ロカ岬(ポルトガル)はユーラシア大陸最西端!ここに地果て海始まる場所
ユーラシア大陸最西端にあるポルトガル・ロカ岬は「地の果て」と呼ばれ、多くの観光客がこの最果ての地に訪れます。昔のポルトガルの人々が「地の果て」であり「海が始まる場所」だと信じていたこのロカ岬の魅力と見どころをご紹介します。
目次
ポルトガルのロカ岬はユーラシア大陸の最西端にある!
ポルトガル・ロカ岬はユーラシア大陸最西端の地であり、詩人ルイス・デ・カモンイスが読んだ詩「ここに地終わり海始まる」と言う一節から古代のポルトガルに住む人々はここは「地の果て」であり「海が始まる場所」だと信じ海の向こうを夢見ていました。
今では「最果ての地」を一目見ようと世界中の海の向こうから人々が訪れるようになり、ポルトガルの観光スポットとなり人気を誇っています。
今回はロカ岬の見どころをご紹介していきたいと思います!
ロカ岬でおすすめの見どころ4選!
ロカ岬でおすすめの見どころ4選を見ていきましょう。
①記念碑(ここに地果て海始まる)
ロカ岬にはポルトガル史上最大の詩人と言われる「ルイス・デ・カモンイス」(1524~1580)が詠んだ「ここに地果て海始まる」に一節が刻まれた記念碑があります。
高さ140mの切り立った崖の淵に立つ記念碑は地の果てから始まりの海を見つめ続けています。
②断崖絶壁からの雄大な景色
ロカ岬の最大の見どころは断崖絶壁から見下ろす雄大な景色。ロカ岬の先端まで行けば柵など何も無くあるのは白いロープだけ、何もさえぎる物のない大西洋の大海原が広がっています。
高さ140mの崖に波が打ち寄せる音を聞きながら夕陽が沈みゆく様子を眺めてみてはいかがでしょうか?
③赤い屋根の灯台
最初にご紹介した記念碑から見える赤い屋根の灯台は、18世紀ごろに建てられ今もなお現役の灯台として使用されています。
夕陽に照らされる灯台を眺めるもよし、灯台から眺める景色を堪能するもよし長い歴史を持つ灯台から海の向こうへ思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
④最西端のポスト
ロカ岬のバス停を降りたところにあるインフォメーションセンターには郵便ポストがあり実際に手紙を投函し日本まで届ける事が出来ます。最西端の地からの手紙を記念にいかがでしょうか?
因みにロカ岬には切手は売っておらず、集配は一日一回で日本までは約1週間ほどで届くようです。
ロカ岬でユーラシア大陸最西端到達証明書を手に入れよう!
ロカ岬の観光案内所では最西端到達証明書を発行してもらえます。証明書は大小と2種類あり自身の名前と何番目の訪問者か示すナンバーを入れてくれます。小さい方は5ユーロで大きい方は10ユーロでフォルダーに入っていて少し豪華な使用になっています。
証明書の中には各国の言葉で記されており、日本語でも記されています。因みにこの最西端到達証明書を発行してもらうのは日本人が多いそうです。
是非ロカ岬に行った際には最西端到達証明書を手に入れて友達や家族に自慢してはいかがでしょうか?
ロカ岬観光案内所で販売
電車でロカ岬のあるシントラに着いたらまず駅舎の前にある観光案内所へとよりましょう。最西端到達証明書よりも先に付近の地図やバスの時刻などを確認しておくといいと思います。
ここからペーナ宮殿や王宮方面へのバスが出発するので観光ルートに組み込まれている方はバス時刻には気を付けてください。観光客の方が多く並ばれているのですぐわかると思います。
住所 | 観光案内所:Cabo Da Roca, Azoia, Colares |
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電話番号 | (219)280 081 |
営業時間・定休日 | ロカ岬観光案内所 9時~19時30分(10~5月 9時~18時30分) |
アクセス | カスカイス駅より403番バスに乗車約30分。 |
ロカ岬への行き方・アクセス方法は?
次はロカ岬への行き方・アクセス方法をご紹介いたします。
シントラ駅からバスで45分
ロカ岬へ行くにはシントラと言う街から電車で行くのが一般的です。ここではポルトガルの首都リスボンからシントラへの向かい方そしてロカ岬へのアクセス方法をご説明いたします。
リスボンからシントラへと向かうには鉄道を利用します。リスボンのロシオ駅からシントラ行きの列車が出発します。30分間隔ほどでの出発となっており、1本列車を逃すと30分待たないといけないので乗り遅れないように注意してください。
シントラへと着いたら「403番」のバスに乗ります。このバスでロカ岬へと約40分ほどで到着します。料金は4.30ユーロで約500円ほどとなっています。
バスの時間は30分おきの運行となっていて、毎時10分と40分発となっています。
ロカ岬はリスボンからの日帰り旅行先としても人気!
ポルトガルの首都リスボンからロカ岬へは日帰りでも行けるため人気の観光スポットになっています。リスボンからロカ岬を含むツアーなどもあり人気を博しています。
ロカ岬へと向かう際に経由すりシントラも宮殿や城跡などの文化財が「シントラの文化的景観」として世界遺産に登録されています。リスボンの街では味わえない神秘的な街並みが味わえますので、ロカ岬へ向かう前でも帰りにでも観光をおすすめします。
シントラの周遊パス(Bilhete Train&Bus)が便利
リスボンからシントラへと向かう際に利用するロッソ駅では「Bihete Train & Bus 」という1日乗り放題チケットが購入できます。(15ユーロ約1750円ほど・2020年4月現在)
Bihete Train & Bus にはロシオ駅~シントラ駅の往復鉄道とシントラの周遊バス、そしてシントラ~ロカ岬へのカスカイス403番バスが利用できるのでこれを買っておけばロカ岬周辺を余すことなく楽しめます。
自分でチケットを買うのが心配ならツアー参加もおすすめ
もし自身でチケットを購入するのが不安なのであればツアーに参加するのをおすすめします。ツアーによっては日本語のしゃべれるアシスタントが同行してくれたり専用車を使用してシントラやロカ岬を巡れる物など多岐にわたってありますので安心して観光する事が出来ます。
ツアーは日本の旅行代理店でも企画販売されていますが現地ツアーもあるので、お好きな方を選んでください。ポルトガル語が不安・・・と言う方は日本の旅行代理店で日本語アシスタント付きのツアーを選ぶと良いと思います。
ロカ岬周辺のおすすめ観光スポット!
リスボンからロカ岬へは日帰り可能!なら空いた時間で他の観光スポットを回ってみてはいかがでしょうか?ロカ岬周辺でおすすめの観光スポットをご紹介!
ペーナ宮殿
ペーナ宮殿はシントラにある宮殿で19世紀に女王マリア2世の王配フェルナンド2世によって建てられました。
イギリスの詩人バイロンが「この世の理想郷(エデン)」と絶賛した言われており、そのカラフルな見た目や様々な建築方法が混ざった点など19世紀ロマン主義を象徴する建築と言われています。
シントラ宮殿
シントラ宮殿は15世紀から19世紀後半にかけてポルトガル王家が住み続けたと言われておりポルトガル国内で最も保存状態のいい中世の王宮と言われています。
シントラ宮殿の天井には様々な装飾が施されており、大航海時代の王マヌエル一世が国力を示すためと言われています。最も大きい白鳥の間にはその名の通り白鳥が27羽天井に施されており、今でも外国の要人が訪問された際には使用されているそうです。
ムーア城跡
ムーア城跡は7~8世紀にムーア人が標高450メートルの山頂に築いた城の跡で1147年アフォンソ・エンリケス王がリスボンとシントラの地をムーア人から奪取、その後1755年に大地震で崩落するもフェルナンド2世が修復し今では世界遺産として形をとどめています。
ムーア城跡は高さ450メートルの山の尾根にあるため登る際はスニーカーなど動きやすい恰好で行くことおおすすめします。頂上まで登るとシントラの街を一望できます。
ポルトガル旅行ではユーラシア大陸最西端のロカ岬へ行ってみよう!
今回ユーラシア大陸の最西端ポルトガル・ロカ岬の行き方やおすすめポイントなどをご紹介いたしました。ご自身で計画を立ててゆっくり回るも良し!ツアーでみんなと楽しく回るも良し!お好きな方法でロカ岬を楽しんでください。
ロカ岬へと行った際には最西端到達証明書を忘れずにもらってくださいね!