリンズの名物の食べ物となっています。
オクラを揚げるだけ「フライドオクラ」
「フライドオクラ」は、オクラを揚げるだけのケイジャン料理です。フライドオクラの作り方はとても簡単です。
まず、オクラのヘタの硬い部分を切り落とし、1cm幅に切ります。切ったオクラをボールに入れて、牛乳とよく混ぜ合わせます。ビニール袋にコーンミール・こしょう・小麦粉・塩・ガーリックパウダーを入れて、そこにオクラを加えます。
ビニール袋の口を閉じて振ってください。オクラに衣をまとわせたら、揚げ油を180度に熱して、オクラを3分揚げます。きつね色になったら、完成です。キッチンペーパーで油を切って、器に盛りつけましょう。
フライドオクラはビールなどのお酒にもとても合うので、ぜひ作ってみてください。完成したフライドオクラに、タバスコやライムを振ってもとても美味しいです。
デザートにおすすめ「バナナフォスター」
「バナナフォスター」はデザートにおすすめにケイジャン料理です。バナナフォスターの作り方を説明していきます。
フライパンにバターと砂糖を溶かし、バナナを絡めていきます。バナナフォスターを作る際にはブラウンシュガーを使うことが多く、香ばしいカラメル風味がとても人気です。
出来上がったバナナフォスターにはアイスクリームが添えられるのも定番です。甘いものが好きな方はとても好きな味だと思うので、ぜひ作ってみてください。
東京都内でケイジャン料理が味わえるお店4選!
ここからは、東京都内でケイジャン料理が味わえるお店4選を紹介していきます。
自家製ソースが魅力「フィンガーズ 神楽坂店」
「フィンガーズ 神楽坂店」は神楽坂駅から73mのところにある、自家製ケイジャンソースが魅力のお店です。
おすすめメニューは「モンスターコンボ」で、オマール海老・ズワイガニ・タラバガニ・ハマグリ・ムール貝・海老・ソーセージ・野菜などが入っています。「モンスターコンボ」は6名前後で食べきれる量となっています。
自家製ケイジャンソースかガーリックバター・ハーブレモンから味付けを選べるので、ぜひお好きな味を選んでください。ケイジャンパウダーがまぶしてあるポテトのケイジャンフライドポテトもとても美味しくて箸が進みます。
毎週月曜日はオマールが半額なので、とてもおすすめです。ぜひ、「フィンガーズ 神楽坂店」に足を運んでみてください。
住所 | 〒162-0805 東京都新宿区矢来町122 矢来イーストビル1F |
電話番号 | 050-3464-1265 |
営業時間・定休日 | 17:00〜24:00 |
平均予算 | テキスト |
アクセス | 東西線神楽坂駅矢来口から 徒歩30秒(地上にでて左) 徒歩1分 A3から徒歩7分 神楽坂駅から73m |
駐車場の有無 | 無し 近くにコインパーキングあり |
公式URL |
パーティーにおすすめ「DANCING CRAB 東京」
「DANCING CRAB 東京」は、パーティーにおすすめのお店です。「DANCING CRAB 東京」は女子会やパーティーの時に使用されることの多いお店で、厳選された蟹・海老・貝類を丸ごと手づかみで食べることができます。
ソースは辛さを選ぶことができるので、辛い食べ物がそこまで得意ではない方でも安心して食べられます。ぜひ、「DANCING CRAB 東京」のケイジャン料理を楽しんでください。
住所 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWA2Fビル |
電話番号 | 03-6380-5151 |
営業時間・定休日 | ランチ:11:30〜15:30 ディナー:17:00〜23:30 |
平均予算 | ランチ:3000〜4000円 ディナー:6000〜7000円 |
アクセス | JR新宿駅東南口から徒歩1分 京王線、小田急線、東京メトロ 各新宿駅から徒歩5分 新宿駅から93m |
駐車場の有無 | 無し |
公式URL |
スパイスの辛さが選べる「Catch the Cajun Seafood」
「Catch the Cajun Seafood」は、明治神宮前駅から287mのところにあるお店です。豪快に手づかみでシーフードを食べることができるだけでなく、スパイスの辛さが選べるのも人気の理由です。
ぜひ、「Catch the Cajun Seafood」で非日常なシーフード体験をしてください。
住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目7-1 3F |
電話番号 | 03-5778-9226 |
営業時間・定休日 | ランチ:11:30〜15:30 12/31、1/1~1/3 |
平均予算 | ランチ:3000〜4000円 ディナー:6000〜7000円 |
アクセス | JR原宿駅から徒歩6分 千代田線、副都心線 明治神宮前・原宿駅から徒歩3分 明治神宮前駅から287m |
駐車場の有無 | 無し |
公式URL |
ビールとケイジャン料理が合う「Ottotto BREWERY 浜松町店」
「Ottotto BREWERY 浜松町店」では、ビールとケイジャン料理を楽しむことができます。「Ottotto BREWERY 浜松町店」の個室はとても広いのでおすすめです。
サプライズプレゼントの演出もお願いできるので、ぜひ利用してみてください。
住所 | 〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目1-5 クレトイシビルB1 |
電話番号 | 03-6452-8871 |
営業時間・定休日 | 平日 ランチ:11:30〜14:30 ディナー:17:00〜23:30 15:00〜22:00 |
平均予算 | ランチ:1000円以内 ディナー:2000〜3000円 |
アクセス | 都営浅草線 大門駅A1番出口から徒歩1分 A1番出口から徒歩1分 大門駅から58m |
駐車場の有無 | 無し |
公式URL |
ケイジャン料理を作る時はケイジャンシーズニングがおすすめ!
ケイジャン料理を作る時には、ケイジャンシーズニングがおすすめです。ケイジャンシーズニングを使うことで、ジャンバラヤなどのケイジャン料理の味付けが簡単にできます。
ぜひ、ケイジャンシーズニングを使ってみてください。
美味しいケイジャン料理を味わってみよう!
ケイジャン料理について詳しく説明してきましたが、いかがだったでしょうか。日本でもケイジャン料理を食べることのできるお店はあるので、ぜひ美味しいケイジャン料理を味わってみてください。